JPH0350985Y2 - - Google Patents

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JPH0350985Y2
JPH0350985Y2 JP1986026310U JP2631086U JPH0350985Y2 JP H0350985 Y2 JPH0350985 Y2 JP H0350985Y2 JP 1986026310 U JP1986026310 U JP 1986026310U JP 2631086 U JP2631086 U JP 2631086U JP H0350985 Y2 JPH0350985 Y2 JP H0350985Y2
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JP
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cutting
bodies
rotary blade
plate
rotating
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JP1986026310U
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、凍結状態にある魚肉、畜肉等を、受
け刃(不動及び回転等移動可能の両者を含む)と
回転刃との間に供給し、これを凍結状態のまま粉
末化するために装置に用いて好適な前記回転刃に
関し、特に、薬品をはじめとする添加物を、その
効果を損なうことなく均等に混合させるために要
求される凍結状態の微粉末、いわゆるドライスノ
ー状態の微粉末を製造しうる回転刃に関する。
従来の技術 従来の凍結状態にある魚肉、畜肉あるいは固形
餌等を粉砕する装置は、例えば、実公昭55−
23635号、同55−47650号のように、回転ドラムの
外周面に粉砕刃を突設して回転刃を構成している
のが一般的である。
考案が解決しようとする問題点 ところが、これら従来例によると、凍結状態に
ある魚肉等を受け刃と回転刃とによつて粉末化し
た場合、該粉末化した凍結魚肉等が、隣設する各
回転刃と回転ドラム外周面に付着し滞留しやす
く、このように回転刃に付着し滞留した魚肉粉末
には溶解が起こり易いものであつた。また、凍結
魚肉等の粉末化回転ドラムを高速回転すると刃先
が折損したり著しく磨滅するため、低速回転(毎
分300回転程度)でしか使用することができず、
高速回転による切削が求められるドライスノー状
態の微粉末を製造することは不可能であつた。
また、凍結状態にない被粉砕物を粉砕する分野
においては、高速回転による切削を可能にする、
外周面に鋸歯状切削刃を設けた複数の切削体を所
定間隔をおいて配置した回転刃が知られている
(例えば、実公昭59−36277号)が、これらは各切
削体が互いに平行に配置されているので、削り残
しを生じないためには、多数の切削体が必要にな
るという欠点がある。
本考案はこのような事情に鑑みて開発されたも
ので、回転刃に粉末魚肉等が付着しにくいととも
に、少数の切削体でドライスノー状態の微粉末を
製造し得る回転刃を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 回転駆動機構に連繋された回転軸、回転フラン
ジ軸等の回転軸体と、この回転軸体に軸線に対し
て傾斜状態で、かつ、隣り合うものどうしが軸線
方向において部分的に重なり合う間隔をおいて取
り付けられる外周面に多数の鋸歯状切削刃を有す
る円環板状の複数の切削体と、これら切削体の傾
斜状態を維持すべく各切削体と交互に配置されて
取り付けられるリング状の複数の隔離体とから回
転刃を構成したものであり、前記回転軸体に取り
付けられた回転体と、該回転体に相対して配置す
る円環板状の押さえ板と、前記回転体及び押さえ
板間の円環板状の複数の切削体と、を複数の連繋
体たる長ボルトによつて連繋するとともに、前記
長ボルトの、回転板と切削体間、各切削体間、切
削体と押さえ板間部位に前記隔離体を配置した。
作 用 外周面に多数の鋸歯状切削刃を有する複数の切
削体を傾斜状態で、かつ、隣り合うものどうしが
軸線方向において部分的に重なり合う間隔をおい
て設けたので、高速回転が可能となる一方、少数
でも削り残しがなく、かつ、傾斜状態はこれと交
互に配置する隔離体の形状に応じて種々設定可能
となる。また、隔離体を小径なリング状に構成し
たから、円環板状の各切削体間には空隙が形成さ
れる一方、押さえ板も円環板状であり、切削され
た肉隗の微粉末で回転刃内部方向に飛散したもの
は、前記空隙から各切削体の中空部分を通つて押
さえ板の中空部分から下方に落下するので、切削
後の微粉末の取り出しが容易になるとともに、微
粉末の回転刃への付着が防止され、前記微粉末の
滞留や付着を原因とする溶解が解消する。
実施例 以下、本考案の好適な一実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
第1図及び第2図に示したように、本実施例の
回転刃は、図示していないモータ及びベルト等の
回転伝達機構で構成される回転駆動機構に連繋さ
れた垂直に伸びる回転軸体たるフランジ軸1に設
ける回転体たるフランジ部1aと、該フランジ部
1aに相対した下側に配置する円環板状の押さえ
板2と、前記フランジ部1aと押さえ板2間に軸
線に対して所定角度傾斜させて配置するようにな
し、外周面に多数の鋸歯状の切削刃3aを有した
円環板状の複数の切削体3…と、前記フランジ部
1a、各切削体3…、及び押さえ板2の、互いに
対応位置するようにそれぞれ4個所に軸方向と所
定角度傾斜して透設された貫通孔に嵌挿しうる連
繋体たる長ボルト4…と、前記各切削体3…に所
定の間隔をもたし、かつ、前記フランジ軸1の軸
方向に対して傾斜状態を維持すべく設けられた前
記各切削体3…間の前記長ボルト4に嵌挿したリ
ング状の複数の隔離体5…と、回転フランジ軸1
あるいは押さえ板2と各切削体3,3との間の前
記長ボルト4に嵌挿した隔離体6,6とを備えて
いる。
第3図に示すように、前記隔離体5…は、両面
を軸線と傾斜させて平行に、かつ、いずれも同一
厚みで、前記長ボルト4…に嵌挿しうるようなリ
ング状に形成する一方、第4図に示すように、回
転フランジ軸1あるいは押さえ板2と各切削体
3,3との間に配置される隔離体6は、一面のみ
を軸線と傾斜させて、かつ、配置位置に応じてそ
の厚みを適宜設定して、前記隔離体5…と同様の
リング状に形成してある。そして、第1図に示し
たように、各切削体3…は、各隔離体5…及び隔
離体6,6によつて前記のように傾斜状態に支持
されることにより、隣り合うものどうしが軸線方
向において部分的に重なり合うことになる。
以上のような各部材を備える回転刃は、上下の
フランジ部1aと押さえ板2間に、隔離体6,6
及び隔離体5…と切削体3…を交互に配置したう
え、前記フランジ部1a、押さえ板2のそれぞれ
の貫通孔、及び隔離体5…,6,6のリング孔に
長ボルト4…を嵌挿したうえナツト7止めされる
ことにより組み立てられる。
第1図及び第2図で明らかなように、上述の如
く構成された回転刃は粉末装置に用いられ、肉隗
8の載置板9に垂設された側板10の先端部に設
けられた受け刃11が所定の間隙をおいて対向配
置され、回転刃に向けて供給された凍結状態にあ
る魚肉等の肉隗8は、フランジ軸1が回転駆動機
構によつて第2図上反時計方向に高速で回転され
ることにより回転刃によつて微細に切削され、前
記両刃間を通過する時に、ドライスノー状に微粉
末化される。この際、処理時間は極めて短時間で
あり、また摩擦熱が生じることもないから、肉隗
8は解凍状態には至らずにドライスノー状に微粉
末化されるものである。
本実施例にあつては、隔離体5…、隔離体6,
6を小径なリング状に構成したから、円環板状の
各切削体3…間には空隙が形成される一方、押さ
え板2も円環板状であるから、切削された肉隗8
の微粉末で回転刃内部方向に飛散したものは、前
記空隙から各切削体3…の中空部分を通つて押さ
え板2の中空部分から下方に落下するので、切削
体の微粉末の取り出しが容易になるとともに、微
粉末の回転刃への付着が防止され、前記微粉末の
滞留や付着を原因とする溶解が解消するという利
点がある。
なお、本考案は上述した各実施例に限定される
ものではなく、隔離体5…,6,6の切断面の軸
線に対する傾斜角度及び方向を種々に設定して切
削体3…の傾斜状態を種々に設定するほか、切削
体3…の回転軸線を垂直のほか水平あるいは傾斜
させて配置してもよい等、多くの改変が可能であ
る。
効 果 以上説明したところで明らかなように、本考案
によれば、凍結状態にある魚肉等の肉隗を粉末化
するに際し、傾斜状態にある切削体を高速回転さ
せて、短時間で、しかも発熱するようなことなく
処理可能であるから、少数の切削体によつて、ス
ノードライ状態に微粉末化することができ、添加
物等を均等に混合できる。また、隔離体を小径な
リング状に構成したから、円環状板状の各切削体
間には空隙が形成される一方、押さえ板もリング
状であるから、切削された肉隗の微粉末で回転刃
内部方向に飛散したものは、前記空隙から各切削
体の中空部分を通つて落下するので、切削後の微
粉末の取り出しが容易になるとともに、微粉末の
回転刃への付着が防止され、前記微粉末の滞留や
付着を原因とする溶解が解消するという有益な効
果を奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の好適な実施例を示し、第1図は回
転刃の粉末化処理状態を示す一部を省略した正面
図、第2図は同じく一部を破断した平面図、第3
図a及びbは、各切削体間に配置される隔離体の
平面図及び側面図、第4図a及びbは、両端の切
削体外側に配置される隔離体の平面図及び側面図
である。 1……フランジ軸、1a……フランジ部、2…
…押さえ板、3……切削体、4……長ボルト、
5,6……隔離体、8……肉隗、11……受け
刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 凍結状態にある魚肉等を受け刃と回転刃によつ
    て粉末化する凍結魚肉等の粉末化装置の、回転駆
    動機構に連繋された回転軸体と、この回転軸体に
    軸線に対して傾斜状態で、かつ、隣り合うものど
    うしが軸線方向において部分的に重なり合う間隔
    をおいて取り付けられる外周面に多数の鋸歯状切
    削刃を有する複数の切削体と、これら切削体の傾
    斜状態を維持すべく各切削体と交互に配置されて
    前記切削体とともにその外周面から突出しないよ
    うに前記回転軸体に取り付けられる複数の隔離体
    と、から成る回転刃において、前記回転軸体に取
    り付けられた回転体と、該回転体に相対して配置
    する円環板状の押さえ板と、前記回転体及び押さ
    え板間に配置した円環状の複数の切削体と、を複
    数の連繋体によつて連繋するとともに、前記連繋
    体における、回転板と切削体間、各切削体間、切
    削体と押さえ板間部位にリング状の隔離体を配置
    したことを特徴とする凍結魚肉等の粉末装置にお
    ける回転刃。
JP1986026310U 1986-02-25 1986-02-25 Expired JPH0350985Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986026310U JPH0350985Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986026310U JPH0350985Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25

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Publication Number Publication Date
JPS62140951U JPS62140951U (ja) 1987-09-05
JPH0350985Y2 true JPH0350985Y2 (ja) 1991-10-31

Family

ID=30827274

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986026310U Expired JPH0350985Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4697992B2 (ja) * 1999-11-15 2011-06-08 独立行政法人産業技術総合研究所 粉体製造装置および粉体製造装置のパーシング制御方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS595527U (ja) * 1982-06-30 1984-01-13 日立造船株式会社 切換二股シユ−ト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS595527U (ja) * 1982-06-30 1984-01-13 日立造船株式会社 切換二股シユ−ト

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JPS62140951U (ja) 1987-09-05

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