JP2676841B2 - Ｖ形エンジンのシリンダボディ構造 - Google Patents
Ｖ形エンジンのシリンダボディ構造Info
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- JP2676841B2 JP2676841B2 JP27303388A JP27303388A JP2676841B2 JP 2676841 B2 JP2676841 B2 JP 2676841B2 JP 27303388 A JP27303388 A JP 27303388A JP 27303388 A JP27303388 A JP 27303388A JP 2676841 B2 JP2676841 B2 JP 2676841B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder body
- vibration
- type engine
- wall surfaces
- center
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/0002—Cylinder arrangements
- F02F7/0012—Crankcases of V-engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はＶ形エンジンに係り特にシリンダボディの
剛性を部分的に強化して騒音の抑制を図るＶ形エンジン
のシリンダボディ構造に関する。
剛性を部分的に強化して騒音の抑制を図るＶ形エンジン
のシリンダボディ構造に関する。
［従来の技術］ エンジンの全長を短縮して小形化を図り、クランク軸
の全長を短縮することによって捩じり剛性を向上できる
Ｖ形エンジンの開発がめざましく近来、各種の提案がな
されている。
の全長を短縮することによって捩じり剛性を向上できる
Ｖ形エンジンの開発がめざましく近来、各種の提案がな
されている。
この種の提案には第９図に示すようにＶ形エンジンの
対抗するバンク壁（図示せず）にシリンダボディの剛性
を向上させるリブを掛け渡す一方で対抗するバンク壁内
にそのバンク壁に沿わせて排水路ｄを形成した「Ｖ形エ
ンジンの排水装置」（実開昭60−61458号公報）があ
る。
対抗するバンク壁（図示せず）にシリンダボディの剛性
を向上させるリブを掛け渡す一方で対抗するバンク壁内
にそのバンク壁に沿わせて排水路ｄを形成した「Ｖ形エ
ンジンの排水装置」（実開昭60−61458号公報）があ
る。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、Ｖ形エンジンであっても直列気筒エン
ジン同様にエンジン騒音を発生させる各種の振動モード
の対策が十分になされていなかった。
ジン同様にエンジン騒音を発生させる各種の振動モード
の対策が十分になされていなかった。
そこでＶ形エンジンにおける振動モードの種類と方
向，大きさを計測する主な振動として第７図及び第８図
に示すように気筒ｅの列方向のほぼ中央を中心として右
バンク逆位相縦ずれモード、左右バンク開閉モードが発
生していることを確認した。さらにこの種の振動モード
がトランスミッションと達成して大きな振動騒音を発生
させることも確認した。
向，大きさを計測する主な振動として第７図及び第８図
に示すように気筒ｅの列方向のほぼ中央を中心として右
バンク逆位相縦ずれモード、左右バンク開閉モードが発
生していることを確認した。さらにこの種の振動モード
がトランスミッションと達成して大きな振動騒音を発生
させることも確認した。
［課題を解決するための手段］ この発明は上記課題を解決することを目的とし、対向
する左右のバンク壁面に、これらバンク壁面に掛渡され
てトランスミッション取付側端上部より気筒の列方向中
央に向かい下方へ順次傾斜する傾斜壁を形成してＶ形エ
ンジンのシリンダボディ構造を構成したものである。
する左右のバンク壁面に、これらバンク壁面に掛渡され
てトランスミッション取付側端上部より気筒の列方向中
央に向かい下方へ順次傾斜する傾斜壁を形成してＶ形エ
ンジンのシリンダボディ構造を構成したものである。
［作用］ 対向する左右のバンク壁面相互に掛渡されて、トラン
スミッション取付側上部から気筒の列方向中央に向かい
下方へ順次傾斜する傾斜壁を形成すると、この傾斜壁左
右バンク逆位相縦ずれモード、左右バンク開閉モードに
対して剛性を向上させる補強リブとして機能するから常
用運転域でのシリンダボディの振動を抑えトランスミッ
ション側の連成振動を抑え、そしてエンジン騒音を減少
する。
スミッション取付側上部から気筒の列方向中央に向かい
下方へ順次傾斜する傾斜壁を形成すると、この傾斜壁左
右バンク逆位相縦ずれモード、左右バンク開閉モードに
対して剛性を向上させる補強リブとして機能するから常
用運転域でのシリンダボディの振動を抑えトランスミッ
ション側の連成振動を抑え、そしてエンジン騒音を減少
する。
［実施例］ 以下にこの発明の好適一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
Ｖ形エンジンにおけるシリンダボディ１は第６図に示
すように、対向するシリンダ2,3相互の軸線X,Yに一定の
バンク角θ（例えば60゜または90゜,120゜）を持たせ良
好な一次バランスをとるようにしている。
すように、対向するシリンダ2,3相互の軸線X,Yに一定の
バンク角θ（例えば60゜または90゜,120゜）を持たせ良
好な一次バランスをとるようにしている。
ところでピストン４とクランク軸５とを連結するコン
ロッド６はピストン４の往復運動を回転運動に変換して
いるためピストン速度は行程中に必ず変動することにな
る。つまりピストン４は上死点から下降するため、その
行程の中央点に達する前に最大速度になる。一方下死点
から上昇するピストン４は、中央点を通過してから加速
を停止して遅くなっていく。したがってピストン４の上
死点からの加速度は下死点からの加速度よりも大きくな
る。この割合はコンロッド６とクランク半径の比により
決定される。
ロッド６はピストン４の往復運動を回転運動に変換して
いるためピストン速度は行程中に必ず変動することにな
る。つまりピストン４は上死点から下降するため、その
行程の中央点に達する前に最大速度になる。一方下死点
から上昇するピストン４は、中央点を通過してから加速
を停止して遅くなっていく。したがってピストン４の上
死点からの加速度は下死点からの加速度よりも大きくな
る。この割合はコンロッド６とクランク半径の比により
決定される。
この加速度はベアリング７を介してシリンダボディ１
に伝わり横振れとして現れ、二次振動を発生させエンジ
ン騒音を増大する。
に伝わり横振れとして現れ、二次振動を発生させエンジ
ン騒音を増大する。
そこでその実施例にあっては、第７図及び第８図に示
した振動モードの計測値（解析値）に基づいて上記シリ
ンダボディ１の対向するバンク壁面に上述の振動を制振
する傾斜壁を形成する。
した振動モードの計測値（解析値）に基づいて上記シリ
ンダボディ１の対向するバンク壁面に上述の振動を制振
する傾斜壁を形成する。
第１図及び第２図に示すように上記各種の振動モード
の最大部分は気筒2,3の列方向のほぼ中央でありかつ、
リア側つまりトランスッション８で連成振動を発生する
から、実施例にあっては気筒2,3の列方向の前後端に位
置する対向する左右のバンク壁面9,10に、これらバンク
壁面9,10に掛渡されてトランスミッション８取付側端上
部より気筒2,3の列方向中央に向かい下方へ順次傾斜す
る傾斜壁12を形成する。つまり、この実施例における傾
斜壁12は幅方向の長さがトランスミッション８取付側で
広く、気筒2,3の列方向中央で狭いほぼ台形状のボディ
上面11を形成する。またこの実施例にあって傾斜壁12の
トランスミッション８取付側には、図示しないがボルト
ボス（またはフランジ）が一体に形成され上記トランス
ミッションにボルト結合するようになっている。
の最大部分は気筒2,3の列方向のほぼ中央でありかつ、
リア側つまりトランスッション８で連成振動を発生する
から、実施例にあっては気筒2,3の列方向の前後端に位
置する対向する左右のバンク壁面9,10に、これらバンク
壁面9,10に掛渡されてトランスミッション８取付側端上
部より気筒2,3の列方向中央に向かい下方へ順次傾斜す
る傾斜壁12を形成する。つまり、この実施例における傾
斜壁12は幅方向の長さがトランスミッション８取付側で
広く、気筒2,3の列方向中央で狭いほぼ台形状のボディ
上面11を形成する。またこの実施例にあって傾斜壁12の
トランスミッション８取付側には、図示しないがボルト
ボス（またはフランジ）が一体に形成され上記トランス
ミッションにボルト結合するようになっている。
ところで上記傾斜壁12の他の実施例としては第３図及
び第４図に示すようにバンク壁面9,10に対して傾斜壁12
をリブ的に一体形成することも可能であり、剛性が満足
できる限り傾斜壁12を構成する補強リブ13に適当に肉抜
き部分14を形成することも当然可能である。
び第４図に示すようにバンク壁面9,10に対して傾斜壁12
をリブ的に一体形成することも可能であり、剛性が満足
できる限り傾斜壁12を構成する補強リブ13に適当に肉抜
き部分14を形成することも当然可能である。
また他の実施例としては、第７図及び第８図に示した
振動モードの計測値（解析値）に基づいて上記シリンダ
ボディ１の対向するバンク壁面9,10に上述の振動を制振
する補強部材を設けてもよい。
振動モードの計測値（解析値）に基づいて上記シリンダ
ボディ１の対向するバンク壁面9,10に上述の振動を制振
する補強部材を設けてもよい。
具体的には、第５図に示すように上記各種の振動モー
ドの最大部分は気筒2,3の列方向のほぼ中央でありか
つ、リア側つまりトランスッション８側で連成振動を発
生するから、気筒2,3の列方向の前後端に位置する対向
する左右のバンク壁面9,10相互にそのバンク壁面9,10及
びバンク壁面9,10相互間のボディ上面11に沿いかつボデ
ィ上面11を基準としてシリンダ2,3の最大高さＨ（第６
図参照）とほぼ同等のフロントプレート15及びリアプレ
ート16を掛け渡して一体化し、さらにリアプレート16の
幅方向の中央に一端を一体的に接続した２枚の補強プレ
ート17,17の他端を気筒の列方向のほぼ中央位置の左右
のバンク壁面9,10に掛け渡して一体化する。
ドの最大部分は気筒2,3の列方向のほぼ中央でありか
つ、リア側つまりトランスッション８側で連成振動を発
生するから、気筒2,3の列方向の前後端に位置する対向
する左右のバンク壁面9,10相互にそのバンク壁面9,10及
びバンク壁面9,10相互間のボディ上面11に沿いかつボデ
ィ上面11を基準としてシリンダ2,3の最大高さＨ（第６
図参照）とほぼ同等のフロントプレート15及びリアプレ
ート16を掛け渡して一体化し、さらにリアプレート16の
幅方向の中央に一端を一体的に接続した２枚の補強プレ
ート17,17の他端を気筒の列方向のほぼ中央位置の左右
のバンク壁面9,10に掛け渡して一体化する。
但しこの補強プレート17,17は上記実施例のように気
筒の列方向の中央で低くする。プレート15,16,17自体は
振動の大きさと方向に合わせて、それぞれに補強リブを
形成することも自在であり、補強プレート17,17相互を
気筒2,3の幅方向に連結して補強プレート17,17間に三角
形の強度断面を構成することも当然可能である。
筒の列方向の中央で低くする。プレート15,16,17自体は
振動の大きさと方向に合わせて、それぞれに補強リブを
形成することも自在であり、補強プレート17,17相互を
気筒2,3の幅方向に連結して補強プレート17,17間に三角
形の強度断面を構成することも当然可能である。
但し上述の傾斜壁12,補強リブ13,補強プレート17を構
成する部材の断面係数は上記各種の振動モードの大きさ
と方向にあわせた剛性を得るに必要最小限の断面係数と
する。
成する部材の断面係数は上記各種の振動モードの大きさ
と方向にあわせた剛性を得るに必要最小限の断面係数と
する。
従って気筒2,3の列方向のほぼ中央でありかつ、リア
側つまりトランスッション８側の剛性を傾斜壁によって
向上させることで、左右バンク逆位相縦ずれモード、左
右バンク開閉モードの発生を抑えエンジン振動騒音を抑
制できる。
側つまりトランスッション８側の剛性を傾斜壁によって
向上させることで、左右バンク逆位相縦ずれモード、左
右バンク開閉モードの発生を抑えエンジン振動騒音を抑
制できる。
［発明の効果］ 以上説明したことから明らかなようにこの発明によれ
ば次の如き優れた効果を発揮する。
ば次の如き優れた効果を発揮する。
対向する左右のバンク壁面に、これらバンク壁面に掛
渡されトランスミッション取付側端上部より気筒の列方
向中央に向かい下方へ順次傾斜する補強リブを掛け渡し
て形成したから、左右バンク逆位相縦ずれモード、左右
バンク開閉モードの発生を抑えエンジン振動騒音を抑制
できる。
渡されトランスミッション取付側端上部より気筒の列方
向中央に向かい下方へ順次傾斜する補強リブを掛け渡し
て形成したから、左右バンク逆位相縦ずれモード、左右
バンク開閉モードの発生を抑えエンジン振動騒音を抑制
できる。
第１図はこの発明の好適一実施例を示す平面図、第２図
は第１図の側面図、第３図は他の実施例を示す平面図、
第４図は第３図の側断面図、第５図は変形実施例を示す
平面図、第６図はシリンダボディの縦断面図、第７及び
第８図は振動モード図、第９図は従来例を示す断面図で
ある。 図中１はシリンダボディ、2,3はシリンダ、9,10はバン
ク壁面、12は傾斜壁である。
は第１図の側面図、第３図は他の実施例を示す平面図、
第４図は第３図の側断面図、第５図は変形実施例を示す
平面図、第６図はシリンダボディの縦断面図、第７及び
第８図は振動モード図、第９図は従来例を示す断面図で
ある。 図中１はシリンダボディ、2,3はシリンダ、9,10はバン
ク壁面、12は傾斜壁である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−144505（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−98743（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−132465（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−20541（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】対向する左右のバンク壁面に、これらバン
ク壁面に掛渡されてトランスミッション取付側端上部よ
り気筒の列方向中央に向かい下方へ順次傾斜する傾斜壁
を形成したことを特徴とするＶ形エンジンのシリンダボ
ディ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27303388A JP2676841B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | Ｖ形エンジンのシリンダボディ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27303388A JP2676841B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | Ｖ形エンジンのシリンダボディ構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02123258A JPH02123258A (ja) | 1990-05-10 |
| JP2676841B2 true JP2676841B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=17522234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27303388A Expired - Lifetime JP2676841B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | Ｖ形エンジンのシリンダボディ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2676841B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6247839B2 (ja) * | 2013-05-29 | 2017-12-13 | サンデンホールディングス株式会社 | 圧縮機 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP27303388A patent/JP2676841B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02123258A (ja) | 1990-05-10 |
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