JPH0349393Y2 - - Google Patents

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JPH0349393Y2
JPH0349393Y2 JP17367287U JP17367287U JPH0349393Y2 JP H0349393 Y2 JPH0349393 Y2 JP H0349393Y2 JP 17367287 U JP17367287 U JP 17367287U JP 17367287 U JP17367287 U JP 17367287U JP H0349393 Y2 JPH0349393 Y2 JP H0349393Y2
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electrolytic capacitor
explosion
proof valve
capacitor
mounting
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、電解コンデンサの取付面となる底
面に取付けて使用され、防爆弁が作動したときに
コンデンサ内のガス等が効率よく放出されるよう
にした電解コンデンサの取付用保持具に関するも
のである。
<従来技術> 第8図および第9図は通常の電解コンデンサ1
を示し、2はアルミニウム等で作られた容器、3
は底部のシール材、4,6はリード線、8は防爆
弁である。使用中の定格オーバーや逆方向電流な
どによつて内部温度が上昇して内圧が許容限界以
上に上昇すると、底部の防爆弁8が作動して内部
のガス等を放出し、容器2が破裂するのを防止す
ることができる。
電解コンデンサ1をシヤーシあるいはプリント
基板等の取付用基板10に取付ける際に、第10
図にしめすように防爆弁8と基板10に形成され
たガス抜き用開孔12とが整列していると、防爆
弁8の作動時にコンデンサ内のガス等は矢印14
で示すようにうまく外界に放出されて容器2の破
裂を防止することができる。
<考案が解決しようとしている問題点> ところが、防爆弁の位置はコンデンサ・メーカ
ー毎に少しづつ異つており、また基板10として
使用コンデンサ毎に異つた位置にガス抜き用開孔
の形成されたものを準備するわけにも行かないか
ら、使用コンデンサによつては第11図に示すよ
うに、防爆弁8とガス抜き用開孔12との位置が
ずれることがある。この場合、コンデンサの容器
内の圧力が許容限度以上に上昇して防爆弁8が作
動しても、点線矢印で示すガス等の放出通路が狭
く、このため、コンデンサの容器内の減圧効果が
小さく、容器2の破裂をまねく危険性があつた。
また、仮に防爆弁8と取付用基板の開孔12とが
第10図に示すように整列していても、自動半田
付け装置等でリード線の半田付けをする際に、上
記開孔12に半田が流入してこれを塞いでしまう
ことがあつた。このため、半田付け工程では上記
開孔12をテープで塞いでおく必要があり、作業
が面倒であつた。
<問題点を解決するための手段> この考案による電解コンデンサの取付用保持具
は、底面に電極リード線と防爆弁とが設けられた
電解コンデンサの上記底面に取付けて使用される
もので、絶縁材料製の複数の薄い短冊状条片を放
射状をなすようにその各一端部で結合し、その結
合部の上記電解コンデンサの底面と対向する側に
窪みを形成し、さらに上記短冊状条片に沿つて、
上記電極リード線が差込まれた状態でこれを挟持
する挟持部を設けて構成されている。
<作用・効果> この考案の取付用保持具は、電解コンデンサの
底面に設けられた電極リード線を上記保持具の挟
持部に差込むと、該挟持部が上記電極リード線を
挟持した状態で当該電解コンデンサの底面に取付
けられる。そして、この電解コンデンサと取付用
保持具とは適正な位置関係を保つたままシヤー
シ、プリント基板等の取付用基板に同時に取付け
られる。
何らかの理由で電解コンデンサの内圧が許容限
度以上に上昇して防爆弁が作動したとき、コンデ
ンサ内のガス等は上記保持具によつて形成される
コンデンサの底面と取付用基板との間の隙間を通
つて横方向に放出されるから、コンデンサの容器
の内圧は急速に減圧され、容器が破裂する心配は
全くない。また、電解コンデンサの底面に設けら
れた防爆弁の位置がメーカー毎に多少変化して
も、それには全く関係なく防爆弁の確実な作動効
果が得られる。また、この考案の取付用保持具
は、前述のように、電解コンデンサを取付用基板
に取付ける前に当該電解コンデンサの底面に取付
けられるから、両者の位置関係を適正に保つたま
ま電解コンデンサと取付用保持具とを同時に取付
用基板に取付けることができる。従つて、上記取
付用保持具の取付けられた電解コンデンサを、電
解コンデンサ単独の場合と全く同様に取扱うこと
ができる。さらに、この考案の取付用保持具を使
用すると、電解コンデンサを取付ける取付用基板
に特にガス抜き用開孔を設ける必要はないので、
特にプリント基板の場合、プリント配線の位置の
制限が少なくなる利点もある。
<実施例> 第1図は電解コンデンサ1の底面にこの考案の
第1の実施例による取付用保持具16を取付けた
状態を示す。同図で、2は電解コンデンサの容
器、3は底部のシール材、4,6は電極リード
線、8は防爆弁である。保持具16は、リード線
4,6を挟持するようにほゞ平行に配置されたプ
ラスチツク等の絶縁材料で作られた対をなす薄い
短冊状条片18,18,20,20と、同じくプ
ラスチツク等の絶縁材料で作られた1枚づつの薄
い短冊状条片22,22…とを各々の一端で結合
して放射状に構成されている。そして、これらの
短冊状条片の結合部、すなわちこの保持具16の
中央部のコンデンサ1の底面と対向する側には例
えば円錐状の窪み24(第2図)が形成されてい
る。窪み24の形状としては、上記の円錐形の他
に球面状、その他任意の形状のものでよい。
対をなす短冊状条片18,18,20,20は
第3図に示すように、30°乃至60°の開き角をなす
ように配置されていることが望ましい。このよう
にすると。電極リード線4,6を上記対をなす短
冊状条片18,18間,20,20間に挿入した
とき、当該保持具が抜け落るのが防止される。
第4図はこの考案による保持具16と共に電解
コンデンサ1を取付用基板10に取付けたときの
様子を示す部分断面図である。同図から明らかな
ように、コンデンサ内の圧力が許容限界値以上に
上つて防爆弁8が作動すると、内部のガス等は矢
印26,27で示すように、当該保持具によつて
コンデンサの底面と取付用基板10との間に形成
される隙間を通つて、短冊状条片18,20,2
2の側壁に沿つて拡大しつゝ横方向に急速に放出
され、容器2内の圧力を急速に低下させて該容器
が破裂するのを確実に防止することができる。短
冊状条片は薄い絶縁材料で作られているから、第
1図に示すように、短冊状条片22と防爆弁8と
が重なつても、これによつて防爆弁8が塞がれる
ことはないから、防爆弁作動時のガス放出効果が
低下することはない。また。保持具16のコンデ
ンサの底面と対向する側には前述のように窪み2
4が形成されているから、防爆弁8がコンデンサ
の底面の中央部に設けられていても、ガス等の放
出通路が確保され、また防爆弁8が第1図と第4
図に示すような位置に設けられている場合も、第
4図の矢印26の他に27で示すようなガス等の
放出路を与えることができる。対をなす短冊状条
片は、18,18あるいは20,20のいずれか
一方であつてもよい。
第5図乃至第7図は、この考案の第2の実施例
による電解コンデンサの取付用保持具16′を示
し、先の第1の実施例と同様にプラスチツク等の
絶縁材料で作られた薄い短冊状条片31〜38
を、各々の一端で結合して放射状に構成されてい
る。これらの短冊状条片が結合された保持具1
6′の中央部のコンデンサ1の底面と対向する側
には同様に円錐状、球面状等の窪み24が形成さ
れている。一直線をなす短冊状条片、例えば33
と37の各側面には、短い筒状の電極リード線挟
持部41,41,42,42,43,43、が設
けられている。これらの挟持部は第6図の拡大断
面図に示すように、下側が若干細くなるテーパ状
に形成されており、それらのほぼ下半分の数箇所
にはバネ作用をもたせるための割目が形成されて
いる。挟持部の下端部の内径dは差込まれる電極
リード線4,6の直径Dよりも僅かに小さくなる
ようにその寸法が定められている。
使用時には、電解コンデンサ1の電極リード線
4,6を、第5図の点線矢印で示すようにこれら
の間隔と一致した間隔で設けられた挟持部(図示
の実施例では41,41)に差込む。そうする
と、挟持部41,41のバネ作用により電極リー
ド線4,6は挟持されるから、これによつて当該
取付用保持具16′は電解コンデンサ1の底部に
取付けられる。第7図は取付用保持具16′を電
解コンデンサ1の底面に取付けたときの状態を電
解コンデンサの底面側から見た図である。
同図から明らかなように、この実施例では短冊
状条片33,37を通る線に対してコンデンサ1
は僅かに回転しているから、防爆弁8は短冊状条
片31と完全には重ならず、第1図の場合よりも
大きく露出している。従つて、防爆弁の作動時の
ガス等の放出効果は第1の実施例のそれよりも大
であると云える。この第2の実施例のその他の作
用、効果は第1の実施例のそれと同様である。
なお、第1、第2の実施例共、コンデンサの防
爆弁が短冊状条片と重なることがないように、短
冊状条片の結合の角度、短冊状条片自体の形状を
変更することもできる。実用新案登録請求の範囲
はこれらの変形例も含むことは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例による取付用
保持具を電解コンデンサに取付けた状態を電解コ
ンデンサの底面側から見た図、第2図は第1図を
イ−イ線方向に見たときの取付用保持具の部分断
面図、第3図は第1図をロ−ロ線方向に見たとき
の部分断面図、第4図は電解コンデンサをこの考
案の第1の実施例による取付用保持具と共に取付
用基板に取付けたときの状態を示す一部断面側面
図、第5図はこの考案の第2の実施例による取付
用保持具を、これが取付けられる電解コンデンサ
と共に示した斜視図、第6図はこの考案の第2の
実施例による取付用保持具の電極リード線挟持部
の拡大断面図、第7図はこの考案の第2の実施例
による取付用保持具を電解コンデンサの取付けた
ときの状態を電解コンデンサの底面側から見た
図、第8図は代表的な電解コンデンサの側面図、
第9図はその底面図、第10図および第11図は
それぞれ第8図の電解コンデンサをこの考案によ
る取付用保持具を使用することなく直接取付用基
板に取付けたときの防爆弁作動時の様子を説明す
る部分断面図である。 16,16′……取付用保持具、18,18,
20,20……対をなす短冊状条片(挟持部)、
22,22……短冊状条片、24……窪み、31
〜38……短冊状条片、41,41〜43,43
……挟持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付面となる底面に電極リード線と防爆弁とが
    設けられた電解コンデンサの上記底面に取付けて
    使用され、絶縁材料製の複数の薄い短冊状条片を
    放射状をなすようにその各一端部で結合し、その
    結合部の上記電解コンデンサの底面と対向する側
    に窪みを形成し、さらに上記短冊状条片に沿つ
    て、上記電極リード線が差込まれた状態でこれを
    挟持する挟持部を設けてなる電解コンデンサの取
    付用保持具。
JP17367287U 1987-11-12 1987-11-12 Expired JPH0349393Y2 (ja)

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WO2022118880A1 (ja) * 2020-12-02 2022-06-09 日立Astemo株式会社 電子装置

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