JPH0351376Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0351376Y2 JPH0351376Y2 JP17003786U JP17003786U JPH0351376Y2 JP H0351376 Y2 JPH0351376 Y2 JP H0351376Y2 JP 17003786 U JP17003786 U JP 17003786U JP 17003786 U JP17003786 U JP 17003786U JP H0351376 Y2 JPH0351376 Y2 JP H0351376Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- degrees
- retaining wall
- opening
- ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 7
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 7
- 241001070941 Castanea Species 0.000 description 1
- 235000014036 Castanea Nutrition 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Retaining Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は地盤差のある土地が有効利用できる境
界擁壁に関するものである。
界擁壁に関するものである。
従来の技術
従来高低差の有る宅地や、道路面との段差が大
きい宅地等の有効使用面積を、境界線近く迄いつ
ぱいに利用する為に、逆T型R.C造、間知ブロツ
ク造等の擁壁を使用してきたが、境界線より後退
距離が大きく敷地の有効利用に不経済であつた。
きい宅地等の有効使用面積を、境界線近く迄いつ
ぱいに利用する為に、逆T型R.C造、間知ブロツ
ク造等の擁壁を使用してきたが、境界線より後退
距離が大きく敷地の有効利用に不経済であつた。
此の欠陥を改良するために実公昭60−32212号
公報に於て、曲立壁に依つて解決を計つたが、背
面の主働土圧が大きいので擁壁各部の応力に耐え
る強度を高めたR.C造等の曲立壁を必要とした。
公報に於て、曲立壁に依つて解決を計つたが、背
面の主働土圧が大きいので擁壁各部の応力に耐え
る強度を高めたR.C造等の曲立壁を必要とした。
考案が解決しようとする問題点
本考案は背面土角を−10度〜−25度とする断面
略Z型の立壁を採用することによつて主働土圧を
小さくし、支柱によつて開口部を補強された擁壁
内に大空間を設けることにより、土の重量を軽減
して擁壁各部の応力を小さくした境界擁壁をその
目的として開発したものである。
略Z型の立壁を採用することによつて主働土圧を
小さくし、支柱によつて開口部を補強された擁壁
内に大空間を設けることにより、土の重量を軽減
して擁壁各部の応力を小さくした境界擁壁をその
目的として開発したものである。
問題点を解決するための手段
本考案は上述の目的を達成する為に採用された
手段であり、両側壁1,2間に形成する天井壁
3、立壁4、床壁5を断面略Z形状に形成し、開
口部6に適宜数の支柱7を設置した境界擁壁の構
成である。
手段であり、両側壁1,2間に形成する天井壁
3、立壁4、床壁5を断面略Z形状に形成し、開
口部6に適宜数の支柱7を設置した境界擁壁の構
成である。
作 用
本考案は上述の如く構成したもので、R.C造等
からなる両側壁1,2間に天井壁3、立壁4、床
壁5を断面略Z型に形成し、開口部6に適宜数の
支柱7を設置したので、天井壁3の先端立ち上が
りが境界迄突設出来、その上に乗る土の重量を軽
減し、立壁4を背面土角−10度〜−25度と成るよ
うに傾斜させたので主働土圧を小さくし、支柱7
により応力を分散させて空間部を大きく取れるた
め開口部6の多角的利用が計られる。
からなる両側壁1,2間に天井壁3、立壁4、床
壁5を断面略Z型に形成し、開口部6に適宜数の
支柱7を設置したので、天井壁3の先端立ち上が
りが境界迄突設出来、その上に乗る土の重量を軽
減し、立壁4を背面土角−10度〜−25度と成るよ
うに傾斜させたので主働土圧を小さくし、支柱7
により応力を分散させて空間部を大きく取れるた
め開口部6の多角的利用が計られる。
実施例
本考案の一実施例を図面に基き更に詳説する
と、第1図は本考案の断面図を示すものであり、
基礎栗石上にR.C造等によつて、両側壁1,2間
に天井壁3をやや内方に傾斜させて先端に梁型8
を設け、後端には背面土角θを−10度〜−25度に
なるような立壁4を床壁5の図芯に重芯を近づけ
るような位置に斜設し、該床壁の先端の梁型9迄
地盤10内に埋設し、第2図の斜視図に示す如く
開口部6に於て、天井部3の先端下部より床壁5
の先端の梁型9上に、適宜数の支柱7を直立させ
たものである。
と、第1図は本考案の断面図を示すものであり、
基礎栗石上にR.C造等によつて、両側壁1,2間
に天井壁3をやや内方に傾斜させて先端に梁型8
を設け、後端には背面土角θを−10度〜−25度に
なるような立壁4を床壁5の図芯に重芯を近づけ
るような位置に斜設し、該床壁の先端の梁型9迄
地盤10内に埋設し、第2図の斜視図に示す如く
開口部6に於て、天井部3の先端下部より床壁5
の先端の梁型9上に、適宜数の支柱7を直立させ
たものである。
効 果
本考案は上述の実施例の如く構成された結果、
擁壁内に空間を設けることが出来るので表面載荷
を考慮した仮想地盤面gを想定しても土の重量を
大幅に軽減し、立壁4が背面土角θを−10度〜−
25度とすることによつて主働土圧を減少させ、擁
壁を断面略Z型とすることにより、敷地有効率を
向上させながら偏芯eを小さく押え、その結果接
地圧の偏芯による割増を少なくする。
擁壁内に空間を設けることが出来るので表面載荷
を考慮した仮想地盤面gを想定しても土の重量を
大幅に軽減し、立壁4が背面土角θを−10度〜−
25度とすることによつて主働土圧を減少させ、擁
壁を断面略Z型とすることにより、敷地有効率を
向上させながら偏芯eを小さく押え、その結果接
地圧の偏芯による割増を少なくする。
従つて地耐力5トン程度の地域に於て地盤差h
が2m〜5mの場所に設置できる。
が2m〜5mの場所に設置できる。
更に開口部に支柱7を適宜数設置することによ
り擁壁各部の応力を小さくするので、壁厚をそれ
程大きく取る必要が無く、又、Z型擁壁のR.C打
込施工に於ける型枠の設置及び取り外しが容易と
なり、更に開口部に目かくし壁を設置することに
依つて空間部分が収納庫、食品保存庫、非常用避
難場所となり、又、道路側に面した場合には駐車
場となる等宅地の地価の高騰の折、敷地の略100
%有効利用が可能となる極めて実用的な考案であ
る。
り擁壁各部の応力を小さくするので、壁厚をそれ
程大きく取る必要が無く、又、Z型擁壁のR.C打
込施工に於ける型枠の設置及び取り外しが容易と
なり、更に開口部に目かくし壁を設置することに
依つて空間部分が収納庫、食品保存庫、非常用避
難場所となり、又、道路側に面した場合には駐車
場となる等宅地の地価の高騰の折、敷地の略100
%有効利用が可能となる極めて実用的な考案であ
る。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は施工状態の断面図、第2図は同斜視図を示し、
第3図及び第4図は従来例を示すものである。 1,2……側壁、3……天井壁、4……立壁、
5……床壁、6……開口部、7……支柱、8……
天井壁の先端梁型、9……床壁の先端梁型、10
……地盤、θ……背面土角、e……偏芯、g……
仮想地盤、h……地盤差。
は施工状態の断面図、第2図は同斜視図を示し、
第3図及び第4図は従来例を示すものである。 1,2……側壁、3……天井壁、4……立壁、
5……床壁、6……開口部、7……支柱、8……
天井壁の先端梁型、9……床壁の先端梁型、10
……地盤、θ……背面土角、e……偏芯、g……
仮想地盤、h……地盤差。
Claims (1)
- 両側壁1,2間に形成する天井壁3、立壁4、
床壁5を断面略Z形状に形成し、開口部6に適宜
数の支柱7を設置するようにした境界擁壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17003786U JPH0351376Y2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17003786U JPH0351376Y2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6376045U JPS6376045U (ja) | 1988-05-20 |
JPH0351376Y2 true JPH0351376Y2 (ja) | 1991-11-05 |
Family
ID=31104400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17003786U Expired JPH0351376Y2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0351376Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2979118B2 (ja) * | 1996-02-26 | 1999-11-15 | 鹿島建設株式会社 | 擁壁構造 |
-
1986
- 1986-11-04 JP JP17003786U patent/JPH0351376Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6376045U (ja) | 1988-05-20 |
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