JP2005296710A - 粉砕機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 板状の物や、足の長いランナーなどを破砕することができ、また、低速での処理を行うことのできる粉砕機の提供。
【解決手段】 粉砕機は破砕部と粉砕部とからなり、破砕部は、被粉砕物が投入される上方に開口したホッパー状のケーシング1内に回転可能に設けられるロータ11と、このロータ11の外周部に設けられる回転刃17と、ケーシング1に固定され、前記回転刃17との間で被粉砕物を破砕する固定刃5,9とを備える。ロータ11は、ケーシング1の左右壁間に回転可能に設けられる回転軸12と、回転軸12の両端部に設けられる取付板13,13と、取付板13,13間に架け渡されるように設けられる支持部材15とを備え、この支持部材15に回転刃17が取り付けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、不要になったプラスチック製品、およびその製作時に発生するプラスチックのスプル・ランナー等を適正なサイズに粉砕し、リサイクルに使用するペレットを作る粉砕機に関するものである。
プラスチック等を適正なサイズに粉砕し、リサイクルに使用するペレットを作ることを目的として、図5に示す一軸型の櫛刃型粉砕機や、図6に示す二軸型の櫛刃型粉砕機、および図7に示すスクリーン型粉砕機が知られている。
図5は、従来の一軸型の櫛刃型粉砕機を示す図であり、(a)は側面図であり断面にして示しており、(b)は正面図であり断面にして示しており、(c)は平面図である。また、図6は、従来の二軸型の櫛刃型粉砕機を示す図であり、(a)は側面図であり断面にして示しており、(b)は正面図であり断面にして示しており、(c)は平面図である。
これらの図に示すように、従来の櫛刃型粉砕機は、投入されるプラスチック等の被粉砕物をある程度の大きさに破砕する破砕用の回転刃と、その破砕されたものをさらに細かく粉砕する粉砕用の回転刃がそれぞれ設けられている。
図5に示す一軸型の櫛刃型粉砕機の場合には、回転軸110に例えば二枚の破砕用の回転刃111,111が通されて、その間に粉砕用の回転刃112が通されている。そして、これら回転刃111,112とケーシング113に固定された固定刃114との間で、破砕および粉砕が行なわれる。
また、図6に示す二軸型の櫛刃型粉砕機の場合には、ケーシング120に上下に離間して回転軸121,122がそれぞれ設けられており、上方の回転軸121に破砕用の回転刃123が複数枚設けられ、下方の回転軸122に粉砕用の回転刃124が設けられている。そして、各回転刃123,124と、ケーシング120に固定された固定刃125,126との間で、破砕および粉砕が行なわれる。なお、破砕用回転刃123,123の間には、カラー127が通されており、各破砕用回転刃123は離間した状態で回転軸121に通されている。
図7は、従来のスクリーン型粉砕機を示す図であり、(a)は側面図であり断面にして示しており、(b)は正面図であり断面にして示している。
この図7に示すスクリーン型粉砕機の場合は、一つの刃で、破砕と粉砕の両方が行なわれる。すなわち、回転軸130に設けられた回転刃131と、ケーシング132に固定された固定刃133との間で破砕および粉砕が行なわれ、被粉砕物がスクリーン134を通過する大きさになるまで、その処理が行なわれる。
上記一軸型の櫛刃型粉砕機および二軸型の櫛刃型粉砕機の場合、回転軸110,121に通される破砕用の各回転刃111,123は軸方向に不連続に設けられている。このため、大きな容器類や板状のもの、足の長いランナーなどは一部を切り取っただけであったり、ブリッジを起こして破砕できなかったりする場合があった。
また、スクリーン型の粉砕機の場合には、回転刃131は連続して並んでいるので、板状の物や足の長いランナーでも処理することができるが、処理能力を向上させるために高速回転させる必要があり、その上、トルクが必要なのでモータの出力を大きくする必要があった。しかも、高速回転のため騒音が発生したり、投入口から粉塵が飛散したりしていた。そして、これらの問題を解消するために、回転数を下げると、粉砕した粒にミスカットが発生したり、処理能力が低下してしまっていた。
さらに、破砕と粉砕の両方の処理を一つの刃で行うので、材料に適した回転数とすることが困難であった。また、従来のスクリーン型粉砕機の場合、回転軸に通された取付部135の外周部に回転刃131が設けられていたので、噛み込み空間を大きくすることができず、大きな容器類などは噛み込まないことがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、板状の物や、足の長いランナーなどを破砕することができ、また、低速での処理を行うことのできる粉砕機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の粉砕機は、被粉砕物が投入されるケーシングと、ケーシング内に回転可能に設けられるロータと、このロータの外周部に設けられ、ロータの回転軸の軸方向に沿って連続的に延出して設けられる回転刃と、ケーシングに固定され、前記回転刃との間で被粉砕物を破砕する固定刃と、前記ロータの下方に配置され、前記被粉砕物をさらに細かく粉砕する粉砕部とを備えることを特徴とする。
また、好ましくは上記構成に加えて、前記回転刃は、その回転軸と同心円上に、且つ周方向に等間隔に複数枚設けられ、各回転刃は、前記回転軸の両端部に設けられた板状取付部間に架け渡されるよう保持されていることを特徴とする粉砕機である。
また、好ましくは上記構成に加えて、前記回転刃は、回転軸の軸方向に沿って、複数に分割されて前記ロータに着脱可能に設けられており、各回転刃の刃先は、山刃状とされていることを特徴とする粉砕機である。
また、好ましく上記構成に加えて、前記固定刃は、回転軸の軸方向に沿って、複数に分割可能とされており、少なくとも一つの固定刃の厚さが異なることを特徴とする粉砕機である。
さらに、好ましくは上記構成に加えて、前記粉砕部は、上方に開口した半円形状のスクリーンと、下半分をスクリーン内で回転可能に設けられる第二ロータと、第二ロータの外周部に設けられる粉砕用回転刃と、スクリーンの出入口に設けられ、粉砕用回転刃との間で被粉砕物を粉砕する粉砕用固定刃とを備え、前記粉砕用回転刃は、回転軸の軸方向に沿って延びると共に、軸方向複数箇所で分割可能とされており、第二ロータに着脱可能に設けられている粉砕機である。
本発明の粉砕機によれば、板状の物や、足の長いランナー等を破砕することができ、また、低速での処理を行なうことが可能である。
以下、本発明の粉砕機について、実施例に基づき更に詳細に説明する。
図1は、本発明の粉砕機の一実施例を示す側面図であり、断面にして示している。
図2は、図1の粉砕機の正面側から見た断面図であり、図3は、図1の粉砕機の平面図である。
本実施例の粉砕機は、投入されたプラスチック製品等の被粉砕物を破砕する破砕部と、その破砕された被粉砕物をさらに細かく粉砕する粉砕部とからなり、いわゆる二軸型の粉砕機である。
具体的には、本実施例の粉砕機の破砕部は、被粉砕物が投入される上方に開口したホッパー状のケーシング1内に回転可能に設けられるロータ11と、このロータ11の外周部に設けられる回転刃17と、ケーシング1に固定され、前記回転刃17との間で被粉砕物を破砕する固定刃5,9とを備える。
本実施例のケーシング1は、上ケーシング1aと下ケーシング1bとからなり、下ケーシング1bは上ケーシング1aにつり下げられて保持されている。
上ケーシング1aは、上下に開口すると共に、下方へ行くに従って前後壁2,3間の幅が狭くなるホッパー状とされている。具体的には、図1に示すように、上ケーシング1aの前壁2は、上端部から下方へ行くに従ってケーシング1の内側へ傾斜(2a)した後、垂直下方へ延出して垂直面2bが形成され、その垂直面2bの下端からさらに水平方向内側へ延出して水平面2cが形成されている。そして、その水平面2cの端部から垂直下方へ延出(2d)した後、下方へ行くに従ってケーシングの内側へ傾斜(2e)し、さらに垂直下方へ延出(2f)している。なお、本実施例では、前記垂直面2bは、下方へ行くに従って若干ケーシング1の外側へ傾斜しており、前記水平面2cは、ケーシング1の内側へ行くに従って若干下方へ傾斜している。
一方、上ケーシング1aの後壁3は、上端部から垂直下方へ延出(3a)した後、下方へ行くに従ってケーシングの内側へ傾斜(3b)している。そして、その傾斜面3bに対してケーシングの外側へ垂直に延出(3c)した後、さらにその垂直面3cに対してケーシング1の内側へ垂直に延出する傾斜面3dが形成されている。
なお、前壁2および後壁3の各下端部は、それぞれケーシング1の水平方向外側へ延出して下ケーシング1bへの取付片2g,3eが形成されている。
前壁2の前記水平面2cには、左右方向に沿って固定刃5が載せ置かれて、固定刃5は前壁2に取付ボルトにより着脱可能に固定されている。
固定刃5は、断面矩形の板状であり、本実施例の固定刃5は、図3に示すように、左右方向に同じ長さに三分割(5a,5b,5c)されている。また、各固定刃5a,5b,5cは、前壁2の水平面2cより若干ケーシング1内側へはみ出た状態で固定されている。なお、本実施例では、三つの固定刃5a,5b,5cの内、中央に配置される固定刃5bは、両側の固定刃5a,5cより厚い。
図4は、固定刃と傾斜板を示す概略斜視図である。
前壁2の前記傾斜面2aには、矩形板状の傾斜板7が載せ置かれている。この傾斜板7の下端部は、前壁2の傾斜面2aより若干ケーシング1の内側へ延出しており、各固定刃5a,5b,5cの上面に当接して固定刃5の前記取付ボルトを隠している。
また、この傾斜板7を設けることで、投入される被粉砕物の流れがよくなり、スムーズにロータ11へ送られる。
また、同様の固定刃9が、後壁3の前記垂直面3cに取り付けられている。この固定刃9も、垂直面3cからケーシング1の内側へはみ出た状態で固定されている。
ロータ11は、ケーシング1の左右壁間に回転可能に設けられる回転軸12と、回転軸12の両端部に設けられる取付板13,13と、取付板13,13間に架け渡されるように設けられる支持部材15とを備え、この支持部材15に回転刃17が取り付けられる。
回転軸12は、ケーシング1の左右壁間を架け渡すように、ケーシング1の前後方向中央に配置される。回転軸12の両端は、ケーシング1の左右壁より外方へ延出して、ケーシング1の左右壁外面においてベアリング100,100に回転可能に保持されている。また、回転軸12の一端には、ベアリング100からさらに外方へ延出した位置に歯車102が取り付けられている。
取付板13は、略矩形板状であり、ケーシング1の左壁および右壁の内面に沿うように回転軸12の両端部に設けられる。回転軸12は、この取付板13の中央を貫挿しており、取付板13は回転軸12と一体回転可能とされている。本実施例では、回転軸12および取付板13は、破砕時には、図1において反時計回りに回転する。
図示例の取付板13は、略矩形状でその対向する二辺がそれぞれ略矩形状に切り欠かれている。具体的には、各一辺は、回転方向前端部が直角に切り欠かれている(13a)。また、回転方向後端部は、回転方向逆側に行くに従って内側へ傾斜して三角形状に形成されている。
回転軸12の両端部に設けられた取付板13,13を架け渡すように、2本の支持部材15,15が設けられる。
支持部材15は、断面略矩形の柱状であり、その両端部が取付板13の前記切欠き部13aに配置され取付板13に固定されている。つまり、各支持部材15,15は、回転軸12を挟んだ対称位置にそれぞれ設けられる。支持部材15の回転方向前端部は、略矩形状に切り欠かれており、回転刃17の取付部15aとされている。
この支持部材15に、板状の回転刃17が取り付けられる。
本実施例の回転刃17は、同形状の三つの回転刃17,17,17からなる。各回転刃17は、回転方向に刃先17aを向けた状態で、支持部材15の前記取付部15aに回転軸12の軸方向に沿って連接して設けられる。本実施例では、各回転刃17は、支持部材15にボルト107により着脱可能に固定されている。
また、各回転刃17の刃先17aは、その前後方向中央が回転方向側へ突出した三角形状の山刃とされている。
このように、本実施例では、回転刃17は回転軸12の軸方向に沿って設けられる。また、回転刃17は、回転軸12の直径方向に離間して、且つ、周方向等間隔に二箇所に配置されている。
回転軸12の回転に伴って回転刃17が回転すると、回転刃17は固定刃5,9と近接する。この近接の際、回転刃17と固定刃5,9との間で、プラスチック等の被粉砕物が破砕される。すなわち、回転刃17が、前壁2に設けられた固定刃5に対して上方から下方へ回転して近接する際、および後壁3に設けられた固定刃9に対して下方から上方へ回転して近接する際に被粉砕物の破砕が行なわれる。
なお、回転刃17,17は、回転軸12を挟んだ対称位置にそれぞれ配置されるが、固定刃5,9は、回転軸12を挟んだ対称位置に配置されていない。よって、回転刃17,17と固定刃5,9との間での破砕は、同時に行なわれることないので、破砕の負荷が少なくて済む。
破砕部のロータ11の下方には、粉砕部が設けられる。
粉砕部は、ケーシング1内に回転可能に設けられる第二ロータ20と、第二ロータ20の外周部に設けられる粉砕用回転刃25と、その粉砕用回転刃25との間で被粉砕物を粉砕するケーシング1に固定された粉砕用固定刃31,33とを備える。また、第二ロータ20の下半分を覆うように上方に開口した半円形状のスクリーン37が設けられている。
第二ロータ20は、ケーシング1の左右壁間を架け渡すように設けられる第二回転軸21と、この第二回転軸21と一体回転可能に設けられ、外周部に粉砕用回転刃25が設けられた略円筒状の回転刃保持部23とを備える。
第二回転軸21は、破砕部の回転軸12の下方に平行に設けられる。第二回転軸21の両端は、ケーシング1の左右壁より外方へ延出して、ケーシング1の左右壁外面においてベアリング104,104に回転可能に保持されている。また、第二回転軸21の一端には、ベアリング104からさらに外方へ延出した位置に歯車106が取り付けられており、この歯車106は、破砕部の回転軸12に設けられた歯車102と噛み合わされている。さらに、第二回転軸21の他端には、モータ(不図示)が接続される。これにより、モータからの回転力が、第二回転軸21に伝達され、歯車106,102を介して破砕部の回転軸12に伝達される。なお、歯車102は、歯車106より十分大きいので減速することができる。
第二回転軸21には、円筒状の回転刃保持部23が第二回転軸21と一体回転可能に差し込まれている。そして、この回転刃保持部23の外周部に粉砕用回転刃25が設けられている。本実施例では、回転刃保持部23と粉砕用回転刃25とは一体的に形成されている。具体的には、回転刃保持部23の外周部には、径方向外側へ軸方向に沿って複数箇所に突出部が形成されており、その突出部の先端部が粉砕用回転刃25とされている。
また、本実施例では、この回転刃保持部23は、図2に示すように、左右方向に同じ長さに四分割(23,23,23,23)されている。そして、四分割されている各回転刃保持部23は、それぞれの粉砕用回転刃25の位置を一定間隔ずつ変位させて第二回転軸21に取り付けられている。
本実施例では、第二回転軸21および粉砕用回転刃25は、粉砕時には、図1において時計回りに回転する。
このような構成の本実施例の第二ロータ20は、図1に示すように、その上半分が上ケーシング1a内に配置されており、下半分は上ケーシング1aより下方へ突出した状態で上ケーシング1aの下端開口部に設けられている。
粉砕用固定刃は、断面矩形の板状であり、本実施例では、二つの粉砕用固定刃31,33がケーシング1に左右方向に沿って設けられている。
一方の粉砕用固定刃31は、上ケーシング1aの前壁2の前記取付片2gに設けられている。この粉砕用固定刃31は、前壁2の取付片2gの下面に左右方向に沿って設けられ、若干ケーシング1内部へはみ出た状態で固定されている。
また、もう一方の固定刃33は、上ケーシング1aの後壁3の前記傾斜面3dに左右方向に沿って取り付けられている。この粉砕用固定刃33も、若干ケーシング1内部へはみ出た状態で傾斜面3dに固定されている。
なお、この粉砕用固定刃33と、破砕部の後壁3に設けられた前記固定刃9との間には、略矩形柱状のスペーサー35が配置されて粉砕用固定刃33の位置決めがなされる。
また、第二ロータ20の外周下半分を覆って、粉砕用回転刃25と近接するように上方に開口した半円形状のスクリーン37がケーシング1に固定されている。このスクリーン37は、金属板等で形成されており、その周側面には、複数の貫通孔37aが形成されている。
破砕部で、破砕された被粉砕物は、粉砕用回転刃25と粉砕用固定刃31,33との間でさらに細かく粉砕される。つまり、粉砕用回転刃25が、前壁2に設けられた粉砕用固定刃31に対して下方から上方へ回転して近接する際、および後壁3に設けられた粉砕用固定刃33に対して上方から下方へ回転して近接する際に被粉砕物の粉砕が行なわれる。
そして、被粉砕物がスクリーン37の貫通孔37aを通過することができる大きさのペレットになるまでこの粉砕処理は行なわれ、一定以下の大きさになるとスクリーン37を通過して下方に設けられる受け部材に回収される。
ところで、粉砕部は、いわゆるスクリーン型としたが、櫛刃型としてもよい。この場合には、第二回転軸21に離間して櫛形状の回転刃を複数枚設け、この回転刃に対応するように、ケーシングに櫛形状の固定刃を設けるようにすればよい。
本実施例の粉砕機は、破砕部に設けられる破砕用の回転刃17が、回転軸12の軸方向に沿って連続的に設けられている。従って、大きな容器類や、板状の物、および足の長いランナーなども破砕することが可能である。
しかも、この回転刃17は、回転軸12の両端部に設けられた取付板13,13を架け渡すように取り付けられているので、破砕部は、噛み込み空間を大きく形成することが可能とされた。つまり、回転軸12の周囲に空間が形成されることで、噛み込み空間が従来の粉砕機に比べ大きくなっている。
また、本実施例の粉砕機は、破砕部と粉砕部とが分離された二軸型の粉砕機であるので、破砕処理と粉砕処理を最適な回転数とすることが可能である。しかも、分離されていることで、粉砕において材料に応じた最適な刃物形状を選択することができるようになった。
さらに、破砕処理と粉砕処理とが別々に行なわれるので、破砕部において低速回転での破砕処理が可能であり、モータの出力を小さくすることができる。しかも、低速で回転させることで、騒音の発生と、粉砕粒や粉塵の飛散が大幅に減少することができる。
加えて、破砕用の回転刃17は、山刃状とされているので、破砕の際の負荷を減少させることができる。また、破砕用の固定刃5,9も段差をつけていることで、破砕の際の負荷を減少させることができる。
本発明の粉砕機は、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、周方向等間隔に破砕用の回転刃を二箇所設けたが、三箇所や四箇所に設けるようにしても構わない。また、上記実施例では、破砕用の回転軸と、粉砕用の回転軸とを一つの共通のモータで回転させる構成としたが、別々の駆動源としても構わない。さらに、上記実施例では、回転軸12をケーシング1の左右壁間に架け渡すように設けたが、取付板13,13間については省略しても構わない。
本発明の粉砕機の一実施例を示す側面図であり、断面にして示している。 図1の粉砕機の正面側から見た断面図である。 図1の粉砕機の平面図である。 固定刃と傾斜板を示す概略斜視図である。 従来の一軸型の櫛刃型粉砕機を示す図であり、(a)は側面図であり断面にして示しており、(b)は正面図であり断面にして示しており、(c)は平面図である。 従来の二軸型の櫛刃型粉砕機を示す図であり、(a)は側面図であり断面にして示しており、(b)は正面図であり断面にして示しており、(c)は平面図である。 従来のスクリーン型粉砕機を示す図であり、(a)は側面図であり断面にして示しており、(b)は正面図であり断面にして示している。
符号の説明
1 ケーシング
5 固定刃
9 固定刃
11 ロータ
12 回転軸
13 取付板
15 支持部材
17 回転刃
20 第二ロータ
25 粉砕用回転刃
31,33 粉砕用固定刃
37 スクリーン

Claims (5)

  1. 被粉砕物が投入されるケーシングと、
    ケーシング内に回転可能に設けられるロータと、
    このロータの外周部に設けられ、ロータの回転軸の軸方向に沿って連続的に延出して設けられる回転刃と、
    ケーシングに固定され、前記回転刃との間で被粉砕物を破砕する固定刃と、
    前記ロータの下方に配置され、前記被粉砕物をさらに細かく粉砕する粉砕部と
    を備えることを特徴とする粉砕機。
  2. 前記回転刃は、その回転軸と同心円上に、且つ周方向に等間隔に複数枚設けられ、
    各回転刃は、前記回転軸の両端部に設けられた板状取付部間に架け渡されるよう保持されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の粉砕機。
  3. 前記回転刃は、回転軸の軸方向に沿って、複数に分割されて前記ロータに着脱可能に設けられており、
    各回転刃の刃先は、山刃状とされている
    ことを特徴とする請求項2に記載の粉砕機。
  4. 前記固定刃は、回転軸の軸方向に沿って、複数に分割可能とされており、
    少なくとも一つの固定刃の厚さが異なる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の粉砕機。
  5. 前記粉砕部は、上方に開口した半円形状のスクリーンと、
    下半分をスクリーン内で回転可能に設けられる第二ロータと、
    第二ロータの外周部に設けられる粉砕用回転刃と、
    スクリーンの出入口に設けられ、粉砕用回転刃との間で被粉砕物を粉砕する粉砕用固定刃とを備え、
    前記粉砕用回転刃は、回転軸の軸方向に沿って延びると共に、軸方向複数箇所で分割可能とされており、第二ロータに着脱可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の粉砕機。
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