JPH0435570Y2 - - Google Patents

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JPH0435570Y2
JPH0435570Y2 JP1985132094U JP13209485U JPH0435570Y2 JP H0435570 Y2 JPH0435570 Y2 JP H0435570Y2 JP 1985132094 U JP1985132094 U JP 1985132094U JP 13209485 U JP13209485 U JP 13209485U JP H0435570 Y2 JPH0435570 Y2 JP H0435570Y2
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valve
chamber
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valve housing
working chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 本考案は、気化器のエアベント切換弁、特にキ
ヤニスタに連なる通路と、この通路の内端が開口
する作動室とを内部に形成した弁ハウジングを、
フロート室及び吸気道を有する気化器本体に結合
して、その気化器本体と弁ハウジングとの間に、
前記作動室、吸気道及びフロート室の三者に連通
し得る弁室を画成し、その弁室には、フロート室
を前記作動室に連通させ且つ吸気道より遮断する
第1の作動位置と、同フロート室を吸気道に連通
させ且つ作動室より遮断する第2の作動位置とを
とり得る弁体を収容し、その弁体には、前記作動
室内に設けた軸受部に摺動自在に支持される弁軸
の一端を連結し、その弁軸を駆動して前記弁体を
前記両作動位置間で移動させるようにした形式の
ものに関する。
(2) 従来の技術 従来、斯かるエアベント切換弁の弁ハウジング
は、例えばアルミニウム合金によりダイキヤスト
成形されるのが一般的であり、軸受部は、例えば
黄銅製プツシユを弁ハウジング内面より作動室内
に一体に突設された支持腕部の先端に圧入して構
成されている。
(3) 考案が解決しようとする課題 ところで、軽量化およびコストダウンを図るた
めに弁ハウジングを合成樹脂により成形しようと
したときに、軸受部形状を従来の金属製弁ハウジ
ングと同じものとすると、軸受部が厚肉となり、
成形時にいわゆる「引け」が生じて、高い寸法精
度を得ることが困難となり、軸芯もずれる可能性
がある。
本考案は、斯かる事情に鑑みてなされたもので
あり、弁ハウジングの合成樹脂化にあたり、軸受
部を高精度に形成し得るようにした、気化器のエ
アベント切換弁を提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、キヤニス
タに連なる通路と、この通路の内端が開口する作
動室とを内部に形成した弁ハウジングを、フロー
ト室及び吸気道を有する気化器本体に結合して、
その気化器本体と弁ハウジングとの間に、前記作
動室、吸気道及びフロート室の三者に連通し得る
弁室を画成し、その弁室には、フロート室を前記
作動室に連通させ且つ吸気道より遮断する第1の
作動位置と、同フロート室を吸気道に連通させ且
つ作動室より遮断する第2の作動位置とをとり得
る弁体を収容し、その弁体には、前記作動室内に
設けた軸受部に摺動自在に支持される弁軸の一端
を連結し、その弁軸を駆動して前記弁体を前記両
作動位置間で移動させるようにした、気化器のエ
アベント切換弁において、前記弁ハウジングの作
動室周面に、前記通路の開口部とは反対側におい
て複数のリブを作動室の周方向に間隔を存して突
設すると共に、これらリブの先端に円筒状の前記
軸受部を支持し、前記弁ハウジングが合成樹脂に
より前記複数のリブ及び軸受部と一体成形される
ことを特徴とする。
(2) 作用 弁ハウジングの作動室周面と軸受部との間が複
数のリブを介して接続されることにより、その間
が厚肉になるのを避けながら軸受部を弁ハウジン
グに精度良く一体成形することができる。
また作動室周面にその周方向に間隔を存して突
設された複数のリブによつて軸受部が安定よく強
固に支持されるから、該軸受部の軸芯のずれが生
じることも極力防止される。
更に各リブは、キヤニスタに連なる通路の開口
部とは反対側に配設されるから、弁室から作動室
を経て通路に向かう蒸発燃料の流れが複数のリブ
によつて邪魔される虞れはない。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図および第2図において、こ
の気化器は複合型気化器であり、気化器本体1
に、チヨークオープナ2を含むオートマチツクチ
ヨーク機構3、スロツトルオープナ4、ダツシユ
ポツト5、二次スロツトル弁開閉器6および加速
ポンプ7などが付設されて成る。
第3図を併せて参照して、気化器本体1は、そ
の下方から順に、スロツトルボデイブロツク8、
ミクスチヤボデイブロツク9およびエアホーンブ
ロツク10を積重ね、各ブロツク8,9,10を
一体的に連結して構成される。しかもミクスチヤ
ボデイブロツク9およびエアホーンブロツク10
は、合成樹脂により形成され、スロツトルボデイ
ブロツク8は金属たとえばアルミニウムにより形
成される。
気化器本体1には、主吸気道11および二次吸
気道12が並行して内設される。主吸気道11の
中間部を形成するミスクチヤボデイブロツク9に
は、アウタベンチユリ13が設けられるととも
に、そのアウタベンチユリ13の上流寄りにイン
ナベンチユリ14が配設される。また、エアホー
ンブロツク10には、前記インナベンチユリ14
の上流側に位置するチヨーク弁15が偏心して軸
支され、スロツトルボデイブロツク8には、アウ
タベンチユリ13の下流側に位置するスロツトル
弁16が軸支される。
一方、二次吸気道12の中間部を形成するミク
スチヤボデイブロツク9にはアウタベンチユリ1
7が設けられるとともに、そのアウタベンチユリ
17の上流寄りにインナベンチユリ18が配設さ
れる。さらに前記アウタベンチユリ17の下流側
に位置する二次側スロツトル弁19がスロツトル
ボデイブロツク8に軸支される。
第4図において、ミスクチヤボデイブロツク9
と、エアホーンブロツク10とによりフロート室
21が画成され、このフロート室21からの蒸発
燃料を、二次吸気道12およびキヤニスタ22に
交互に切換えて導くためのエアベント切換弁23
が、気化器本体1におけるエアホーンブロツク1
0に付設される。
このエアベント切換弁23は、一端に熱可塑性
合成樹脂製カバー24を有する熱可塑性合成樹脂
製弁ハウジング25の他端をエアホーンブロツク
10の側部に結合して構成される。すなわち、エ
アホーンブロツク10の側部には、凹部26が設
けられており、この凹部26を覆うようにして弁
ハウジング25がエアホーンブロツク10に結合
され、エアホーンブロツク10および弁ハウジン
グ25間にはシール部材27が介装される。これ
により、エアホーンブロツク10と弁ハウジング
25との間には、弁室28が画成され、該弁室2
8と、フロート室21内における上部空気室29
とはエアホーンブロツク10に穿設されたエアベ
ント孔30を介して相互に連通する。
エアホーンブロツク10には、弁室28に臨ん
で第1弁口31が穿設されており、この第1弁口
31は、それに連なつてエアホーンブロツク10
に穿設された連通路32を経て二次吸気道12に
連通する。
一方、弁室28に臨む第2弁口33が、第1弁
口31に対向するようにして弁ハウジング25の
端面に設けられており、第1および第2弁口3
1,33を交互に開閉すべく弁室28内に弁体3
4が収容される。
弁ハウジング25およびカバー24間には、ダ
イヤフラム35の周縁部が挟持されており、この
ダイヤフラム35およびカバー24間には負圧室
36が画成され、ダイヤフラム35および弁ハウ
ジング25間には第2弁口33に通じる作動室3
7が画成される。エンジンの運転に応じて負圧を
負圧室36に導入するための負圧導入管38がカ
バー24に一体的に設けられており、弁ハウジン
グ25の側部には作動室37の側面に開口する通
路39が設けられる。しかもこの通路39には、
キヤニスタ22に接続するための金属製接続管4
0が圧入される。
ダイヤフラム35の中央には、該ダイヤフラム
35を両側から挟むリテーナ41,42を介して
弁軸43の後端が連結されており、この弁軸43
は第2弁口33を同心に貫通して弁室28内に突
入され、その先端に弁体34が固定される。また
負圧室36内において、リテーナ41およびカバ
ー24間には、戻しばね44が介装されており、
この戻しばね44のばね力によりダイヤフラム3
5は作動室37側に撓曲するように付勢され、し
たがつて弁軸43は弁体34で第1弁口31を閉
じる方向に付勢される。
第5図を併せて参照して、作動室37の中央に
は、弁軸43の中間部を移動可能に支承する円筒
状の軸受部45が配置されており、この軸受部4
5は、弁ハウジング25の内面から突設された複
数たとえば3個のリブ46の先端に一体的に設け
られる。しかも各リブ46は、軸受部45に関し
て、通路39の作動室37への開口部47と反対
側で周方向に間隔をあけて弁ハウジング25に一
体的に設けられる。すなわち、各リブ46および
軸受部45は弁ハウジング25の成形時に一体成
形される。
次にこの実施例の作用について説明すると、エ
ンジン停止時には負圧室36に負圧が導入され
ず、戻しばね44のばね力により第1弁口31が
弁体34で塞がれているので、フロート室21の
蒸発燃料は第2弁口33から作動室37、通路3
9および接続管40を経てキヤニスタ22に導か
れる。またエンジン運転時には、負圧室36に吸
気負圧が導入されるのに伴い、ダイヤフラム35
が戻しばね44に抗して負圧室36側に撓曲す
る。これにより、弁体34は第1弁口31から離
反して第2弁口33を塞ぎ、フロート室21から
の蒸発燃料が第1弁口31から連通路32を経て
二次吸気道12へと導かれる。
かかるエアベント切換弁23において、軸受部
45は複数のリブ46の先端に円筒状に設けられ
ているので、厚肉部がなく、したがつて成形時に
「引け」を生じることなく、精度良く形成される。
しかも各リブ46は周方向に間隔をあけて設けら
れているので、軸受部45の軸芯がずれることも
極力防止される。さらに各リブ46は通路39の
開口部47と反対側に配設されるので、第2弁口
33から開口部47に至るまでの蒸発燃料の流れ
を各リブ46で阻害することが避けられる。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、弁ハウジングの
作動室周面に、キヤニスタに連なる通路の開口部
とは反対側において複数のリブを作動室の周方向
に間隔を存して突設すると共に、これらリブの先
端に円筒状の軸受部を支持し、弁ハウジングを合
成樹脂により前記複数のリブ及び軸受部と一体成
形したので、弁ハウジングの作動室周面と軸受部
との間が厚肉になるのを避けながら軸受部を弁ハ
ウジングに精度良く一体成形することができ、し
かも作動室周面にその周方向に間隔を存して突設
された複数のリブによつて軸受部が安定よく強固
に支持されるから、該軸受部の軸芯のずれが生じ
ることも極力防止することができる。しかも各リ
ブは、キヤニスタに連なる通路の開口部とは反対
側に配設されるから、弁室から作動室を経て通路
に向かう蒸発燃料の流れが複数のリブによつて邪
魔される虞れはなく、その流れが円滑なものとな
る。さらに軸受部が合成樹脂から成るので、合成
樹脂の自己潤滑性により弁軸を直接支承すること
が可能であり、また該軸受部を含めて弁ハウジン
グを単一部品として取り扱うことができるから、
コストダウン及び組立性の向上に寄与することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は気化器の平面図、第2図は第1図の矢視
図、第3図は第1の−線拡大断面図、第4図
は第1図の−線拡大断面図、第5図は第4図
の−線拡大断面図である。 1……気化器本体、12……二次吸気道、21
……フロート室、22……キヤニスタ、23……
エアベント切換弁、25……弁ハウジング、28
……弁室、31……第1弁口、33……第2弁
口、34……弁体、37……作動室、39……通
路、43……弁軸、45……軸受部、46……リ
ブ、47……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤニスタ22に連なる通路39と、この通路
    39の内端が開口する作動室37とを内部に形成
    した弁ハウジング25を、フロート室21及び吸
    気道12を有する気化器本体1に結合して、その
    気化器本体1と弁ハウジング25との間に、前記
    作動室37、吸気道12及びフロート室21の三
    者に連通し得る弁室28を画成し、その弁室28
    には、フロート室21を前記作動室37に連通さ
    せ且つ吸気道12より遮断する第1の作動位置
    と、同フロート室21を吸気道12に連通させ且
    つ作動室37より遮断する第2の作動位置とをと
    り得る弁体34を収容し、その弁体34には、前
    記作動室37内に設けた軸受部45に摺動自在に
    支持される弁軸43の一端を連結し、その弁軸4
    3を駆動して前記弁体34を前記両作動位置間で
    移動させるようにした、気化器のエアベント切換
    弁において、前記弁ハウジング25の作動室37
    周面に、前記通路39の開口部とは反対側におい
    て複数のリブ46を作動室37の周方向に間隔を
    存して突設すると共に、これらリブ46の先端に
    円筒状の前記軸受部45を支持し、前記弁ハウジ
    ング25は合成樹脂により前記複数のリブ46及
    び軸受部45と一体成形されたことを特徴とす
    る、気化器のエアベント切換弁。
JP1985132094U 1985-08-29 1985-08-29 Expired JPH0435570Y2 (ja)

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JPS6240251U JPS6240251U (ja) 1987-03-10
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6069380A (ja) * 1983-09-26 1985-04-20 Aisin Seiki Co Ltd 切替弁装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5976743U (ja) * 1982-11-17 1984-05-24 愛三工業株式会社 気化器

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6069380A (ja) * 1983-09-26 1985-04-20 Aisin Seiki Co Ltd 切替弁装置

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JPS6240251U (ja) 1987-03-10

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