JPH0349785Y2 - - Google Patents
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- JPH0349785Y2 JPH0349785Y2 JP1563487U JP1563487U JPH0349785Y2 JP H0349785 Y2 JPH0349785 Y2 JP H0349785Y2 JP 1563487 U JP1563487 U JP 1563487U JP 1563487 U JP1563487 U JP 1563487U JP H0349785 Y2 JPH0349785 Y2 JP H0349785Y2
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- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、金属の鋳造装置に関するものであ
り、さらに詳しく述べるならば、軽金属、特にア
ルミニウムまたはその合金、を鋳造する際に強制
冷却鋳型の上流にて金属溶湯を保持して、ホツト
トツプ機能を営むヘツダーを改良する考案に関す
るものである。
り、さらに詳しく述べるならば、軽金属、特にア
ルミニウムまたはその合金、を鋳造する際に強制
冷却鋳型の上流にて金属溶湯を保持して、ホツト
トツプ機能を営むヘツダーを改良する考案に関す
るものである。
軽金属、特にアルミニウムまたはその合金をヘ
ツダーを用いてホツトトツプ鋳造する技術は周知
であり、またその技術を工業的に普及させた最近
の技術開発は気体加圧式ホツトトツプ連続鋳造法
である(「軽金属」Vol.30.No4,227−235項、
「軽金属」Vol.35.No2,112−120項)。すなわち、
この方法では、気体加圧の効果によつて強制冷却
鋳型の冷却作用を所望のものに調整すること等に
よつて、理想的な鋳塊が得られる。
ツダーを用いてホツトトツプ鋳造する技術は周知
であり、またその技術を工業的に普及させた最近
の技術開発は気体加圧式ホツトトツプ連続鋳造法
である(「軽金属」Vol.30.No4,227−235項、
「軽金属」Vol.35.No2,112−120項)。すなわち、
この方法では、気体加圧の効果によつて強制冷却
鋳型の冷却作用を所望のものに調整すること等に
よつて、理想的な鋳塊が得られる。
この技術に限らず、アルミニウムのホツトトツ
プ鋳造法では、マリナイト、ルミボード(何れも
商品名)として知られている主にケイ酸アルミニ
ウムより構成される耐火材料製ヘツダーが、溶湯
の断熱、保温のために使用される。従来、ヘツダ
ーは一枚の板から切り出した一体型に製作され、
接合面を介して接合された分割型とすることによ
る湯漏れを防いでいる。
プ鋳造法では、マリナイト、ルミボード(何れも
商品名)として知られている主にケイ酸アルミニ
ウムより構成される耐火材料製ヘツダーが、溶湯
の断熱、保温のために使用される。従来、ヘツダ
ーは一枚の板から切り出した一体型に製作され、
接合面を介して接合された分割型とすることによ
る湯漏れを防いでいる。
第2図イ、ロは多連鋳方式縦型ホツトトツプ鋳
造に使用されるヘツダーを示しており、1はヘツ
ダー本体、2は鋳型への注湯口、3は注湯樋から
注湯口2への給湯部、4はヘツダーを鋳型に取り
付けるためのボルトを挿入するボルト穴である。
かかるヘツダー10は、上述のとおり、接合部を
持たない一体型と構成されており、接合部からの
湯漏れが起らないようになつている。
造に使用されるヘツダーを示しており、1はヘツ
ダー本体、2は鋳型への注湯口、3は注湯樋から
注湯口2への給湯部、4はヘツダーを鋳型に取り
付けるためのボルトを挿入するボルト穴である。
かかるヘツダー10は、上述のとおり、接合部を
持たない一体型と構成されており、接合部からの
湯漏れが起らないようになつている。
ホツトトツプ鋳造法では、鋳造スタート時のタ
イミング不適切、ヘツダーへのカーボン付着によ
るエアー不足、停電などのために鋳造中に溶融金
属がヘツダー内で凝固して鋳造中止となることが
多い。この場合、鋳造の再開には、凝固金属をヘ
ツダーから除去しなければならないが、凝固金属
をヘツダーから除去するにはハンマー、たがね等
を用い凝固金属をたたき落としていたが、作業時
間および労力がかかるほか、ヘツダーが多少は損
傷し、欠けることは避けられず、一部の損傷、欠
損が起つても、ヘツダーが一体型であるため、ヘ
ツダー全体が再使用不能になり、廃却されてい
た。
イミング不適切、ヘツダーへのカーボン付着によ
るエアー不足、停電などのために鋳造中に溶融金
属がヘツダー内で凝固して鋳造中止となることが
多い。この場合、鋳造の再開には、凝固金属をヘ
ツダーから除去しなければならないが、凝固金属
をヘツダーから除去するにはハンマー、たがね等
を用い凝固金属をたたき落としていたが、作業時
間および労力がかかるほか、ヘツダーが多少は損
傷し、欠けることは避けられず、一部の損傷、欠
損が起つても、ヘツダーが一体型であるため、ヘ
ツダー全体が再使用不能になり、廃却されてい
た。
本考案は、ヘツダー内で凝固した金属の除去を
容易にしまたヘツダーの損失を少なくできるヘツ
ダーの構造を提供することを目的とする。
容易にしまたヘツダーの損失を少なくできるヘツ
ダーの構造を提供することを目的とする。
本考案は、金属溶湯を保持しかつ保温するとと
もに、強制冷却鋳型のホツトトツプとして金属溶
湯を強制冷却鋳型へ供給する耐火材料製ヘツダー
を鋳造方向の分割構造とし、かつ鋳造方向で見て
上流側のヘツダー部を周方向の分割型とし、下流
側のヘツダー部を一体型としたことを特徴とす
る。
もに、強制冷却鋳型のホツトトツプとして金属溶
湯を強制冷却鋳型へ供給する耐火材料製ヘツダー
を鋳造方向の分割構造とし、かつ鋳造方向で見て
上流側のヘツダー部を周方向の分割型とし、下流
側のヘツダー部を一体型としたことを特徴とす
る。
以下、本考案を縦型ホツトトツプ連続鋳造に適
用した場合について説明する。
用した場合について説明する。
ヘツダー上側部分(すなわち上流側)と下側部
分(すなわち下流側)の上下方向の分割は二分割
であることが構造的単純性の観点からも好まし
く、また二分割により充分な効果を得ることがで
きる。なお、三分割以上であつても本考案を実施
することができるが、ヘツダー製作コストが高く
なるので好ましくはない。
分(すなわち下流側)の上下方向の分割は二分割
であることが構造的単純性の観点からも好まし
く、また二分割により充分な効果を得ることがで
きる。なお、三分割以上であつても本考案を実施
することができるが、ヘツダー製作コストが高く
なるので好ましくはない。
ヘツダー上部(三分割以上の場合は最下部を除
いたヘツダー部のうち適宜の部分)を周方向の分
割型として構成することによつて、凝固金属をヘ
ツダーから除去する際には該上部を複数の部分に
切り放し可能に構成した。このようにヘツダー上
部を構成すると、最も凝固金属から分離し易い上
部ヘツダー片を、損傷なく、除去できる。そうす
ると、凝固金属のたたき落としが飛躍的に簡単に
なる。そこで僅の力を凝固金属に加えると、他の
ヘツダー片を容易に凝固金属から分離することが
できる。このようにして、凝固金属のヘツダーか
ら除去が短時間で可能となり、またヘツダーを損
傷する危険が少なくなつた。
いたヘツダー部のうち適宜の部分)を周方向の分
割型として構成することによつて、凝固金属をヘ
ツダーから除去する際には該上部を複数の部分に
切り放し可能に構成した。このようにヘツダー上
部を構成すると、最も凝固金属から分離し易い上
部ヘツダー片を、損傷なく、除去できる。そうす
ると、凝固金属のたたき落としが飛躍的に簡単に
なる。そこで僅の力を凝固金属に加えると、他の
ヘツダー片を容易に凝固金属から分離することが
できる。このようにして、凝固金属のヘツダーか
ら除去が短時間で可能となり、またヘツダーを損
傷する危険が少なくなつた。
一方、ヘツダー下部を一体型として構成したの
は、ヘツダーと鋳型との境界は、加圧気体流路形
成部、潤滑流体形成路、または溶湯保温等として
利用され、液密または/および気密性が要求され
るため、接合部を無くするためである。
は、ヘツダーと鋳型との境界は、加圧気体流路形
成部、潤滑流体形成路、または溶湯保温等として
利用され、液密または/および気密性が要求され
るため、接合部を無くするためである。
以下、本考案を第2図のヘツダーを改良したヘ
ツダーについて説明する。
ツダーについて説明する。
第1図において、ヘツダー上部11をヘツダー
周方向で二分割構造とし、その分割面を注湯口2
及び給湯部3の中心を通過させる。二分割構造と
すると、改良前と同じ4本のボルト穴によりヘツ
ダー10を鋳型に固定でき、また分割面を上記の
ように定めると分割面積が小さくなるのでヘツダ
ー片11a,11b相互の分離の際に無理な力が
これら11a,11bに加えられない。
周方向で二分割構造とし、その分割面を注湯口2
及び給湯部3の中心を通過させる。二分割構造と
すると、改良前と同じ4本のボルト穴によりヘツ
ダー10を鋳型に固定でき、また分割面を上記の
ように定めると分割面積が小さくなるのでヘツダ
ー片11a,11b相互の分離の際に無理な力が
これら11a,11bに加えられない。
ヘツダー片11a,11bの分離面に段差14
を形成すると、分離面からの湯漏れ対策として有
効である。また、分離面を平坦に研磨することも
湯漏れ対策として有効である。これらの対策を併
用すれば、一層効果が上がることは言うまでもな
い。
を形成すると、分離面からの湯漏れ対策として有
効である。また、分離面を平坦に研磨することも
湯漏れ対策として有効である。これらの対策を併
用すれば、一層効果が上がることは言うまでもな
い。
ヘツダー下部12は一体型とし、その高さhは
ヘツダー上部に対して1対0.5〜1とすることが
好ましい。
ヘツダー上部に対して1対0.5〜1とすることが
好ましい。
ヘツダー上部11とヘツダー下部12は同一材
質であるのが通常であるが、ヘツダー上部11は
より欠け難く、損傷し難い材料としてもよい。
質であるのが通常であるが、ヘツダー上部11は
より欠け難く、損傷し難い材料としてもよい。
以上主としてアルミニウムの例について説明を
行なつたが、その他のホツトトツプ鋳造について
も同様に本考案のヘツダーを使用することができ
るものである。
行なつたが、その他のホツトトツプ鋳造について
も同様に本考案のヘツダーを使用することができ
るものである。
ホツトトツプ鋳造の消耗品として高価な部品に
属すヘツダーの損傷個数を本考案により約68%以
上削減できるため本考案の効果は大である。
属すヘツダーの損傷個数を本考案により約68%以
上削減できるため本考案の効果は大である。
また、鋳造再開までにかなりの割合を占める凝
固金属除去時間を約28%以上削減できる点でも本
考案の効果は大である。
固金属除去時間を約28%以上削減できる点でも本
考案の効果は大である。
第1図イ,ロは本考案のヘツダーの実施例を示
す、それぞれ平面図および正面図、第2図イ,ロ
は従来のヘツダーを示す、それぞれ平面図および
正面図である。 1……ヘツダー、2……注湯口、3……給湯
部、4……ボルト穴、10……ヘツダー、11…
…ヘツダー上流側、12……ヘツダー下流側、1
4……段差。
す、それぞれ平面図および正面図、第2図イ,ロ
は従来のヘツダーを示す、それぞれ平面図および
正面図である。 1……ヘツダー、2……注湯口、3……給湯
部、4……ボルト穴、10……ヘツダー、11…
…ヘツダー上流側、12……ヘツダー下流側、1
4……段差。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 金属溶湯を保持しかつ保温するとともに、強制
冷却鋳型のホツトトツプとして金属溶湯を強制冷
却鋳型へ供給する耐火材料製ヘツダー10におい
て、 該ヘツダー10を鋳造方向の分割構造とし、か
つ鋳造方向で見て上流側のヘツダー部11を周方
向の分割型11a,11bとし、下流側のヘツダ
ー部12を一体型としたことを特徴とする金属の
ホツトトツプ鋳造装置用ヘツダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1563487U JPH0349785Y2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1563487U JPH0349785Y2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63163239U JPS63163239U (ja) | 1988-10-25 |
JPH0349785Y2 true JPH0349785Y2 (ja) | 1991-10-24 |
Family
ID=30806747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1563487U Expired JPH0349785Y2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0349785Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-02-06 JP JP1563487U patent/JPH0349785Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63163239U (ja) | 1988-10-25 |
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