JPH0350232B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0350232B2
JPH0350232B2 JP57078380A JP7838082A JPH0350232B2 JP H0350232 B2 JPH0350232 B2 JP H0350232B2 JP 57078380 A JP57078380 A JP 57078380A JP 7838082 A JP7838082 A JP 7838082A JP H0350232 B2 JPH0350232 B2 JP H0350232B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
reactor
control rod
core
blanket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57078380A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58196488A (ja
Inventor
Katsuyuki Kawashima
Kotaro Inoe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP57078380A priority Critical patent/JPS58196488A/ja
Publication of JPS58196488A publication Critical patent/JPS58196488A/ja
Publication of JPH0350232B2 publication Critical patent/JPH0350232B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高速増殖炉に係り、特に、炉心軸方
向における最大出力密度を低下するのに好適な高
速増殖炉に関するものである。
高速増殖炉は、炉心内の核分裂性物質の核分裂
によつて発生する高速中性子を燃料親物質に吸収
させ、これにより新しい核分裂性物質を炉心内に
生産するものである。すなわち、高速増殖炉は、
核分裂性物質が核分裂によつて消費される速さよ
りも新しい核分裂性物質が生産される速さのほう
が大きい。この新しい核分裂性物質の生産、すな
わち、増殖によつて、核燃料を有効に利用するこ
とができる。
高速増殖炉の炉心は、一般に、柱状に形成さ
れ、核分裂性物質が存在する炉心領域と炉心領域
の外側を取囲んで主として燃料親物質からなるブ
ランケツト領域とから形成されている。ブランケ
ツト領域は、炉心領域の外周を取囲む半径方向ブ
ランケツト領域と炉心領域の軸方向の両端に位置
している軸方向ブランケツト領域とを有してい
る。炉心領域に存在する核分裂性物質は主にプル
トニウム−239であり、ブランケツト領域に存在
する燃料親物質は主にウラン−238である。ウラ
ン−238は、プルトニウム−239の核分裂によつて
発生する高速中性子を吸収してプルトニウム−
239に変化する。
高速増殖炉においても、定格出力達成後の核分
裂性物質の消費により反応度が失われる。この反
応度損失を補償するために、高速増殖炉の燃焼初
期の反応度を高速増殖炉運転時の反応度よりも大
きくし、所定期間、高速増殖炉が所定の出力を維
持できるように考慮している。所定出力を維持で
きるように高速増殖炉にあらかじめ付加した反応
度を、余剰反応度という。高速増殖炉の炉心に挿
入された制御棒は、核暴走を防止するために余剰
反応度を制御している。高速増殖炉における制御
棒は、一般に上方より炉心内に挿入される。
炉心内に装荷された燃料集合体の有するエネル
ギを有効に活用するためには、出力分布を可能な
限り平坦にすることが必要である。すなわち、最
大出力密度を低く押えることが要求される。
本発明の目的は、制御棒の挿入深さの変化によ
る最大出力密度の上昇を抑制し、しかもスクラム
を短時間に行なえる高速増殖炉を提供することに
ある。
本発明は、核分裂性物質が富化されておりしか
も冷却材である液体金属が通過する炉心領域と、
前記炉心領域の外側を取囲んで燃料親物質を有す
るブランケツト領域と、前記炉心領域に配備した
燃料親物質を有する内部ブランケツト領域と、中
性子吸収物質からなつて上方より前記炉心領域内
に挿入される原子炉出力調整用制御棒と、中性子
吸収物質からなつて前記炉心領域内に挿入される
原子炉停止用制御棒と、前記原子炉出力調整用制
御棒を操作する第1制御棒駆動装置と、前記原子
炉停止用制御棒を操作する第2制御棒駆動装置と
を有する高速増殖炉において、前記原子炉出力調
整用制御棒の部分挿入時に前記内部ブランケツト
より上方の炉心領域に挿入される領域である前記
原子炉出力調整用制御棒の下部領域の中性子吸収
断面積を、その制御棒の上部領域の中性子吸収断
面積よりも小さくし、前記原子炉停止用制御棒の
中性子吸収断面積を軸方向に一様にしたことを特
徴とする高速増殖炉であつて、原子炉出力調整用
制御棒の部分挿入状態(燃料サイクル初期である
BOC状態)に原子炉出力調整用制御棒の下部領
域が内部ブランケツトよりも上方の炉心領域の中
性子を吸収することと成り、その下部領域の中性
子吸収能力は上部領域よりも低いから、上部領域
が内部ブランケツトよりも上方の炉心領域に存在
していた時よりも内部ブランケツトよりも上方の
炉心領域の軸方向における相対出力分布が盛り上
がり内部ブランケツトよりも上方と下方との各炉
心領域の軸方向における相対出力分布が近づいて
軸方向の炉心の軸方向出力分布が平坦化すること
に成り、定格出力を得るために内部ブランケツト
よりも下方の炉心領域の軸方向出力を、即ち内部
ブランケツトよりも下方の炉心領域の最大出力密
度を高め無くても良くなるという作用を得られ
る。
本発明は、第1図に示す軸方向非均質炉心にお
ける制御棒の挿入深さと最大出力密度との関係を
詳細に検討することによつてなされたものであ
る。以下にその検討内容を説明する。
第1図に示す軸方向非均質炉心は、米国特許出
願第339894号(1982年1月18日出願)“高速増殖
炉”にて提案されているものである。この軸方向
非均質炉心1は、炉心領域2、内部ブランケツト
領域3および外部ブランケツト領域から構成され
る。炉心領域2は、半径方向ブランケツト領域4
および軸方向ブランケツト領域5Aおよび5Bか
らなる外部ブランケツト領域によつて取囲れてい
る。水平方向に伸びる内部ブランケツト領域3
が、炉心領域2内でしかも軸方向の中央に配置さ
れる。内部ブランケツト領域3の軸方向の厚み
は、水平方向で中心部よりも周辺部で薄くなつて
いる。すなわち、内部ブランケツト領域3は、軸
方向に偏平な柱状体で周辺部の厚みを薄くしたも
のである。内部ブランケツト領域3と半径方向ブ
ランケツト領域4の間に、炉心領域2が介在して
いる。余剰反応度を制御して原子炉出力を調節す
る制御棒6は、上方より炉心領域2内に挿入され
る。第1図は、制御棒6が軸方向に炉心領域2よ
り半分引抜かれている状態を示している。当然の
ことながら、制御棒6は、高速増殖炉の起動前に
は炉心領域2内に完全に挿入され、燃料集合体交
換前の高速増殖炉の燃料サイクル末期には炉心領
域2から完全に引抜かれてしまう。制御棒6は、
炉心領域2の高さに相当する部分に中性子吸収材
であるボロン−10を内蔵している。この中性子吸
収材領域の軸方向の長さは、炉心領域2の高さに
等しい。ボロン−10はB4Cという化合物の形態に
なつており、ボロン−10の濃度(30重量%)は制
御棒6の軸方向で一様になつている。この制御棒
6を全挿入から全引抜きに渡つて軸方向に炉心領
域2内で移動させた時の炉心領域2の軸方向にお
ける最大出力密度の変化を第2図に特性Aとして
示す。第2図において制御棒の挿入深さ割合と
は、炉心領域2の高さに対する制御棒6の炉心領
域2内に挿入された中性子吸収材充填領域の軸方
向の長さの割合である。挿入深さ割合100%は制
御棒全挿入を意味し、挿入深さ割合0%は全引抜
きを意味する。炉心領域2の軸方向における最大
出力密度は、制御棒6の挿入深さ割合が100%よ
り減少するとともに増大し、挿入深さ割合が約45
%の時に最大値を示し、挿入深さ割合がさらに減
少すると急激に低下することがわかつた。挿入深
さ割合が約45%の時の炉心領域2の軸方向におけ
る最大出力密度は、挿入深さ割合0%の時の最大
出力密度の約9%増となる。
発明者等は、制御棒の挿入深さ割合によつて軸
方向の最大出力密度が変化する現象を発見した。
本発明は、この新しく発見した現象、すなわち、
制御棒の移動による炉心の最大出力密度の増大が
制御棒の中性子吸収断面積を変化させることによ
つて抑制できることを確認したことに基づいてな
されたものである。
上記の検討結果に基づいてなされた本発明の好
適な一実施例を第3図〜第9図に基づいて以下に
説明する。
高速増殖炉は、上端部を回転プラグ22にて封
鎖された原子炉容器21、多数の燃料集合体25
から構成される炉心24、炉心24内に挿入され
る制御棒および原子炉容器21に取付けられて燃
料集合体25を支持する炉心支持板45を有して
いる。燃料集合体25は、炉心支持板45に取付
けられる流量調整管47内に燃料集合体25の下
端部にあるエントランスノズル41を挿入するこ
とにより保持される。燃料集合体25の構造を第
4図に示す。燃料集合体25は、ラツパ管39の
両端を下部遮蔽体40と上部遮蔽体3に取付け、
ラツパ管39内に配置される多数の燃料ピン26
を下部遮蔽体40に取付けて構成される。冷却材
であるNaが流入する開口42を有するエントラ
ンスノズル41が、下部遮蔽体40の下部に設け
られる。
中間熱交換器(図示せず)にて冷却された冷却
材であるNaは、入口ノズル23Aより原子炉容
容21内の下部プレナム48内に流入する。その
後、Naは、開口49を通つて高圧プレナム46
内に流入し、さらに、流量調整管47に設けられ
た開口および開口42を通つて燃料集合体25内
に導かれる。Naは、燃料集合体25内で燃料ピ
ン26によつて加熱され、昇温する。高温のNa
は、出口ノズル23Bから原子炉容器21外に流
出し、前述の中間熱交換器に送られる。
多数の燃料集合体25によつて構成される炉心
24の縦断面の概略構造を第5図に示す。外部ブ
ランケツト領域(半径方向ブランケツト領域4、
軸方向ブランケツト領域5Aおよび5B)に取囲
まれる炉心領域2の軸方向中央に、水平方向に伸
びる内部ブランケツト領域3が存在する。内部ブ
ランケツト領域3の軸方向の厚みは2段階に変化
している。すなわち、内部ブランケツト領域3の
周辺部における厚みH4は、その中央部の厚みH3
よりも薄くなつている。本実施例の炉心24は、
第1図と同様な軸方向非均質炉心である。炉心2
4は、半径方向に内部ブランケツト領域を有する
柱状の第層、第層の内部ブランケツト領域を
有する環状の第層、内部ブランケツト領域を有
しない環状の第層および半径方向ブランケツト
領域を形成する環状の第層が順に同心状に配置
されている。内部ブランケツト領域3の最外周面
は、炉心領域2を間に介在させて半径方向ブラン
ケツト領域4に対向している。しかし、本実施例
における第層の内部ブランケツト領域の軸方向
の厚みは、半径方向に一定である。これは、後述
するように第層に一種類の燃料集合体を配置す
ればよく、燃料集合体の製造が容易になつてその
燃料集合体の装荷が容易である。第層の内部ブ
ランケツト領域と第層のブランケツト領域は隣
接している。
本実施例の軸方向非均質炉心の寸法は、D1
405cm、D2=325cm、d1=256cm、d2=194cm、H1
=175cm、H2=95cm、H3=22cmおよびH4=12cm
である。
第層、第層、第層および第層に装荷さ
れる燃料集合体の構造を第7A図〜第7D図に基
づいて説明する。第層に装荷される燃料集合体
25Aは、第4図に示す燃料集合体25内の燃料
ピン26として、第7A図に示す燃料ピン26A
を用いたものである。燃料ピン26Aは、端栓2
8および29にて両端を密封した被覆管27内に
2種類の燃料ペレツト、すなわち、炉心燃料ペレ
ツトおよびブランケツト燃料ペレツトを充填した
ものである。被覆管27内には、上方、すなわ
ち、端栓28側より上部ブランケツト領域31
A、炉心領域32A、中部ブランケツト領域3
3、炉心領域32Bおよび下部ブランケツト領域
31Bが順に配置される。下部ブランケツト領域
31Bの下方には、核分裂によつて生じる核分裂
生成ガスを蓄えるガスプレナム34が存在する。
上部ブランケツト領域31A、中部ブランケツト
領域33および下部ブランケツト領域31Bは、
ウラン−238を多量に含む天然ウランよりなるブ
ランケツト燃料ペレツトが充填されている。炉心
領域32Aおよび32Bは、プルトニウム−239
が富化されたPuO3−UO2からなる炉心燃料ペレ
ツトが充填されている。上部ブランケツト領域3
1A上端から下部ブランケツト領域下端までの長
さは、175cm(H1)である。ワイヤスペーサ30
が、被覆管27の外周に取付けられる。
第層に装荷される燃料集合体25Bは、第7
B図の燃料ピン26Bを用いたものである。燃料
ピン26Bは燃料ピン26Aに比べて炉心領域3
5Aおよび35Bの長さを長くして中部ブランケ
ツト領域36の長さを短くしたものである。第7
C図の燃料ピン26Cを用いることにより、第
層に装荷される燃料集合体25Cが構成される。
燃料ピン26Cは、上部ブランケツト領域31A
と下部ブランケツト領域31Bとの間に炉心燃料
ペレツトのみが充填される炉心領域37を配置し
たものである。第7D図の燃料ピン26Dは、被
覆管27内のガスプレナム34より上方にブラン
ケツト燃料ペレツトのみを充填したブランケツト
領域38を有している。第層に装荷される燃料
集合体25Dは、燃料ピン26Dを用いている。
各々の燃料ピンの炉心領域におけるプルトニウム
−239の富化度は等しい。
制御棒は、第4図に示すように調整棒6A、安
全棒6Bおよび後備安全棒6Cの3種類がある。
いずれの制御棒も、中性子吸収材としてB4Cを用
いている。調整棒6Aは、燃料消費に伴う原子炉
出力低下の補償等の高速増殖炉の運転中における
原子炉出力を制御するものである。調整棒は、高
速増殖炉の運転が経過するに従つて炉心領域50
より徐々に引抜かれる。安全棒6Bは、高速増殖
炉の運転を停止させるものである。安全棒6B
は、高速増殖炉の起動とともに炉心領域50から
完全に引抜かれ、高速増殖炉の通常運転時には炉
心領域50から引抜かれたままである。高速増殖
炉の保守点検時および燃料交換時または事故発生
によるスクラム時等のように高速増殖炉の運転を
停止する場合には、安全棒6Bは炉心領域50内
へ完全に挿入される。高速増殖炉を停止させる場
合には、当然のことながら調整棒6Aも炉心領域
50内に完全に挿入される。後備安全棒6Cは、
機能的には安全棒6Bと同じである。後備安全棒
6Cは安全棒6Bの駆動機構と異なつた駆動機構
を有し、安全棒6Bをバツクアツプするものであ
る。すなわち、後備安全棒6Cは、安全棒6Bの
炉心領域50内への挿入が不可能になつた時、安
全棒6Bに代つて炉心領域50内に挿入されて高
速増殖炉を停止させる。安全棒6Bおよび後備安
全棒6Cは、原子炉停止用制御棒である。これに
対して調整棒6Aは、原子炉停止用としての機能
も有してはいるが主として原子炉出力調整用制御
棒である。
調整棒6Aを第8図に基づいて説明する。調整
棒6Aは、複数のアブソーバロツド7、上部タイ
ロツド11および下部タイロツド16から構成さ
れる。アブソーバロツド7は、被覆管8の両端を
端栓9Aおよび9Bにて密封し、被覆管8内に2
種類のB4Cペレツト10Aおよび10Bを充填し
たものである。B4Cペレツト10Aのボロン−10
の濃度はB4Cペレツト10Bのその濃度よりも大
きい。すなわち、前者の濃度は32.5重量%であ
り、後者の濃度は29.5重量%である。前者の濃度
は、後者のそれの約1.1倍となつている。ボロン
−10の濃度は、(ボロン−10の量)/(ボロン−
10の量+ボロン−11の量)で表わされる。ボロン
−11は、中性子を吸収しない物質である。B4Cペ
レツト10Aは調整棒6Aの上部に配置される。
B4Cペレツト10Bは、調整棒6Aの下部に配置
される。アブソーバロツド8内のB4Cペレツト1
0Aおよび10Bが充填された中性子吸収材充填
領域の高さは、炉心領域50の高さH2に等しい。
B4Cペレツト10Aの充填領域R1の高さとB4Cペ
レツト10Bの充填領域R2の高さは等しく、共
に高さH2の1/2である。充填領域R1およびR2
でのボロン−10の濃度は、軸方向にそれぞれ一様
である。アブソーバロツド8の両端部は、上部タ
イプレート11および下部タイプレート16に取
付けられる。上部タイプレート11および下部タ
イプレート16は、円筒カバー50にて連結され
る。アブソーバロツド8は、円筒カバー50内に
配置される。上部タイプレート11は、その上端
部に連結部13を有する。また、下部タイプレー
ト16は、緩衝装置を構成するダツシユラム18
を下端部に有する。
燃料集合体25の外観と同じ形状を有する複数
の下部案内管51が、炉心24内の燃料集合体2
5間に配置される。下部案内間51の下部構造を
第9図に示す。下部案内管51の下端部に設けら
れたエントランスノズル52が、流量調整管47
内に挿入することによつて炉心支持板45に支持
される。ダツシユポツト55を有する緩衝器54
が、下部案内管51内の下端部に配置され、支持
部材56によつて下部案内管51に固定されてい
る。上部案内管57は、第3図に示すように下部
案内管51の延長線上でそれの上方に配置され
る。上部案内管57は、回転プラグ22に固定さ
れる。
調整棒6Aは、下部案内管51および上部案内
管57内を移動する。制御棒駆動装置60Aおよ
び60Bは、回転プラグ22に設置される。制御
棒駆動装置60Aよりその下方に延びる駆動延長
軸58は、上部案内管57内を通つて調整棒6A
の連結部13と着脱可能に結合される。円筒ベロ
ーズ59の両端が、上部案内管57と駆動延長軸
58に取付けられる。円筒ベローズ59は、上部
案内管57内を上昇するナトリウムベーパの上方
への移行を阻止している。
安全棒6Bおよび後備安全棒6Cは、アブソー
バロツド8内に充填されたB4Cペレツトを除いて
前述した調整棒6Aと同じ構造を有している。調
整棒6Aのボロン−10の濃度がその軸方向で前述
したように変化しているのに対して、安全棒6B
および後備安全棒6Cのボロン−10の濃度は軸方
向に一様である。安全棒6Bおよび後備安全棒6
Cのボロン−10の濃度は、31重量%である。安全
棒6Bおよび後備安全棒6Cも、下部案内管51
および上部案内管57内を移動する。安全棒6B
は、制御棒駆動装置60Bから下方に延びる駆動
延長軸58に着脱可能に結合される。制御棒駆動
装置60Aおよび60Bは、モータ(図示せず)
の回転力を用いて駆動延長軸58を上下に移動さ
せるものである。制御棒駆動装置60Aは、高速
増殖炉の起動時および停止時はもとより運転中の
出力調整時にも駆動される。制御棒駆動装置60
Bは、高速増殖炉の起動時および停止時に駆動さ
れるが、運転中の出力調整時には駆動されない。
後備安全棒6Cは、制御棒駆動装置60Bとは異
なる機構、例えば流体圧にて上下に駆動される。
高速増殖炉の起動時に挿入されていたすべての
安全棒6Bおよび後備安全棒6Cは、制御棒駆動
装置により炉心領域50より上方に完全に引抜か
れる。調整棒6Aが炉心領域50内に完全に挿入
されている時、すなわち、ダツシユラム18がダ
ツシユポツト55内に完全に挿入されている時、
調整棒6Aの中性子吸収材充填領域R1,R2は、
炉心領域50と同じレベルにある。調整棒6A
も、原子炉出力を上昇させるために徐々に炉心領
域50より上方に向つて引抜かれる。第5図は、
調整棒6Aが、炉心領域50から半分引抜かれた
状態を示している。高圧プレナム46内のNaは、
流量調整管47に設けられた開口および開口53
を通つてエントランスノズル52内に流入する。
このNaは、支持部材56間を通り抜け、下部案
内管51内を上昇する。Naは、開口17を通つ
て下部タイプレート16の内部空間19およびア
ブソーバロツド8の相互間の流路を経て上部タイ
プレート11の内部空間15に到達し、やがて開
口12より流出する。アブソーバロツド8は、
Naにより冷却される。
第5図の状態は燃焼サイクル初期(以下BOC
という)を示したものであり、その後、調整棒6
Aは炉心領域50から徐々に引抜かれる。燃焼サ
イクルとは、燃料集合体の装荷時(または交換
時)から次の交換時までの間をいう。BOCおよ
び燃焼サイクル末期(以下EOCという)の炉心
24の半径方向および軸方向の出力分布を、第1
0図および第11図に示す。これらの出力分布は
電気出力2500MWの高速増殖炉におけるものであ
る。本実施例の如くボロン−10の濃度が軸方向で
異なる調整棒6Aを用いた場合と第1図に示すよ
うにボロン−10の濃度が軸方向で一様な制御棒6
を調整棒として用いた場合とでは、第10図に示
す半径方向の出力分布はほとんど変化しない。制
御棒6のボロン−10濃度は、31重量%である、し
かし、両者の軸方向の出力分布は、第11図に示
すようにBOC時(第5図のように調整棒6Aを
炉心領域50より半分引抜かれている時)に変化
する。EOC時においては、両者の軸方向の出力
分布は同一である。実線は本実施例(調整棒の軸
方向にボロン−10の濃度差有)および一点鎖線は
第1図に示す例(調整棒の軸方向のボロン−10濃
度一様)をそれぞれ示している。調整棒6Aの下
部のボロン−10濃度は制御棒(調整棒)6のボロ
ン−10濃度よりも小さいが、上部では制御棒6よ
りボロン−10濃度が大きくなつている。このた
め、調整棒6Aの全挿入時の制御棒反応度価値
は、制御棒6のそれと同じである。BOC時で比
較すると、本実施例の炉心領域50の軸方向にお
ける最大出力密度(相対値)は、第1図に示す例
に比べて約1.5%減少する。これは、調整棒6A
の下部(挿入端部側)の中性子吸収材濃度を低く
したことによる。すなわち、調整棒6Aを炉心領
域50から軸方向に上方に向つて1/2引抜くと、
中性子吸収材濃度の低い下部が、内部ブランケツ
ト領域51より上方の炉心領域50の部分に位置
することになる。従つて、制御棒6では抑制され
ていた炉心領域50の上部の出力分布が、調整棒
6Aを用いることによつて増加する。原子炉出力
が所定の運転出力以上に上昇することを防止する
ために、炉心領域50に挿入する調整棒6Aの本
数および挿入深さの調節が行なわれる。結果的
に、本実施例では前述したように最大出力密度は
相対的に低下する。
第5図に示すような軸方向非均質炉心におい
て、調整棒を炉心領域内に半分挿入した時、第1
1図のように炉心領域の下部に出力ピークが生じ
る理由を以下に示す。軸方向非均質炉心では、出
力が最も高くなる中央部に天然ウランを配置した
内部ブランケツト領域を有している。ナトリウム
中における中性子の飛程距離は、軽水炉のような
水中に比べて長い。しかし、炉心領域の下部で発
生した中性子は、内部ブランケツト領域で吸収さ
れてしまい、炉心領域の上部に到達しない。炉心
領域上部の制御棒による出力分布の歪は、炉心領
域下部で発生した中性子により補償されなくな
る。軸方向均質炉心では、このような現象が生じ
なく、炉心領域下部で発生した中性子は炉心領域
上部に容易に到達する。従つて、制御棒(調整
棒)によつて生じる炉心領域上部の出力分布の歪
は、下部より到達する中性子によつてある程度是
正される。制御棒を軸方向に1/2挿入した時の軸
方向均質炉心の軸方向での出力分布は、第11図
に示すような軸方向非均質炉心の如く歪を生じな
く、cos分布に近い滑らかなものとなる。軸方向
における最大出力密度の絶対値は、内部ブランケ
ツト領域を有する軸方向非均質炉心が軸方向均質
炉心よりも著しく低下する。なお、第5図に示す
本実施例の炉心24の半径方向および軸方向の出
力分布は、著しく平坦化される。炉心24を有す
る高速増殖炉の増殖率は1.29となり、倍増時間は
16.6年となる。
安全棒6Bおよび後備安全棒6Cを炉心領域5
0から引抜いた状態で調整棒6Aを炉心領域50
から上方に向つて徐々に引抜く時の炉心領域50
の軸方向の最大出力密度の変化を、第2図の特性
Bに示す。調整棒6Aを引抜いてその挿入深さ割
合が約50%以下になると、最大出力密度が急激に
減少する。挿入深さ割合が50〜100%の間は、最
大出力密度はほとんど変化しない。本実施例で
は、第1図に示す高速増殖炉の特性Aのように制
御棒の挿入深さ割合40〜50%の範囲で最大出力密
度のピークが形成されない。すなわち、本実施例
では、調整棒6Aの一部分、特にその40〜50%を
炉心領域50内に挿入した場合に炉心領域50の
下部に生じる最大出力密度を第1図の高速増殖炉
よりも低くできる。本実施例の調整棒6Aおよび
第1図の高速増殖炉の調整棒としての制御棒6を
全引抜きから全挿入まで移動させた時の制御棒反
応度価値の変化を第12図に示す。前述したよう
に全挿入した時の制御棒反応価値は等しい。制御
棒6による変化を特性Cに調整棒6Aによる変化
を特性Dに示す。調整棒6Aの制御棒反応度価値
は、制御棒6に比べて下部のボロン−10濃度が低
いので、挿入開始時には制御棒6よりも小さい。
しかし、調整棒6Aの挿入深さ割合が増大するに
伴つて制御棒反応度価値は急激に上昇する。
本実施例では、第1図に示す制御棒6と同様に
軸方向の中性子吸収断面積が一様で挿入端側の中
性子吸収断面積が調整棒6Aのそれよりも大きな
安全棒6Bを用いているので、スクラムを短時間
に行なうことができる。すなわち、安全棒6Bの
挿入深さ割合に対する制御棒反応度価値の変化
は、特性Cと同じである。このため、安全棒6B
の炉心領域50への挿入初期において調整棒6A
よりも大きな制御棒反応度価値を投入できる。本
実施例では、それだけ早くスクラムが可能とな
る。
B4Cペレツト10AとB4Cペレツト10Bとの
充填領域の軸方向における境界の位置が変化する
と、軸方向の最大出力密度の減少度合も変わる。
第13図に高濃度のB4Cペレツト10Aの充填領
域と低濃度のB4Cペレツト10Bの充填領域との
境界位置と軸方向の最大出力密度との関係を示
す。横軸は、B4Cペレツト10Aの充填領域(高
濃度中性子吸収材の充填領域)の中性子吸収材充
填領域R1およびR2に占める割合を示している。
B4Cペレツト10A充填領域が0%より増加し、
または100%より減少するとともに最大出力密度
は減少する。軸方向の最大出力密度を効果的に減
少させるためには、前述の境界位置を、B4Cペレ
ツト10A充填領域が35〜65%を占めるような位
置に配置させることが望ましい。すなわち、この
境界位置は、中性子吸収材充填領域R1およびR2
の上端からその充填領域の全長の35〜65%の位置
になるように配置する。前述の境界位置は、中性
子吸収物質の濃度が一様な制御棒6を挿入した
際、軸方向の最大出力密度が生じる位置付近に配
置することである。
第14図は、最大出力密度の中性子吸収物質濃
度依存性を示している。横軸は、(高濃度B4Cペ
レツトのボロン−10濃度)/(低濃度B4Cペレツ
トのボロン−10濃度)を表わしている。調整棒6
Aの上部に配置される高濃度B4Cペレツトのボロ
ン−10濃度をその下部に配置される低濃度B4Cペ
レツトのボロン−10濃度の約1.03〜1.17倍にする
と、軸方向の最大出力密度が著しく低下する。調
整棒6Aの上部と下部のボロン−10濃度の比を前
述の範囲にすることが望ましい。その濃度比を、
約1.1倍にすると最大出力密度は、最も低くなる。
安全棒6Bに、調整棒6Aと同じ構造の制御
棒、すなわち下部のボロン−10濃度が上部のボロ
ン−10濃度よりも低い制御棒を用いてもよい。こ
の場合でも、前述した実施例の効果を達成でき
る。しかし、安全棒6Bの下部のボロン−10濃度
が低いので、前述したようにスクラムに要する時
間が若干長くなる。
本発明を軸方向非均質炉心であるパフエー炉心
に適用した実施例を第15図に示す。パフエー炉
心は、炉心領域60内に薄い円柱状の内部ブラン
ケツト領域61を配置したものである。炉心領域
60の外周は、半径方向ブランケツト領域4およ
び軸方向ブランケツト領域5Aおよび5Bにて取
囲まれている。調整棒6A、安全棒6Bおよび後
備安全棒6Cの構造および炉心内での配置は、前
述の実施例と同一である。パフエー炉心を適用し
た電気出力2500MWの高速増殖炉の増殖率は1.28
であり、倍増時間は18.4時間である。このような
本実施例においても、第5図に示す実施例と同一
の効果が得られる。
軸方向均質炉心を有する高速増殖炉に適用した
実施例を第16図に基づいて説明する。軸方向均
質炉心62は、同心円状の内部炉心領域63と外
部炉心領域64とを有している。外部炉心領域6
4のプルトニウム−239の富化度は、内部炉心領
域63のそれよりも大きい。半径方向ブランケツ
ト領域4が外部炉心領域64の外側に配置され
る。軸方向ブランケツト領域5Aおよび5Bが、
炉心領域の上部と下部に配置される。軸方向均質
炉心62の各部の寸法は、以下の通りである。す
なわち、H1=170cm、H2=100cm、D1=405cm、
D2=325cmおよびd3=243cmである。前述したパ
フエー炉心においても、H1,H2,D1およびD2
軸方向均質炉心62と同じ寸法である。調整棒6
A、安全棒6Bおよび後備安全棒6Cの構造およ
び配置は、第5図に示す実施例と同一である。軸
方向均質炉心62の増殖率は1.26、倍増時間は
19.0時間である。
軸方向均質炉心62の調整棒6Aの半分挿入に
基づく軸方向の出力分布は、内部ブランケツト領
域がないので前述したようにあまり歪まなく、
cos分布に近いものとなる。調整棒6Aを用いた
本実施例では、軸方向のボロン−10の濃度が一様
な制御棒6を調整棒として用いた軸方向均質炉心
と比較して調整棒6Aを半分挿入した時で、最大
出力密度の増大幅は約1%減少する。軸方向均質
炉心では、軸方向非均質炉心に比べて調整棒6A
を用いた効果が幾分減少する。
前述した各々の実施例で用いた調整棒すなわち
制御棒は軸方向で濃度の異なる2種類の中性子吸
収物質を配置している。しかし、中性子吸収物質
の濃度は、制御棒の下端部上端部に向つて連続的
に増加させてもよい。ただし、この場合、中性子
吸収物質の濃度の異なる多種類のペレツトが必要
となり、アブソーバロツドの製作が複雑で面倒に
なる。同種類の中性子吸収物質の濃度を変える代
りに、ハウニウムとB4Cのように中性子吸収断面
積の異なる物質を用いて調整棒6Aを製作しても
よい。当然のことながらハウニウムのような中性
子吸収断面積の小さな物質を調整棒6Aの下部に
B4Cのような中性子吸収断面積の大きな物質を調
整棒6Bの上部に配置する。
本発明によれば、制御棒が部分的に炉心領域内
に挿入されている時に炉心領域内、特に炉心領域
の下部に生じる軸方向における最大出力密度を低
下させることができると共に、早いスクラムが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は先願にて提案済の軸方向非均質炉心の
概要を示す構造図、第2図は制御棒の挿入深さ割
合と最大出力密度との関係を示す特性図、第3図
は本発明の好適な一実施例である高速増殖炉の縦
断面図、第4図は第3図に示す炉心に装荷される
燃料集合体の外観図、第5図は第3図に示す炉心
の概略縦断面図、第6図は第3図および第5図の
−断面図、第7A図は第5図の第層に装荷
される燃料集合体を構成する燃料ピンの縦断面
図、第7B図は第5図の第層に装荷される燃料
集合体を構成する燃料ピンの縦断面図、第7C図
は第5図の第層に装荷される燃料集合体を構成
する燃料ピンの縦断面図、第7D図は第5図の第
層に装荷される燃料集合体を構成する燃料ピン
の縦断面図、第8図は第3図に示す調整棒の縦断
面図、第9図は第3図に示す下部案内管下端部の
縦断面図、第10図は炉心半径方向の出力分布を
示す特性図、第11図は炉心軸方向の出力分布を
示す特性図、第12図は制御棒の挿入深さ割合の
制御棒反応度価値との関係を示す特性図、第13
図は制御棒内の全中性子吸収物質充填領域の長さ
に対する高濃度中性子吸収物質充填領域の長さの
占める割合と最大出力密度との関係を示す特性
図、第14図は(高濃度B4Cペレツトのボロン−
10濃度)/(低濃度B4Cペレツトのボロン−10濃
度)と最大出力密度との関係を示す特性図、第1
5図および第16図は本発明の他の実施例の概略
縦断面図。 4……半径方向ブランケツト領域、5A,5B
……軸方向ブランケツト領域、6A……調整棒、
6B……安全棒、8……アブソーバロツド、10
A,10B……B4Cペレツト、21……原子炉容
器、24……軸方向非均質炉心、25……燃料集
合体、51……下部案内管、57……上部案内
管、60A,60B……制御棒駆動装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 核分裂性物質が富化されておりしかも冷却材
    である液体金属が通過する炉心領域と、前記炉心
    領域の外側を取囲んで燃料親物質を有するブラン
    ケツト領域と、前記炉心領域に配備した燃料親物
    質を有する内部ブランケツト領域と、中性子吸収
    物質からなつて上方より前記炉心領域内に挿入さ
    れる原子炉停止用制御棒と、中性子吸収物質から
    なつて前記炉心領域内に挿入される原子炉出力調
    整用制御棒と、前記原子炉出力調整用制御棒を操
    作する第1制御棒駆動装置と、前記原子炉停止用
    制御棒を操作する第2制御棒駆動装置とを有する
    高速増殖炉において、前記原子炉出力調整用制御
    棒の部分挿入時に前記内部ブランケツトより上方
    の炉心領域に挿入される領域である前記原子炉出
    力調整用制御棒の下部領域の中性子吸収断面積
    を、その制御棒の上部領域の中性子吸収断面積よ
    りも小さくし、前記原子炉停止用制御棒の中性子
    吸収断面積を軸方向に一様にしたことを特徴とす
    る高速増殖炉。 2 前記原子炉停止用制御棒の中性子吸収断面積
    を前記原子炉出力調整用制御棒の下部領域の中性
    子吸収断面積より大きくする特許請求の範囲第1
    項記載の高速増殖炉。 3 前記上部領域と前記下部領域との境界位置を
    前記上部領域の上端から前記上部領域および前記
    下部領域を合わせた長さの35〜65%の範囲に位置
    させた特許請求の範囲第1項記載の高速増殖炉。 4 前記上部領域の中性子吸収断面積を前記下部
    領域の中性子吸収断面積の1.03〜1.17倍にした特
    許請求の範囲第1項または第3項記載の高速増殖
    炉。 5 前記原子炉停止用制御棒の中性子吸収物質の
    濃度を軸方向に一様にする第1項または第3項記
    載の高速増殖炉。 6 前記内部ブランケツト領域の軸方向の厚みを
    前記内部ブランケツト領域の中央部で厚くすると
    ともに前記内部ブランケツト領域の周辺部分で薄
    くし、前記内部ブランケツト領域の周辺部分の最
    外周縁をその間に前記炉心領域を介在させて前記
    外部ブランケツト領域と対向させた特許請求の範
    囲第1項記載の高速増殖炉。
JP57078380A 1982-05-12 1982-05-12 高速増殖炉 Granted JPS58196488A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57078380A JPS58196488A (ja) 1982-05-12 1982-05-12 高速増殖炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57078380A JPS58196488A (ja) 1982-05-12 1982-05-12 高速増殖炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58196488A JPS58196488A (ja) 1983-11-15
JPH0350232B2 true JPH0350232B2 (ja) 1991-08-01

Family

ID=13660405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57078380A Granted JPS58196488A (ja) 1982-05-12 1982-05-12 高速増殖炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58196488A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4809151B2 (ja) * 2006-07-27 2011-11-09 株式会社日立製作所 軽水炉の炉心及び制御棒
ITUA20163717A1 (it) * 2016-05-04 2017-11-04 Luciano Cinotti Reattore nucleare, con barre di controllo e spegnimento esterne al nocciolo ed alle sue strutture portanti

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5681494A (en) * 1979-12-06 1981-07-03 Tokyo Shibaura Electric Co Nuclear reactor control rod
JPS57173786A (en) * 1981-04-20 1982-10-26 Tokyo Shibaura Electric Co Absorbing pin for vent type control rod

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5681494A (en) * 1979-12-06 1981-07-03 Tokyo Shibaura Electric Co Nuclear reactor control rod
JPS57173786A (en) * 1981-04-20 1982-10-26 Tokyo Shibaura Electric Co Absorbing pin for vent type control rod

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58196488A (ja) 1983-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7864913B2 (en) Fast reactor having reflector control system and neutron reflector thereof
EP0691657B1 (en) Nuclear reactor core and fuel assembly for a light water cooled nuclear reactor ,
JPS5844237B2 (ja) 原子炉炉心の燃料装荷および運転方法
US8599991B2 (en) Boiling water reactor, core of boiling water reactor and fuel assembly
US4629599A (en) Burnable absorber arrangement for fuel bundle
JP2533499B2 (ja) 燃料集合体および原子炉並びにその運転方法
JPH0346593A (ja) グレーロッド及びその製造方法
US4762672A (en) Fast breeder reactor
JPH0549959B2 (ja)
JPH04128688A (ja) 燃料集合体
US4587078A (en) Initial charge core of fast breeder and method of charging the core with fuel
JPH0250437B2 (ja)
JPH0350232B2 (ja)
JP3160341B2 (ja) 燃料集合体
JPS60188880A (ja) 原子炉用燃料集合体
JP4101424B2 (ja) 反射体制御方式の高速増殖炉
JP2610254B2 (ja) 沸騰水型原子炉
JP3958545B2 (ja) 燃料集合体
EP0329985B1 (en) Nuclear reactor operating method with extended life cycle
JP2550125B2 (ja) 燃料集合体
JPS6258193A (ja) 原子炉用運転制御棒
JPH0833465B2 (ja) 沸騰水型原子炉及びその運転方法
JP2914801B2 (ja) 高速炉の炉心
JPH0210191A (ja) 燃料集合体
JP2003194978A (ja) 燃料集合体