JPH0350036Y2 - - Google Patents

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JPH0350036Y2
JPH0350036Y2 JP1982166569U JP16656982U JPH0350036Y2 JP H0350036 Y2 JPH0350036 Y2 JP H0350036Y2 JP 1982166569 U JP1982166569 U JP 1982166569U JP 16656982 U JP16656982 U JP 16656982U JP H0350036 Y2 JPH0350036 Y2 JP H0350036Y2
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JP
Japan
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cylinder
assembled
core
applicator
core cylinder
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JP1982166569U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、小型壜型容器に取付けられる液体の
塗布栓に関するものである。
「従来の技術」 壜型容器に取付けられる液体塗布栓としては
種々の構造のものがある。
最も簡単と思われるものとして、実開昭49−
14393号公報に示されたものは、容体の口筒部に、
半球弧面状となつた上端面に両出用孔を開孔した
有頂筒形状をしたホルダーを、上半分を突出させ
た状態で密嵌入し、この口筒部から突出したホル
ダーの上半分にスポンジを被覆組付けした構成と
なつている。このものは、全体構造が簡単であ
り、充分に細くできるので、薬液の塗布箇所を正
確に特定できると云う効果を発揮する。
また、他の塗布栓としては、例えば実公昭62−
9248号公報に示されたように、塗布栓に弁機能を
付与し、内容液の過剰な流出を制限するようにし
たものがある。
「考案が解決しようとする課題」 前記したように、実開昭49−14393号公報に示
されたものは、全体構造が簡単で、充分に細くす
ることができるので、細い口筒部を有する小型容
体に組付け使用することができるのであるが、塗
布部が弾性変形可能な多孔質体のスポンジで構成
されているので、液保持能に優れると共に塗布に
際しての押圧変形ですみやかに自己の保持液を供
給し得るのであるが、押圧変形のもとではその多
孔迂回路は短縮化して直ちに外側に連通すること
となるため、内容液が過剰に塗布される傾向が強
く、このため内容液が不要に消費されることにな
るばかりでなく、内容液が目的とする箇所以外に
も多量に塗布されて点、線状の塗布が期し難たく
面、帯状の塗布になると云う欠点を持つていた。
実公昭62−9248号公報に示された塗布栓は、こ
の内容液の過剰な流出を制限することを目的とし
て考案されたものであり、弁機能の作用により内
容液を過不足なく塗布できるようにしたものであ
るが、塗布栓全体の構造が複雑となり、これにと
もなつて塗布栓全体が大型となつて、細い口筒部
を有する小型の容体に組付け使用することが不可
能であり、さらに連続して塗布動作を行うと、内
容液が過剰に流出する傾向が強くなると云う問題
があつた。
そこで、本考案は、上記した従来技術における
問題点を解消すべく考案されたもので、容体内か
ら塗布体への内容液の流出を、毛細管通路が発揮
する液体に対する流量規制能力を利用して制限す
ることにより、小型で簡単な構成の塗布栓を提供
することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するための本考案の手段は、容
体の小さい口径を有する口筒部に密嵌入する組付
き筒の外周面上端にフランジを周設したベース筒
体を有すること、 上面を半球弧面として上端部に通孔を開孔した
有頂筒形状をし、ベース筒体内に上端部を突出さ
せて組付け固定される芯筒体を有すること、 この芯筒体の上端部を被覆する形態で周縁部を
芯筒体に締付け固定したスポンジ等の透水性およ
び弾力性のある塗布体を有すること、 芯筒体内に充満された状態で挿入組付けされた
多数の毛細管状通路を有する流量規制用の多孔体
を有すること、 にある。「多孔体としては、多数の毛細管状通路
を有するもの、例えば焼結樹脂とか硬質連続気泡
発泡体等が適しているが、これに限定されること
はなく、包液状態で毛細管状通路形態が維持され
るスポンジとか不織布であつても良い。しかしな
がら、ベース筒体への安定した組付きを維持する
には、前記した焼結樹脂とか硬質連続気泡発泡体
が有利である。」 「作用」 ベース筒体は、容体の小さい口径の口筒部内に
密嵌入して組付けられ、このベース筒体に芯筒体
と塗布体と多孔体との組合せ物を挿入組付けして
塗布体を構成するのであるから、塗布体全体は極
めて小型となる。
塗布体は、ベース筒体内から突出した芯筒体の
上端部を被覆する形態で組付けられているので、
容体の口筒部上端に、芯筒体で支えられた状態で
ほぼ尖頭状に突出して位置することになり、これ
により内容液塗布時における塗布体の姿勢を安定
した状態に維持するので、内容液を良好にかつ安
定して目的箇所に塗布することができ、また尖頭
状となつているので、塗布体を目的箇所に正確に
接触させて、内容液の正確な塗布を達成する。
容体内から塗布体への内容液の供給は、多孔体
を通して達成されるが、多孔体が形成する内容液
の通路は多数の毛細管状通路であるので、この通
路は、容体内から塗布体への内容液のみだりな流
出を阻止して、内容液の流出に対して流量規制作
用を発揮する。この結果、塗布体が押圧変形して
その多孔迂回路の短縮化が起きても容体内からの
過剰な液の供給は阻止されるので、過剰塗布をも
たらすことはない。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら
説明する。
図示実施例の場合は、ベース筒体1は、小型壜
容器である容体13の口筒部14との間に充分な
シール効果を得ることができるように比較的軟質
の合成樹脂で成形されており、口筒部14内に液
密に嵌入する組付き筒2の外周面上端に周設した
フランジ3を、口筒部14の上端面に当接させる
ことにより、口筒部14への挿入組付け限を設定
している。
上面を半球弧面状とし上端部に通孔6を開孔し
た芯筒体5は、その上端部を上方に突出させた状
態でベース筒体1内に組付け固定されて、柔らか
い塗布体12をベース筒体1に組付ける部分とな
つていると共に、塗布体12が妄りに大きく変形
しないように芯体となつている。この芯筒体5に
対する塗布体12の組付けは、塗布体12の周縁
部をヒモで芯筒体5に締付けて固定しても良いの
であるが、図示実施例の場合は、塗布体12の周
縁部をベース筒体1と芯筒体5との間で挟持し、
もつて塗布体12の芯筒体5への組付け固定を達
成している。
すなわち、芯筒体5がベース筒体1内に組付け
られる際に、組付き筒2内に位置する芯筒体5の
一部に、組付き筒2の内周面との間にわずかな間
隙を形成する挟持部9を形成しておき、芯筒体5
のベース筒体1への組付けと同時に、この挟持部
9と組付き筒2との間に塗布体12の周縁部を強
固に挟持固定するようになつている。
また、芯筒体5に対する塗布体12の組付きを
より強固に達成保持すべく、挟持部9の下位とな
つた芯筒体5外周面部分に複数の突片10を突設
し、この突片10が芯筒体5とベース筒体1との
間に位置した塗布体12の周縁部に係止するよう
にしている。
芯筒体5は、ベース筒体1内に挿入し組付けさ
れるのであるが、塗布体12が芯筒体5の上端部
を被覆する形態で組付けられる必要があるから、
この芯筒体5とベース筒体1とは、その下端部付
近で相互に組付くことになる。すなわち、ベース
筒体1の組付き筒2の下端に、小内径部を形成し
てこれを係止筒片4とし、この係止筒片4に対向
する芯筒体5の外周面下端部に、係止筒片4を乗
り越えて下方から係止する係止条8と、係止筒片
4に上方から係止する係止フランジ7とを形成
し、この係止筒片4の係止フランジ7と係止条8
との間への係止により、ベース筒体1と芯筒体5
との組付きを達成するようにしている。
このように、芯筒体5は、塗布体12の芯体と
して機能すると共に塗布体12の取付けベースと
もなり、さらにベース筒体1に強固に組付く必要
があることから、この芯筒体5は比較的硬質な合
成樹脂で形成されている。
芯筒体5内に充満して挿入組付けされる多孔体
11は、例えば焼結樹脂とか硬質発泡樹脂を用い
て構成されており、多数の毛細管状通路を有して
いる。この多孔体11に形成された多数の毛細管
状通路は、個々に独立した通路であつても、また
は相互に連通し合つた通路であつても良い。要
は、内容液の塗布時に、内容液の表面張力による
毛細管作用により、塗布により包液した内容液が
減少した塗布体12に対して、容体13内から内
容液を過不足なく通過供給できる毛細管状通路を
形成すれば良いのである。
なお、本考案による塗布栓は、その構造から、
容体13を密閉保持する機能を全く有していない
ので、実用に際しては、例えば2点鎖線図示のご
とく、口筒部14の外周面に螺条を付形してお
き、塗布栓を覆つて口筒部14に螺合して容体1
3を密閉できるネジキヤツプと組合せて使用する
のが良い。
「考案の効果」 本考案は、上記した構成となつているので、以
下に示す効果を奏する。
容体の口筒部内に挿入組付けされるベース筒体
と、このベース筒体内に挿入組付けされる芯筒体
および塗布体そして多孔体とから構成されている
ので、塗布栓全体を極めて小型に構成することが
できる。
容体内から塗布体への内容液の供給を、毛細管
状通路が発揮する液体に対する流量規制作用を利
用して制御するので、塗布体に対する内容液の供
給を過不足なく円滑に達成でき、これにより内容
液の過剰な塗布とか、過剰な流出を確実に防止す
ることができ、内容液の良好で円滑な塗布操作並
びに点、線状塗布を達成することができる。
容体から塗布体への内容液の供給制限を、弁機
構等の可動部分により達成するのではないので、
全体構造を簡単にすることができると共に、安定
した内容液供給動作を長期間に渡つて良好に維持
できる。
塗布体は、その突出姿勢を芯筒体により保持さ
れているので、塗布動作時における姿勢が安定し
ており、これにより内容液の塗布を正確にかつ一
定姿勢で達成できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示す半縦断面図で
ある。 符号の説明、1……ベース筒体、2……組付き
筒、3……フランジ、4……係止筒片、5……芯
筒体、6……通孔、7……係止フランジ、8……
係止条、9……挟持部、10……突片、11……
多孔体、12……塗布体、13……容体、14…
…口筒部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容体の小さい口径を有する口筒部に密嵌入する
    組付き筒の外周面上端にフランジを周設したベー
    ス筒体と、上面を半球弧面とし上端部に通孔を開
    孔した有頂筒形状をし、前記ベース筒体内に上端
    部を突出させて組付け固定される芯筒体と、該芯
    筒体の上端部を被覆する形態で周縁部を前記芯筒
    体に締付け固定したスポンジ等の透水性があり、
    かつ弾力性のある塗布体と、そして前記芯筒体内
    に充満された状態で挿入組付けされた多数の毛細
    管状通路を有する流量規制用の多孔体とから成る
    塗布栓。
JP16656982U 1982-11-02 1982-11-02 塗布栓 Granted JPS5969163U (ja)

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JP16656982U JPS5969163U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 塗布栓

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JP16656982U JPS5969163U (ja) 1982-11-02 1982-11-02 塗布栓

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JPS5969163U JPS5969163U (ja) 1984-05-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS489874U (ja) * 1971-06-12 1973-02-03
JPS5651015U (ja) * 1979-09-27 1981-05-07

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