JP3131327B2 - 鋳型構造 - Google Patents

鋳型構造

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JP3131327B2
JP3131327B2 JP05023785A JP2378593A JP3131327B2 JP 3131327 B2 JP3131327 B2 JP 3131327B2 JP 05023785 A JP05023785 A JP 05023785A JP 2378593 A JP2378593 A JP 2378593A JP 3131327 B2 JP3131327 B2 JP 3131327B2
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辰彦 谷田
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2つの鋳型を貼り合わせ
て丸物部品を鋳造するための鋳型構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばシェル鋳型で丸物部品を鋳造する
時は、2つの鋳型を貼り合わせて丸柱状のキャビティを
形成し、このキャビティ内に溶湯を注湯して丸物部品を
鋳造することがある。この際、キャビティ内に注湯した
溶湯が貼り合わせた接合面の隙間から侵入して、鋳造後
にワークの外周面にバリを形成することが多い。そして
従来は、このような鋳造品を搬送する場合、そのままワ
ークの外周を把持して次工程に搬送するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにワークの外周にバリがあるままワークを把持し
て搬送すると、丸物部品の姿勢によって把持装置の爪が
ワークのバリを把持して、把持状態の悪いまま次工程に
搬送されるような問題があった。そして、このようにワ
ークのバリを把持すると、把持装置の把持部の損傷を招
いたり、又はワークを落下させる等の不具合が発生する
虞れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、一方側の鋳型のキャビティに隣接してゲー
ト部に対向する上方の位置に凹部を設け、この凹部によ
って鋳造品の鋳型の接合部の一部に凸部を成形するよう
にした。そしてこの凸部で注湯時の不純物を除去するよ
うにした。
【0005】
【作用】かかる鋳型で鋳造された丸物部品の外周面の上
方で且つゲート部に対向する位置には、注湯時の不純物
を含む凸部が形成され、この凸部の位置はバリが生じる
鋳型の接合部であるため、この凸部を基準として位相出
しをすればバリのない箇所が容易に検出出来、バリのな
い部分を把持することが出来る。又、この凹部によって
キャビティ内の溶湯の不純物を除去することが出来、鋳
造品質が高まる。
【0006】
【実施例】以下本発明の鋳型構造の実施例を添付図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係るシェル鋳型の構
成図、図2は同シェル鋳型の上面図、図3は同シェル鋳
型によって鋳造したワークの位置決め時の側面図、図4
は図3の平面図である。
【0007】図1に示すシェル鋳型1は2つの鋳型2,
3を接合して丸物部品のキャビティ4を形成出来るよう
に構成され、実施例では4個の丸物部品を同時に鋳造す
べく4ヶ所の半柱状のキャビティ4を夫々の鋳型2、3
に設けている。
【0008】そしてこれらのキャビティ4に注湯するた
めの湯道5を設け、この湯道5を例えばキャビティ4の
下方から上方に向けて延出させ、両側に分岐させてゲー
ト6を介して左右のキャビティ4に連通させている。そ
して、この湯道5及びゲート6は夫々の鋳型2、3に形
成されている。
【0009】又、一方側の鋳型3には、キャビティ4に
隣接し且つゲート部6に対向する上方の位置に、注湯時
の不純物を除去する凹部7を設けている。そして、実施
例ではこの上方の凹部7の下方にも凹部7を設けて2ヶ
所の凹部7としている。そして、この凹部7の少なくと
も1ヶ所をゲート部6に対向する位置の上方に設けるこ
とにより、最初に注湯された溶湯のノロ等の不純物が凹
部7内に溜まりやすくなり、ノロ取り効果が高まる。因
みにこの凹部7は鋳造後は捨て肉となるので、厳格な寸
法精度を要しない。
【0010】このシェル鋳型1を用いて鋳造を行った場
合、湯道5に注がれた溶湯は湯道5を通りゲート部6を
介してキャビティ4に注がれることになるが、上述のよ
うに凹部7内に湯中のノロ等の不純物が溜まり込んで除
去されてキャビティ4内の溶湯は良好なものになるとと
もに、図3に示すようにこの凹部7によって鋳造後の1
個の製品(ワーク)Wの外周面で鋳型接合面に凸部8が
形成される。
【0011】又、こうして形成された凸部8の片面はバ
リの発生箇所でもあり、この凸部8を検知することでバ
リの部分を知ることが出来る。
【0012】つまり、図3及び図4に示すようにシェル
鋳型1から取り出したワークWを、例えば4個の回転ロ
ーラ10上に載置して回転させ、ワークWの凸部8に当
接するストッパ11を設けて、ワークWの凸部8をスト
ッパ11に当接せしめることにより位置決めすると、例
えばバリの発生箇所は上下となり、水平方向から把持爪
12,12でワークWを把持することにより、鋳型接合
面によってバリが生じる部分以外を把持することができ
る。
【0013】従って、バリを把持してトラブルが発生す
るような不具合が防止出来る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
方の鋳型のキャビティに隣接してゲート部に対向する上
方の位置に凹部を設け、この凹部によって鋳造品の鋳型
の接合部の一部に凸部を形成するようにしたので、注湯
時に不純物を除去して製品部を良好にすることができる
とともに、鋳造後のワーク外周面に形成される凸部を基
準としてバリのない部分を把持することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシェル鋳型の構成図
【図2】同シェル鋳型の上面図
【図3】同シェル鋳型によって鋳造したワークの位置決
め時の側面図
【図4】図3の平面図
【符号の説明】
1 シェル鋳型 2、3 鋳型 4 キャビティ 5 湯道 6 ゲート部 7 凹部 8 凸部 W ワーク 11 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22C 9/02 103 B22D 29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの鋳型を接合してキャビティを形成
    し、丸物部品を鋳造するための鋳型構造において、前記
    一方側の鋳型のキャビティに隣接してゲート部に対向す
    る上方の位置に凹部を設け、この凹部によって鋳造品の
    鋳型の接合部の一部に凸部を成形し且つ注湯時の不純物
    を除去するようにしたことを特徴とする鋳型構造。
JP05023785A 1993-01-19 1993-01-19 鋳型構造 Expired - Fee Related JP3131327B2 (ja)

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