JPS6035227B2 - 鋳造方法 - Google Patents

鋳造方法

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JPS6035227B2
JPS6035227B2 JP12647279A JP12647279A JPS6035227B2 JP S6035227 B2 JPS6035227 B2 JP S6035227B2 JP 12647279 A JP12647279 A JP 12647279A JP 12647279 A JP12647279 A JP 12647279A JP S6035227 B2 JPS6035227 B2 JP S6035227B2
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mold cavity
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ジヨ−ジ・デイ−・チヤンドレイ
リチヤ−ド・エル・シヤ−キイ
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Hitchiner Manufacturing Co Inc
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【発明の詳細な説明】 本出願は同一出願人による197群王10月2日付米国
特許出願第947,621号の一部継続出願であり、本
願発明は通気性鋳型に於ける金属鋳造に係わる。
米国特許第3,863,706号及び第3,900,0
64号および持公昭52−38924号公報に開示され
ている技術は既に数年来商業的成功裡に実用化されてい
るが、発明者は当初採用の予定であった耐高温セラミッ
ク鋳型ではなく低温結合砂粒タイプの通気性鋳型と前記
技術を併用することにいくつかの問題があることを発見
した。
これらの問題は、砂などの粒子を少量の無機または有機
の熱硬化樹脂または化学硬化樹脂などと一緒に結合した
例えばクロニング・−タイプのような低温結合砂粒シェ
ルモールドではセラミック鋳型に比較して製造コストは
安いが低温結合剤である故に特に鉄系金属の場合湯の温
度以下の温度で急速に破損することそして鋳造空洞部の
内面が比較的柔軟であることの2つの重大な欠点がある
ことから生じる。
第1の欠点については、低温結合砂鋳型が破損するまで
の時間は鉄系金属と併用する際には砂で測る程度であり
、耐火性鋳型を用いた上記特許の鋳造方法に於いて鋳造
物を凝固させるのに必要な時間は、低温結合砂鋳型では
鋳型空洞部内の溶融金属が十分に凝固する前に鋳型破損
が起こる時間であることが多い。
第2の欠点については、上記特許の開示技術に於いては
1本の長い垂直な中央押し湯口に湯を引3き上げてから
上下方向で間隔を保つ複数の湯道を介して複数鋳型空洞
部へ流入させるのに高い真空度が要求され、このような
高い真空度条件下では頻繁に溶融金属が低温結合砂鋳型
の柔軟な成形面に浸入して鋳造物の品質を受容し難い程
度まで低ヂ下させる。
このような問題があるため、多くの場合、特に鉄系金属
部品の鋳造に際しては上記特許の技術と低温結合砂鋳型
を併用することは不可能であり、従って良質の鋳造物を
得るにははるかに高価なセラミック・シェルモールドを
使用せざるを得ない。
本発明の主要目的は、金属部品の従来よりも経タ済的な
鋳造を可能にする比較的簡単に安価な、非可擬性、自立
性、通気性の、複数空洞部を有する低温結合砂鋳型に鋳
造する方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、比較的短い時間サイクル0内に且
つ比較的低い真空度で、非可榛性、自立性、通気性の低
温結合砂鋳型に鋳造する方法を提供することにある。
本発明の重要な特徴の1つとして発明者は傷道が極めて
細いか、または湯道の一部が19.1肋夕(0.75イ
ンチ)以下、好ましくは12.7豚(0.50インチ)
以下の最大幅または最大直径である1個以上の鋳型空洞
部を具備する非可操性、自立性の低温結合砂鋳型を使用
すれば、この鋳型に減圧を作用させることによって鋳型
空洞部を熔融金属で満た0すと、鋳型は未加熱で、周囲
室温であるから、比較的狭い傷道部分内の細い湯が迅速
に、但し下方に配置された容器内の溶融金属によって与
えられる熱によって再び熔解する前の短時間であるが、
凝固することを発見した。
発明者は、このような短時間の傷道凝固を利用すれば、
鋳型空洞都内の湯が完全な凝固状態でなくても狭い傷道
部分内の凝固金属が再び融解して鋳型空洞部内の湯が再
び容器へ流れ落ちる前に、鋳型を下方の容器内傷面から
速やかに引上げることができることを発見した。
1093qo(2000o F)またはそれ以上の温度
で鋳造される例えば鉄系金属のような高融点金属の場合
、狭い湯道内に最初の凝固が起こった後速やかに鋳型を
下方の湯面から引上げることによって、鋳型にさらに熱
が加わるのを防止しかつ鋳型空洞部内の鋳造物が凝固す
るのに充分なほどに鋳型の破損時間が延びることを発見
した。
このことは鋳造サイクル時間を著しく短縮することをも
可能にし、これによって製造コストが軽減される。例え
ば内側寸法が12.7柳以下の比較的小さい空洞を有す
る鋳型では、鋳型空洞部及びその近傍の狭い傷道または
この傷道の一部に於せる溶融金属の充填および凝固が鋳
型破損前に鋳型を取り去る程度に迅速に起きる。
比較的大きい空洞部の場合で、凝固時に収縮が伴わない
金属ならば、破損前に鋳型を引上げることができるよう
に複数の狭い傷道を採用することで鋳型空洞部への充填
を迅速化すればよい。鋳型が破損する前に本発明の狭い
傷道部分を通して充填できないほど鋳型空洞部の内側寸
法が例えば12.7肋以上と大きくかつ凝固時に収縮が
伴なう場合には、1個以上の垂直湯道と鋳型空洞部との
間に旨押湯を採用して、鋳型を下方の傷面から引上げた
後も旨押湯及び成形空洞内の金属の少なJくとも一部が
融解状態を特続して鋳型空洞部へ流入するようにする。
数個取鋳型を利用する場合、傷道下端が互い離れていれ
ば、複数の分離された鋳造金属部品または部品群が自動
的に得られる。
J本発明にて使用するような通常の方法
で作られた非可榛性、自立性の低温結合砂鋳型の場合、
許容最長濠債時間、すなわち、傷道の狭い部分で凝固し
た金属が再び融解するかまたは鋳型が破損し始めるまで
鋳型を湯面と接触させ得る時間が、主として下方の容器
内溶融金属の必要保持温度によって規定されることを発
見した。109yo以上の温度で鋳造される例えば銭鉄
や鋼のような鉄系金属の場合、前記時間は比較的短く、
最も長くて約3の抄であるから、浸債時間は約5乃至1
耳少程度が望ましいことが判明した。
また、鋳型空洞面への侵入を防止するため、鉄系溶融金
属を容器内傷面から約152.4肌ないし203.4肌
(約6乃至8インチ)を越えない高さまで鋳型空洞都内
へ引き上げるのに約一689なし、し−2067kPa
g/(9444なし、し8066kPaa)程度の減圧
を利用するにとどめねばならない。銅、アルミニウム及
びこれらの合金のように低融点金属ならば時間をもっと
長くし、鋳型空洞部の高さも鉄系より高くしてもよい。
非可犠牲、自立性、通気性の低温結合砂鋳型は上面を有
する上型と下面を有する下型とからなりかつ側面を有す
る。
ひとつ以上の部品を成形するためのひとつ以上の鋳型空
洞部は鋳型分割面までか又はこれを横切って延びかつ上
面と下面との間にある。このような複数の鋳型空洞部を
概ね水平な平面内に配列し、好ましくは水平方向に互い
に間隔を保つようにして水平面で縦にかつ横にも分散さ
せる。各鋳型空洞部は、最大幅または最大直径が19.
1側以下(好ましくは約12.7側またはそれ以下)で
ある少なくとも1本の湯道またはそのような部分を有し
、各傷道の開□下端は鋳型下面で終る垂直部分を具備す
る。数個取鋳型の場合、湯道の垂直部分は分割面に対し
て概ね垂直であり、開□下端は互いに間隔を保って水平
平面内に分散されている。肉厚が約12.7肌以下の鋳
造物ならば、狭い湯道を複数の鋳型空洞部の近くに配置
し、太い中央の垂直湯道を設ければよい。
肉厚がもっと大きい大型鋳造物ならば、収縮の問題がな
い限り複数の狭い湯道を採用すればよい。さもなければ
、狭い垂直部分を有するひとつ以上の湯道とひとつ以上
の鋳型空洞部との間に旨押湯を介在させればよい。本発
明の方法にしたがって非可孫性、自立性、通気性の鋳型
への鋳造を行なう際に使用される鋳造装置は、溶融金属
を収納する容器のほかに、開□底を有するチェンバを含
み、チェンバの外周壁と鋳型上面との間にてシーリング
が達成され、かつ前記鋳型の周側面及び下面がチェンバ
の外周壁よりも下方に伸び出ている。前記チェンバ及び
前記容器を相対移動自在に支持し、前記湯道の開□下端
を前記容器内の湯面下に損潰させる駆動手段が設けられ
ている。チェンバ内で鋳型の上面に減圧を作用させるた
めの真空手段が設けられている。この真空手段によって
、チェンバへの鋳型のための特有の保持が与えられると
共に、前記チェンバを下げて前記傷道の閉口下端を含め
て鋳型下面全体を前記容器内の湯面下に浸潰させたとき
に、複数のの鋳型空洞部が湯で同時に満たされる。本発
明は極めて簡単でしかも経済的な技術を利用して特に鉄
系金属の良質鋳造物を製造することを可能にし、生産コ
ストの著しい軽減を実現す夕る。
以下添付図面に従って好ましい実施例を詳述しながら本
発明の構成要件及び目的をさらに明確にする。
第1図から明らかなように、鋳造装置は、台座0 12
に支柱14を取付け、駆動ピストン−シリンダー6によ
って上下に沼動させ得るように前記支柱14に水平アー
ム18を取付けて成る。
溶融金属を収納する容器22の上方に位置するアーム1
8の自由端から垂下する支持部材19に詳しくは後述す
るチェンバ20を取付ける。第3図及び第4図に於いて
、クロニング (croning)シェルモールドと呼ばれる非可操性
、自立性、通気性の低温結合砂鋳型は、砂またはこれと
等価の粒子及び少量の、通常約5%の無機または有機の
熱硬化樹脂または化学硬化樹脂またはこれと等価の低温
結合剤を材料とし、当業者に公知の技術及び設備により
作られる。
即ち、さらさらした砂と結合剤の混合物を、分割面を形
成する金属のベース・プレートに敦層されている加熱さ
れた金属型半体上に配分し、この金属型半体上で硬化さ
せて非可榛性、自立性のシェル・モールド半型を得、こ
れを金属型半体及びベース・プレ−トから取外すことに
よって作成する。第4図に示すように、鋳型3川ま上下
2つのシェル半型(上型および下型)から成り、水平な
鋳型分割面29に沿って両半型を接着することにより一
体的な使い捨ての非可孫性、自立性の鋳型30とする。
鋳型3川ま鋳型分割面29とほぼ平行で、上下の間隔を
保つ上型の上面31及び下型下面33そしてこれら上下
面間を垂直に広がる周側面32を具備する。面31,3
3は加熱された金属型の不規則な外形に従って厚さがほ
ぼ一様となるように形成されるので不規則輪郭を有する
。鋳型30を支持すると共に上面31に減圧を作用させ
るため、詳しくは後述するが、チェンバ20‘こ対する
シーリングに好適な切れ目のない水平平坦なシール面部
分38が周緑に形成されるように前記上型上面の外縁を
可塑状態に於いて例えばプレス加工で成形する。第3図
及び第4図に示すように上型と下型の間に鋳型分割面2
0を横切って広がる複数の単一部分鋳型空洞部を設ける
第4図には2つのこのような鋳型空洞部(moldca
vities)34を図示した。詳しくは後述するよう
に複数部分3(multiplepart)鋳型空洞部
を設けることも可能である。
商業的な規模では上記鋳型空洞部の数が6乃至20であ
り、第3図には17個を図示してある。このような単一
部分または複数部分鋳型空洞部を鋳型30の周縁に囲ま
れた水平部分内に配分子し、かつ上下面31,33間で
鋳型30の長さかつ横方向に存在させる。複数の鋳型空
洞部34は概ね水平面内で互いに間隔を保ち、それぞれ
が鋳型分割面29を横切って広がっている。各鋳型空洞
部34は鋳型分割面29に対して概ね垂直にこの分割面
の下側から垂下し、その開□下端が長さかつ横のいずれ
の方向にも互いに間隔を保つ垂直な湯道35を有し、こ
れら湯道は前記分割面29と平行な概ね水平な面でかつ
鋳型30の下面33にて終わる。上述のように各傷道3
5が本発明に独自な所期の機能を果すためには少なくと
もその湯道の一部の少なくとも1つの方向の寸法が19
.1肋またはそ0れ以下、好ましくは12.7脚または
それ以下の比較的細い寸法でなければならない。
この細い傷道または細い部分のある湯道が垂直で且つ円
形断面を呈すれば好都合であるが、円形断面でなくても
よい。タ 第1図、第2図及び第5図から明らかなよう
に、チェンバ2川こ鋳型30を保持させかつ適当な弁2
6及びホース28を介して真空ポンプ24から上面31
に減圧を作用させるための特有の保持を与えるのがチェ
ンバ20である。
第2図に示すようにチェンバ上壁44は支柱19の下端
に接続されており、必要に応じてチェンバ20の内部及
び鋳型30の上面31に減圧を作用させるための真空ホ
ース28を接続した出入口58を具備する。このチェン
バ20の内部を限定するため上壁44の外周から垂下す
る外周壁40‘こよって限定これる開□底がチェンバ2
0に具備されている。特に第2図、第4図及び第5図か
ら明らかなように、外周壁40の下端には水平なシール
面42を形成し、鋳型30の周緑において鋳型空洞部を
含む鋳型30の水平部分と概ね同じ等にある水平なシー
ル上面38を形成し、このシール上面38とシール面4
2を共鋤せしめる。したがって、鋳型30の周側面32
の一部及び下面33がチヱンバ20よりも下方にある。
使用に際してはチェンバ20を第1図のように上昇位置
に設定し、手動または自動で鋳型30の周緑シール上面
38をチェンバ20のシール面42に当接させる。
ここで弁26を操作することにより鋳型30をチェンバ
20に固定する特有の保持力を作り出すと共に、チェン
バ出入口58からチェンバ20の内部に減圧を作用させ
、さらには鋳型30の鋳型空洞部を含む鋳造領域と同じ
広がりであってシール面38に囲まれた上面31全体に
減圧を作用させる。減圧は好ましくは約一689ないし
一2067kPag(9444なし、し806舷Paa
)とする。次いで駆動用ピストンーシリンダ16を操作
することによって鋳型30を保持しているチヱンバ20
を容器22にむかつて降下させ、すべての垂直湯道の開
□下端が容器22内の溶融金属液面60よりも下方へ来
るまで鋳型30の下面33を降下させる。
そして、鋳型30の下面33の全面を熔融金属内に浸債
する。鋳型30の上面31に減圧が作用しているのでJ
溶融金属が傷道内で吸い上げられ、すべての鋳型空洞部
に同時に充満する。
以上に詳述した本発明の方法では容器内へ沈めた後、鋳
型空洞部が満たされ、各湯道の少なくとも一部に存在す
る金属が凝固したら直ちに駆動用ピストンーシリンダ1
6を操作してチェンバ20及び鋳型30を上昇させれば
、凝固部分よりも下方の、即ち、傷道下端付近に残留す
る溶融金属部分が容器22へ流れ落ち、第6図に図示す
るような分離された金属部品が鋳型30内に残る。
鋳型空洞部内に未凝固の金属がある場合には、湯道の一
部分にて凝固した金属は栓のように働き、この凝固金属
が下にある溶融金属の熱によって再び溶解する前に鋳型
を引上げるわけである。鋳型30を上昇させているとき
にも継続して減圧状態に保って結合剤の燃焼ガスを吸引
するのが望ましい。チェンバ20を第1図のように非作
用位置へ上昇させたら弁26を操作して真空ポンプ24
を遮断し、新しい鋳型と交換できるように鋳型30を解
放する。次いで第6図のように湯道金属64の短かし、
部分が付随している分離された金属部品62を分解され
た鋳型30から公知の方法で取出せばよい。
凝固後に鋳造物を取出す際には低温結合砂鋳型であるこ
とによる鋳型の自己崩壊性を利用するので、セラミック
鋳型で必要とするような鋳型の破壊ほどの労力は不用で
、容易に取出せる。第7図乃至第10図には複数部分鋳
型空洞部及び垂直陽道を有する鋳型を図示してある。即
ち、第7図及び第8図には既に述べたように構成され、
上面67及び下面69の間に広がり且つ周側面71より
も内側に位置する複数の複数部分鋳造空洞部を有する数
個取鋳型65の一部を図示してあり、ここでは前記複数
の複数部分鋳型空洞部のうちの1つだけを図解した。
各複数部分鋳型空洞部は2つの鋳型空洞部73,75を
含み、これらの空洞部のそれぞれが中央旨押湯78に接
続された水平押湯堰77,79を具備する。この旨押湯
78は細い垂直湯道80に接続している。押傷堰77,
79及び旨押傷78の形状及び大きさは鋳造物の形状及
び大きさに従って設既定すればよい。垂直湯道80の横
断方向寸法は本発明の方法に照らして口径約6.4側乃
至12.7肋とする。場合によっては複数の垂直傷道を
必要とすることもあり得る。第7図及び第8図に図示す
るように鋳型は例えば鋳型空洞部の寸法が12.7棚以
上となるような大型部品を成形する場合特に有用である
なぜなら、特に鉄系金属の場合に鋳型の破損が発生する
前に、鋳型空洞都内の湯が完全に凝固するための時間が
ないからである。凝固に収縮を伴う金属の場合、旨押湯
は鋳型空洞都内の湯が凝固する過程で給傷源として作用
する。使用に際しては上述のように鋳型65に湯を充填
し、湯が鋳型空洞部73,75及び冒す甲湯78に充満
し、垂直傷道80内で凝固したら直ちに容器内の湯から
離脱させる。
但し、鋳型65を容器内の湯から離脱させた後も、鋳型
空洞部73,75に於ける金属凝固に伴う収縮を補償す
るため押湯堰77,79を介して鋳型空洞部73,75
への給湯を持続するのに充分な時間、旨押湯78内の金
属は溶融状態のままである。このように構成したから、
鋳型の尚早な破損が回避できるほど鋳込みサイクルが短
縮される。凝固が完了すると、分解された鋳型65内に
押傷榎と、旨押傷及び垂直湯道の一部とに対応する金属
片の付着した分離された金属部品群が残る。第9図には
上面82及び下面83の間に、2つだけを図示した複数
の鋳型空洞部84を有する数個取鋳型81を示してあり
、前記複数の鋳型空洞部84はこれら鋳型空洞部84を
垂直傷道85に接続する本発明独自の狭い水平湯道部分
86を有する中央垂直傷道85の周りに集まっている。
この構成は約12.7肌またはそれ以下の厚さの部品を
鋳造するのに好適である。即ち、鋳型空洞部84でも狭
い水平傷道都分86でも即座に凝固が起こり、鋳型81
を下方の湯面から引上げると垂直湯道85から湯が流れ
落ちて分離された鋳造部品が得られる。第10図に示す
数個取鋳型9川ま上面92及び下面94間に複数の鋳型
空洞部95を有し、比較的大きい鋳型空洞95を迅速に
充満させかつ垂直傷道内の金属が凝固したら鋳型が破損
する前にいち早く鋳型を取出せるように各鋳型空洞部に
は2本の狭い傷道97,98が設けられている。
この鋳型1本の狭い垂直湯道では鋳型が破損する前に充
満させることができないような大きい空洞部を有する鋳
型で収縮補償を必要としない金属を鋳造する場合に好適
である。本発明の趣旨を逸脱することなく、特許請求の
範囲内で上記実施例以外の態様でも本発明の方法を実施
できることは当業者にとって明白であるつ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するための鋳型及び装置を
一部断面で示す簡単な側面図であり、第2図は第1図図
示装置のチェンバ部分を示す詳細な断面図であり、第3
図は第1図図示鋳型の平面図であり、第4図は第3図図
示鋳型を一部断面で示す詳細な側面図であり、第5図は
鋳造装置のチェンバに取付けた第3図及び第4図の鋳型
をその下面が下方に位置する容器内の湯面下に没した状
態で示す詳細な一部断面図であり、第6図は本発明に従
って鋳造された金属部品の断面図であり、第7図は第1
図図示鋳型の改良構成を一部断面で示す詳細な側面図で
あり、第8図は第7図8−8線に沿って第7図図示鋳型
を一部断面で示す詳細な平面図であり、第9図は第1図
図示鋳型のさらに別の改良構成を一部断面で示す詳細な
側面図であり、第10図は第1図図示鋳型の第9図図示
構成とも異なる改良構成を一部断面で示す詳細な側面図
である。 16・・・・・・駆動用ピストン・シリンダ、20・・
・・・・チヱンバ、22…・・・溶融金属容器、24・
・・・・・真空ポンプ、29・・・・・・鋳型分割面、
30・・・・・・鋳型、34・・・・・・鋳型空洞部、
35・・・…湯道、65,81,90・・・・・・鋳型
、73,75,84,95・・・・・・鋳型空洞部、8
0,85,97,98・・・・・・湯道。 FIGIFIG2 FIG3 FIG4 FIG5 FIG6 FIG7 FIG8 FIG9 FIGIO

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上面を有する上型と下面を有する下型とからなり、
    少なくとも1つの鋳型空洞部を有し、この鋳型空洞部か
    ら伸びる前記下型の湯道の開口下端が前記下面にて終わ
    る非可撓性、自立性、通気性の低温結合砂鋳型内に金属
    を吸上げて鋳造する際に、前記上型の上面に減圧を作用
    させながら、前記湯道の開口下端を含む前記下型の下面
    の全面を下方の溶融金属の湯面下に沈めることによつて
    前記鋳型空洞部を溶融金属で満たし、そして前記湯道の
    最大幅が19.1mm以下の少なくとも一部分において
    その全断面にわたつて前記溶融金属を凝固させ、この湯
    道内で凝固した金属が下方の前記溶融金属の熱のために
    再び融解する前にかつ前記鋳型が前記溶融金属の熱によ
    つて破損する前に前記鋳型を前記湯面から離脱させるこ
    とを特徴とする非可撓性、自立性、通気性の低温結合砂
    鋳型内に金属を鋳造する方法。 2 前記湯道の前記少なくとも一部分が垂直であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 前記湯道の前記少なくとも一部分が水平であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 4 前記溶融金属が少なくとも1093℃に加熱された
    鉄系金属であり、前記鋳型が30秒以内前記下方の溶融
    金属内に浸漬されることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項から第3項までのいずれか1項に記載の方法。 5 前記鋳型空洞部が前記湯道との間に盲押湯を含み、
    前記鋳型を前記湯面から離脱させた後も前記鋳型空洞部
    へ流入できるように前記盲押湯の少なくとも一部及び前
    記鋳型空洞部内の前記金属が融解状態のままであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項から第4項までのい
    ずれか1項に記載の方法。 6 溶融金属が前記湯道の下側部分から流れ落ちて複数
    の前記鋳型空洞部内に分離された複数の金属部分が残る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第5項まで
    のいずれか1項に記載の方法。 7 前記鋳型の上面に減圧を作用させることにより前記
    鋳型のための特有の保持効果を提供することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項から第6項までのいずれか1項
    に記載の方法。
JP12647279A 1978-10-02 1979-10-02 鋳造方法 Expired JPS6035227B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US94762178A 1978-10-02 1978-10-02
US947621 1978-10-02
US75169 1979-09-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5577968A JPS5577968A (en) 1980-06-12
JPS6035227B2 true JPS6035227B2 (ja) 1985-08-13

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ID=25486439

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JP12647279A Expired JPS6035227B2 (ja) 1978-10-02 1979-10-02 鋳造方法
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JP (2) JPS6035227B2 (ja)
SU (1) SU1101174A3 (ja)

Cited By (1)

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