JPH0349340Y2 - - Google Patents

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JPH0349340Y2
JPH0349340Y2 JP1982093798U JP9379882U JPH0349340Y2 JP H0349340 Y2 JPH0349340 Y2 JP H0349340Y2 JP 1982093798 U JP1982093798 U JP 1982093798U JP 9379882 U JP9379882 U JP 9379882U JP H0349340 Y2 JPH0349340 Y2 JP H0349340Y2
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diaphragm
hole
valve
negative pressure
chamber
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JP1982093798U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は負圧によつて作動するダイヤフラムバ
ルブ装置に関し、特にダイヤフラムに弁体を固定
せずに、スライダーによつて特定方向に移動する
ダイヤフラムで直接通孔を閉塞するようにしたダ
イヤフラムバルブ装置に関する。
気化器においては一般に、吸気通路の下流側か
ら負圧を導入してダイヤフラムを作動させ、ダイ
ヤフラムに一体に固定した弁体で通孔を開閉させ
るダイヤフラムバルブ装置が種々の目的に応じて
使用されている。この従来のダイヤフラムバルブ
装置においては、ダイヤフラムの両面に座板を配
置し、ダイヤフラムと座板とに穴をあけ、その穴
に棒状の弁体の一端を挿入し、弁体と座板とをか
しめることによつて、ダイヤフラムと弁体とを一
体に固定させていた。しかしながら、ダイヤフラ
ムに弁体挿入用の穴が形成されているため、ダイ
ヤフラムにおける気密性を完全に確保できないお
それがあつた。また、通孔の弁座には弁体が当接
するので、長時間の使用中に弁座に損傷が生じ、
弁の閉塞作用を確実に行えないおそれがあつた。
この欠点を解消するためのものとして、ダイヤフ
ラムに通孔を開閉する弁体を取り付けることを無
くし、ダイヤフラムを弁座に直接当接させて通孔
を開閉するような構成としたものが、実公昭56−
1952号に示されている。このように構成すること
によつて、ダイヤフラムバルブとしての気密性を
向上させ、通孔の弁座の損傷を防止し、バルブ装
置の構成部品点数を少なくしてコストダウンを図
つている。
しかし、このダイヤフラムを弁座に直接当接し
て通孔を開閉するような構成では、ダイヤフラム
を垂直方向に移動させるものでなければ、適応す
ることができないものである。即ち、ダイヤフラ
ムが水平方向に移動するものでは、ダイヤフラム
が弁座に当接して通孔を閉じた状態では、経時変
化によりダイヤフラムの弁座への当接位置がずれ
て、バルブの気密性や作動の正確さを保てなくな
るおそれがある。このため、この装置は任意の方
向に向けて設置することができないという不具合
があつた。
更に、ダイヤフラムの両側の圧力差が大きくな
ると、弁座との当接箇所だけでダイヤフラムを支
えることになり、ダイヤフラムへの弁座の食い込
みが深くなり、それが繰り返されるとダイヤフラ
ムにおける弁座との当接箇所に損傷が発生するお
それがあつた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、ダ
イヤフラムが弁座に直接当接して通孔を開閉する
従来の利点を有すると共に、ダイヤフラムが任意
の方向に移動するように設置してもバルブの気密
性を確実に保つようにし、しかもダイヤフラムが
損傷するおそれを無くすようにしたダイヤフラム
バルブ装置を提供するものである。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本考案に係るダイヤフラム
バルブ装置を切替弁作動の負圧室に装着した一実
施例断面図で、第1図は機関停止時、第2図は機
関作動時を示すものである。
本考案に係るダイヤフラムバルブ装置10は主
として、ダイヤフラム12と、それとは別体のス
ライダー14と、そのスライダー14をダイヤフ
ラム12に押圧する戻しばね16とから成る。ダ
イヤフラム12は大気に通じる穴18を有する蓋
体20とそれに隣接する第一ハウジング22とに
その周縁が固定され、その蓋体20とダイヤフラ
ム12とで大気室24が形成される。また前記第
一ハウジング22には隔壁26が設けられ、その
隔壁26とダイヤフラム12とで第一負圧室28
が形成される。この第一負圧室28は気化器絞弁
(図示せず)の下流側と通路29を介して連通さ
れている。前記隔壁26の中央にはダイヤフラム
12側に向かつて伸びる筒状の突出部30が形成
され、その突出部30に通孔32が形成され、通
孔32の出口の弁座33はダイヤフラム12に対
向している。突出部30の外周には前記スライダ
ー14が摺動可能に取付けられており、このスラ
イダー14は前記戻しばね16によつて常時ダイ
ヤフラム12に当接させられている。このスライ
ダー36とダイヤフラム12との接触箇所におい
て、スライダー36に凹部37aを形成し、ダイ
ヤフラム12に前記凹部37aに合致する凸部3
7bを形成する。この互いに合致する凹部37a
と凸部37bとを係合させておけば、スライダー
36とダイヤフラム12との接触箇所がずれるこ
とはない。スライダー14は突出部30の外周に
嵌合する筒状部34とその一端にあるプレート部
36とから成り、このプレート部36がダイヤフ
ラム12に当接している。このプレート部36に
は穴38が形成されており、前記第一負圧室28
からの空気はこの穴38を介して通孔32に至
る。前記隔壁26にはスライダー14の左方への
移動を制限するストツパー39が形成されてい
る。また、隔壁26には孔40が形成されると共
に、その孔40を開閉するためのチエツクバルブ
41が取付けられている。
前記第一ハウジング22と第二ハウジング44
の間にはダイヤフラム42が取付けられており、
そのダイヤフラム42と前記隔壁26とで第二負
圧室46が形成される。この第二負圧室46は一
方は前記通孔32及び穴38を介して、他方は孔
40を介して前記第一負圧室28と連通されてい
る。ダイヤフラム42と隔壁26との間にばね4
7が配置され、このばね47によつてダイヤフラ
ム42は常に図で左方へ押圧されている。ダイヤ
フラム42には弁軸48が一体に固定されてお
り、その弁軸48は前記第二ハウジング44に形
成された支持腕50に摺動可能に支持されてい
る。弁軸48の先端には弾性材料から成る切替弁
52が取付けられている。この切替弁52は例え
ば、フロート室から発生する蒸発燃料を気化器吸
気通路あるいは蒸発燃料吸着装置へ切替えるもの
であり、切替弁52が気化器本体54に当接する
場合はフロート室通路56と燃料吸着装置通路5
8とを連通させ、切替弁52が前記第二ハウジン
グ44に当接する場合はフロート室通路56と気
化器吸気通路に通ずる通路60とを連通させるも
のである。この切替弁52による切替は、上記の
蒸発燃料の例に限られるものではない。
以上の構成に基づいて本考案に係るダイヤフラ
ムバルブ装置の作動を説明する。まず、機関停止
時(第1図)においては、第一負圧室28に負圧
が作用しないのでスライダー14及びダイヤフラ
ム12は戻しばね16によつて図で右方へ押圧さ
れる。この際、第二負圧室46は通孔32を介し
て第一負圧室28と通じているため、第二負圧室
46にも負圧が作用しない。従つてダイヤフラム
42はばね47によつて図で左方へ押圧され、切
替弁52が本体54に当接してフロート室通路5
6と通路58とを連通させる。
次に機関を始動させると、第一負圧室28に負
圧が導入され、この負圧によつてダイヤフラム1
2とスライダー14とはスライダー14が隔壁2
6のストツパー39に当接する位置まで移動させ
られる(第2図)。このスライダー14とストツ
パー39とが当接する位置においては、ダイヤフ
ラム12は通孔32の弁座33に当接し、第一負
圧室28と第二負圧室46とが遮断される。それ
と同時に、負圧によつてチエツクバルブ41が孔
40を開放し、第二負圧室46に負圧が導入され
る。その結果、ダイヤフラム42はばね47に抗
して図で右方へ移動させられ、切替弁52は第2
ハウジング44に当接してフロート室通路56と
通路60とを連通させる。
また、第一負圧室28への吸気負圧が全開低速
運転時のような小さい場合においては、戻しばね
16は弱い負圧でもダイヤフラム12を図で右方
へ戻さないよう設定されており、従つてダイヤフ
ラム12は通孔32の弁座33に当接したままで
ある。この際、チエツクバルブ41は孔40を閉
じるが第二負圧室46には吸気負圧に充足された
ままであるので、ダイヤフラム42は第2図に示
した位置に保たれる。
以上のように、本考案に係るダイヤフラムバル
ブ装置によれば、第一負圧室内の負圧によつて、
ダイヤフラムが弁座に接触して通孔を閉塞する間
でも、ダイヤフラムはスライダーと接触してい
る。このため、ダイヤフラムバルブがどのような
向きに配置されていようと、このダイヤフラムと
スライダーとの接触抵抗によつて、ダイヤフラム
の弁座への当接位置が長時間経過してもずれるこ
とがなく、バルブの気密性を保つことができる。
従つて、ダイヤフラムバルブ装置自体を任意の方
向(縦或は横方向など)に自由に設定することが
できる。また、スライダーとダイヤフラムとの接
触箇所に丁度合致する係合手段を設ければ、スラ
イダーとダイヤフラムとの接触箇所がずれること
がなくなり、経時変化によりダイヤフラムの弁座
への当接位置のずれの発生のおそれを確実に無く
すことができる。
更に、本考案では、ダイヤフラムが弁座と当接
した状態であつてダイヤフラムの両側の圧力差が
大きい場合には、ダイヤフラムにかかる力をスラ
イダーと弁座とに分散することができる。従つ
て、従来のような弁座への当接箇所だけでダイヤ
フラムを支えるものに比べて、ダイヤフラムの損
傷の度合いを非常に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係るダイヤフラム
バルブ装置を切替弁を作動させる負圧室に装着し
た一実施例断面図で、第1図は機関停止時、第2
図は機関作動時を示すものである。 10……ダイヤフラムバルブ装置、12……ダ
イヤフラム、14……スライダー、16……ば
ね、28……第一負圧室、32……通孔、37a
……凹部、37b……凸部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 通孔とその弁座とを形成した壁と、その内部
    に導入される空気圧によつて弁体を作動させる
    ための第二室と、その第二室と通孔を介して連
    絡される第一室と、その第一室の壁面の一部を
    形成し空気圧によつて作動させられて前記弁座
    に直接接触して前記通孔を開閉するダイヤフラ
    ムと、前記第一室内に備えられ前記ダイヤフラ
    ムを前記通孔を開く方向に付勢するばねとを有
    するダイヤフラムバルブ装置において、前記第
    一室を負圧発生箇所と連通し、その第一室内に
    前記ばねによつて常にダイヤフラムに接触させ
    られしかも前記壁面と係合して一方向に摺動す
    るスライダーを設け、前記第一室内に所定以上
    の大きさの負圧が導入された際にダイヤフラム
    の一部がスライダーに接触しながら並行な状態
    を保つて移動し、そのダイヤフラムの並行に移
    動する箇所で前記通孔を閉塞するようにしたこ
    とを特徴とするダイヤフラムバルブ装置。 (2) 前記ダイヤフラムと前記スライダーとの接合
    面において、接合する互いの面にその接合箇所
    がずれないような係合手段を設けたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のダ
    イヤフラムバルブ装置。
JP9379882U 1982-06-24 1982-06-24 ダイヤフラムバルブ装置 Granted JPS58196484U (ja)

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JP9379882U JPS58196484U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 ダイヤフラムバルブ装置

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JP9379882U JPS58196484U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 ダイヤフラムバルブ装置

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Publication Number Publication Date
JPS58196484U JPS58196484U (ja) 1983-12-27
JPH0349340Y2 true JPH0349340Y2 (ja) 1991-10-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS561952U (ja) * 1979-06-19 1981-01-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS561952U (ja) * 1979-06-19 1981-01-09

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JPS58196484U (ja) 1983-12-27

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