JPH0349122Y2 - - Google Patents

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JPH0349122Y2
JPH0349122Y2 JP1986049280U JP4928086U JPH0349122Y2 JP H0349122 Y2 JPH0349122 Y2 JP H0349122Y2 JP 1986049280 U JP1986049280 U JP 1986049280U JP 4928086 U JP4928086 U JP 4928086U JP H0349122 Y2 JPH0349122 Y2 JP H0349122Y2
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JP
Japan
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rammer
inclination angle
inner cylinder
adapter
shoe
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JP1986049280U
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JPS62163507U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、傾斜角度を自由に変えることができ
るようにしたランマーに関する。
(従来の技術) 道路工事等において地面の締固めに用いられる
ランマーは一般に知られている(例えば、特開昭
59−206505号公報参照)。この種ランマーは第3
図に示す如く互いに相対伸縮動するインナーシリ
ンダ107とアウターシリンダ106とを備える
が、これらインナーシリンダ107とアウターシ
リンダ106は図示の如く垂直に対して傾斜角度
θをもつて取付けられている。
ところで、周知の通り機体の安定度及び前進速
度と地盤の硬、軟との関係は上記傾斜角度θによ
つて決定される。即ち、傾斜角度θが小さいと前
進速度が小さく、機体の地面から受ける反発力が
大きく、逆に傾斜角度θが大きいと前進速度が大
きく、機体の反発力が小さい。従つて、硬い地盤
に対しては傾斜角度θを小さく、軟弱地盤に対し
ては傾斜角度θを大きく設定することが望まし
い。
而して、傾斜角度θが小さい場合はコンクリー
ト等の硬い地盤上でも機体の安定は良い反面、機
体の前進速度が遅くなり、特に軟弱地盤上では前
進しなくなつてしまう。これに対して傾斜角度θ
を大きくすれば、軟弱地盤上でも機体の前進速度
は大きいが、硬い地盤上では機体の前進速度が過
大となつたり、機体が不安定となるという不都合
が生じる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、従来のランマーにあつては、或る地
盤を想定して前記傾斜角度θを設定しており、こ
の傾斜角度θは一定不変であつて、地盤の状態に
応じて自由に変えることができなかつた。従つ
て、全ての条件に亘つて最適な締固め効果、機体
速度、機体安定度等を得ることが不可能であると
いう問題があつた。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とする処は、全ての地盤条件に亘つて最適
な締固め効果、機体速度、機体安定度等を得るこ
とができるランマーを提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案は、ラン
マー本体におけるインナーシリンダの下端部にア
ダプタを介してシユーを取付けたランマーにおい
て、上記インナーシリンダの下端部の形状を曲面
をなすように形成するとともに、上記ランマー本
体をシユーに対し所望の傾斜角度に設定し得るよ
うに、上記アダプタにおけるインナーシリンダの
下端部との対接面を、上記インナーシリンダの下
端部の形状と対応する曲面としたことを特徴とす
るランマーを提案するものである。
(作用) 而して、本体を地盤の状態に合わせて傾動せし
め、これの傾斜角度を適当に設定すれば、最適な
締固め効果、機体速度、機体安定度等を得ること
ができる。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案に係るランマーの一部破断側面
図であり、同図中、1はランマー本体であつて、
これは、クランクケース2と、該クランクケース
2の上部に防振ゴム3を介して取付けられるハン
ドル4と、前記クランクケース2の側部に取付け
られるエンジン5と、前記クランクケース2の下
部に取付けられるアウターシリンダ6と、該アウ
ターシリンダ6内に下方より摺動自在に嵌入され
るインナシリンダ7等にて構成される。尚、第1
図中、8は燃料タンク、9はベローズである。
ところで、上記ランマー本体1の下端部、即ち
インナーシリンダ7の下端部にはシユー(打撃
板)10が取付けられるが、インナーシリンダ7
とシユー10との間にはその上面が凹状の円弧面
又は球面を成すアダプタ11が介設されており、
該アダプタ11の上面にはランマー本体1の下
面、即ちインナーシリンダ7の凸状円弧面又は球
面を成す下面が曲面接触している。アダプタ11
とシユー10は長短2本の固定用ボルト12,1
3及びこれに螺合するナツト14,15にてラン
マー本体1に締結されるが、一方の締結部(固定
用ボルト12側)の構成を説明するに、インナー
シリンダ7とナツト14間には上面に凹状球面座
を形成して成るワツシヤ16が介設されている。
そして、このワツシヤ16の凹状球面座にはナツ
ト14の凸状球面部が係合している。又、インナ
ーシリンダ7に穿設されたボルト挿通孔7aは図
示の左右方向に長い長円状に構成されている。
尚、他方の締結部(固定ボルト13側)について
も上記と同様に構成されている。
而して、エンジン5が駆動されると、この回転
はインナーシリンダ7とアウターシリンダ6の相
対伸縮動に変換され、シユー10が上下に振動し
て所要の締固め作業がなされる。このとき、ラン
マーの傾斜角度は第1図にしめす如くθ1に設定さ
れている。
上記ランマーの傾斜角度θ1は比較的大きく、こ
の場合は軟弱地盤に対して良好な締固め効果、機
体速度、機体安定度等が得られる。一方、コンク
リート等の硬い地盤に対してはランマーの傾斜角
度が小さいことが望ましいが、この場合は両ナツ
ト14,15を弛め、ランマー本体1全体をアダ
プタ11の上面上で傾動させ、その後両ナツト1
4,15を締め付ければ、第2図に示す如くラン
マーの傾斜角度を第1図に示す角度θ1より小さい
角度θ2に設定することができる。このとき、イン
ナーシリンダ7に穿設したボルト挿通孔7aは前
述の如く長円状を成しているため、ランマー本体
1の傾動が可能となる。又、ナツト14はワツシ
ヤ16の凹状球面座にて受けられているため、ラ
ンマーの傾斜角度が変化しても常に安定してナツ
ト14を締め付けることができる。
斯くて地盤の状態の変化に応じてランマーの傾
斜角度を変えれば、全ての地盤条件に亘つて最適
な締固め効果、機体速度、機体安定度等を得るこ
とができるようになる。
尚、以上の実施例においてはインナーシリンダ
7の下面を凸状とし、アダプタ11の上面を凹状
としたが、凹凸の関係をこの逆にしても前記と同
様の効果を得ることができる。又、アダプタ11
を別体に設けるランマーに適用した例を示した
が、本考案はアダプタ11とシユー10とを一体
化して成るランマーに対しても適用し得る。
(考案の効果) 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、ラ
ンマー本体とシユーとを曲面接触せしめ、ランマ
ー本体をシユーに対し所望の傾斜角度に設定し得
るようにしたので、ランマーの傾斜角度を自由に
変えることができ、全ての地盤条件に亘つて最適
な締固め効果、機体速度、機体安定度等を得るこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るランマーの一部破断側面
図、第2図は傾斜角を変えた場合の同ランマー下
部の破断側面図、第3図は従来のランマーの一部
破断側面図である。 1……ランマー本体、6……アウターシリン
ダ、7……インナーシリンダ、10……シユー、
11……アダプタ、12,13……固定用ボル
ト、14,15……ナツト、θ,θ1,θ2……傾斜
角度。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ランマー本体におけるインナーシリンダの下端
    部にアダプタを介してシューを取付けたランマー
    において、上記インナーシリンダの下端部の形状
    を曲面をなすように形成するとともに、上記ラン
    マー本体をシューに対し所望の傾斜角度に設定し
    得るように、上記アダプタにおけるインナーシリ
    ンダの下端部との対接面を、上記インナーシリン
    ダの下端部の形状と対応する曲面としたことを特
    徴とするランマー。
JP1986049280U 1986-04-02 1986-04-02 Expired JPH0349122Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986049280U JPH0349122Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

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JP1986049280U JPH0349122Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

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JPS62163507U JPS62163507U (ja) 1987-10-17
JPH0349122Y2 true JPH0349122Y2 (ja) 1991-10-21

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JP1986049280U Expired JPH0349122Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010047943A1 (de) * 2010-10-08 2012-04-12 Bomag Gmbh Vibrationsstampfer mit Stampferfuß

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JPS6289309U (ja) * 1985-11-26 1987-06-08

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JPS62163507U (ja) 1987-10-17

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