JPH0348627A - カルシトニン腟坐剤 - Google Patents

カルシトニン腟坐剤

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Publication number
JPH0348627A
JPH0348627A JP1183242A JP18324289A JPH0348627A JP H0348627 A JPH0348627 A JP H0348627A JP 1183242 A JP1183242 A JP 1183242A JP 18324289 A JP18324289 A JP 18324289A JP H0348627 A JPH0348627 A JP H0348627A
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JP
Japan
Prior art keywords
calcitonin
vaginal
peptidase inhibitor
present
human
Prior art date
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Pending
Application number
JP1183242A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Nakada
雄一郎 中田
Yoshio Miyake
三宅 美穂
Norio Awata
粟田 則男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0348627A publication Critical patent/JPH0348627A/ja
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカルシトニンの膣坐剤に関する。さらに詳しく
は、カルシトニンとペプチダーゼ阻害剤とを親水性基剤
に含有させることを特徴とするカルシトニン膣坐剤に関
する。
[従来の技術] カルシトニンはカルシウム代謝の恒常性に関するポリペ
プチドホルモンであり、骨粗鬆症や高カルシウム血症等
の治療薬として汎用されている。
しかしながらカルシトニンは消化管からの吸収率が低い
うえに消化管において酵素によって加水分解を受は易い
ので、注射剤として臨床に供されている。注射剤は投与
時の疼痛、通院治療が必要である等難点が多いため、近
年、口腔あるいは鼻粘膜からカルシトニンを吸収させる
試みがなされている。しかし、従来、カルシトニンの腟
内投与に関する報告は見られない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者等はカルシトニンの投与ル−トとして腟内投与
に着目し、カルシトニンの腟内投与用製剤に関して種々
検討を行った。
本発明の目的は、カルシ1トニン乞鍋桑より効率良く吸
収させることのできるカルシトニンの腟内投与用製剤を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は種々検討した結果、カルシトニンとペプチ
ダーゼ阻害剤とを親木・神遅済ルこ含有させることを特
徴とするカルシトニン腟坐剤が上記の目的に適うもので
あることを見出し、本発明を完成させた。
本発明において用いられるカルシトニンとじては、例え
ば、ラット、ブタ、ウシ、ヒツジ、ヒト、サケ、ウナギ
カルシトニンの他、それらをもとにして改質、合成した
カルシトニン、例えば、■、7−スペリン西畿吉合ウナ
つカルシトニン(エルカトニン)等が用いられる。
本発明の膣坐剤に含有分散させるカルシトニンの量は、
通常、10〜100100O単位である。
なお、IMRC単位とは、体重150gのスプラグトウ
リー系雄性ラットに24時間絶食後、検体を静脈内に投
与し、1時間後に血清カルシウムを約1%低下させる量
の1000倍の量のことを言う。
本発明において用いられるペプチダーゼ阻害剤としては
、特に限定されないが、例えば、アマスタチン、ε−ア
ミノカプロン酸、アンチパイン、エラスタチナール、キ
モスタチン、トシルフェニルアラニルクロロメチルケト
ン(TPCK)、トシルリジンクロロメチルケトン(T
LCK)、ヒツジロール、トリプシンインヒビター、フ
ェニルメタンスルホニルフルオリド、ベスタチン、ペプ
スタチンA、ホスホラミトン、ロイペプチン等が用いら
れる。
なかでも、ペプスタチンA、ベスタチン、ロイペプチン
、アマスタチン等を用いることが好ましい。また、上記
ペプチダーゼ阻害剤を2種または2種以上混合して用い
ることもできる。
ペプチダーゼ阻害剤はカルシトニン重量に対して、通常
0.001〜100倍量、好ましくは0.01〜10倍
量を添加混合する。
本発明において用いられる親水性基剤としては例えば、
マクロゴール400、マクロゴール1000、マクロゴ
ール1500 、マクロゴール1540 、マクロゴー
ル4000 、マクロゴール6000 、プロピレング
リコール、グリセロゼラチン等が挙げられるが、これら
を室温で固体状を保ち、体温で溶融するように単独また
は適時混合して使用する。
親水性基剤の使用量は膣坐剤1個当り通常1〜15gで
ある。
本発明の膣坐剤はあらかじめ溶融した上記親水性基剤に
カルシトニンおよびペプチダーゼ阻害剤を溶解、分散後
、適宜加温下に攪拌することによって均一に分散させた
のち、この一定量ずつを型に注入し、冷却して製造する
また、本発明の膣坐剤には、必要により等張化剤(例え
ば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、ソルビトール等)
、湿潤剤(例えば、グリセリン、プロピレングリコール
等)、防腐剤(例えば、ベンジルアルコール等)、pH
調整剤(例えば、話廼免耐酒飯クエン酸、リン酸、温し
ナトリウム、#釘訪すウム、アンモニアおよびこれらの
塩類等)、増粘剤(例えば、エチレンジアミン四酢酸ナ
トリウム、ヒト血清アルブミン、クエン酸等)、分散剤
(例えば、レシチン、トウィーン(Tween) (ポ
リオキシエチレンソルビタン月旨加変エステル、アトラ
スパウダー社製)、スパン(Span)(高級脂肪酸ソ
ルビタンエステル、アトラスパウダー社製)等〕等を添
加することもできる。
本発明の膣坐剤は後記試験例に示すとおり腟粘膜からの
カルシトニンの吸収性に優れ、しかも腟糊処こ対する刺
激性も少ない。従って、本発明のII彰鯖11は骨粗鬆
症や高カルシウム血症等の治療に女り箇に用し1られる
治療に際しては、症状、体重、年令等によって一定しな
いが成人女性に対し通常、1日1〜3回、カルシトニン
10〜100100O単位を投与する。
[発明の効果コ 以下の試験例に示すとおり、本発明の膣坐剤はペプチダ
ーゼ阻害剤を含有しない膣坐剤(比較例1の膣坐剤)や
、本発明の膣坐剤における親水性基剤の替りに親油性基
剤を用いて製した膣坐剤(比較例2,3の膣坐剤)に比
較して腟粘膜からのカルシトニンの吸収性に優れ、その
利用率も高い。
試験例1(吸収性試験) (1)検体 検体用の膣坐剤は実施例および比較例の夫々250分の
1量を用いて調製し、実施例1〜3および比較例1〜3
の各膣坐剤(検体)として用いた。
(2)試験方法 20時間絶食させた4適齢のウィスター系雌性ラット(
1群4匹)をペンドパルビタール麻酔下背位固定し、各
検体を腟内に投与し、投引以、2゜3.4時間月毎に頚
静脈より血液100μQを採取した。採取した血液を夫
々ヘパリン処理後、遠心(15000rpm、3分間)
したのち、血漿各5hQを得、各血漿中のカルシウム濃
度を夫々測定した。測定にはオルトクレゾールフタレイ
ンコンブレキラン法に基づくカルシウム測定キット(C
alcium C−Te5t wako■、和光純薬社
製)を用いた(Anal。
Biochem、 、20,155(1967)参照〕
なお、各検体からのヒトカルシトニン(HCT)の吸収
性の評価は以下のようにして行った。
即ち、投与直前の血漿中力ルシウム濃度を100とし、
投与後4時間目までの濃度−時間曲線下面積(AUG!
()を求め、次いで、同様にしてコントロール群(HC
T無添加群)の濃度−時間曲線下面積(AtJCC)を
求め、コントロール群に対するHCT投与群の該面積減
少率(,6A(%))を下式により算出しまた、利用率
(%)は検体を腟内投与した場合と等しい効果(,6A
)を発現するHCTの筋肉注射の投与量(D、n)を求
め、下式により算出した[薬剤学、49,166(19
89)参照]。
(3)結果 第1表に示されるように本発明の膣坐剤はベフチダーゼ
阻害剤を含有しない膣坐剤(上陳箒111の膣坐剤)や
、本発明の膣坐剤における親水・[生i1Jの替りに親
油性基剤を用いて製し呵彰鯖す(上H9例2,3の膣坐
剤)に比較して旧採朋勅)らのカルシトニンの吸収性に
優れ、その利用率も高かっ第1表 ベスタチン          0.3■ヒトカルシト
ニン        0.8■(操作) ヒトカルシトニンおよびベスタチンを約0.1mlの蒸
留水に溶解後、あらかじめ溶融させた上記マクロゴール
に均一に分散させた。次いで、該混合1勿を紡錘鋳型に
充填し、冷却して月か坐済りを得た。
実施例2 [社じあ恒例コ 以下に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明する。
実施例1 マクロゴール1540 マクロゴール4000 1.8g 2.4g マクロゴール1540      1.8gマクロゴー
ル4000      2.4gベプスタヂンA   
      O03■ヒトカルシトニン       
0・8■(操作) ヒトカルシトニンおよびペプスタチンAを約0.1ml
の蒸留水に溶解後、あらかじめ溶融させた上記マクロゴ
ールに均一に分散させた。次いで、該混合物を紡錘鋳型
に充填し、冷却して月彰鯖IJを得た。
尤鮪口 マクロゴール 400      1.8gマクロゴー
ル1540      1.8gマクロゴール4000
      2.4gロイペプシン         
 0.3■ヒトカルシトニン        0.8■
(操作) ヒトカルシトニンおよびロイペプシンを約0.1mlの
蒸留水に溶解後、あらかじめ溶融させた上記マクロゴー
ルに均一に分散させた。次いで、該混合物を紡錘鋳型に
充填し、冷却して膣坐剤を得た。
上す氾と伎11 マクロゴール400       1.8gマクロゴー
ル1540      1.8gマクロゴール4000
      2.4gヒトカルシトニン       
 0.8■(操作) ヒトカルシトニンを約0.1 mlの蒸留水に溶解後、
あらかじめ溶融させた上記マクロゴールに向上す氾と優
「2 (召全斉l) ヒトカルシトニン          0.8■(操作
) ヒトカルシトニンおよびベスタチンを約0.1mlの蒸
留水に溶解後、あらかじめ溶融させた上記ウイテップゾ
ーノv9 W−15(ダイナミツト ノーベル社製)に
均一に分散させた。次いで、該混合物を■Wに充填し、
冷却して月對鯖りを得た。
上聞IJ3 ソ′−ノv9  W−15″ ) ペプスタチンA ヒトカルシトニン 0.3■ 0.8■ (操作) ヒトカルシトニンおよびペプスタチンAを約0.1ml
の蒸留水に溶解後、あらかじめ溶融させた上記ライテッ
プジー)Lfi’ W−15(ダイナミツト ノーベル
社製)に均一に分散させた。次いで、該混合物を紡錘鋳
型に充填し、冷却して膣坐剤を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. カルシトニンとペプチダーゼ阻害剤とを親水性基剤に含
    有させることを特徴とするカルシトニン腟坐剤。
JP1183242A 1989-07-14 1989-07-14 カルシトニン腟坐剤 Pending JPH0348627A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1183242A JPH0348627A (ja) 1989-07-14 1989-07-14 カルシトニン腟坐剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1183242A JPH0348627A (ja) 1989-07-14 1989-07-14 カルシトニン腟坐剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0348627A true JPH0348627A (ja) 1991-03-01

Family

ID=16132265

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1183242A Pending JPH0348627A (ja) 1989-07-14 1989-07-14 カルシトニン腟坐剤

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JP (1) JPH0348627A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994028918A1 (fr) * 1993-06-07 1994-12-22 Teikoku Seiyaku Kabushiki Kaisha Preparation vaginale contenant un peptide a activite physiologique

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994028918A1 (fr) * 1993-06-07 1994-12-22 Teikoku Seiyaku Kabushiki Kaisha Preparation vaginale contenant un peptide a activite physiologique

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