JPH0411982Y2 - - Google Patents

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JPH0411982Y2
JPH0411982Y2 JP1982144515U JP14451582U JPH0411982Y2 JP H0411982 Y2 JPH0411982 Y2 JP H0411982Y2 JP 1982144515 U JP1982144515 U JP 1982144515U JP 14451582 U JP14451582 U JP 14451582U JP H0411982 Y2 JPH0411982 Y2 JP H0411982Y2
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JP
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cylinder member
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movable
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JP1982144515U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は薬液容器の塗布栓に関する。
「従来の技術及び考案が解決しようとする課題」 従来、薬液容器の塗布栓として、例えば容器体
口頚部外周に嵌合するキヤツプ状部材の頂壁中央
に穿設した開口に、スポンジ等からなる半球状の
塗布体を球面が開口より突出する如く固着してな
るものが知られており、これ等は容器体に装着し
て使用され、容器体を圧搾したり、あるいは倒立
させることにより容器体内の液を塗布体に接触浸
透させた後、塗布体を皮膚面に接触して塗布する
如く構成されている。
しかしなが、従来のこの種の塗布栓において
は、液の塗布量が常時略一定量であるため、種々
の不都合を生じている。例えば、薬液を少量使い
たい場合でも余分に液が塗布されてしまい薬液の
無駄を生じたり、或いは多量の液を塗布したい場
合に、塗布量が少な過ぎて時間がかかつたり等の
問題が生じる場合がある。
又、塗装具本体を弛める程度に応じて注出口の
開度を調整し、塗料容器内の塗料を適当な量で連
通孔を通して塗布体に含浸させることのできる塗
料容器付き塗料具が提案されている(実開昭52−
59769号公報)。この塗装具は、円錐状の弁体を注
出口上方から嵌合し、塗装具本体を塗料容器に対
して弛めてやれば、塗装具本体に設けた弁体が円
錐状であることから、塗装具本体を弛める程度に
応じて注出口の開度を調整し、塗料容器内の塗料
を適当な量で塗布体に含浸させる様構成してい
る。
しかしながら、この塗装具では、円錐状の弁体
を弛める程度に応じて注出口の開度を調整するた
め、その注出量は弁体の移動に伴い単調増加し、
注出量の調整が難しいという欠点がある。
又、この塗布具では、栓の端面の周囲を薄肉と
して容易に押し開き可能とし、この端面を押し開
いて使用するが、この端面の押し開きにより形成
した注出口に端面が残り、その結果容器をもつ角
度等により液の注出量が変化してしまう虞があ
る。
本考案は、上記従来技術の欠点を解消した優れ
た塗布栓を提供することを目的とするものであ
る。
「課題を解決するための手段」 本考案は、上記課題を解決するため、上方に向
かうにつれ複数段階に縮径した柱状の薬液量調整
棒9を下底上面中央部から起立した固定筒部材6
内に、昇降筒部材7を昇降自在に内装させること
により、塗布体への塗布液の供給量を常時安定に
調整できるものである。
即ち、本考案は、「容器体1口部に挿嵌される
とともに、下底上面中央から上方へ向かうにつれ
複数段階に縮径した柱状の薬液量調整棒9を起立
させ、且つ該調整棒9周りの下底に複数の透孔1
0が設けられ、さらに周壁内周下半部に螺溝11
が形成された有底筒状の固定筒部材6と、下半部
外面が真円形に、上半部外面が角形に形成され、
且つ下端部外周に前記螺溝11内を移動可能な突
起15を突設させて前記固定筒部材6に昇降自在
に内装させ、更に下端開口を前記薬液量調整棒9
の大径部9aに液密に嵌合させるとともに、該開
口部の周端面で透孔10を封止させた筒状の昇降
筒部材7と、該部材7の上端開口部に下端を嵌着
固定して装着した塗布体16と、キヤツプ状であ
つて、前記固定筒部材6上端開口部外周に回転自
在に嵌着され、且つ頂壁に前記昇降筒部材7上半
部を回動不能且つ上下動可能に挿通する角形孔2
0を設けてなる回転操作筒8とからなる薬液容器
の塗布栓」を要旨とするもである。
「作用」 通常は第1図aのように、昇降筒部材7は固定
部材6内の昇降下位置にあり、この位置で昇降筒
部材7の下端開口は薬液量調整棒9の下端大径部
9aに液密に嵌合し、且つ該下端開口部の周端面
が透孔10を上面から封止し、容器体1内を閉塞
している。
この状態から薬液を塗布するには、回転操作筒
8を所定方向に回転操作する。すると昇降筒部材
7は同体に回転し、かつ、固定筒部材6の螺溝1
1に沿つて突起15が上昇し昇降筒部材7を上昇
させて第2図のように透孔10を開口し、そして
塗布体16を皮膚面に押し当てて容器体1を圧搾
すればよい。すると、押し出された薬液は透孔1
0、昇降筒部材7を通つて塗布体16のスポンジ
18から滲出し、皮膚面に塗布される。
ここで、昇降筒部材7を第2図の全量位置まで
上昇させず、その上昇を調整して下端開口位置を
薬力量調整棒9の中径部9b又は小径部9cに調
整すれば、該開口部の開口度調整により夫々塗布
量を微量、少量に調整できる。しかして、この場
合の位置決めは、昇降筒部材7外面に目印を付し
ておくことで可能である。
「実施例」 以下添付図面を参照して本考案実施例を説明す
るに、各図で、1は薬液を収容した容器体、2が
該容器体1口頚部3にその外周の螺条4を介し螺
合装着されたキヤツプ、そして5が容器体1口部
に装着された塗布栓である。
容器体1は縦長な形状で、例えば軟質合成樹脂
等の復元性を有する弾性材からなる所謂スクイズ
容器である。
塗布栓5は、容器体口部に挿嵌された固定筒部
材6、該固定筒部材6内を昇降する昇降筒部材7
及び該昇降筒部材7を昇降操作する回転操作筒8
とから構成されている。
固定筒部材6は、有底筒状のもので、下底上面
中央部から、基部の大径部9aから中径部9bそ
して小径部9cと上方に向い段々に縮径した薬液
量調整棒9を起立し、該調整棒9周りの下底に複
数の透孔10をあけ、また下半部内周に螺溝11
を形成し、そして稍々上部寄り外周に外向きフラ
ンジ12を、該フランジ12の上方外周に係合突
条13を夫々周設したもので、外向きフランジ1
2を容器体口頂面に載置させて口頚部3に液密に
挿嵌固定されている。
昇降筒部材7は、中間部外周に前記固定筒部材
6内周面に摺接するシール14を斜め下向きに突
設し、該シール14から下方部分を真円筒に、シ
ール14の上方部分を角筒状に形成しており、真
円部下端外面には前記螺溝11内を移動可能な突
起15として、前記螺溝11に螺合す螺条(この
場合の螺条は、例えば昇降筒部材7を略一周する
様な長さの短いものである。また上記突起は突子
であつても良い)15があり、そして角筒部上端
開口部にはこの開口を封止するように塗布体16
を取付け固定してある。塗布体16は、角筒部に
挿嵌固定された剛性の芯17の外面にウレタン等
のスポンジ18を付着したもので、芯17の下端
取付部外面には縦溝19が周方向に複数条設けて
あり、従つて、スポンジ18の下端部はこの縦溝
19部で昇降筒部材7内に直接面している。
回転操作筒8はキヤツプ状のもので、第1図b
に示すうように、頂壁に前記昇降筒部材7の角筒
部を貫通させる角形孔20をあけており、また周
壁の下部内周に前記係合用突条13に下側から係
止する係合突条21を突設し、固定筒部材6上部
に回動自在に且つ抜け出さないように嵌合装着し
てある。
従つて、この回転操作筒8を容器体1に対し回
転すれば、昇降筒部材7は同体に回転するが、一
方この昇降筒部材7は下端部外周に固定筒部材6
の螺溝11内を移動可能な突起15として、該螺
溝11に螺合する螺条15を設けてあるので、昇
降筒部材7は前記回転操作により昇降する様構成
している。
「考案の効果」 以上記載した如く、本考案によれば回転操作筒
8を単に回転操作するのみで薬液塗布のための開
栓ができ、しかもその回転操作量を調整すること
で薬液の塗布量が調整できるので、操作は極く簡
便であり、しかも塗布する薬液を症状に応じ適量
として無駄を省くことができる便利な薬液容器の
塗布栓が提供できる。
又、複数段階に縮径した柱状の薬液調整棒9を
有するため、一つの段階から次の段階に注出量が
変化するにあたつてある程度のインターバルがあ
り、注出量の調整を行う場合(回転操作筒8によ
り位置決めをする場合)に希望する量(段階)を
常時安定的に塗布体に供給できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案薬液容器の塗布栓の一実
施例を示す、a図は要部を縦断して示した取付け
正面図、b図はa図の回転操作筒の平面図、第2
図は動作を説明するための要部縦断面図である。 1……容器体、5……塗布栓、6……固定筒部
材、7……昇降筒部材、8……回転操作筒、9…
…薬液量調整棒、16……塗布体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器体1口部に挿嵌されるとともに、下底上面
    中央から上方に向かうにつれ複数段階に縮径した
    柱状の薬液量調整棒9を起立させ、且つ該調整棒
    9周りの下底に複数の透孔10が設けられ、さら
    に周壁内周下半部に螺溝11が形成された有底筒
    状の固定筒部材6と、下半部外面が真円形に、上
    半部外面が角形に形成され、且つ下端部外周に前
    記螺溝11内を移動可能な突起15を突設させて
    前記固定筒部材6に昇降自在に内装させ、更に下
    端開口を前記薬液量調整棒9の大径部9aに液密
    に嵌合させるとともに、該開口部の周端面で透孔
    10を封止させた筒状の昇降筒部材7と、該部材
    7の上端開口部に下端を嵌着固定して装着した塗
    布体16と、キヤツプ状であつて、前記固定筒部
    材6上端開口部外周に回転自在に嵌着され、且つ
    頂壁に前記昇降筒部材7上半部を回動不能且つ上
    下動可能に挿通する角形孔20を設けてなる回転
    操作筒8とからなることを特徴とする薬液容器の
    塗布栓。
JP14451582U 1982-09-24 1982-09-24 薬液容器の塗布栓 Granted JPS5949643U (ja)

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JP14451582U JPS5949643U (ja) 1982-09-24 1982-09-24 薬液容器の塗布栓

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JP14451582U JPS5949643U (ja) 1982-09-24 1982-09-24 薬液容器の塗布栓

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Publication Number Publication Date
JPS5949643U JPS5949643U (ja) 1984-04-02
JPH0411982Y2 true JPH0411982Y2 (ja) 1992-03-24

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS508123U (ja) * 1973-05-22 1975-01-28

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5259769U (ja) * 1975-10-25 1977-04-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS508123U (ja) * 1973-05-22 1975-01-28

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JPS5949643U (ja) 1984-04-02

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