JP2558081Y2 - 畦塗装置 - Google Patents

畦塗装置

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JP2558081Y2
JP2558081Y2 JP1991009523U JP952391U JP2558081Y2 JP 2558081 Y2 JP2558081 Y2 JP 2558081Y2 JP 1991009523 U JP1991009523 U JP 1991009523U JP 952391 U JP952391 U JP 952391U JP 2558081 Y2 JP2558081 Y2 JP 2558081Y2
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spring
vibrator
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shaping
spring seat
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前 健 介 大
石 武 白
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水田において畦を機械
的に作る畦塗装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平3−7501号公報、特開
昭63−56202号公報、または特開昭62−205
703号公報に示す如く、本機側の整形フレーム(3
1)に振動吸収用バネ(32)の上端側を連結させ、前
記バネ(32)の下端側にバイブレータ(28)を取付
け、バイブレータ(28)に畦整形板(26)を固定さ
せる技術がある
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術は、整形
フレームにバネ上端の上バネ座を固定させ、バイブレー
タにバネ下端の下バネ座を固定させるから、バイブレー
タの上下方向の振動をバネが上下に伸縮して吸収し、上
下方向の振動が整形フレームに伝わるのを容易に防げる
が、上下端を固定されている前記バネは、バイブレータ
の前後方向の振動によって横座屈を起し易く、この横座
屈を防ぐ能力を前記バネに備えると、バイ ブレータの前
後方向の振動がバネを介して整形フレームに伝わり、本
機側を振動させる不具合がある。そこで、左右方向に延
設させるバイブレータの支軸にベアリングを介してバネ
の下バネ座を回転自在に軸支させることにより、バイブ
レータの前後方向の振動によって支軸回りに下バネ座が
回転し、バネの横座屈を起す力を、バネの軸を彎曲させ
る力に変換し、バネ軸の彎曲によってバイブレータの前
後方向の振動が吸収される。そのため、本機側にバイブ
レータの前後方向の振動が伝わるのを防げるが、エンジ
ンの過負荷によってバイブレータの回転が低下したと
き、または誤操作などによってバイブレータを高回転使
用したとき、バイブレータの振動数とバネの固有振動数
との差が小さくなり、共振によってバネが大きな繰返し
荷重を受けて損傷する不具合があるから、バイブレータ
の高回転使用により、畦整形板のたたき回数を増加させ
て畦の仕上りを良好にしたり、高速走行によって作業能
率を向上させることを容易に図り得ない等の問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本考案は、本機
側の整形フレームに振動吸収用バネの上端側を連結さ
せ、前記バネの下端側にバイブレータを取付け、バイブ
レータに畦整形板を固定させる畦塗装置において、左右
方向に延設させる支軸バイブレータに設け、前記支軸に
ベアリングを介して前記バネ下端の下バネ座を回転自在
に軸支させると共に、支軸軸芯回りの下バネ座の回転を
規制する振れ止め体をバイブレータに設けたもので、バ
イブレータの高回転使用によって、バイブレータの振動
数とバネの固有振動数との差が小さくなっても、振れ止
め体による下バネ座の回転規制により、共振によってバ
ネが大きな繰返し荷重を受けて損傷する不具合をなくし
得、畦整形板のたたき回数を増加させて仕上り良好な畦
の整形作業を容易に行い得ると共に、高速走行によって
畦塗作業の能率向上を容易に図り得るものである。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は要部の説明図、図2は全体平面図、図3は
正面図、図4は背面図である。
【0006】トラクタのロワーリンク(1)(1)及び
トップリンク(2)に畦塗機本体ケース(3)を連結さ
せ、トラクタによって牽引させると共に、前記本体ケー
ス(3)に支軸(4)を介して前処理駆動ケース(5)
基部を揺動自在に取付け、元畦を崩すナタ爪形前処理爪
(6)を前記駆動ケース(5)先端部前側に設け、正面
視反時計方向に回転させる前処理爪(6)前側を前処理
ケース(7)で覆い、前処理ケース(7)を駆動ケース
(5)に固設させるもので、図3の如く、元畦法面及び
田面に対し略平行になるように傾斜形成した前処理ケー
ス(7)の機外側面及び下面側に前処理爪(6)を突出
させ、元畦の上面及び法面に前処理爪(6)を作用させ
て雑草除去など前処理を行うように構成している。
【0007】また、前処理爪(6)の後方に配置させる
ロータリ爪(8)及びロータリブレード(9)を前記本
体ケース(3)の前後幅内に設け、同軸上に取付けるロ
ータリ爪(8)及ひロータリブレード(9)を正面視時
計方向に回転させ、畦の法面から上面方向にロータリ爪
(8)を移動させて元畦を削ると共に、畦の上面上方に
泥カバー(10)を配置させ、ロータリ爪(8)後側で
回転させるロータリブレード(9)から飛散する泥を泥
カバー(10)の案内によって畦上面に落下させるよう
に構成している。
【0008】さらに、図5にも示す如く、電動モータ
(11)を有する電動シリンダ(12)を備え、該シリ
ンダ(12)を前記本体ケース(3)にブラケット(1
3)を介して取付けると共に、L形パイプ(14)を介
して角パイプガイド体(15)を前記本体ケース(3)
に固設させ、樹脂製ブッシュ(16)を介してガイド体
(15)に角パイプスライダ(17)中間を摺動自在に
挿通させ、前記シリンダ(12)のピストン(18)先
端とスライダ(11)下端を軸(19)によって連結固
定させるもので、前記シリンダ(12)とスライダ(1
1)を略平行に配設させている。
【0009】また、操作レバー(20)を有するコント
ロールボックス(21)を備え、前記本体ケース(3)
またはトラクタのフェンダなどに永久磁石(22)を介
して着脱自在にコントロールボックス(21)を接着さ
せ、前記レバー(20)操作によってモータ(11)を
正逆転させてシリンダ(12)を作動制御するもので、
トラクタの運転席近くにコントロールボックス(21)
を固定させて畦塗作業を行い、運転席の作業者がシリン
ダ(12)の遠隔操作を行えるように構成している。
【0010】また、前記スライダ(17)上端に昇降フ
レーム(22)を一体連設させ、スライダ(17)及び
フレーム(22)にパイプフレーム(23)の一端側を
固定し、元畦上面に吊下げる高さセンサ(24)をパイ
プフレーム(23)他端に取付けると共に、前記パイプ
フレーム(23)に泥カバー(10)を固設させ、本体
ケース(3)に固定した斜板(25)を泥カバー(1
0)上面側に常に重合せるように延設させ、本体ケース
(3)と昇降自在な泥カバー(10)の上方間隔を斜板
(25)によって閉塞し、上方への泥飛散を防ぐように
構成している。
【0011】さらに、新畦を形成する畦整形板(26)
を備え、該整形板(26)を前記泥カバー(10)後方
に配設させると共に、フレキシブルワイヤ(27)を介
して駆動するバイブレータ(28)に前記整形板(2
6)を固設させ、バイブレータ(28)によって整形板
(26)を振動させ、ロータリブレード(9)及び泥カ
バー(10)からの泥を整形板(26)の畦塗り作用に
よって整形して新畦を形成するように構成している。
【0012】また、前記昇降フレーム(22)に平行リ
ンク(29)(30)を介して整形フレーム(31)を
連結させ、整形フレーム(31)に振動吸収用のバネ
(32)…を介してバイブレータ(28)を取付け、平
行リンク(29)(30)を介してフローティング状態
(遊動自在)に整形板(26)を支持させ、半乾乃至半
湿田においてフローティング状態の整形板(26)によ
って強い圧力で畦の法面を締固めるように構成してい
る。
【0013】また、昇降フレーム(22)にロックアー
ム(33)を固設し、一方の平行リンク(29)にロッ
クアーム(33)を係止ピン(34)によって係脱自在
に連結固定させ、平行リンク(29)(30)を一定姿
勢に固定させてフローティング作用を中止するもので、
フローティング状態に比べて整形板(26)の締付圧力
を低減させ、湿田など高水分で軟弱な泥による畦作りを
安定して行わせるように構成している。
【0014】さらに、図3に示す如く、前記高さセンサ
(24)下端に樹脂パイプ製マーカ(35)上端側を嵌
着させ、前記センサ(24)の上下及び前後変位並びに
マーカ(35)の伸縮連結により、マーカ(35)下端
を左右上下前後に位置調節自在に取付け、元畦上面に近
接させてマーカ(35)下端を対設支持させ、元畦に対
する前処理爪(6)の支持高さをマーカ(35)によっ
て判断するように構成している。
【0015】さらに、図1、図6及び図7に示す如く、
整形フレーム(31)に上バネ座(36)及びボルト
(37)を介して前記バネ(32)上端側を連結固定さ
せると共に、前記バネ(32)下端側に下バネ座(3
8)を設け、バイブレータ(28)に一体固定する支軸
(39)にベアリング(40)を介して下バネ座(3
8)を軸支させている。
【0016】また、前記支軸(39)にボルト(41)
を介して板体(42)を固定し、該板体(42)によっ
てベアリング(40)を支軸(39)に支持させると共
に、前記板体(42)に振れ止め体(43)を一体形成
し、所定角度以上の回転で下バネ座(38)側面を振れ
止め体(43)に当接させ、前記バイブレータ(28)
に連結させるバネ(32)下端側を半自由動とし、所定
範囲内で揺振させるようにバネ(32)の変形を規制
し、バネ(32)の共振を防ぐように構成している。
【0017】上記から明らかなように、本機側の整形フ
レーム(31)に振動吸収用バネ(32)の上端側を連
結させ、前記バネ(32)の下端側にバイブレータ(2
8) を取付け、バイブレータ(28)に畦整形板(2
6)を固定させる畦塗装置において、左右方向に延設さ
せる支軸(39)バイブレータ(28)に設け、前記支
軸(39)にベアリング(40)を介して前記バネ(3
2)下端の下バネ座(38)を回転自在に軸支させると
共に、支軸(39)軸芯回りの下バネ座(38)の回転
を規制する振れ止め体(43)をバイブレータ(28)
に設けている。そして、バイブレータ(28)の高回転
使用によって、バイブレータ(28)の振動数とバネ
(32)の固有振動数との差が小さくなっても、振れ止
め体(43)による下バネ座(38)の回転規制によ
り、共振によってバネ(32)が大きな繰返し荷重を受
けて損傷する不具合をなくし、畦整形板(26)のたた
き回数を増加させて仕上り良好な畦の整形作業を行える
と共に、高速走行によって畦塗作業の能率向上を図れる
ように構成している。
【0018】さらに、図8に示す如く、泥カバー(1
0)後側端と畦整形板(26)前側端の間にゴムカバー
板(44)を張設固定させ、泥カバー(10)と畦整形
板(26)の間に形成される空間をゴムカバー板(4
4)によって閉塞し、泥カバー(10)から排出される
土をゴムカバー板(44)によって徐々に畦の形に整形
し乍ら畦整形板(26)に送込むもので、畦整形板(2
6)外側に土が逃げるのを防ぎ、畦仕上りを良好にする
と共に、隣りの田に盛土が落ちるのを防ぎ、畦整形板
(26)への土供給損失を少なくするように構成してい
る。
【0019】
【考案の効果】以上実施例から明らかなように本考案
は、本機側の整形フレーム(31)に振動吸収用バネ
(32)の上端側を連結させ、前記バネ(32)の下端
側にバイブレータ(28)を取付け、バイブレータ(2
8)に畦整形板(26)を固定させる畦塗装置におい
て、左右方向に延設させる支軸(39)バイブレータ
(28)に設け、前記支軸(39)にベアリング(4
0)を介して前記バネ(32)下端の下バネ座(38)
を回転自在に軸支させると共に、支軸(39)軸芯回り
の下バネ座(38)の回転を規制する振れ止め体(4
3)をバイブレータ(28)に設けたもので、バイブレ
ータ(28)の高回転使用によって、バイブレータ(2
8)の振動数とバネ(32)の固有振動数との差か小さ
くなっても、振れ止め体(43)による下バネ座(3
8)の回転規制により、共振によってバネ(32)が大
きな繰返し荷重を受けて損傷する不具合をなくすことが
でき、畦整形板(26)のたたき回数を増加させて仕上
り良好な畦の整形作業を容易に行うことができると共
に、高速走行によって畦塗作業の能率向上を容易に図る
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の説明図。
【図2】全体の平面図。
【図3】全体の正面図。
【図4】全体の背面図。
【図5】電動シリンダ部の説明図。
【図6】バイブレータ部の背面図。
【図7】バイブレータ部の平面図。
【図8】畦整形板部の背面図。
【符号の説明】
(26) 畦整形板 (28) バイブレータ(31) 整形フレーム (32) バネ(38) 下バネ座 (39) 支軸 (40) ベアリング (43) 振れ止め体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本機側の整形フレーム(31)に振動吸
    収用バネ(32)の上端側を連結させ、前記バネ(3
    2)の下端側にバイブレータ(28)を取付け、バイブ
    レータ(28)に畦整形板(26)を固定させる畦塗装
    置において、左右方向に延設させる支軸(39)バイブ
    レータ(28)に設け、前記支軸(39)にベアリング
    (40)を介して前記バネ(32)下端の下バネ座(3
    8)を回転自在に軸支させると共に、支軸(39)軸芯
    回りの下バネ座(38)の回転を規制する振れ止め体
    (43)をバイブレータ(28)に設けたことを特徴と
    する畦塗装置。
JP1991009523U 1991-01-31 1991-01-31 畦塗装置 Expired - Lifetime JP2558081Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0697884B2 (ja) * 1986-03-04 1994-12-07 久夫 五十嵐 振動式整畦機における起振動装置
JPH0824441B2 (ja) * 1986-08-25 1996-03-13 ヤンマー農機株式会社 振動式整畦機
JP2769573B2 (ja) * 1989-06-06 1998-06-25 ヤンマー農機株式会社 振動式整畦機における整畦板保持装置

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