JPH0632979Y2 - 電動式締固機 - Google Patents

電動式締固機

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JPH0632979Y2
JPH0632979Y2 JP14112988U JP14112988U JPH0632979Y2 JP H0632979 Y2 JPH0632979 Y2 JP H0632979Y2 JP 14112988 U JP14112988 U JP 14112988U JP 14112988 U JP14112988 U JP 14112988U JP H0632979 Y2 JPH0632979 Y2 JP H0632979Y2
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JP
Japan
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compactor
plate
vibration
electric
urethane foam
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP14112988U
Other languages
English (en)
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JPH0262923U (ja
Inventor
繁喜 市丸
康男 森田
Original Assignee
東起業株式会社
株式会社東都エンジニアリング
康男 森田
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Publication date
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Road Paving Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、地中深層部に布設するガス管等を確実に固定
せしめるために埋戻し土を締固める締固機に関するもの
である。
従来技術 偏心回転荷重機構または往復動荷重機構により生じる振
動に基づき地盤を締固める締固機は、その地盤表面を衝
圧するところの締固板に通常鉄板等の金属板を用いるの
が一般的である。
締固機本体の振動により締固機と一体の鉄板等の締固板
が地盤表面に衝接して圧力を加え、地盤を締固めるもの
である。
解決しようとする課題 しかし締固板の鉄板等の金属板は剛性が大きいので地面
との衝接に伴い発生する騒音が大きいという欠点を有す
る。
また発生する振動を減衰させる能力も劣っている。
課題を解決するための手段および作用 本考案はかかる点に鑑みなされたもので、その目的とす
る処は、発生する音が小さく振動減衰力を有する電動式
締固機を供する点にある。
すなわち本考案は、起振装置を搭載した本体の上下振動
により本体下方に備えられた締固板が地盤を衝圧し締固
める締固機において、前記締固板を硬質ウレタンフォー
ムで構成した電動式締固機である。
硬質ウレタンフォームは高硬度であるが、弾性に富むの
で、地盤表面との衝接に伴う音の発生が抑制されるとと
もに振動を減衰させることができる。
実施例 以下第1図ないし第4図に図示した本考案に係る一実施
例について説明する。
本実施例に係る電動式締固機1は、左右幅420mm,前後
長500mmの矩形枠状のフレーム2に起振装置3と締固板
4とを支持したものである。
起振装置3は偏振回転荷重機構をなすもので、前後一対
の回転体5,6が左右水平方向に指向した回転軸に嵌着
されている。
前方の回転体5は左右のフレーム2間に位置し、その回
転軸は軸受を介してフレーム2に支持され、後方の回転
体6は前記回転体5より高い位置にあって軸受を介して
フレーム2に支持され、いずれの回転体5,6も重心が
回転中心より偏心している。
後方の回転体6の下方にはモータ7が搭載されていて、
図示されない伝達機構により両回転体5,6を回転駆動
させるようになっている。
両回転体5,6は互いに反対方向に等速回転し、各重心
は常に対称な位置にあって互いに接近したり離れたりす
る。
第1図において前後の回転体5,6の回転中心を結ぶ直
線をX−Xとすると、同直線X−Xは略水平な姿勢をと
るフレーム2とある傾斜角を持ち、この直線X−X上で
互い反対方向に回転する回転体5,6の重心が接近した
り離れたりする。
したがって回転体5,6の回転に伴うX−X方向の荷重
は互いに相殺され、X−X方向と直角のY−Y方向にの
み重畳された往復荷重がコンパクター本体に加わること
になり、よって本体をY−Y方向に振動させる。
Y−Y方向は鉛直方向より若干前方に傾いているので、
Y−Y方向の振動により本体は上下動すると同時に地面
を蹴るようにして徐々に前進することができる。
フレーム2の下方に取付けられる締固板4は、硬質のウ
レタンフォームで構成されており、その取付構造を第3
図および第4図に基づき説明する。
ウレタンフォームは支持板8に固着されてフレーム2に
固定されるもので、支持板8は第4図に図示するように
長方形状の鉄板の前後両端部を上方へ折曲したのちさら
に端部を水平方向へ折曲して取付部8aを形成している。
中央の平板部8bは、前側の方が後側より取付部8aからの
深さが若干深くなっている。
平板部8bには、前後方向に指向して2列に配列された円
孔8cが穿設されており、前後端の取付部8aには取付用の
円孔8dが穿設されている。
かかる支持板8を前後端の取付部8aを残して金型に入
れ、その中でウレタンを発砲成形して、支持板8に固着
状態でウレタンフォームを形成する。
ウレタンフォームは、支持板8の下方に厚く、上方に薄
く形成され、円孔8cを介して連続し支持板8に固着され
る。
成形されたウレタンフォームの前後端部において上方に
支持板8の取付部8aが露出している。
かかるウレタンフォームを第3図に図示するようにフレ
ーム2の下方に位置させ支持板8の取付部8aを前後のフ
レーム2に当てがう。
前後のフレーム2にはボルト9が固着されており、その
上方に突出したねじ部に支持板8の取付部8aの円孔8dを
嵌挿させ、上部をダブルナット10で緊締する。
こうしてウレタンフォームがフレーム2に固定され、地
盤表面に接し衝圧する締固板4となる。
なお本実施例の電動式締固機1にはモータ7を蓋うカバ
ー11の左右両側壁にそれぞれ基端部を枢着されて後方斜
上方に向けてハンドルロッド12が延出しており、左右の
ハンドルロッド11は端部で連結されてハンドル13を構成
している。
本実施例の電動式締固機1は、以上のような構造をして
おり、作業者はハンドル13を握って進行方向を定めるよ
うにし、モータ7の駆動により起振装置3が動作して締
固機1本体に往復上下方向の荷重をかけて振動し、ウレ
タンフォームからなる締固板4が地盤を衝圧して締固め
ていく。
ここに使用されるウレタンフォームは硬質のもので、締
固板に鉄板を用いた従来の締固機と略同程度の他耐力を
得ることができる一方で、弾力性も兼ね備えているの
で、締固板4の地盤表面との衝接により発生する騒音を
大幅に抑制することができる。
また締固板4が弾力性を有することから地盤表面を伝わ
る振動の減衰も大きい。
本締固機1と従来のエンジンコンパクターおよび電動ラ
ンマーを比較した実験結果を下表に示す。
同表は、埋戻し材料として発生土,山砂,砕石,アスフ
ァルト合材(粗粒)を用い、埋戻し厚さとして発生土に
ついては30cm,山砂については10cm,20cm,30cm,砕石
については10cm,20cm,アスファルト合材については5c
mとした場合の各々について騒音と振動の測定を行なっ
た結果を表示したものである。
Aの行が本実施例の締固機1の場合で、Bの行がエンジ
ンコンパクターの場合、Cの行が電動ランマーの場合で
ある。
騒音については、暗騒音として42.5ホンあり、作業現場
から10mおよび30m離れた位置で測定したとき、いずれ
についても本締固機1の方がエンジンコンパクターより
大幅に騒音が減少しており最低11ホン、最大で20ホンの
差がある。
電動ランマーに比べても9ホン程度騒音が減少してい
る。
振動について、やはり作業現場から10mおよび30m離れ
た位置で測定しており、その測定結果からみると、10m
離れた地点での振動も締固機1の方が小さいが、30m離
れた地点ではさらに大幅に振動の減衰がみられる。
以上のように本電動式締固機1は、騒音,振動ともに抑
制されて公害防止に役立つことが分る。
なお本実施例では、起振装置に偏心回転荷重機構による
ものを採用したが、その他の往復動荷重による機構のも
のも当然利用できる。
考案の効果 本考案は、電動式締固機の締固板として硬質のウレタン
フォームを使用することで従来コンパクターにより得ら
れる他耐力を維持しつつ、騒音を減少させ、振動を減衰
させることができ、公害の防止に効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の電動式締固機の側面
図、第2図は同後面図、第3図は同要部側断面図、第4
図は同締固機に用いられる支持板の斜視図である。 1……電動式締固機、2……フレーム、3……起振装
置、4……締固板、5,6……回転体、7……モータ、
8……支持板、8a……取付部、8b……平板部、8c,8d…
…円孔、9……ボルト、10……ダブルナット、11……カ
バー、12……ハンドルロッド、13……ハンドル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−144003(JP,U) 実開 昭52−166306(JP,U) 実開 昭57−128630(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】起振装置を搭載した本体の上下振動により
    本体下方に備えられた締固板が地盤を衝圧し締固める締
    固機において、前記締固板を硬質ウレタンフォームで構
    成したことを特徴とする電動式締固機。
JP14112988U 1988-10-31 1988-10-31 電動式締固機 Expired - Lifetime JPH0632979Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14112988U JPH0632979Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 電動式締固機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14112988U JPH0632979Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 電動式締固機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0262923U JPH0262923U (ja) 1990-05-10
JPH0632979Y2 true JPH0632979Y2 (ja) 1994-08-31

Family

ID=31405929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14112988U Expired - Lifetime JPH0632979Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 電動式締固機

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JP (1) JPH0632979Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013185436A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Bomag Gmbh プレートスライド装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013185436A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Bomag Gmbh プレートスライド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0262923U (ja) 1990-05-10

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