JPH03504379A - ナフタレン‐2,6‐ジカルボン酸含有ポリエステルからのジアルキルナフタレン‐2,6‐ジカルボキシレートの回収 - Google Patents

ナフタレン‐2,6‐ジカルボン酸含有ポリエステルからのジアルキルナフタレン‐2,6‐ジカルボキシレートの回収

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JPH03504379A
JPH03504379A JP1506307A JP50630789A JPH03504379A JP H03504379 A JPH03504379 A JP H03504379A JP 1506307 A JP1506307 A JP 1506307A JP 50630789 A JP50630789 A JP 50630789A JP H03504379 A JPH03504379 A JP H03504379A
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バン シクル,デイル エルバート
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イーストマン ケミカル カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ナフタレン−2,6−ジカルボン酸含有ポリエステルからのジアルキルナフタレ ン−2,6−ジカルボキシレートの回収 発明の背景 発明の分野 本発明は、ポリエステルのアルコーリシスによるナフタレン−2,6−ジカルボ ン酸含有ポリエステルからのジアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレー トの回収方法に関する。−面において、本発明は他のポリエステル、ポリマーま たは染料で汚染されていることもあるポリエステルスクラップからのジアルキル ナフタレン−2,6−ジカルボキシレートのリサイクルに関する。別の面におい て、本発明は新規なナフタレンジカルボキシレート化合物に関する。
背景の説明 ポリ(エチレンテレフタレート) (PH7)ポリエステルは包装材料としてよ く知られている。しかしながら、PETの遮断層を横切る気体拡散速度は炭酸飲 料の包装に用いられる材料に望ましい速度よりも速い。ナフタレン−2,6−ジ カルボン酸(NDA)から製造されるポリエステルは、はるかに一般的に入手可 能であり且つはるかに廉価なテレフタル酸から製造されたポリエステルよりも優 れた性質を示すことがはっきりしてきた。特に、NDA及びエチレングリコール から形成されるポリエステル、ポリ(エチレンナフタレン−2,6−ジカルボキ シレート) (PEN)はこれらのポリエステルからの二次加工されるボトル中 における気体分子の保持の点ではPETよりも優れている。すなわち、PENの 障壁層を横切る気体拡散速度は同様な形状のPETの場合の速度よりも遅い。P ENから二次加工される容器は特に炭酸飲料により望ましいことが期待される。
しかしながら、pHtNはPETよりも高い価格と製造コストを有する。従って 、経済的観点から、PETから製造されたボトルを回収及び再循環できることが 望ましい。また、環境上の観点からも、PENから製造されたボトルを回収及び 再循環できることが望ましい。しかしながら、PUTの回収及び再循環のために は多数の方法が考察されてきたが、PENの回収及び再循環方法は知られていな い。
代表的には、PETはポリマーをエステル交換触媒の存在下でメタノールと反応 させることによってポリエステルをその前駆体であるテレフタル酸ジメチル(D MT)及びエチレングリコール(EG)に転化することによって再循環される。
反応混合物の冷却時に、DMTが析出し、濾過によって回収できる。
次いで、粗製アルコール−湿潤DMT濾過ケークをアルコールで洗浄する。洗浄 工程によって触媒、グリコール及び副生成物のほとんどが除去され、そして粗製 DMTケークを次に蒸留してアルコールを除去し、最後に減圧蒸留して純粋なり MTが得られる。この回収方法は複雑で、時間がかかるため、PETの再循環の 誘因を著しく減少させる。洗浄工程を省くと、DMT濾過ケーク中に存在するエ ステル交換触媒が回収プロセスの間にポリエステルの生成を触媒する。従って、 洗浄工程の省略はDMTの収率を減少させる。
米国特許第3,488,298号は、最初に濾過及び洗浄をすることなく反応混 合物から直接、DMTを蒸留できる別の方法を開示している。反応混合物は蒸留 によってその成分に分離され、蒸留の間における触媒によるポリエステルの生成 は、最初に触媒毒を添加することによって防止される。開示された触媒毒は多数 の燐含有化合物を含む。
英国特許出願第2,041,916号はPETのメタノーリシスからのDMTの 収率を改良する方法を記載している。改良は、濾過工程で得られた濾液にアルカ リ性エステル交換触媒を加えて、初期メタノーリシスの副生成物からのDMTの 形成を触媒することを含む。
東独間特許第116.251号は、押出装置中で200〜300°Cの温度にお いて屑PETを少量のアルコールと反応させることによってPETを、高品質繊 維形成方法に使用できるポリエステルに分解することを記載している。
日本国特許第4868.538号及び第4868,537号は冷却された反応混 合物に濾過前に水酸化アンモニウムまたはアルカリ金属水酸化物もしくは塩化物 のような化合物を添加することによってDMTの収率を改良する方法を開示して いる。日本国特許第4941.330号はエチレングリコールによるPETのア ルコーリシスを記載し、日本国特許第5082.028号はエステル交換触媒の 存在下におけるエチレンゲルコールとメタノールとの混合物によるPETのアル コーリシスを教示している。
従って、PETを回収及び再循環するための公知方法は非実用的であるために不 利であるか、または複雑な多工程方法を含む。さらに、前記方法はいずれもポリ (アルキレンナフタレン−2,6−ジカルボキシレート)樹脂の回収及び再循環 に適用できるかは明白でない、従って、ポリ(アルキレンナフタレン−2,6− ジカルボキシレート)樹脂の回収及び再循環方法が必要とされている。特に、P ENの回収及び再循環方法が必要である。
再循環すべきPENはしばしばPET及び他のポリマーと混合されており、しか も染料のような不純物で汚染されていることもあり得るので、このような混合物 からのPENの回収及び再循環方法が望ましい。さらに、再循環されたPENは 食品包装に使用されるかもしれないので、汚染を回避できるように再循環及び回 収方法はPENを容易に精製可能な前駆体に転化することを含むことが望ましい 。
主尻夏!旌 従って、本発明の目的はポリ(アルキレンナフタレン−2゜6−ジカルボキシレ ート)樹脂スクラップから有用な材料を効率よく回収するための新規方法を提供 することにある。本発明の別の目的はPENの回収及び再循環方法を提供するこ とにある0本発明のさらに別の目的は、PET及び他のポリマーラップPEN混 合物から有用な材料を効率よく回収するための方法を提供することにある0本発 明の別の目的は、容易に精製できる前駆体に転化することによって、スクラップ PENから有用な材料を効率よく回収するための方法を提供することにある。
これらの目的及び以下の明細書において明白になる目的は、冷却及び濾過時にお けるエステル交換触媒の存在下でのポリ(アルキレンナフタレン−2,6−ジカ ルボキシレート)樹脂のアルコーリシスによって、再結晶によってさらに精製で きる比較的純粋なジアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレートエステル が高収率で直接生成されるという発見による本発明に従って達成された。特に、 本発明はPEHの実質的に純粋なジメチルナフタレン−2,6−ジカルボキシレ ート(DMN)へのメタノーリシスを可能にする。 DMNはPEHの製造のた めに特に好ましい前駆体である。
本発明の別の一面はポリ(アルキレンナフタレン−2,6−ジカルボキシレート )樹脂のアルコーリシスによって生じる濾液からのアルキルヒドロキシアルキル ナフタレン−2゜6−ジカルボキシレート)の単離を含む。特に、PENのメタ ノーリシスによって、2−ヒドロキシエチルメチルナフタレン−2,6−ジカル ポキシレー1− (GMN)を単離できる濾液が生成される。アルキルヒドロキ シアルキルナフタレン−2゜6−ジカルボキシレート、特にGMNはさらにジア ルキルナフタレン−2,6−カルボキシレートに転化するためのまたはポリ(ア ルキレンナフタレン−2,6−ジカルボキシレート)樹脂に再転化するための有 用な材料である。さらに、本発明は、PET及び他のポリマーを含み且つ染料の ような不純物で汚染されることもあるポリ(アルキレンナフタレン−2,6−ジ カルボキシレート)混合物からジアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレ ートを製造及び単離するための方法を含む。
明細書及び請求の範囲をさらに検討することによって、当業者には本発明の他の 目的及び利点が明白になるであろう。
しい  七 の−なi゛日 本発明の方法は一般に任意のポリ(アルキレンナフタレン−2,6−ジカルボキ シレート)に適用できる。このようなポリ(アルキレンナフタレン−2,6−ジ カルボキシレート)樹脂は構造: の反復単位を含む。従って、NDA含有ポリエステルのジオール成分はエチレン グリコール、ブチレングリコール、1.4−シクロヘキサンジメタツールまたは 2.2−ジメチル−1゜3−プロパンジオールなどのような任意の適当なジオー ルとすることができる。本発明をPEN樹脂に適用することが特に好ましい。
アルコーリシスには炭素数1〜5の任意のアルコールを使用できる。従って、メ タノール、エタノール、プロパツール、イソプロパツール、ブタノール、5ec −ブタノール、イソブタノール2第3ブタノール、ペンタノール、5ec−ペン タノール、イソペンタノール、第3ペンタノール及びネオペンタノール全てをア ルコーリシスに使用できる。さらに、エチレングリコール、プロピレングリコー ル及びブチレングリコールのようなジオールをアルコーリシスに使用できる。好 ましい方法はアルコーリシスに、すなわち、メタノーリシスにメタノールを用い る。
この方法には任意の適当なエステル交換触媒を使用できる。
このような触媒としてはチタン、マンガン、アンチモン、亜鉛、錫、鉛、カルシ ウム、コバルト、リチウムのような金属の有機及び無機化合物ならびにそれらの 組み合わせが挙げられる。具体的な触媒としては、チタンテトライソプロポキシ ド、二酸化チタン、酢酸亜鉛、亜鉛アセチルアセトネート、酸化鉛、酸化カルシ ウム、リチウムエトキシド、三酸化アンチモン及び酢酸マンガンが挙げられる。
一般に、金属亜鉛、マンガン、錫、鉛、チタン、アンチモン、コバルト及びリチ ウムの1つまたは複数の酢酸塩、塩化物、硝酸塩、酸化物及びアルコキシドが好 ましい。特に好ましいのは錫塩及びチタンテトライソプロポキシドである。最も 好ましいのは酢酸亜鉛である。
アルコール対ポリエステルの比はポリエステルの反復単位モル当りアルコール少 なくとも約10モルとすべきである。しかしながら、アルコールはポリエステル の反復単位モルあたり20モル過剰で加えるのが好ましい。エステル交換触媒は 好ましくは、ポリエステルの反復単位のモル当り約0.1 g〜約0.2gの量 で添加する。ポリエステルの反復単位当りこれより多い量の触媒の使用も可能で ある。
アルコーリシスは温度約170〜250°C及び圧力的300〜900psig において約0.5〜3時間の時間にわたって都合よ〈実施できる。約220°C の温度及び約750psigの圧力が好ましい。
本発明のアルコーリシスによって生成されるジアルキルナフタレン−2,6−ジ カルボキシレートは任意の標準的な単離技術によって単離できる。従って、ジア ルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレートは冷却された反応混合物から沈 澱物として採取でき、反応混合物から蒸留できるなどである。好ましい採取技術 としては遠心分離後の上澄み液のデカンテーション及び濾過が挙げられる。冷却 された反応混合物の濾過が特に好ましい。
単離されたジアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレートは、任意の標準 精製法、たとえば、蒸留、ガスクロマトグラフィー、カラムクロマトグラフィー 、薄層クロマトグラフィー、液体クロマトグラフィー、高圧液体クロマトグラフ ィー、再結晶などによってさらに精製できる。再結晶が好ましい精製方法である 。
適当な再結晶溶媒としては芳香核上に1〜4個のアルキル置換基を存する芳香族 炭化水素が挙げられる。好ましいのはトルエン、エチルベンゼン、n−プロピル ベンゼン、クメン、n−ブチルベンゼン、イソブチルベンゼン、5ec−ブチル ベンゼン、tert−ブチルベンゼン、P−シメン、0−キシレン、m−キシレ ン、p−キシレン、ヘミメリテン、プソイドクメン、メシチレン、プレニテン及 びイソズシンである。
特に好ましいのは0−キシレン、m−キシレン及びp−キシレンならびにそれら の混合物である。
本発明の利点はポリ(アルキレンナフタレン−2,6−ジカルボキシレート)樹 脂を精製の容易なポリマー前駆体に都合よく転化できることである。従って、P ENチップの混合物をメタノール及び酢酸亜鉛と共に加熱することによって、冷 却時に、濾過によって採取される比較的純粋なりMN(>98%)を高収率で生 じる反応混合物が得られた。キシレンからの再結晶によって実質的に純粋な(〉 99%) DMNが生成した。DMNは新規PENの製造のための出発原料とし て使用できる。
本発明の別の利点は染料のような不純物を含むポリ(アルキレンナフタレン−2 86−ジカルボキシレート)に適用できることである。たとえば、酢酸亜鉛の存 在下における、琥珀染料を含むPENチップ(飲料用ボトルへの二次加工用)の メタノーリシスによって、わずかな紫−青色のみを有するDMNが高収率で得ら れた。脱色用木炭を使用せずにキシレンからDMNを1回再結晶することによっ てDMHの純粋な白色結晶が生成された。
本発明はまた、染色できる他のポリマーと混合されたポリ(アルキレンナフタレ ン−2,6−ジカルボキシレート)樹脂に適用できる。たとえば、メタノール、 酢酸亜鉛、PENチップ及び細断された黒色染色ポリエチレンの混合物を加熱し 、混合物を冷却し、そして濾過することによって、細断されたポリエチレンから 篩い分けによって容易に分離できるDMNが高収率で得られた。脱色用木炭を用 いてキシレンから−回再結晶することによって、PENへの再転化に適当な純粋 なりMNが得られた。
本発明の別の利点は、ポリ(アルキレンナフタレン−2゜6−ジカルボキシレー ト)とPETとの混合物に適用できることである。PEN及びPETチップの混 合物のメタノーリシス、ならびにDMN及びDMTの固体混合物の濾過による採 取後、純粋なりMN及びDMTが分別減圧蒸留によって単離された。あるいは、 分別結晶、ガスクロマトグラフィー、カラムクロマトグラフィー、液体クロマト グラフィー、高圧液体クロマトグラフィーなどのような任意の常用の分離技術に よってDMN及びDMTを単離できる。
本発明はさらに、冷却されたアルコーリシス反応混合物の濾液からの、構造: 〔式中、RはC,−C,アルキルであり、R5はエチレン、ブチレン、I、4− シクロヘキシレンジメチレンまたは2□2−ジメチル−1,3−プロピレンであ る〕を有するアルキルヒドロキシアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレ ートの単離を含んでなる。このようなアルキルヒドロキシアルキルナフタレン− 2,6−ジカルボキシレートはポリ(アルキレンナフタレン−2,6−ジカルボ キシレート)への再転化に適当である。たとえば、PENのメタノーリシス及び 固体DMNの濾過による採取によってメタノール、エチレングリコール、DMN 及びGMNを含む濾液が得られた。
メタノールの蒸留及びエチレングリコールの水抽出によってDMN及びGMNの 湿潤固体混合物が生成した。キシレンからの再結晶によって純粋なGFINが得 られた。このようにして単離された純粋なGMNは、PENへの再転化に適当で ある。
本発明の別の利点は、結晶化されていない粗製アルキルヒドロキシアルキルナフ タレン−2,6−ジカルボキシレートを、比較的純粋なジアルキルナフタレン− 2,6−ジカルボキシレートに都合よく転化できることである。従って、結晶化 されていない粗製GMNの酢酸亜鉛の存在下におけるメタノーリシス、それに続 く冷却反応混合物の濾過によって比較的純粋なりMN  (>98%)が生成し た。
本発明の他の特徴は代表的な実施態様の以下の説明において明白になるが、これ らの実施様態は本発明を説明するために記載するのであって、限定するものでは ない。
■ ■よ PENチップ528g、メタノール2. OOOmL及び酢酸亜鉛0.4gの混 合物をステンレス鋼オートクレーブ中に密封し、揺動による撹拌をしながら22 0″Cにした。メタノールによって生ずる自己圧力は約750psigであった 。3時間の反応後、加熱を中止し、揺動撹拌を保持しながら反応混合物を2時間 にわたって周囲温度まで徐々に冷却した。反応生成物、メタノール溶媒中のDM Nのスラリーを濾過して生成物465gが得られ、これは気液クロマトグラフィ ーによって少なくとも99%純粋であることが分析された。混合キシレンからこ のDMNを1回再結晶することによって純度の高い生成物が得られ、それは全て の点において新規PENポリエステルへの転化に満足なものであった。濾液のメ タノールが減圧(20トル、ポット温度60℃に上昇)において蒸留して、不揮 発性半固体160 gが得られ、それはエチレングリコール69.4重量%、D MN 1.1%及びGMN17.6%ならびにジエチレングリコール4.4%と 分析された。エチレングリコールは水との混合物がら容易に抽出さレテ、[l? 1N4.0%及びGMN10%の湿潤固体が残された。キシレンからこの固体を 2回再結晶することによって融点111〜112°Cの純粋なGMNが得られた 。この材料のNMR及びIRスペクトルは提案された構造と一致していた;分析 : Cl5HI405についての計算値: C,65,86; H,5,14; 実測値: C,65,86;H,5,10゜電子衝撃質量分析法(electr or+ impact massspectrometry)による正確な質量 : 274.0809 i Cl5HI405についての計算値: 274.0 837゜ 汎l メタ/ −/Lz500+nL 、酢酸亜鉛0.1 g、及び飲料用ボトルに二 次加工するための、琥珀に染色されたPENチップ132gを用いて前記実験を 繰り返した。反応混合物の処理によって淡し紫−青色の0MN122.1 g及 びエチレングリコール/DMN/GMN混合物40.6 gが得られ、はとんど 全ての着色が残った。脱色用木炭を使用せずにキシレンがらのDMNの結晶化を 1回行うことによってDMNの純粋な白色結晶が生成された。
拠1 PENチップが、小片に細断された黒色染色ポリエチレン48gを含む以外は例 1を繰り返した。反応混合物を冷却し、生成物のスラリーを濾過した後、ポリエ チレンは多分散フラグメントとして0MN中に存在し、それは篩い分けによって DMNから容易に除去されることが判用した。ポリエチレン中の着色は、DMN またはエチレングリコール/DMN/GMN生成物留分に移動しなかった。大部 分が篩い分けによってポリエチレン残渣から分離されたDMNの一部分を脱色用 木炭を用いて混合キシレンから再結晶することによってまた、あらゆる点からみ てPENポリエステルの再転化に満足な純粋なりMNが生成された。
拠土 例1の実験条件を、PETチッ1264g、メタノール2、 OOOmL及び酢 酸亜鉛0.4gと組み合わせたPENチン1264gに適用した。濾過によって 生成物混合物から単離された白色固体生成物は気液クロマトグラフィーによって 叶N52.4重量%及びDMT47.6重量%であることが分析され、重量は4 64gであった。50トルにおけるDMN/DMT混合物365gの蒸留によっ て、DMTが99.6%及び99.9%の2つの留分(総重量=i51g)が得 られた(b、p、=185℃)。中間留分(b、p、=185〜200”C)は 重量が30gであり、2つの高沸点留分(b、p、 =265°C)はそれぞれ 、重量が49g及び92gで、DMNが99.6%及び100%であった。ポッ ト残渣(40g)は、脱色されても、DMNが99.1%であることが分析され た。DMN/DMT混合物からのD?INのこのような再単離は容易に行える。
採取されたDMN留分は、PENポリエステルに再転化された。未使用のDMN から製造されるポリエステルと同等かまたはそれより優れたPENポリエステル に再転化された。
史i 例1に記載されたようにして単離された粗製GMNは、さらにメタノール洗浄を 行うことによってDMNに転化できる。再結晶していない粗製GMN20 gを オートクレーブの中でメタノール60mL及び酢酸亜鉛0.1 gと合し、内容 物を電磁攪拌しながら220°Cに3時間保持した。冷却後、オートクレーブの 内容物を濾過し、メタノール洗浄及び乾燥後、ガスクロマトグラフィーによって 純度98.5%(面積%)のDMNが15.41 g生成された。濾液及び洗液 を蒸発させることによって、GCによってエチレングリコールが6065%及び GMNが18.9%の残渣5.98 gが生成された。
前記教示に鑑みて、本発明の多くの修正及び変更が可能なことは明白である。従 って、添付した請求の範囲の範囲内において、本発明書中に具体的に記載した以 外の方法で実施できることを理解されたい。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成2年11月22日

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ポリ(アルキレンナフタレン−2,6−ジカルボキシレート)を含むポリマ ーまたはポリマー混合物からのジアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレ ートの形成方法であって、 (i)該ポリマーまたはポリマー混合物、(ii)炭素数1〜5の少なくとも1 種のアルコールまたは炭素数1〜5のジオール、及び、 (iii)少なくとも1種のエステル交換触媒からなる混合物を、該混合物の少 なくとも一部分をアルコール化するのに充分な時間、適当な温度及び圧力条件下 で加熱することを含んでなる方法。
  2. 2.前記ジアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレートを (a)相当量の該ジアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレートを沈澱さ せるように前記部分アルコール化混合物を冷却し;そして (b)冷却された混合物から、沈澱したジアルキルナフタレン−2,6−ジカル ボキシレートを単離することによって回収する請求の範囲第1項の方法。
  3. 3.芳香族炭化水素溶媒からの前記の単離されたジアルキルナフタレン−2,6 −ジカルボキシレートを再結晶することを更に含んでなる請求の範囲の第2項の 方法。
  4. 4.前記芳香族炭化水素溶媒がキシレン異性体の混合物である請求の範囲第3項 の方法。
  5. 5.前記ポリマー混合物が相当量のポリ(アルキレンテレフタレート)及びポリ (アルキレンナフタレン−2,6−ジカルボキシレート)を含んでなる請求の範 囲第1項の方法。
  6. 6.前記冷却工程によってテレフタル酸エステルとジアルキルナフタレン−2, 6−ジカルボキシレートとの混合物を沈澱させる請求の範囲第5項の方法。
  7. 7.テレフタル酸エステルとジアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレー トとの、前記沈澱混合物を減圧下で分別蒸留に供する請求の範囲第6項の方法。
  8. 8.前記ポリマーの反復単位のモル当りの前記アルコールを少なくとも10モル 用いる請求の範囲第1項の方法。
  9. 9.前記アルコールがメタノールである請求の範囲第8項の方法。
  10. 10.前記エステル交換触媒が酢酸亜鉛、錫塩及びチタンテトライソプロポキシ ドからなる群から選ばれた1個または複数個の構成員である請求の範囲第1項の 方法。
  11. 11.ポリマーの反復単位モル当り前記エステル交換触媒を少なくとも0.1g 用いる請求の範囲第1項の方法。
  12. 12.前記の適当な条件が、約170〜250℃の範囲の温度、約300〜90 0psigの範囲の圧力および約0.5〜3時間の範囲の反応時間を含む請求の 範囲第1項の方法。
  13. 13.前記ポリ(アルキレンナフタレン−2,6−ジカルボキシレート)が、ポ リ(エチレンナフタレン−2,6−ジカルボキシレート)、ポリ(ブチレンナフ タレン−2,6−ジカルボキシレート)及びポリ(1,4−シクロヘキシレンジ メチレンナフタレン−2,6−ジカルボキシレート)からなる群から選ばれた少 なくとも1員である請求の範囲第1項の方法。
  14. 14.ポリ(アルキレンナフタレン−2,6−ジカルボキシレート)を含むポリ マーまたはポリマー混合物からのジアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシ レートの回収方法であって、該方法が (i)該ポリマーまたはポリマー混合物、(ii)炭素数1〜5の少なくとも1 種のアルコール、及び(iii)少なくとも1種のエステル交換触媒からなる冷 却された混合物から、沈澱したジアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレ ートを単離することを含んでなり、且つ 該反応混合物を前もって、その少なくとも一部分をアルコール化するのに充分な 時間、適当な温度及び圧力条件に供する方法。
  15. 15.前記の単離されたジアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレートを 芳香族炭化水素溶媒から再結晶することをさらに含んでなる請求の範囲第14項 の方法。
  16. 16.前記ポリマーの反復単位モル当り少なくとも10モルの前記アルコールを 用いる請求の範囲第14項の方法。
  17. 17.前記アルコールがメタノールである請求の範囲第16項の方法。
  18. 18.構造: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、RはC1〜C5アルキルであり、R1はエチレン、ブチレン、1,4− シクロヘキシレンジメチレンまたは2,2−ジチメル−1,3−プロピレンであ る〕のアルキルヒドロキシアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレートエ ステルの製造方法であって、構造:▲数式、化学式、表等があります▼ の反復単位を有するポリマーを、式R−OHを有するアルコール及び少なくとも 1種のエステル交換触媒と適当な条件下で接触させて該アルキルヒドロキシアル キルナフタレン−2,6−ジカルボキシレートを製造することを含んでなる製造 方法。
  19. 19.Rがメチルであり且つR1がエチレンである請求の範囲第18項の方法。
  20. 20.前記の適当な条件が約170〜250℃の範囲の温度、約300〜900 psigの範囲の圧力及び約0.5〜3.0時間の範囲の反応時間を含む請求の 範囲第18項の方法。
  21. 21.構造: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、RはC1〜C5アルキルであり、R1はエチレン、ブチレン、1,4− シクロヘキシレンジメチレンまたは2,2−ジチメル−1,3−プロピレンであ る〕のアルキルヒドロキシアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレート。
  22. 22.Rがメチルであり且つR1がエチレンである請求の範囲第21項のアルキ ルヒドロキシアルキルナフタレン−2,6−ジカルボキシレート。
JP1506307A 1988-05-23 1989-05-12 ナフタレン‐2,6‐ジカルボン酸含有ポリエステルからのジアルキルナフタレン‐2,6‐ジカルボキシレートの回収 Pending JPH03504379A (ja)

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