JPH0351160Y2 - - Google Patents

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JPH0351160Y2
JPH0351160Y2 JP1984189878U JP18987884U JPH0351160Y2 JP H0351160 Y2 JPH0351160 Y2 JP H0351160Y2 JP 1984189878 U JP1984189878 U JP 1984189878U JP 18987884 U JP18987884 U JP 18987884U JP H0351160 Y2 JPH0351160 Y2 JP H0351160Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、熱転写型プリンタや感熱紙型プリン
タに用いられるシリアル型の熱印字ヘツドに係
り、詳しくは、これに線引き用発熱ドツト部を設
けた構造に関する。
(従来の技術) 第6図は、従来から一般的なシリアル型熱転写
プリンタの概略構成を示している。このプリンタ
は、左右方向に沿つて移動するシリアル型の熱印
字ヘツド1と、この熱印字ヘツド1に対面して配
置されたプラテン2とを備えており、このプラテ
ン2と熱印字ヘツド1との間には受像紙3と転写
フイルム4とが送給される構造となつている。そ
して、この熱印字ヘツド1は、第7図で示すよう
に、矩形平板状とされた基体5の両端縁近くに一
対の突条部6a,6bを平行に突設したものであ
り、両突条部6a,6bにわたつて転写フイルム
4を摺接させることで熱印字ヘツド1に対する転
写フイルム4の平行性を確保するようになつてい
る。
さらに、その一方の突条部6aの頂面付近には
多数の文字・記号印字用発熱ドツト部a,……が
直列状に形成されており、これらの印字用発熱ド
ツト部a群の下端または上端に近接する位置には
印字用発熱ドツト部aと同一幅Wとして形成され
た線引き用発熱ドツト部bが必要に応じて設けら
れている。そして、この線引き用発熱ドツト部b
は、印字用発熱ドツト部a群と同様、予め定めら
れた熱印字ヘツド1の移動ピツチに従つて左右方
向に移動しながら線引き用の印字動作を行うよう
になつている。
つぎに、この熱印字ヘツド1の詳細な構造およ
び製作手順を、第8図ないし第10図に基づいて
説明する。
まず、セラミツクなどの絶縁性材料によつて矩
形平板状に形成された基体5の一表面上の両端縁
近くに、並列配置された突条部6a,6bとなる
半円形断面のグレーズ層7,7を設けた後、基体
5と一方のグレーズ層7、すなわち、突条部6a
とにわたる薄膜状の抵抗層8をスパツタリング等
の手段によつて付設する。つぎに、この抵抗層8
の上にアルミニウム等からなる導電層9を所定の
パターンに基づいて付設した後、突条部6aの頂
面付近にある導電層9をエツチングで部分的に除
去することによつて第9図で示すような導電層9
のパターンを形成する。そこで、導電層9の除去
部分に対応した抵抗層8が露出することになり、
抵抗層8の露出部分が発熱部となつて発熱ドツト
部a,bが形成される。そののち、この基体5を
絶縁性および耐熱性の保護層10によつて全体的
に被覆する。
そして、このようにしてパターン化された導電
層9は各発熱ドツト部a,bに対応するプラス側
リード端子9aとマイナス側コモン端子9bとか
らなつており、プラス側リード端子9a群のいず
れかに所望パターンの通電信号を入力することに
よつて対応する発熱ドツト部a,bが発熱するこ
とになる。
ところで、この発熱ドツト部a,bを形成する
ために導電層9を部分的に除去するには、第10
図に示すように、抵抗層8の上に導電層9を付設
し、その全面にわたつて感光液を塗布した後、そ
の上に導電層除去部に相当する遮光パターン11
が形成されたマスク12を載せて露光し、さら
に、感光液の未感光部分を除去して導電層9の一
部のみを露出させたうえ、エツチング液に浸漬し
て露出している導電層を部分的に腐食して除去す
る手段が採られる。そして、この場合、線引き用
発熱ドツト部bを印字用発熱ドツト部aと同一幅
Wで形成するのならば、第10図に示すように、
マスク12の遮光パターン11は一定幅Wのもの
でよく、かつ、遮光パターン11の長手方向寸法
を大き目に設定することで、縦方向Xのマスク位
置決めの精度を低くて済むようにすることができ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、前記従来例における線引き用発熱ド
ツト部bは、熱印字ヘツド1の移動ピツチに従つ
て移動しながらアンダーラインなどのような棒線
を印字することから、各別に印字されたアンダー
ラインの構成要素が互いに途切れてしまい、この
アンダーラインが線切れを起こすことがある。そ
こで、線引き用発熱ドツト部bの発熱面積を大き
くすることによつて印字されたアンダーラインの
線切れをなくして印字状態の鮮明化を図るため、
第11図で示すように、線引き用発熱ドツト部b
の幅Wbを印字用発熱ドツト部aの幅Waよりも
大きくすることが考えられる。そして、この場合
には、マスク12の遮光パターン11を第12図
で示すような形状としたうえ、この遮光パターン
11の幅Wbとされた広幅部分が線引き用発熱ド
ツト部bに隣接する印字用発熱ドツト部aと重な
り合うことがないようマスク12の縦方向Xにお
ける位置決めを高い精度で行う必要がある。すな
わち、これは、縦方向Xに沿つて位置ずれした遮
光パターン11の広幅部分が印字用発熱ドツト部
aと重なり合つた結果、この印字用発熱ドツト部
aのみが他に比べて幅広となつてしまうことを防
止するためである。
しかし、これらの印字用発熱ドツト部a同士の
縦方向Xにおける離間間隔は文字や記号の印字
状態を鮮明なものとすべく、例えば、10ないし
15μというように予め極めて小さく設定されてい
るので、実際の製造ライン上でマスク12の縦方
向Xにおける位置決め精度を高めて遮光パターン
11の広幅部分と印字用発熱ドツト部aとの重な
り合いを回避するのは大変に難しい。そのため、
実際的には、第11図で示すように、印字用発熱
ドツト部a群と線引き用発熱ドツト部bとの離間
間隔Lを充分に大きく設定するなどの手立てをと
る必要があるが、このようにすると、予め設定さ
れたスペース内に線引き用発熱ドツト部bを納め
ることが困難となり、線引き用発熱ドツト部bの
形成位置や発熱面積の大きさ(サイズ)に制約を
受けてしまうことになつていた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、自由なサイズでの線引用発熱ドツト
部を印字用発熱ドツト部に対して自由に位置に配
設することができるようにすることを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような目的を達成するために、
矩形平板状とされた基体の一表面上に、互いに対
向する両端縁それぞれに沿つて形成された一対の
突条部を設けるとともに、一方の突条部の頂面に
は直列状に配置された多数の文字・記号印字用発
熱ドツト部を形成し、かつ、他方の突条部の頂面
における前記印字用発熱ドツト部a群の上下およ
び中間に対応する適当個所には前記発熱ドツト部
よりも大きな発熱面積を有する単一もしくは複数
の線引き用発熱ドツト部を形成したことを特徴と
するものである。
(作用) 前記構造によると、線引き用発熱ドツト部は印
字用発熱ドツト部から充分離れた側方位置にある
ことになるから、発熱ドツト部を形成する際のマ
スキング処理工程において、文字・記号印字用発
熱ドツト部a形成用の遮光パターンと、線引き用
発熱ドツト部b形成用の遮光パターンとが互いに
異なる位置に形成されることになり、この線引き
用発熱ドツト部bの幅を自由に大きく広げて設定
することが可能となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図には本考案の実施例に係るシリアル型の
熱印字ヘツドの外観が、第2図にはその縦断面
が、第3図にはその発熱ドツト部の構成が、ま
た、第4図にはマスキング処理工程の原理構成が
それぞれ示されており、第7図ないし第12図と
対応する部分には同一の符号が付されている。そ
して、この実施例では、矩形平板状とされた基体
5の一表面上に、互いに対向する両端縁それぞれ
に沿つて形成された一対の突条部6a,6bが設
けられており、一方の突条部6aの頂面には直列
状に配置された多数の文字・記号印字用発熱ドツ
ト部a,……が形成される一方、他方の突条部6
bの頂面には発熱ドツト部aよりも大きな発熱面
積を有する1個の線引き用発熱ドツト部bが発熱
ドツト部a群の下端に近接する位置、すなわち、
アンダーラインと対応する適当個所に形成されて
いる。
そこで、この場合、印字用発熱ドツト部aを形
成するためのマスキング処理は、従来と同様であ
るが、第4図に示すように、線引き用発熱ドツト
部bを形成するための導電層13,13a,13
bは別途形成されることになり、これの中間一部
を除去すべくマスク12に形成される遮光パター
ン14も別途備えられることになる結果、線引き
用発熱ドツト部bの縦方向Xでの位置および幅
Wbは自由に設定できるものとなつている。
さらにまた、前記線引き用発熱ドツト部bは1
個のみに限定されるものではなく、例えば、第5
図に示すように、印字用発熱ドツト部a群の上下
および中間に相当する位置それぞれに形成してお
くこともできる。すなわち、その中間位置に線引
き用発熱ドツト部bを形成した場合には、例え
ば、文字・記号印字用発熱ドツト部a群の上半分
のみを用いて半角文字を印字する際にもアンダー
ラインを印字することが可能となり、見易く好ま
しい印字状態を得ることができる。また、この線
引き用発熱ドツト部bを印字用発熱ドツト部a群
の上端に近接する位置に形成しておけば、いわゆ
るオーバーラインを極めて容易に印字することが
可能となる。
なお、本実施例に係る熱印字ヘツド1は、熱転
写型プリンタおよび感熱紙型プリンタのいずれに
も適用可能であることはいうまでもない。
(効果) 以上説明したように、本考案によれば、熱印字
ヘツドを構成する基体の一表面上に並列形成され
た一対の突条部のうちの一方に文字・記号印字用
発熱ドツト部を形成し、かつ、この突条部とは大
きく離間した位置にある他方の突条部における印
字用発熱ドツト部群の上下および中間に対応する
適当個所に文字・記号印字用発熱ドツト部よりも
大きな発熱面積を有する単一もしくは複数の線引
き用発熱ドツト部bを形成している。そこで、他
方の突条部における任意の位置に線引き用発熱ド
ツト部を形成することが可能となり、しかも、そ
の発熱面積の大きさ(サイズ)を自由に設定する
ことができる。そのため、発熱ドツト部を形成す
る際のマスキング処理工程でのマスクの縦方向で
の位置決めを特に高精度で行う必要がなくなり、
製造ライン中での扱いが容易となり、実用上有効
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る熱印字ヘツドの
外観図、第2図はその縦断面図、第3図はその発
熱ドツト部の構成図、第4図はマスキング処理工
程を示す原理図であり、第5図は熱印字ヘツドの
別実施例を示す外観図である。また、第6図は熱
転写型プリンタの構成を示す概略平面図、第7図
は従来の熱印字ヘツドの外観図、第8図はその縦
断面図、第9図は従来の熱印字ヘツドにおける発
熱ドツト部の構成図、第10図はそのマスキング
処理工程を示す原理図であり、第11図は従来手
段で広幅線引用発熱ドツト部を形成した場合の構
成図、第12図はそのマスキング処理工程を示す
原理図である。 図中の符号5は基体、6a,6bは突条部、a
は印字用発熱ドツト部、bは線引き用発熱ドツト
部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 矩形平板状とされた基体5の一表面上に、互い
    に対向する両端縁それぞれに沿つて形成された一
    対の突条部6a,6bを設けるとともに、一方の
    突条部6aの頂面には直列状に配置された多数の
    文字・記号印字用発熱ドツト部aを形成し、か
    つ、他方の突条部6bの頂面における前記印字用
    発熱ドツト部a群の上下および中間に対応する適
    当個所には前記発熱ドツト部aよりも大きな発熱
    面積を有する単一もしくは複数の線引き用発熱ド
    ツト部bを形成したことを特徴とする熱印字ヘツ
    ド。
JP1984189878U 1984-12-13 1984-12-13 Expired JPH0351160Y2 (ja)

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JPS61102536U JPS61102536U (ja) 1986-06-30
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5787380A (en) * 1980-11-19 1982-05-31 Canon Inc Recording head
JPS5845054B2 (ja) * 1979-11-27 1983-10-06 横河電機株式会社 ウォッチドッグ・タイマの異常救済方式

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JPS5845054U (ja) * 1981-09-18 1983-03-26 三洋電機株式会社 サ−マル記録ヘツド

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JPS61102536U (ja) 1986-06-30

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