JP6656863B2 - 回転刃体及び粉砕機 - Google Patents

回転刃体及び粉砕機 Download PDF

Info

Publication number
JP6656863B2
JP6656863B2 JP2015189030A JP2015189030A JP6656863B2 JP 6656863 B2 JP6656863 B2 JP 6656863B2 JP 2015189030 A JP2015189030 A JP 2015189030A JP 2015189030 A JP2015189030 A JP 2015189030A JP 6656863 B2 JP6656863 B2 JP 6656863B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
fan
rotary blade
shaped
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015189030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017060933A (ja
Inventor
自起 奈良
自起 奈良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nara Machinery Co Ltd
Original Assignee
Nara Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nara Machinery Co Ltd filed Critical Nara Machinery Co Ltd
Priority to JP2015189030A priority Critical patent/JP6656863B2/ja
Publication of JP2017060933A publication Critical patent/JP2017060933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6656863B2 publication Critical patent/JP6656863B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、回転刃体に関するもので、特に、稲藁、麦藁、木片などのセルロース系バイオマスの微粉砕に適した、回転刃体及び該回転刃体を使用した粉砕機に関するものである。
近年、地球温暖化対策の一環として、化石燃料エネルギーを使用するのではなく、バイオマスをエネルギーに変換することにより得られるバイオマスエネルギーを利用することが推奨されている。そして、既にアメリカやブラジルでは、トウモロコシ、サトウキビなどの穀物から得られるデンプンや砂糖を原料とし、バイオエタノールを製造するプロセスが実用化されている。
しかし、トウモロコシ、サトウキビなどの穀物を原料としたバイオエタノールの生産コストは高く、しかもその生産コスト中に占める原料コストの割合は40〜70%であり、かつ原料が食料として競合すると言う問題が指摘されている。この為、トウモロコシ、サトウキビなどの穀物以上の大量かつ安価なバイオエタノール生産原料として、昨今、食料と競合しないセルロース系バイオマスが注目されている。
このセルロース系バイオマスとしては、稲藁、麦藁、サトウキビバガス、トウモロコシ茎葉などの草木系バイオマス、建築廃材、林地残材、間伐材、木片、おが屑などの木質系バイオマスが挙げられる。
上記セルロース系バイオマスからバイオエタノールを製造するためには、前処理として、各種バイオマスを微粉砕(平均粒径で200〜300μm程度)する必要がある。
ここで、一般的なカッターミルでは、上記目標粒径までは粉砕できない。一方、衝撃式粉砕機によれば、上記目標粒径には達するが被粉砕物の呑み込み性(粉砕部への供給性)が悪く、処理量が少ないと言う課題があった。
そこで、本願発明者らは、先に稲藁、麦藁、木片などのセルロース系バイオマスを効率的に微粉砕することのできる粉砕機を開発し、特許出願を行った(特許文献1)。
この粉砕機は、円板状回転刃の円周縁から中心方向に向けて切欠き凹部を形成し、該切欠き凹部を有する回転刃を、その切欠き凹部が同一方向を向くように回転軸に間隔をもって複数枚固定支持して回転刃体を形成し、該回転刃体を、ケーシング内に配設した粉砕機である。
特開2012−11334号公報
しかしながら、上記した粉砕機にあっては、その使用していた回転刃体が、円板状回転刃の一部に切欠き凹部を形成した回転刃であったため、その切り欠いた回転刃の部分が無駄になるものであったとともに、刃の一部が欠けた場合でも、その1枚の回転刃をそっくり交換する必要があり、経済的なものではなかった。また、回転刃を交換するにあたっては、まずケーシングから回転軸を外し、その後全ての回転刃(正確には、交換したい刃より外側に位置する全ての刃)を回転軸から外してその刃の一部が欠けた回転刃を交換する必要があり、交換に手間と時間を要するものであった。
本発明は、上述した先行技術が有する課題に鑑み成されたものであって、その目的は、円板状回転刃を有効且つ経済的に使用でき、また刃の一部が欠けた場合でも、その交換作業が容易な回転刃体及び該回転刃体を使用した稲藁、麦藁、木片などのセルロース系バイオマスを、効率的に微粉砕することができる粉砕機を提案することにある。
上記した目的を達成するため、本発明は、次の〔1〕〜〔12〕に記載の回転刃体及び粉砕機とした。
〔1〕回転軸と、該回転軸にその回転中心において固定支持された固定部材と、該固定部材の周縁に取り外し可能に固定された円板状回転刃を分割した扇状分割刃とからなり、上記扇状分割刃は、周縁にノコギリ状刃を有し、該扇状分割刃が、回転方向前方に傾斜させて、上記固定部材に固定されていることを特徴とする、回転刃体。
〔2〕上記扇状分割刃が、該扇状分割刃の二等分線を回転方向前方に5〜15度傾斜させて、上記固定部材に固定されていることを特徴とする、上記〔1〕に記載の回転刃体。
〔3〕上記扇状分割刃が、上記固定部材の一方の面と他方の面に、周方向において交互に固定されていることを特徴とする、上記〔1〕又は〔2〕に記載の回転刃体。
〔4〕上記扇状分割刃が固定された上記固定部材が、上記回転軸に複数枚間隔をもって固定支持されていることを特徴とする、上記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の回転刃体。
〔5〕上記扇状分割刃が固定された上記固定部材が、上記回転軸に位相をずらして複数枚固定支持されていることを特徴とする、上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の回転刃体。
〔6〕上記固定部材が、周方向に等間隔に張り出した腕部を有し、該固定部材のそれぞれの腕部に、上記扇状分割刃が固定されていることを特徴とする、上記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の回転刃体。
〔7〕上記扇状分割刃が、円板状回転刃を周方向に等分割したものであることを特徴とする、上記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の回転刃体。
〔8〕上記扇状分割刃が、該扇状分割刃に形成された貫通孔及び上記固定部材に形成された貫通孔に挿通されたロッドと、隣り合う扇状分割刃と固定部材との間に配置され、前記ロッドに外嵌された円筒状スペーサと、前記ロッドの両端面に螺合されるボルトとによって、上記固定部材に固定されていることを特徴とする、上記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の回転刃体。
〔9〕上記〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の回転刃体を、ケーシング内に配設したことを特徴とする、粉砕機。
〔10〕上記ケーシング内に配設した回転刃体の下方に、該回転刃体の周縁に対向してロストルを配設し、前記回転刃体と前記ロストルとの間で被粉砕物を剪断するとともに、前記ロストルに形成された間隙から粉砕物を下方に排出するように構成したことを特徴とする、上記〔9〕に記載の粉砕機。
〔11〕上記ロストルが、複数本の断面略長方形のロストルバーを間隙を開けて配置したものであることを特徴とする、上記〔10〕に記載の粉砕機。
〔12〕上記ロストルの適所に、上記回転刃体の間隙に入り込む突起が形成されていることを特徴とする、上記〔10〕又は〔11〕に記載の粉砕機。
上記した本発明に係る回転刃体及び粉砕機によれば、稲藁、麦藁、木片などのセルロース系バイオマスを、効率的に微粉砕することができるとともに、円板状回転刃を有効且つ経済的に使用でき、また刃の一部が欠けた場合でも、その交換作業が容易なものとなる。
本発明に係る回転刃体の一実施形態を示した斜視図である。 図1に示した回転刃体を構成する固定部材を示した正面図である。 図1に示した回転刃体を構成する扇状分割刃を示した正面図である。 図1に示した回転刃体の一部を分解して示した斜視図である。 図1に示した回転刃体の正面図である。 図5のA−A線に沿う部分の断面図である。 本発明に係る粉砕機の一実施形態を示した斜視図である。 図7に示した粉砕機の一部を切り欠いて示した平面図である。 図8のB−B線に沿う部分の断面図(但し、回転刃体は断面とせず)である。 図8のC−C線に沿う部分の断面図(但し、回転刃体は断面とせず)である。 図7に示した粉砕機に使用されているロストルを示した斜視図である。 図11のD−D線に沿う部分の断面図である。 図9のE−E線に沿う部分の拡大断面図である。
以下、上記した本発明に係る回転刃体及び粉砕機の一実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明に係る回転刃体1は、図1に示したように、回転軸2と、該回転軸2にその回転中心において固定支持された固定部材3と、該固定部材3の周縁に取り外し可能に固定された扇状分割刃4とからなる。
固定部材3は、図2に示したように、周方向に等間隔で張り出した腕部(図示した実施形態においては、周方向に90度の間隔で張り出した4本の腕部)5を有し、各腕部5にはそれぞれ2個の貫通孔6が形成され、回転中心には1個の貫通孔7と、該貫通孔7の周縁に135度の間隔を開けて2個のキー溝8が形成されている。扇状分割刃4は、図3に示したように、円板状回転刃9を分割(図示した実施形態においては、円板状回転刃9を周方向に8分割)することにより形成されており、周縁にはノコギリ状刃10を有し、板面には2個の貫通孔11が形成されている。
上記扇状分割刃4は、図4の一部分解斜視図また図6の断面図に示したように、扇状分割刃4に開けた上記貫通孔11及び固定部材3に開けた上記貫通孔6に挿通されたロッド12と、隣り合う扇状分割刃4と固定部材3との間に配置され、前記ロッド12に外嵌された円筒状スペーサ13と、前記ロッド12の両端部にワッシャ14を介して螺合されるボルト15とによって、上記固定部材3の周縁に取り外し可能に固定されている。
上記扇状分割刃4の固定部材3への固定に際して、図5に示したように、扇状分割刃4は、回転方向前方を回転中心方向に角度α傾斜させて、上記固定部材3に固定されている。これにより、扇状分割刃4の周縁に形成されたノコギリ状刃10の角部分の欠けが生じ難くなるとともに、ノコギリ状刃10の全体を粉砕に寄与させることができ、粉砕効率の向上が期待できる。扇状分割刃4の上記傾斜角度αは、5〜15度程度が適当であり、図示した実施形態においては、扇状分割刃4の二等分線上に外側の貫通孔11を設け、上記外側の貫通孔11を支点として、上記二等分線に対して角度α(=10度)ずらした位置に内側の貫通孔11を設けることにより、扇状分割刃4は、10度の傾斜角度を持たせて固定部材3に固定されている。
また、上記扇状分割刃4の固定部材3への固定に際して、図4、図5等に示したように、扇状分割刃4が、固定部材3の一方の面と他方の面に、周方向において交互(図示した実施形態においては、4枚の扇状分割刃4が、固定部材3の4本の腕部5の一方の面と他方の面に、周方向において交互)に固定されている。これにより、被粉砕物の呑み込み性が良くなり、粉砕効率の更なる向上が期待できる。
上記のようにして扇状分割刃4が固定された固定部材3は、回転軸2に複数枚間隔をもって固定支持されている。この固定部材3の回転軸2への固定は、図4の一部分解斜視図また図6の断面図に示したように、固定部材3の中心に形成された上記貫通孔7に回転軸2を挿通し、隣り合う固定部材3,3間に配置され、前記回転軸2に外嵌されたカラー16によって固定部材3,3間を所定の間隔に保ち、固定部材3に形成された上記キー溝8及びカラー16に形成されたキー溝17そして回転軸2に形成されたキー溝18にキー19を差し込み、回転軸2の両端に形成された雄ネジ20にナット21を締結することにより行なわれている。固定部材3,3同士の間隙は、介在させる上記カラー16の厚みを変更することにより被粉砕物に適したものとすることができ、被粉砕物、具体的には稲藁、麦藁、木片などのセルロース系バイオマスの呑み込み性の観点から、固定部材3,3同士の間隙は10〜30mmが適当であり、図示した実施形態に係る回転刃体1では、約22mm間隙を開けて配置されている。
また、上記固定部材3の上記回転軸2への固定に際して、固定部材3の位相をずらして(図示した実施形態においては、固定部材3に形成された腕部5が隣の固定部材3に形成された腕部5の間に位置するように45度ずらして)固定されている。これにより、粉砕による負荷を分散させることができ、製品寿命の向上が期待できる。なお、図示した実施形態の如く、固定部材3の位相をずらして回転軸2に固定しても良いが、位相をずらすことなく回転軸2に固定しても良い。この場合には、被粉砕物、具体的には稲藁、麦藁、木片などのセルロース系バイオマスの呑み込み性の向上が期待できる。
上記のように構成された実施形態に係る回転刃体1は、その概略寸法が、直径500mm、長さ450mmである。なお、固定部材3の腕部5の長さを長くする、腕部5の本数を多くする、回転軸2に固定する固定部材3の枚数を多くすること等により、その大型化を図ることは容易に行うことができる。
上記した回転刃体1は、図7〜図10に示したように、ケーシング内に配設することにより、粉砕機30が構築される。
図7に図示した本発明に係る粉砕機30は、ケーシング31が、上部及び下部が開口した矩形の下部ケーシング31aと、両端面が閉じ、上部に原料投入口32が形成された半円筒形の上部ケーシング31bとから構成されている。下部ケーシング31aと上部ケーシング31bの一側部には、蝶番33が設けられ、該蝶番33を支点として、上部ケーシング31bが下部ケーシング31aの上方において開閉自在に取り付けられている。そして、通常は、上記両ケーシング31a,31bは、ボルト・ナット(図示ぜず)により固定されている。
上記ケーシング31内には、上記した本発明に係る回転刃体1が水平方向に配置され、該回転刃体1の回転軸2の両端部は、図10に示したように、ケーシング31を貫通して外部まで延設され、軸受34,34によって各々支持されている。また、回転軸2の一端部には、プーリ35が配設され、該プーリ35は、図示しないベルトを介してモーターのプーリに連繋されている。
上記回転刃体1の最外周軌道面と上部ケーシング31bの内周面との間隔は、図9に図示したように、被粉砕物の噛み込みを防止する観点等から、広めに取る、具体的には20mm以上の間隔を開けて設けることが好ましい。また、上記回転刃体1の下方には、該回転刃体1の周縁に対向してロストル36が配設されている。このロストル36は、複数本の断面略長方形のロストルバー37,37・・・が、隙間を開けて配置された構成のものである。より具体的には、図11及び図12に示したように、複数本の断面略長方形のロストルバー37,37・・・が、回転刃体1の回転軸2の軸芯方向に平行で、且つ、回転刃体1の最外周軌道面から所定の距離を隔てて周方向に等間隔に配置されるよう、該ロストルバー37の両端部を両側から一組の半リング状のロストルバー押さえ38,38で挟み込み、ボルト39で固定することにより、複数本のロストルバー37,37・・・が一体化したロストル36としている。そして、このロストル36を、図9及び図10に示したように、下部ケーシング31aの両内側面に各々固定された半リング状のロストル受けガイド40上に載置し、ボルト41で締め付けることにより、回転刃体1の下方であって、該回転刃体1の周縁に対向してロストル36が配設されている。
回転刃体1の最外周軌道面とロストル36との間隔は、被粉砕物の粉砕効率の観点等から、0.5〜5.0mmが適当であり、ロストル36の間隙(配置された隣り合うロストルバー37,37間の隙間)は、目標とする粉砕粒径により適宜設定する。図示した実施形態に係る装置では、回転刃体1の最外周軌道面とロストル36との間隔は約2mmに設定され、ロストル36の間隙は、1mm、2mm、そして4mmのものが用意され、被粉砕物の種類、また目標とする粉砕粒径により適宜交換して使用される。
上記ロストル36の適所には、図13に示したような上記回転刃体1の扇状分割刃4,4同士の間隙に入り込む突起42が形成されている。この突起42は、該突起42が連続的に形成されたクシ歯プレート43を、回転刃体1の軸芯方向に向けて複数か所上記ロストル36に取付けることにより構成されている。図示した実施形態に係る装置では、図12に示したように半リング状のロストル36に、45度程度の間隔を開けて3ヵ所、突起42を有するクシ歯プレート43が取付けられている。
また、ロストル36の後端部には、上記クシ歯プレート43とは別に、回転刃体1の周方向にも軸芯方向にも長い突起44を有するクシ歯プレート45が取付けられている。これらの回転刃体1の扇状分割刃4,4同士の間隙に入り込む突起42,44によって、被粉砕物が回転刃体1とともにとも回りするのを防止する作用を果たす。
上記のように構成された本発明に係る粉砕機30は、次のようにして運転される。
先ず、図示しないモーター等によって回転刃体1を回転させる。回転刃体1のノコギリ状刃10部分の回転速度は、30〜80m/secが適当である。これ以上に早いと、投入した被粉砕物をはじき、原料が入り難いものとなる。逆に30m/secよりも遅い場合には、粉砕効率が低下する。
次に、原料投入口32からケーシング31内に被粉砕物、具体的には稲藁、麦藁、木片などのセルロース系バイオマスを投入する。
投入された被粉砕物は、回転刃体1に形成された種々の間隙、具体的には固定部材3の周縁に固定された扇状分割刃4,4同士の間の間隙、隣り合う固定部材3,3同士の間に形成された間隙等の存在により、良好に回転刃体1内に呑み込まれ、回転刃体1のノコギリ状刃10とロストル36との間の粉砕部に供給される。
粉砕部においては、ロストル36が固定刃の作用を果たし、回転刃体1のノコギリ状刃10との間で被粉砕物を剪断(粉砕)するとともに、ロストル36に形成された間隙が粒度調整の作用を果たし、所定の粒径以下に粉砕された粉砕物が該ロストル36の間隙から下方に排出される。このようにロストル36を用いることにより、剪断作用を飛躍的に増大できるとともに、耐久性の高い装置を構築できる。粒度の調整は、ロストル36の間隙を変更する、具体的には、間隙の異なる複数種のロストル36を用意しておき、最適なものに交換することにより行なうことができる。なお、形状や硬さなどの被粉砕物の性質によっては、ロストルに代えて打ち抜き多孔板(スクリーン)を用いた方が良い場合もある。
以上、本発明に係る回転刃体及び該回転刃体を使用した粉砕機の実施形態を説明したが、本発明は、何ら既述の実施形態に限定されるものではなく、さまざまに態様を変更して、実施することが可能であることは当然である。
本発明に係る回転刃体及び粉砕機によれば、円板状回転刃を有効且つ経済的に使用でき、また刃の一部が欠けた場合でも、その交換作業が容易なものとなるため、稲藁、麦藁、木片などのセルロース系バイオマスを微粉砕するのに、好適に使用することができる。
1 回転刃体
2 回転軸
3 固定部材
4 扇状分割刃
5 腕部
6 貫通孔
7 貫通孔
8 キー溝
9 円板状回転刃
10 ノコギリ状刃
11 貫通孔
12 ロッド
13 円筒状スペーサ
14 ワッシャ
15 ボルト
16 カラー
17 キー溝
18 キー溝
19 キー
20 雄ネジ
21 ナット
30 粉砕機
31 ケーシング
31a 下部ケーシング
31b 上部ケーシング
32 原料投入口
33 蝶番
34 軸受
35 プーリ
36 ロストル
37 ロストルバー
38 ロストルバー押さえ
39 ボルト
40 ロストル受けガイド
41 ボルト
42 突起
43 クシ歯プレート
44 突起
45 クシ歯プレート

Claims (12)

  1. 回転軸と、該回転軸にその回転中心において固定支持された固定部材と、該固定部材の周縁に取り外し可能に固定された円板状回転刃を分割した扇状分割刃とからなり、上記扇状分割刃は、周縁にノコギリ状刃を有し、該扇状分割刃が、回転方向前方に傾斜させて、上記固定部材に固定されていることを特徴とする、回転刃体。
  2. 上記扇状分割刃が、該扇状分割刃の二等分線を回転方向前方に5〜15度傾斜させて、上記固定部材に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の回転刃体。
  3. 上記扇状分割刃が、上記固定部材の一方の面と他方の面に、周方向において交互に固定されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の回転刃体。
  4. 上記扇状分割刃が固定された上記固定部材が、上記回転軸に複数枚間隔をもって固定支持されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の回転刃体。
  5. 上記扇状分割刃が固定された上記固定部材が、上記回転軸に位相をずらして複数枚固定支持されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の回転刃体。
  6. 上記固定部材が、周方向に等間隔に張り出した腕部を有し、該固定部材のそれぞれの腕部に、上記扇状分割刃が固定されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の回転刃体。
  7. 上記扇状分割刃が、円板状回転刃を周方向に等分割したものであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の回転刃体。
  8. 上記扇状分割刃が、該扇状分割刃に形成された貫通孔及び上記固定部材に形成された貫通孔に挿通されたロッドと、隣り合う扇状分割刃と固定部材との間に配置され、前記ロッドに外嵌された円筒状スペーサと、前記ロッドの両端面に螺合されるボルトとによって、上記固定部材に固定されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の回転刃体。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の回転刃体を、ケーシング内に配設したことを特徴とする、粉砕機。
  10. 上記ケーシング内に配設した回転刃体の下方に、該回転刃体の周縁に対向してロストルを配設し、前記回転刃体と前記ロストルとの間で被粉砕物を剪断するとともに、前記ロストルに形成された間隙から粉砕物を下方に排出するように構成したことを特徴とする、請求項9に記載の粉砕機。
  11. 上記ロストルが、複数本の断面略長方形のロストルバーを間隙を開けて配置したものであることを特徴とする、請求項10に記載の粉砕機。
  12. 上記ロストルの適所に、上記回転刃体の間隙に入り込む突起が形成されていることを特徴とする、請求項10又は11に記載の粉砕機。
JP2015189030A 2015-09-26 2015-09-26 回転刃体及び粉砕機 Active JP6656863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015189030A JP6656863B2 (ja) 2015-09-26 2015-09-26 回転刃体及び粉砕機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015189030A JP6656863B2 (ja) 2015-09-26 2015-09-26 回転刃体及び粉砕機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017060933A JP2017060933A (ja) 2017-03-30
JP6656863B2 true JP6656863B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=58428858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015189030A Active JP6656863B2 (ja) 2015-09-26 2015-09-26 回転刃体及び粉砕機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6656863B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109718921A (zh) * 2019-03-21 2019-05-07 张家港澳卓尔环保设备有限公司 一种可拆卸刀具的破碎机

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108246418A (zh) * 2017-11-29 2018-07-06 广西大学 一种玉米秸秆切段锤碎一体机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109718921A (zh) * 2019-03-21 2019-05-07 张家港澳卓尔环保设备有限公司 一种可拆卸刀具的破碎机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017060933A (ja) 2017-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6656863B2 (ja) 回転刃体及び粉砕機
CN204485948U (zh) 一种辣椒碾碎装置
FI102465B (fi) Laite puun hienontamiseksi
KR20200133777A (ko) 이축 파쇄기
JP5314641B2 (ja) 粉砕機
CN201380108Y (zh) 螺旋切割式粉碎机
JP6025929B1 (ja) 破砕機
CA1096835A (en) Crusher
CN101502213A (zh) 组合底刀秸杆破碎装置
CN105562173A (zh) 一种木材粉碎机
US3151645A (en) Breaker and shredding cylinder for ear corn
KR200433588Y1 (ko) 다용도 분쇄 장치
JP7162914B2 (ja) 粉砕機
CN203061226U (zh) 刮板式多用途结构破碎机
CN208739643U (zh) 一种用于生物炭生产的秸秆粉碎机
CN201633148U (zh) 高强度塑料粉碎机
JP2011206638A (ja) バイオマス粉砕物製造装置とこれを用いたバイオマス粉砕物製造方法
CN216499847U (zh) 一种粉碎机
CN207913917U (zh) 一种具有斜孔筛网的粉碎机
RU2648054C2 (ru) Помольное устройство
JP6096707B2 (ja) 減寸部材を回転ドラムに取り付けるための取付ブロック
US3532145A (en) Cane disintegrator
JP6139307B2 (ja) 破砕機
US11845086B2 (en) Machine for reducing the size of feed material
KR200212326Y1 (ko) 사료제조기 겸용 목재 파쇄기_

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6656863

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250