JP2548726Y2 - バケットの構造 - Google Patents

バケットの構造

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JP2548726Y2
JP2548726Y2 JP622391U JP622391U JP2548726Y2 JP 2548726 Y2 JP2548726 Y2 JP 2548726Y2 JP 622391 U JP622391 U JP 622391U JP 622391 U JP622391 U JP 622391U JP 2548726 Y2 JP2548726 Y2 JP 2548726Y2
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JP
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plate
bucket
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welded
lower edge
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JP622391U
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昭喜 藤原
辰夫 河本
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として油圧ショベル
など建設機械,作業車両に装着するバケットの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来技術のバケット1の一部切
欠き側面図である。図において、2はバケット1の底
板、3はウエアプレート、4は側板、5はサイド補強
板、6は口金、7はブラケット、8は爪である。図4
は、バケット1の要部斜視図である。図5は、図3のA
−Aより見たバケット1の要部断面図である。バケット
1の構成は、側面視が湾曲形状の底板2の外周面にウエ
アプレート3を溶着し、また底板2の左右両端縁にそれ
ぞれ側板4を溶着し、その左右側板4のそれぞれ外面側
下辺の湾曲形状に沿ってサイド補強板5を溶着してい
る。
【0003】油圧ショベルがバケットで掘削を行うと、
通常底板と側板とが溶接されている角部がもっとも早く
摩耗する。そのために図5に示すように、予めサイド補
強板5の下端縁イを側板4の下端縁ロより寸法l だけ下
方に突出させてバケット1を形成し、バケットの耐用寿
命を延ばすようにしている。ところがこのバケット1の
サイド補強板5の下端縁イの摩耗が少ない初期に油圧シ
ョベルが作業を行うとき、整地仕上面に上記サイド補強
板5による條痕が付いて仕上面が綺麗に仕上げられなか
った。また上記バケット1をコンクリート面や舗装路面
におくと、それらの上面がサイド補強板5の下端縁で傷
付くので具合が悪かった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】バケット1では、底板
2と側板4とが溶接されている角部が早期に摩耗するの
を防止するために、予めサイド補強板5の下端縁イを側
板4の下端縁ロより寸法l だけ下方に突出させて、バケ
ット1を形成していた。そのために油圧ショベルの整地
仕上作業時に上記サイド補強板5による條痕が付いて仕
上面が綺麗に仕上げられなかったり、あるいはバケット
1をコンクリート面や舗装道路におくとそれらの上面が
サイド補強板5の下端縁で傷付くので具合が悪かったと
いう点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、バケットにお
けるサイド補強板の湾曲下端縁の位置が側面視でほぼ同
じ高さ位置になるように、サイド補強板を側板に溶着
し、そのサイド補強板の湾曲下端縁と側板下端部とが相
互に接しているコーナー部に沿って耐摩耗の硬化肉盛溶
接をして構成した。
【0006】
【実施例】図1は、本考案のバケット9の側面視であ
る。図において、従来技術と同一構成要素を使用するも
のに対しては同符号を付す。5’はサイド補強板、10
は硬化肉盛部である。図2は、図1のB−Bより見たバ
ケット9の要部断面図である。次に、バケット9の構造
を図1及び図2について述べる。サイド補強板5’の湾
曲下端縁11の位置が側面視で底面2の内周面ハとほぼ
同じ高さ位置になるように、サイド補強板5’を側板4
に溶着し、そのサイド補強板5’の湾曲下端縁11と側
板4下端部とが相互に接しているコーナー部に沿って耐
摩耗の硬化肉盛溶接をして構成した。
【0007】次に、本考案のバケット9の作用について
述べる。上記コーナ部に沿って耐摩耗の硬化肉盛を行っ
たので、バケット9の角部(底板2と側板4で形成され
ている角部)にかなり大なる耐摩耗強度をそなえること
ができた。また硬化肉盛部10下端の高さ位置が側板4
の下端縁ロ、及びウエアプレート3の下面とほぼ同一面
となるので、サイド補強板5’の湾曲下端縁11が側板
4の下端ロより下方に突出することはない。
【0008】
【考案の効果】以上説明したように本考案では、バケッ
トにおけるサイド補強板の湾曲下端縁の位置が側面視で
底板の内周面とほぼ同じ高さ位置になるように、サイド
補強板を側板に溶着し、そのサイド補強板の湾曲下端縁
と側板下端部とが相互に接しているコーナ部に沿って耐
摩耗の硬化肉盛溶接をして構成した。それによりバケッ
トの角部(底板と側板で形成されている角部)に、かな
り大なる耐摩耗強度をそなえることができた。また硬化
肉盛部下端の高さ位置が側板の下端縁、及びウエアプレ
ートの下面とほぼ同一面となるので、サイド補強板の湾
曲下端縁が側板の下端より下方に突出することはない。
したがって本考案のバケットではその底板と側板との角
部の耐摩耗性を向上させるとともに、整地仕上面を綺麗
に仕上げることができる。また本考案のバケットをコン
クリート面や舗装路面においても、それらの上面を傷付
けることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバケットの側面図である。
【図2】図1のB−Bより見たバケットの要部断面図で
ある。
【図3】従来技術のバケットの一部切欠き側面図であ
る。
【図4】図3におけるバケットの要部斜視図である。
【図5】図3のA−Aより見たバケットの要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1,9 バケット 2 底板 3 ウエアプレート 4 側板 5,5’ サイド補強板 10 硬化肉盛部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面視が湾曲形状の底板の外周面にウエ
    アプレートを溶着し、また底板の左右両端縁にそれぞれ
    側板を溶着し、その左右側板のそれぞれ外面側下辺の湾
    曲形状に沿ってサイド補強板を溶着したバケットにおい
    て、サイド補強板の湾曲下端縁の位置が側面視で底板の
    内周面とほぼ同じ高さ位置になるように、サイド補強板
    を側板に溶着し、そのサイド補強板の湾曲下端縁と側板
    下端部とが相互に接しているコーナー部に沿って耐摩耗
    の硬化肉盛溶接して構成したことを特徴とするバケット
    構造。
JP622391U 1991-01-21 1991-01-21 バケットの構造 Expired - Lifetime JP2548726Y2 (ja)

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JPH0933U JPH0933U (ja) 1997-01-17
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JPS5854968U (ja) * 1981-10-13 1983-04-14 遠藤 武典 作業用寝台
JP6626863B2 (ja) * 2017-07-31 2019-12-25 栄光建設株式会社 舗装版取り壊し用バケット並びにそのバケットを用いた建設機械および舗装版取り壊し方法
US10458101B2 (en) * 2017-08-02 2019-10-29 Makuri Technology Pte. Ltd. Edge wear protector system

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