JPH0350839B2 - - Google Patents

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JPH0350839B2
JPH0350839B2 JP58139882A JP13988283A JPH0350839B2 JP H0350839 B2 JPH0350839 B2 JP H0350839B2 JP 58139882 A JP58139882 A JP 58139882A JP 13988283 A JP13988283 A JP 13988283A JP H0350839 B2 JPH0350839 B2 JP H0350839B2
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JP
Japan
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plating
gold
plating solution
potassium
solution
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58139882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6029483A (ja
Inventor
Kazuhiro Higuchi
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NIPPON EREKUTOROPUREITEINGU ENJINYAAZU KK
Original Assignee
NIPPON EREKUTOROPUREITEINGU ENJINYAAZU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は純金メツキ液に関するものである。
金メツキはICリードフレーム、プリント基板
等電気・電子機器部品用のメツキとして広く採用
されており、その需要は益々拡大されつつある。
そして従来より幾つかの金メツキ液が提供されて
きている。しかし従来の金メツキ液に於いては光
沢のある析出物を得るために殆んどのものが金属
光沢剤例えばコバルト、ニツケル、インジウム等
の添加が不可欠なものであつた。これらの光沢剤
を添加すると非常に光沢のある析出物を得ること
ができるが、反面これら光沢剤として添加された
金属が若干量詳しくは0.1〜1.0%程度共析してし
まい析出物の硬度は上がる析出物自体は逆にもろ
くなり電気接点やコネクター等に金メツキを施し
た場合にはメツキ後の成形加工でクラツクやはが
れが生じたり、またこの微量の共析金属は熱処理
時などで析出物の表面が酸化され易くその分接触
時の通電性を劣化させたりしていた。
更に金メツキは一般に他のメツキに比べて均一
電着性に欠け厚付けがしにくいものであり、その
メツキ液は長時間使用すると被メツキ物や治具、
ラツク等の溶解に因り有害金属が混入し易く汚染
され易いので新しいメツキ液と交換する頻度が高
まり不経済なものであり、しかも一度汚染されて
しまうとその混入金属が金析出物にも悪影響を与
える等の問題点があつた。
本発明はこのような従来の金メツキ液の問題点
を解決すべく開発された金メツキ液であつて、共
析金属を含まずに純金で光沢があり30μm程度ま
での「厚付け」の析出物を得ることができ、しか
もメツキ液に混入した金属イオンの影響を受けに
くい純金メツキ液を提供せんとするものである。
本発明に係る純金メツキ液は上記目的を達成す
るために金をシアン化金カリウムの形で含有し、
更にホスホン酸、エチレンアミン及びエチレンジ
アミン4酢酸のナトリウム塩を添加したものであ
る。
以下本発明の詳細を説明する。
本発明に係る純金メツキ液は、先ず金をシアン
化金カリウムの形でメツキ液に加えられるもので
あり、シアン化金カリウムとしてはシアン化第1
金カリウムが最も好ましく、金の量としては5〜
30g/で好ましくは10〜30g/存在させるこ
とができる。
そして、更に、この純金メツキ液は液中に電気
伝導性を付与し、また電解中のPHを安定させる役
目をするホスホン酸を含有する。ホスホン酸とし
ては1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホス
ホン酸〔三菱モンサント化成(株)製商品名デイクエ
スト2010〕及び同2000、2006、2041を採用でき、
これらのいずれかを50〜200g/含めるもので
ある。
加えて、析出物の光沢を向上させるためにエチ
レンアミンを添加するものである。このエチレン
アミンは析出物の結晶を微細にして光沢を保つも
ので、エチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペ
ンタミンを意図するもので、これらのいずれかを
10〜150g/添加する。
また、エチレンジアミン4酢酸のナトリウム塩
を1〜50g/添加されるもので、メツキ液を長
い間使用した時に混入する鉛、銅、ニツケル、鉄
等の金属イオンの悪影響の防止を意図するもので
ある。
以上のような組成の純金メツキ液を用いて電解
メツキするには、PHを5〜10に維持することが望
ましく、液温は40〜70℃が好適で、電流密度は静
止浴の場合0.1〜2.0A/dm2で、ジエツト噴流に
よる高速メツキの場合は2.0〜20A/dm2が好ま
しい。
実施例 1 金(シアン化第1金カリウムとして) 10g/ 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン
酸 100g/ トリエチレンテトラミン 50g/ エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム 5g/ PH(水酸化カリウムにて) PH6.5 温 度 60℃ 電流密度 0.4A/dm2 撹 拌 マグネチツクスターラにて中程度 メツキ時間 20分 テストピースは真鍮板に予め光沢ニツケルを
10μm施し、更に金ストライク〔日本エレクトロ
プレイテイング・エンジニヤース(株)製商品名オー
ロボンドによる〕を施して鏡面光沢の外観を呈し
ていりものとし、このテストピースを上記条件の
純金メツキ液で浸漬メツキした。
上記条件にて得られた析出物は鏡面光沢の外観
を保つており、メツキ前とメツキ後の重量差より
析出効率を計算すると116mg/A分であり、電流
効率が95%あることが判つた。この析出物をクロ
セクシヨンにより断面を観察したところ平均で
5μmあり論理値とほぼ合致した。また同様の条
件にてメツキ時間を43分及び、130分行つた各々
のテストピースの4辺をサンドペーパーで注意深
くけずり、素地の真鍮を露出させ、1:1硝酸に
て徐々に素地及び光沢ニツケルを溶解したとこ
ろ、各々表裏とも鏡面光沢のある2枚の完全なる
長方形の析出金の箔が得られた。この箔の厚さを
マイクロメーターで測定したところ前者(メツキ
時間43分)2枚は約10μm、後者(メツキ時間
130分)2枚は約30μmあることが判つた。この
ことは実用上数10ミクロンの厚さまで鏡面光沢を
保ちほぼ理論通りにメツキの厚さが得られしかも
析出物にクラツク(キレツ)が生じないことを示
している。
実施例 2 金(シアン化第1金カリウムとして) 30g/ 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン
酸 100g/ テトラエチレンペンタミン 50g/ エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム 5g/ PH(水酸化カリウムにて) PH7.0 温 度 60℃ 電流密度 10A/dm2 撹 拌 ノズルによるメツキ液の噴射 メツキ時間 20秒 メツキに用いた被メツキは実施例1と同じ条件
のものである。この被メツキ物に対して上記条件
で噴射メツキを施したところ得られた析出物は光
沢があり2μmの厚さがあり理論値とほぼ合致し
たものであつた。また同様の条件にてメツキ時間
を50秒として行つたところ5μmの厚さの光沢あ
る析出物が得られた。
実施例 3 金(シアン化第1金カイウムとして) 10g/ 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン
酸 100g/ トリエチレンテトラミン 50g/ PH(水酸化カリウムにて) PH7.0 温 度 65℃ 電流密度 0.4A/dm2 撹 拌 マグネチツクスターラにて中程度 メツキ時間 40分 メツキ用に用いた被メツキ物は実施例1と同じ
条件のもので、この被メツキ物に対して上記条件
で浸漬メツキを行なつたところ得られた析出物は
9μmの厚さがあり外観は鏡面光沢を呈したクラ
ツクのない良好な析出状態であつた。
この液に不純金属として鉛(pb)をクエン酸
鉛で入れてこの液の鉛(Pb)の濃度を5ppmにし
て同条件で10分間メツキしたところ外観が光沢の
ない黄金色となつた。この液にさらに5g/の
エチレンジアミン4酢酸2ナトリウムを加え、同
様にメツキしたところ鏡面光沢の外観を呈した析
出物を得た。さらに鉛の影響を見るために10ppm
づつ鉛の濃度を上げる毎にメツキしたところ
60ppmになつても完全な鏡面光沢を得た。このこ
とから加えられたエチレンジアミン4酢酸はこの
液組成では不純金属である鉛の影響を除くことに
極めて効果があると判明した。
以上説明したように、本発明に係る純金メツキ
液は30μm程度までの厚付が可能で、また不純共
析物を含まない純金で光沢のある析出物を得るこ
とができるという効果があるので、ICリードフ
リーム、ウエハー、コネクター、接点プリント基
板等の電気・電子機器部品用として最適である。
また、メツキ液に混入した不純金属の影響を受け
ずらいので、新しいメツキ液と交換する回数も少
なくて済み経済的であるという効果もある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金をシアン化金カリウムの形で5〜30g/
    、ホスホン酸を50〜200g/、エチレンアミ
    ンを10〜150g/、エチレンジアミン4酢酸の
    ナトリウム塩を1〜50g/、含有して成る純金
    メツキ液。
JP13988283A 1983-07-29 1983-07-29 純金メッキ液 Granted JPS6029483A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13988283A JPS6029483A (ja) 1983-07-29 1983-07-29 純金メッキ液

Applications Claiming Priority (1)

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JP13988283A JPS6029483A (ja) 1983-07-29 1983-07-29 純金メッキ液

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Publication Number Publication Date
JPS6029483A JPS6029483A (ja) 1985-02-14
JPH0350839B2 true JPH0350839B2 (ja) 1991-08-02

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ID=15255769

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JP13988283A Granted JPS6029483A (ja) 1983-07-29 1983-07-29 純金メッキ液

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JPS6029483A (ja) 1985-02-14

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