JPS643571Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS643571Y2 JPS643571Y2 JP1983044705U JP4470583U JPS643571Y2 JP S643571 Y2 JPS643571 Y2 JP S643571Y2 JP 1983044705 U JP1983044705 U JP 1983044705U JP 4470583 U JP4470583 U JP 4470583U JP S643571 Y2 JPS643571 Y2 JP S643571Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- sprue
- heater
- space
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 6
- 239000002253 acid Substances 0.000 claims description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
本考案は、鉛蓄電池極板用の格子を鋳造する金
型の改良に関する。 従来、上記鋳造金型は、湯口から遠い部分まで
円滑に溶融鉛が流れ易いように湯口から遠い部分
にはヒータを内蔵して金型を保温し、一方、湯口
の近傍は溶融鉛の凝固時間が短かくなるよう冷却
している。しかし、金型は一体の金属で製作され
ており、前記ヒータの熱が湯口の近傍部分まで伝
わつてしまい、湯口近傍のもともと量の多い溶融
鉛が十分凝固しないうちに鋳造した格子を取出す
ことがあり、鋳造不良の大きな原因となつてい
る。この問題点を解決するにはヒータの温度を下
げればよい訳けであるが、金型に供給する溶融鉛
の量を可及的少量に抑えるためには溶融鉛の流れ
を良くするべくヒータの温度を上げる必要があ
り、両者は相反する問題である。 本考案は、湯口より離れた部分にヒータを内蔵
した金型において、ヒータの熱が湯口の近傍まで
伝わらないようにすることを目的とし、ヒータを
内蔵した部分と湯口近傍部分の間に空間部を介在
させたものである。 本考案の一例を説明する。 金型を、湯口1を有する上部金型2とヒータ3
を内蔵した下部金型4に分割する。両金型2,4
はボルト穴5に挿通したボルトにより接合され一
体化される。接合面は、一方が凹、他方が凸とな
つており、凹凸の嵌合により一体化されるが、凹
の底面と凸の頂との間に空間部6が形成される。
この空間部6によつて、上部金型2に熱が伝わる
のを抑制する訳けである。空間部6を設ける位置
は、第1図に示した金型の親骨7と耳部8の間が
適当である。 上記本考案品と空間部を有しない一体の金型
(従来品)の使用時における温度分布を第4図に
示す。温度測定箇所は本考案品、従来品とも第5
図に示したA,B,Cの3点である。 第4図から明らかなように、本考案品は、ヒー
タ内蔵部分の温度は従来品と同一であるにも拘ら
ず、湯口近傍の上部金型の温度は低く抑えること
ができる。これによつて、第1表に示したよう
に、鋳造欠陥の中で多く発生するヤケの不良が減
少した。また、格子重量を減らすことも可能とな
つた。
型の改良に関する。 従来、上記鋳造金型は、湯口から遠い部分まで
円滑に溶融鉛が流れ易いように湯口から遠い部分
にはヒータを内蔵して金型を保温し、一方、湯口
の近傍は溶融鉛の凝固時間が短かくなるよう冷却
している。しかし、金型は一体の金属で製作され
ており、前記ヒータの熱が湯口の近傍部分まで伝
わつてしまい、湯口近傍のもともと量の多い溶融
鉛が十分凝固しないうちに鋳造した格子を取出す
ことがあり、鋳造不良の大きな原因となつてい
る。この問題点を解決するにはヒータの温度を下
げればよい訳けであるが、金型に供給する溶融鉛
の量を可及的少量に抑えるためには溶融鉛の流れ
を良くするべくヒータの温度を上げる必要があ
り、両者は相反する問題である。 本考案は、湯口より離れた部分にヒータを内蔵
した金型において、ヒータの熱が湯口の近傍まで
伝わらないようにすることを目的とし、ヒータを
内蔵した部分と湯口近傍部分の間に空間部を介在
させたものである。 本考案の一例を説明する。 金型を、湯口1を有する上部金型2とヒータ3
を内蔵した下部金型4に分割する。両金型2,4
はボルト穴5に挿通したボルトにより接合され一
体化される。接合面は、一方が凹、他方が凸とな
つており、凹凸の嵌合により一体化されるが、凹
の底面と凸の頂との間に空間部6が形成される。
この空間部6によつて、上部金型2に熱が伝わる
のを抑制する訳けである。空間部6を設ける位置
は、第1図に示した金型の親骨7と耳部8の間が
適当である。 上記本考案品と空間部を有しない一体の金型
(従来品)の使用時における温度分布を第4図に
示す。温度測定箇所は本考案品、従来品とも第5
図に示したA,B,Cの3点である。 第4図から明らかなように、本考案品は、ヒー
タ内蔵部分の温度は従来品と同一であるにも拘ら
ず、湯口近傍の上部金型の温度は低く抑えること
ができる。これによつて、第1表に示したよう
に、鋳造欠陥の中で多く発生するヤケの不良が減
少した。また、格子重量を減らすことも可能とな
つた。
【表】
上述のように本考案は、湯口から離れた部分に
ヒータを備えた金型において、ヒータを備えた部
分は保温しながら、湯口の近傍へその熱が伝わる
のを抑制することができ、鋳造不良の低減と溶融
鉛の流れを円滑にして使用鉛の低減を図れる点そ
の実用的価値は極めて大なるものである。
ヒータを備えた金型において、ヒータを備えた部
分は保温しながら、湯口の近傍へその熱が伝わる
のを抑制することができ、鋳造不良の低減と溶融
鉛の流れを円滑にして使用鉛の低減を図れる点そ
の実用的価値は極めて大なるものである。
第1図は本考案の一例を示し金型の内面の要部
平面図、第2図は同縦断面図、第3図は第2図に
おけるD部の拡大図、第4図は金型の温度分布を
示す曲線図、第5図は金型の温度測定箇所を示す
説明図である。 1は湯口、2は上部金型、3はヒータ、4は下
部金型、6は空間部。
平面図、第2図は同縦断面図、第3図は第2図に
おけるD部の拡大図、第4図は金型の温度分布を
示す曲線図、第5図は金型の温度測定箇所を示す
説明図である。 1は湯口、2は上部金型、3はヒータ、4は下
部金型、6は空間部。
Claims (1)
- 湯口から離れた部分にはヒータを内蔵し、ヒー
タを内蔵した部分と湯口近傍部分との間には空間
部を介在させた鉛蓄電池極板用格子の鋳造金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4470583U JPS59153054U (ja) | 1983-03-28 | 1983-03-28 | 鉛蓄電池極板用格子の鋳造金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4470583U JPS59153054U (ja) | 1983-03-28 | 1983-03-28 | 鉛蓄電池極板用格子の鋳造金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59153054U JPS59153054U (ja) | 1984-10-13 |
JPS643571Y2 true JPS643571Y2 (ja) | 1989-01-31 |
Family
ID=30175230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4470583U Granted JPS59153054U (ja) | 1983-03-28 | 1983-03-28 | 鉛蓄電池極板用格子の鋳造金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59153054U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006150391A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Furukawa Battery Co Ltd:The | 鉛蓄電池用格子基板の鋳造装置 |
JP5053049B2 (ja) * | 2007-11-16 | 2012-10-17 | 新神戸電機株式会社 | 鉛蓄電池用の鉛部品の製造方法 |
-
1983
- 1983-03-28 JP JP4470583U patent/JPS59153054U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59153054U (ja) | 1984-10-13 |
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