JPH0348587B2 - - Google Patents

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JPH0348587B2
JPH0348587B2 JP57108144A JP10814482A JPH0348587B2 JP H0348587 B2 JPH0348587 B2 JP H0348587B2 JP 57108144 A JP57108144 A JP 57108144A JP 10814482 A JP10814482 A JP 10814482A JP H0348587 B2 JPH0348587 B2 JP H0348587B2
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JP
Japan
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cassette
cam
arrow
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cam groove
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JP57108144A
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JPS58224461A (ja
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Ryoji Takamatsu
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to JP57108144A priority Critical patent/JPS58224461A/ja
Publication of JPS58224461A publication Critical patent/JPS58224461A/ja
Publication of JPH0348587B2 publication Critical patent/JPH0348587B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B15/10Manually-operated control; Solenoid-operated control

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の開示要約〕 本発明は駆動源により所定角度に回転駆動され
るカム付ギヤのそのカムにより制御部材を介して
被操作部材を駆動するようにしたものであつて、
少なくとも一端が閉塞端に構成されたカム溝を有
し、駆動源(例えばモータ)により所定角度に回
転駆動されるように構成されたカム溝付ギヤ(例
えばカム溝付欠歯ギヤ)と、上記カム溝に係合子
(例えばコロ)を介して係合されて上記カム溝付
ギヤの回転によつて変位されるように構成された
制御部材と、その制御部材の変位に連動されるよ
うに構成された被操作部材とから成り、上記被操
作部材が操作位置へ移動された時に、上記戻しば
ねの力を上記制御部材を介して上記係合子に作用
させてその係合子を上記カム溝の閉塞端の側面に
押圧させることにより、上記カム溝付ギヤを所定
方向に回転附勢させてそのカム溝の閉塞端を上記
係合子に当接させ、以つてそのカム溝の閉塞端と
係合子との当接により上記カム溝付ギヤを所定位
置でロツクするように構成した電子機器における
操作切換機構である。
〔発明の背景〕
本発明は、例えばカーステレオその他のテープ
レコーダやVTRの如き記録再生装置におけるコ
ンパクトカセツト、マイクロカセツト或いはビデ
オカセツト等のテープカセツトの自動吸い込み方
式のオートローデイング機構、上記記録再生装置
やその他の情報処理装置における各種モード切換
機構、レコードプレーヤのトーンアーム駆動機構
等に広範囲に適用可能な電子機器における操作切
換機構に関するものであつて、特に、駆動源によ
り所定角度に回転駆動されるカム付ギヤのそのカ
ムにより制御部材を介して被操作部材を駆動する
ようにしたものに関する。
〔従来技術〕
従来から各種の電子機器において、上記の如く
カム付ギヤのそのカムにより制御部材を介して被
操作部材を駆動するようにした操作切換機構が既
に数多く実施されている。しかして従来のこの種
操作切換機構では殆んどの場合、被操作部材が操
作位置へ移動された時に、別に設けたロツク装置
によりその被操作部材をその位置でロツクするよ
うに構成していた。従つて従来は補助装置として
上記ロツク装置が必要で、構造が著しく複雑でコ
スト高につく欠陥を有していた。
〔発明の要約〕
本発明は上述の如き従来の操作切換機構の欠陥
を是正すべく発明されたものであつて、その目的
とするところは、補助装置としてのロツク装置を
不要とし、構造の簡素化、低コスト化を図ること
にある。
即ち本発明は、少なくとも一端が閉塞端に構成
されたカム溝を有し、駆動源により所定角度に回
転駆動されるように構成されたカム溝付ギヤと、
上記カム溝に係合子を介して係合されて上記カム
溝付ギヤの回転によつて変位されるように構成さ
れた制御部材と、その制御部材の変位に応じて作
用されるばね部材と、そのばね部材を介して上記
制御部材の変位に連動されるように構成された被
操作部材とから成り、上記被操作部材が操作位置
へ移動された時に、上記ばね部材の戻し力を上記
制御部材を介して上記係合子に作用させてその係
合子を上記カム溝の閉塞端の側面に押圧させるこ
とにより、上記カム溝付ギヤを所定方向に回転附
勢させてそのカム溝の閉塞端を上記係合子に当接
させ、以つてそのカム溝の閉塞端と係合子との当
接により上記カム溝付ギヤを所定位置でロツクす
るように構成して、カム溝の閉塞端と係合子との
当接によるカム溝付ギヤのロツクにより、被操作
部材を操作位置にてロツク出来るようにして、補
助装置としてのロツク装置を不要にしたものであ
る。
〔実施例〕
以下本発明をカーステレオ(オートリバークス
機)におけるテープカセツトのローデイング機構
に適用した実施例を図面に基き説明する。
〔カセツト昇降機構及び自動引込み機構の構造説明〕
先ず第1A図〜第2C図において、1はコンパ
クトカセツトであるテープカセツト、2はそのテ
ープカセツトローデイング用のカセツトホルダ、
3はメカ基板である。なおこのカーステレオはオ
ートリバース機に構成されていて、メカ基板3上
には一対のキヤプスタン4,5、これらに夫々対
向された自動圧着機構付の一対のピンチローラ
6,7、アジマス自動調整機構付の磁気ヘツド
8、一対のリール軸9,10、1個のモータ11
等が夫々適宜配置で取付けられている。またこの
カーステレオは1でモータ方式に構成されていて
前記モータ11でキヤプスタン駆動、リール台駆
動、ピンチローラ圧着機構駆動、アジマス自動調
整機構駆動の他、後述する操作切換機構駆動の総
ての駆動を兼用して行うように構成されている。
次に前記カセツトホルダ2を第2A図に示され
たカセツト挿入位置(上昇位置)と、第2C図に
示されたカセツト装着位置(下降位置)との間で
昇降するカセツト昇降機構14は第1A図〜第2
C図に示されている。このカセツト昇降機構14
は昇降駆動枠15を有し、この昇降駆動枠15は
メカ基板3の一端側の上部所定高さ位置に架設固
定されたサブ基板16に水平でかつ互に同一軸線
状に配置された一対の支点軸17を介して上下に
揺動自在に取付けられている。そしてその昇降駆
動枠15の先端部分15aの下部にカセツトホル
ダ2がヒンジ構造部23を介して回動自在に枢支
されている。なおカセツトホルダ2の一側部に水
平状に固着された被ガイドピン18がメカ基板3
の一側部に垂直状に起立された案内板部19に設
けられた垂直状のガイド溝20内に挿入されて案
内されるように構成されている。そして昇降駆動
枠15は後述するばねによつて第2A図で矢印a
方向に揺動附勢されており、これによつてカセツ
トホルダ2は第2A図に示されたカセツト挿入位
置(上昇位置)に上昇附勢されている。なお第1
A図及び第2A図に示す如くカセツトホルダ2は
メカ基板3の一側部に垂直状に起立されたほゞL
字状をなす高さ規制板部21の上端21aに当接
して上昇位置に規制される。
一方前記テープカセツト1はその長手方向から
カセツトホルダ2内に第1A図及び第2A図で矢
印b方向から挿入されてそのカセツトホルダ2内
に保持されるように構成されている。なおこの際
カセツトホルダ2内に挿入されたテープカセツト
1の一側面を弾性的に押圧してそのテープカセツ
ト1に適当な摩擦係止力を与える板ばね22がカ
セツトホルダ2の一側面に固着されている。
次に第1A図〜第2C図に示される如く、前記
サブ基板16の上部水平板部16aの中央部には
カセツト引込み部材25が取付けられている。こ
のカセツト引込み部材25は前記水平板部16a
に沿つて設けられたガイド溝26に沿つてカセツ
ト挿入方向である前記矢印a方向と平行な方向に
水平状に昇降自在に構成されている。なおこのカ
セツト引込み部材25は例えば合成樹脂成形品に
て構成されていて、先端部には前記テープカセツ
ト1の一対のリール軸挿入孔27の1つに係合さ
れる係合部28が一体的に設けられており、また
後端部側の下面にはテープカセツト1が当接され
る当接部29が一体的に設けられている。また前
記上部水平板部16aの先端にはカセツト引込み
部材25の先端部を弾性的に下方に押圧する板ば
ね30が固着されている。
次に前記カセツト引込み部材25を駆動して、
前記テープカセツト1を前記カセツトホルダ2内
に自動的に引込む為の自動引込み機構33は第3
A図〜第5図に示されている。この自動引込み機
構33は引込み操作レバー34と、引込み駆動レ
バー35と、スイツチ操作レバー36とを有して
いる。そして引込み操作レバー34と引込み駆動
レバー35とは前記サブ基板16の上部水平板部
16a上に固着された垂直状をなす支点軸37に
夫々回動自在に枢支されて上下に重ねて配置さ
れ、またスイツチ操作レバー36も支点軸38を
介してサブ基板16の上部水平板部16a上に回
動自在に取付けられている。この際両支点軸3
7,38は前記ガイド溝26の両側に配置されて
いて、引込み操作レバー34とスイツチ操作レバ
ー36との先端はガイド溝26の上部位置でほぼ
V字状に交差されて上下に重ねられている。そし
てこれら両レバー34,36の先端側に夫々形成
された一対の長孔39,40がこれらの一部で互
に交差されていて、その交差部内に前記カセツト
引込み部材25の後端部の上面に一体的に設けら
れたピン41が共通に挿通されている。スイツチ
操作レバー36の支点軸38の周辺部にはスイツ
チ操作カム42が一体的に設けられており、その
スイツチ操作カム42の近傍部でサブ基板16の
上部水平板部16a上にはカセツト検出スイツチ
43が取付けられている。そしてスイツチ操作カ
ム42はそのスイツチ43の被操作子44を回動
操作するように構成されている。なおその被操作
子44は内蔵の戻しばね(図示せず)により第3
A図で矢印c方向に回動附勢されている。
次に第4図及び第5図に示されるように、前記
引込み駆動レバー35の下部で前記メカ基板3上
には後述する操作切換機構中のカム溝付ギヤ47
が前記支点37に対して偏心された位置に回転自
在に配置されており、そのカム溝付ギヤ47は前
記モータ11によつて後述するように正逆回転駆
動されるように構成されている。なおこのカム溝
付ギヤ47の上面にはほゞ渦巻状の第1カム溝4
8が設けられている。そして引込み駆動レバー3
5の一部の下部に回転自在に軸支されたコロであ
る係合子49が前記サブ基板16の下部水平板部
16bに設けられた円弧孔50を挿通してカム溝
48内に係合されており、カム溝付ギヤ47の正
回転又は逆回転駆動によつてそのカム溝48によ
り係合子49を介して引込み駆動レバー35が第
3A図で矢印d又はd′方向に回動駆動されるよう
に構成されている。また前記引込み操作レバー3
4と引込み駆動レバー35との間には戻しばね5
2が介在されている。この戻しばね52は捩りば
ねにて構成されていてそのコイル部52aによつ
て支点軸37の外周に嵌装され、その両端52
b,52cは引込み操作レバー34と引込み駆動
レバー36とに夫々一体的に設けられた突起5
3,54に夫々当接されている。そしてその戻し
ばね52の回動附勢力により引込み操作レバー3
4が引込み駆動レバー35に対して第3A図で矢
印d′方向に回動附勢され、第3A図に示す如くそ
の引込み操作レバー34に一体的に設けられた突
起55を引込み駆動レバー35に一体的に設けら
れた突起56に当接して上記矢印d′方向の回動が
規制されている。なお引込み駆動レバー35はそ
の係合子49がカム溝付ギヤ47の第1カム溝4
8内に係合されていることで、カム溝付ギヤ47
の回転に応じた位置で規制されるように構成され
ている。
次に前記カセツト引込み部材25を往動途中で
ロツクするロツク機構59が第6図〜第8C図に
示されている。このロツク機構59はロツク板6
0を有しており、このロツク板60はカセツト引
込み部材25に連動された連動部材である前記ス
イツチ操作レバー36をロツクするように構成さ
れている。この際先づスイツチ操作レバー36の
スイツチ操作カム42部分の下部に固着されたピ
ンからなる被係合子61が前記サブ基板16の上
部水平板部16aに設けられた円弧孔62を挿通
して下方に突出されている。
一方ロツク板60は上記被係合子61をロツク
する為の部材であつて、上部水平板部16aの下
部に配置されている。そしてこのロツク板60は
その一端側に設けられた貫通孔63によつて上部
水平板部16aの下部に垂直状に固着された支点
軸64に挿通されている。またこのロツク板60
の一端側に一体的に設けられた突起65がサブ基
板16の上下両水平板部16a,16b間を連結
する垂直板部16cに設けられた巾広長孔66内
に遊嵌されている。またこのロツク板60の下部
で支点軸64の外周には捩りばねにて構成された
戻しばね67がそのコイル部67aによつて嵌装
されてワツシヤー68にて止着されており、その
戻しばね67の両端67a,67bはロツク板6
0に一体的に設けられた突起69と巾広長孔66
の一側縁66aとに当接されている。ところで上
記ロツク板60は支点軸64の軸線の周りで水平
面内で回動自在であると共に、支点軸64の軸線
と平行な垂直面内でその支点軸64側を中心とし
て上下に回動自在に構成されている。そして戻し
ばね67の両端67b,67cによる捩り力によ
りロツク板60は支点軸64を回動周中心に第7
A図で矢印e方向に水平に回動附勢されると共
に、戻しばね67のコイル部67aの圧縮反発力
によつて支点軸64側を回動中心にして第8A図
で矢印f方向に垂直に回動附勢されている。なお
この際第7A図に示す如く突起65が巾広長孔6
6の他端縁66bに当接されてロツク板60の矢
印e方向の回動が規制され、また第8A図に示す
如く上部水平板部16aの下面に一体的に設けら
れた下方への凸部70の下面にロツク板60が当
接されてそのロツク板60の矢印f方向の回動が
規制されている。
しかして以上の如くサブ基板16に取付けられ
たロツク板60と前記スイツチ操作レバー36の
下部に固着された被係合子61とは第7A図及び
第8A図に示された位置関係を有している。そし
て被係合子61はロツク板60に対して支点軸6
4を回動中心とした円弧状軌跡gによつて相対的
に移動されるように構成されている。一方ロツク
板60の一側縁側(第7A図で上側)には、その
ロツク板60の先端から支点軸64側にかけて傾
斜面71、係合部72、傾斜片73が順次一体的
に設けられている。
〔カセツト昇降機構及び自動引込み機構の動作説明〕
次に以上の如く構成されたカセツト昇降機構1
4及び自動引込み機構33による動作を第1A図
〜第8C図によつて説明する。
〔テープカセツトの自動引込み動作〕
先づテープカセツト1のエジエクト状態では、
カセツトホルダ2は第2A図に示されたカセツト
挿入位置へ上昇復帰されている。またカセツト引
込み部材25は第1A図、第2A図及び第3A図
に夫々実線で示された復動位置に復動されてい
る。そしてこのエジエクト状態では、スイツチ操
作レバー36の被係合子61はロツク板60に対
して第7A図及び第8A図に示す状態にあり、ま
たカセツト検出スイツチ43はオフ状態となつて
いる。
次にテープカセツト1をカセツトホルダ2内に
第1A図及び第2A図で矢印b方向から挿入して
行くが、テープカセツト1が或る程度挿入された
時に、第2A図で実線に示す如くそのテープカセ
ツト1の一端がカセツト引込み部材25の当接部
29に当接される。なおこの際テープカセツト1
の一端が当接部29に当接される直前に、そのカ
セツト引込み部材25の先端の係合部28がそれ
自体の弾性及び板ばね30の弾性に坑してテープ
カセツト1の一端側の上部に相対的にすべり上つ
て一方のリール軸挿入孔27内に自動的に係合さ
れる。
一方テープカセツト1の一端がカセツト引込み
部材25の当接部29に当接された後、そのテー
プカセツト1を引続き第1A図及び第2A図で矢
印b方向に挿入すると、以後カセツト引込み部材
25はテープカセツト1によつて押され、引込み
操作レバー34を回動附勢している戻しばね52
に坑して矢印b方向に往動される。
即ちカセツト引込み部材25は第3A図に示さ
れた復動位置からテープカセツト1によつて押さ
れて矢印b方向に往動される、するとそのカセツ
ト引込み部材25のピン41が引込み操作レバー
34及びスイツチ操作レバー36を押し、これら
両レバー34,36が夫々第3A図矢印d及びh
方向に回動される。そしてこの時戻しばね52の
一端52aが引込み操作レバー34の突起53に
よつて第3A図で矢印d方向に押される為に、そ
の戻しばね52が捩られる。以上の結果カセツト
引込み部材25は戻しばね52に坑して第3A図
で矢印b方向に往動される。
そして第3B図に示す如くカセツト引込み部材
25が第3A図の復動位置から所定距離l1往動さ
れた時点(第1A図及び第2A図で仮想線に示さ
れた位置)で、スイツチ操作レバー36のスイツ
チ操作カム42によつてカセツト検出スイツチ4
3の被操作子44が矢印c′方向に押されて、その
カセツト検出スイツチ43がオンとなる。
一方スイツチ操作レバー36が第3A図の復動
位置から第3B図の位置まで矢印h方向に回動さ
れることによつて、そのスイツチ操作レバー36
の被係合子61は第7A図及び第8A図の復動位
置から第7B図及び第8B図の位置まで矢印g方
向に回動されるが、この際その被係合子61がロ
ツク板60の傾斜面71に押圧される。この結果
その傾斜面71による案内作用によりロツク板6
0が戻しばね67に坑して第7B図で矢印e′方向
に水平に回動されて、被係合子61は第7B図及
び第8B図に示す如くロツク板60の係合部72
に係合される。そして被係合子61が第7B図の
如くロツクされると、スイツチ操作レバー36を
介してカセツト引込み部材25がその位置にてロ
ツクされる。
しかしてカセツト検出スイツチ43がオンとな
るとモータ11が正回転駆動開始され、第1A図
の両キヤプスタン4,5のうち何れか一方が回転
駆動されると同時に、後述するようにカム溝付ギ
ヤ47が第3B図矢印i方向に回転駆動される。
するとそのカム溝付ギヤ47のカム溝48によつ
て係合子49が駆動され、引込み駆動レバー35
が第3B図で矢印d方向に回動駆動される。これ
により前述の如く捩られた戻しばね52の捩りが
元に戻されると同時に第3C図に示す如く引込み
駆動レバー35の突起56が引込み操作レバー3
4の突起55に当接され、以後その引込み駆動レ
バーによつて引込み操作レバー34が押されて、
その引込み操作レバー34が第3C図で矢印d方
向に強制的に回動駆動される。そしてその引込み
操作レバー34によつてピン41を介してカセツ
ト引込み部材25が第3C図で矢印b方向に強制
的に往動される。
この結果カセツト引込み部材25の係合部28
によつてテープカセツト1が第1A図及び第2A
図で矢印b方向に自動的に引張られて、第1A図
及び第2A図で仮想線の位置まで挿入されたテー
プカセツト1が第1B図及び第2B図に示す如く
カセツトホルダ2内の所定位置まで自動的に引込
まれる。なおこの時スイツチ操作レバー36も第
3C図で矢印h方向に引続き回動されるが、その
際スイツチ操作カム42はカセツト検出スイツチ
43の被操作子44を矢印c′方向に押したまゝの
状態を保持させるので、カセツト検出スイツチ4
3は以後テープカセツト1がエジエクトされるま
でオン状態に保持される。
一方スイツチ操作レバー36が第3B図の位置
から第3C図の位置へ回動されることによつて、
そのスイツチ操作レバー36の被係合子61は第
7B図及び第8B図の位置から第7C図及び第8
C図の位置まで矢印g方向に引続き回動される
が、その回動により被係合子61はロツク板60
の係合部72から外れて傾斜片73上へ移動され
る。するとその傾斜片73による案内作用にて、
被係合子61によりロツク板60が下方に押下げ
られて、そのロツク板60が第8C図に実線で示
す如く戻しばね67に抗して矢印f′方向に回動さ
れると共に、第7C図に実線で示す如く戻しばね
67の力によつて矢印e方向に復動されて、その
時の相対的な動きにより被係合子61がロツク板
60上に乗り上げる。
以上によりカセツトホルダ2内へのテープカセ
ツト1の自動引込みの一連動作が完了する。
〔テープカセツトの下降動作〕
前述した如くテープカセツト1がカセツトホル
ダ2内に自動的に引込まれた後、これに引続いて
昇降駆動枠15が後述するように両支点軸17を
中心に第2B図で矢印a′方向に揺動駆動される。
この結果その昇降駆動枠15のヒンズ構造部23
部分でカセツトホルダ2が下方に押下げられ、こ
のカセツトホルダ2は被ガイドピン18とガイド
溝20とによつて案内されながらほゞ水平状に下
降されて、第2C図に示されたカセツト装着位置
へ装着される。そしてテープカセツト1は両キヤ
プスタン4,5やリール軸9,10等に係合され
て所定状態に位置決めされる。なおこの際第2C
図に示されるように、テープカセツト1の下降に
伴い、カセツト引込み部材25の係合部28はテ
ープカセツト1のリール軸挿入孔27から相対的
に抜ける。そしてこのテープカセツト1のカセツ
ト装着位置への装着後、第1B図に仮想線で示す
如く磁気ヘツド8がテープカセツト1内に挿入さ
れて内部のテープに接触されると共に、両ピンチ
ローラ6,7のうち何れか一方のがテープカセツ
ト1内に挿入されて一方のキヤプスタン4又は5
に圧着されて、ノーマル又はリバースの再生が自
動的に開始される。
〔テープカセツトのエジエクト動作〕
テープカセツト1のエジエクト動作は、前述し
たテープカセツト1の自動引込み動作及び下降動
作の逆動作で行われる。
即ち先づ昇降駆動枠15が第2C図で矢印a方
向に回動駆動されて、カセツトホルダ2が第2B
図のカセツト挿入位置へ上昇復帰される。そして
その際カセツト引込み部材25の係合部28がテ
ープカセツト1のリルー軸挿入孔27内に再び係
合される。次に引込み駆動レバー35が第3C図
で矢印d′方向に回動駆動されて、戻しばね52を
介して引込み操作レバー34が第3C図で矢印
d′方向に回動され、カセツト引込み部材25が第
3C図で矢印b′方向に復動される。この結果カセ
ツト引込み部材25の当接部29がテープカセツ
ト1を押し、このテープカセツト1をカセツトホ
ルダ2外に第1A図及び第2A図で矢印b′方向に
自動的に押出す。なおこの際スイツチ操作レバー
36も第3C図で矢印h′方向に回動されて、その
被係合子61も第7C図で矢印g′方向に復動され
るが、この時には、その被係合子61がロツク板
60上を摺動することになつて、その被係合子6
1が係合部72に係合されることは全くない。そ
して被係合子61が第7A図の復動位置へ復動さ
れ終ると、ロツク板60は戻しばね67によつて
第8C図で矢印f方向に回動されて、第8A図に
示された当初の位置へ復動される。
〔自動引込み機構の特徴〕
以上述べた自動引込み機構33によれば、カセ
ツト引込み部材25に連動された連動部材である
スイツチ操作レバー36に被係合子61を設け、
この被係合子61に係合部72によつて係合され
てその被係合子61の戻しばね52による復動を
阻止するロツク板60を設け、このロツク板60
は被係合子61と第7A図及び第7B図で矢印g
方向への往動時と、第7C図で矢印g′方向への復
動時とでその被係合子61の案内経路を可変させ
るように構成させると共に、上記係合部72を被
係合子61の往動時の案内経路の途中に設け、カ
セツト引込み部材25がテープカセツト1にて押
されて戻しばね52に抗して第3A図の復動位置
から第3B図に示す如く所定距離l1往動させてカ
セツト検出スイツチ43がオンとなつた時点で、
第7B図に示す如く被係合子61をロツク板60
の係合部72に係合させて、その位置にてカセツ
ト引込み部材25をロツクさせ、そのロツクされ
た時点から戻しばね52によるカセツト引込み部
材25の復動を防止させるように構成している。
従つてカセツトホルダ2内にテープカセツト1を
ポンと叩いて入れるような入れ方をした場合で
も、カセツト引込み部材25が戻しばね52に抗
して一度押されて、カセツト検出スイツチ43が
一度オンされると、それ以後カセツト引込み部材
25が戻しばね52によつて復動されることがな
く、カセツト検出スイツチ43はそのまゝオン状
態に保持されるので、このようなテープカセツト
1の入れ方をした場合でも、所定のカセツトホル
ダ2内へのテープカセツト1の自動引込み動作を
常に確実に行うことが出来る。
〔操作切換機構の構造説明〕
次に第9図〜第14D図によつて操作切換機構
76を説明するが、この操作切換機構76は前記
自動引込み機構77とカセツト昇降機構14とを
選択的に駆動するように構成されている。
先づ第9〜第11D図において、前記カム溝付
ギヤ47は前記メカ基板3上に垂直状に固着され
た支軸77の外周に回転自在に取付けられてい
る。このカム溝付ギヤ47の外周ギヤはその周面
の一部に切欠き78が形成された欠歯ギヤ79に
構成されている。一方前記メカ基板3上に取付け
られた前記モータ11のモータ軸80はそのメカ
基板3の下方に突出されていて、そのモータ軸8
0の下端には2段プーリ81が固着されている。
なおその2段プーリ81の下部プーリ81bと前
記両キヤプスタン4,5の各プーリ兼用のキヤプ
スタンフライホイール(図示せず)との間にはベ
ルト82が巻掛けられていて、このモータ11は
両キヤプスタン4,5を回転駆動するように構成
されている。なお前述したリール台駆動、ピンチ
ローラ圧着機構駆動、アジマス自動調整機構駆動
は前記キヤプスタンフライホイール等から回転力
を得て夫々駆動されるように構成されている。そ
してモータ11とカム溝付ギヤ47との中間部に
はその上下両端をメカ基板3と前記サブ基板16
の一部とに固着された中間軸83が配置されてい
て、その中間軸83の下半部位置の外周には第1
回転体84が回転自在に取付けられている。この
第1回転体84の上下両端にはギヤ85とプーリ
86とが一体的に設けられていて、プーリ86と
前記2段プーリ81の上部プーリ81aとの間に
はベルト87が巻掛けられている。また中間軸8
3の上半部位置の外周には揺動体89がその中間
軸83を中心に水平面内で揺動自在に取付けられ
ている。そしてその揺動体89の一端側の下部に
は揺動軸90が垂直状に固着されて、その揺動軸
90の外周には駆動源である第2回転体91が回
転自在並びに揺動軸90の軸線方向に移動自在に
取付けられている。なお第2回転体91の上下に
は大小異径のギヤ92,93が一体的に設けられ
ていて、上部ギヤ92は前記ギヤ85に常時噛合
され、下部ギヤ93は前記カム溝付ギヤ47の欠
歯ギヤ79に選択的に噛合されるように構成され
ている。また揺動軸90の外周位置で揺動体89
の下面と第2回転体91の上面との間にフエルト
等からなる摩擦板94が介在されている。そして
第2回転体91は揺動軸90の下端90aより少
し上部に嵌着されたワツシヤー95の上部で揺動
軸90の外周に嵌装された圧縮ばね96によつて
上方に押圧されている。従つて第2回転体91は
摩擦板94を介して揺動体89に摩擦接触された
状態で回転されるように構成されている。なお揺
動体89の中間軸83を挟んで揺動軸90とは反
対側の端部の下部にはバランスウエイト97が固
着されている。また揺動軸90の下端90aはメ
カ基板3に設けられた揺動規制孔98内に挿入さ
れていて、揺動軸90はその揺動規制孔98の両
端98a,98bにて第10A図及び第10B図
に示す如く揺動範囲を規制されるように構成され
ている。
ところで前述した如く、前記引込み駆動レバー
35の係合子49が第9図〜第11D図に示す如
くカム溝付ギヤ47の上面の前記第1カム溝48
内に係合されている。なおこの第1カム溝48の
両端は閉塞端48a,48bに形成されている。
次に第9図、第12図、第13A図、第13B
図、第14A図〜第14D図において、前記カム
溝付ギヤ47の下面にもカム溝であるほゞ渦巻状
の第2カム溝100が設けられている。なおこの
第2カム溝100の両端も閉塞端100a,10
0bに形成されている。一方前記メカ基板3の下
部に制御部材101が支点軸102を介して回動
自在に取付けられている。この制御部材101は
ほゞL字状をなしていて、その一端101a上に
回転自在に軸支されたコロである係合子103が
メカ基板3に設けられた円弧孔104を挿通して
メカ基板3の上方に突出されて、前記カム溝付ギ
ヤ47の第2カム溝100内に係合されている。
次に前記昇降駆動枠15の他端側の一側部には
被操作部材である昇降駆動レバー107が一体的
に設けられている。そしてこの昇降駆動レバー1
07の先端107aはメカ基板3に設けられた長
孔108を挿通してそのメカ基板3の下方に突出
されている。一方メカ基板3の下部で前記制御部
材101の一側部には第1及び第2摺動体10
9,110が相互に摺動自在に取付けられてい
る。先づ第1摺動体109はほぼコ字状をなして
いて、その両端109a,109bから上方に一
体的に突出された一対のT字状突起111をメカ
基板3に設けられた一対の長孔112内に摺動自
在に係合されてメカ基板3に取付けられている。
また第2摺動体110もほゞコ字状をなしてい
て、この第2摺動体110は第1摺動体109の
下部に重ねられてその第1摺動体109に設けら
れたガイド溝113に係合されて第1摺動体10
9と同一方向に摺動自在に組立てられている。な
おこれら両摺動体109,110の摺動方向は前
記昇降駆動レバー107の前記支点軸17を中心
とする垂直状の回動平面と平行な方向である。そ
してこれら両摺動体109,110の一端109
aと110aとの間に前記制御部材101の他端
101bと昇降駆動レバー107の先端107a
とが挿入されている。しかし第1摺動体109の
一端109aと第2摺動体110の他端110b
との下部に夫々一体的に設けられた突起114,
115との間にばね部材である引張ばね116が
架張されている。
〔操作切換機構の動作説明〕
先づ第10A図は前記テープカセツト1のエジ
エクト完了状態を示しており、この時カム溝付ギ
ヤ47はエジエクト完了位置P1にてロツクされ
ている。なおテープカセツト1のローデイング動
作の開始によりこのカム溝付ギヤ47は第10A
図で矢印i方向に360°−切欠き78の巾に相当す
る角度回転されて第10B図に示したローデイン
グ完了位置P2へ変化される。
ところでこのエジエクト完了状態では第11A
図及び第14A図に示す如く、第2回転体91の
ギヤ93は切欠き78の中央に位置されていて、
揺動軸90は揺動規制孔98の一端98a側に当
接されている。
またこのエジエクト完了状態では第13A図及
び第14A図に示す如く引張ばね116の力によ
つて両摺動体109,110が矢印k及びk′方向
に摺動附勢されている。そして第1摺動体109
の矢印k方向の摺動附勢力により、その一端10
9aにて制御部材101の他端101bが押され
て、この制御部材101が第14A図で矢印m方
向に回動附勢されている。一方この時制御部材1
01の一端101aの係合子103は第14A図
に示す如く第2カム溝100の一方の閉塞端10
0aに位置されている。そして係合子103は引
張ばね116による矢印m方向への回動附勢力に
より生じる力F1で第2カム溝100の閉塞端1
00aの側面100a′に圧接されている。しかし
てこの時力F1はカム溝付ギヤ47の中心に対し
て第14A図左側に距離l2偏倚された位置に作用
され、この結果F1×l2による回転モーメントがカ
ム溝付ギヤ47に作用し、そのカム溝付ギヤ47
は第14A図で矢印i′方向に回転附勢されてい
る。そしてカム溝付ギヤ47は第2カム溝100
の閉塞端100aによつて係合子103に第14
A図で矢印i′方向から当接されて、第14A図に
示された位置、即ち前記エジエクト完了位置P1
にてロツクされている。
また第13A図に示す如く引張ばね116によ
る第2摺動体110の矢印k′方向への摺動附勢力
により、その一端110aにて昇降駆動レバー1
07の先端107aが押されて、この昇降駆動レ
バー107が第13A図で矢印a方向に回動附勢
され、この結果前述したように前記カセツトホル
ダ2が第2A図のカセツト挿入位置に上昇復帰さ
れている。
次に前述したカセツト検出スイツチ43がオン
されると、モータ11が第10A図で矢印n方向
に正回転駆動され、モータ軸80によりベルト8
7を介して第1回転体84が第10A図で矢印o
方向に回転駆動される。そしてその第1回転体8
4のギヤ85によつて上部ギヤ92を介して第2
回転体91が第10A図で矢印q方向に回転駆動
される。しかしてこの時第2回転体91と揺動体
89との間に介在された摩擦板94による摩擦作
用により揺動体89には中間軸83を中心として
第10A図で矢印o方向への回転モーメントが作
用して、この揺動体89が同方向に揺動される。
すると第11B図及び第14B図に示す如く第
2回転体91の下部ギヤ85がカム溝付ギヤ47
の欠歯ギヤ79に噛合され、その下部ギヤ85に
より欠歯ギヤ79を介してカム溝付ギヤ47が第
11B図及び第14B図で矢印i方向に回転駆動
される。なおこの時揺動軸90の下端90aが揺
動規制孔98の他端98bに当接されて、揺動体
89の矢印o方向の揺動範囲が規制される。
そしてカム溝付ギヤ47が矢印i方向に回転駆
動されることによつて、第1カム溝48によつて
前記係合子49が案内されて、前述した如く引込
み駆動レバー35が第11B図で矢印d方向に回
動駆動され、引込み操作レバー34が同方向に回
動駆動されて、前述したテープカセツト1の自動
引込み動作がなされる。
一方引込み操作レバー34が第11B図で矢印
d方向に回動駆動される際、別の係合子103も
第2カム溝100内を相対的に移動されるが、引
込み操作レバー34が第11C図の往動位置に達
するまでは、制御部材101は回動操作されな
い。
そしてカム溝付ギヤ47がその回転角度のほゞ
1/2回転した時点で、引込み操作レバー34が第
11C図の往動位置に達し、その後のカム溝付ギ
ヤ47の引続きの矢印i方向の回転駆動により、
今度は第2カム溝100によつて係合子103が
案内されて、制御部材101が第14B図で矢印
m方向に回動駆動開始される。なおこの後係合子
49は第1カム溝48内を相対的に移動される
が、引込み駆動レバー35には回動力は附与され
ず、引込み操作レバー34は第11C図の往動位
置にそのまゝ保持される。
そして制御部材101が第14B図で矢印m方
向に回動駆動されると、第13B図及び第14C
図に示す如く、その制御部材101の他端101
bが第2摺動体110の一端110aに当接して
これを矢印k方向に押す。すると第2摺動体11
0の他端110bによつて引張ばね116の一端
が矢印k方向に引張られ、その引張ばね116を
介して第1摺動体109が第13B図及び第14
C図で矢印k方向に摺動される。この結果第1摺
動体109の一端109aが昇降駆動レバー10
7の先端107aを矢印k方向に押し、その昇降
駆動レバー107が第13B図で矢印a′方向に回
動駆動されて、前述したカセツトホルダ2のカセ
ツト装着位置への下降動作がなされる。
そしてカム溝付ギヤ47が矢印i方向に所定の
角度回転され終ると、そのカム溝付ギヤ47は第
11C図及び第14C図に示す如く前記ローデイ
ング完了位置P2に達して、欠歯ギヤ79がその
切欠き78によつて第2回転体91の下部ギヤ9
3から再び外れ、その位置にて自動的に停止され
る。
しかしてカム溝付ギヤ47がローデイング完了
位置P2に達すると、第14C図に示す如く制御
部材101の回転附勢力によつてその位置にて再
びロツクされる。
即ち制御部材101には引張ばね116の矢印
k方向への引張り反力によつて矢印m′方向への
回動附勢力を常に受けている。この結果係合子1
03はその矢印m′方向への回動附勢力により生
じる力F2で第2カム溝100の閉際端100b
の側面100b′に圧接されている。しかしてこの
時力F2はカム溝付ギヤ47の中心に対して第1
4C図上側に距離l3偏倚された位置に作用され、
この結果F2×l3による回転モーメントがカム溝付
ギヤ47に作用し、そのカム溝付ギヤ47は第1
4C図で矢印i方向に回転附勢されている。そし
てこの時カム溝付ギヤ47は第1カム溝48の閉
塞端48bによつて別の係合子49に第14C図
で矢印i方向から当接されて、第14C図に示さ
れたローデイング完了位置P2にてロツクされて
いる。なおこの際第2カム溝100の閉塞端10
0bを係合子103に当接させてカム溝付ギヤ4
7をロツクすることも出来るが、係合子49の方
がカム溝付ギヤ47の中心か半径方向に遠く離れ
ている関係で、そのカム溝付ギヤ47のロツクを
強力に行えて好ましい。
次に前述したエジエクト時には、モータ11が
第10B図で矢印n′方向に逆回転駆動される。す
ると前述したローデイング時の逆動作で、第2回
転体91の下部ギヤ93が第11D図及び第14
D図で矢印q′方向に回転駆動されながら、矢印
o′方向に揺動されてカム溝付ギヤ47の欠歯ギヤ
79に再び噛合されて、そのカム溝付ギヤ47を
第11D図及び第14D図で矢印i′方向に回転駆
動する。この結果先づ昇降駆動レバー107が第
13B図で矢印a方向に回動駆動されて、前述し
た如くカセツトホルダ2がカセツト挿入位置へ上
昇復帰され、これに引続いて引込み駆動レバー3
5及び引込み操作レバー34が第11D図で矢印
d′方向に回動駆動されて、前述し如くテープカセ
ツト1の自動押出し動作が行われる。
〔操作切換機構の特徴〕
以上述べた操作切換機構76によれば、モータ
11によつて正逆回転駆動される第1回転体84
と、この第1回転体84の回転方向に応じて揺動
され、かつギヤ93を有する第2回転体91と、
この第2回転体91の揺動範囲を規制する規制手
段である揺動規制孔98と、被操作部材である引
込み駆動レバー35や昇降駆動レバー107を駆
動する第1及び第2カム溝48,100や第2回
転体91のギヤ93が選択的に噛合される欠歯ギ
ヤ79を有する第3回転体であるカム溝付ギヤ4
7と、このカム溝付ギヤ47をエジエクト完了位
置P1とローデイング完了位置P2とで夫々位置決
めする位置決め手段〔例えば係合子103と第2
カム溝100とによるロツク機構〕とからなり、
第1回転体84の正逆回転駆動により第2回転体
91を揺動させて、その第2回転体91のギヤ9
3をカム溝付ギヤ47の欠歯ギヤ79に選択的に
噛合させることによつてそのカム溝付ギヤ47を
選択的に正逆回転駆動させ、第1及び第2カム溝
48,100により引込み駆動レバー35や昇降
駆動レバー107を駆動させるように構成したも
のであるから、欠歯ギヤ79に機械的な回転トリ
ガーを与える補助装置を用いなくても、単なるモ
ータ11の正逆回転駆動のみで、その欠歯ギヤ7
9を選択的に回転駆動して、所定の切換操作を行
うことが出来る。従つて構造の簡素化、低コスト
化を図ることが出来る。またモータ11の正逆回
転駆動により第2回転体91のギヤ93はカム溝
付ギヤ47の欠歯ギヤ79に常に確実に噛合され
てその欠歯ギヤ79を確実に駆動するから、切換
動作は常に確実に行われる。
なお第1回転体84と第2回転体91とをベル
トで連動して、第1回転体84の回転方向に応じ
て第2回転体91を揺動させるように変更するこ
とも可能である。
またこの操作切換機構76によれば、両端が閉
塞された第2カム溝100を有し、駆動源である
第2回転体91により所定角度に回転駆動される
ように構成されたカム溝付ギヤ47と、その第2
カム溝100に係合子103を介して係合されて
カム溝付ギヤ47の回転によつて変位されるよう
に構成された制御部材101と、その制御部材1
01の変位に連動されるように構成された被制御
部材である昇降駆動レバー107とからなり、昇
降駆動レバー107が操作位置である第13A図
又は第13B図の位置へ移動された時に、戻しば
ねである引張ばね116の力を制御部材101を
介して係合子103に作用させて、その係合子1
03を第2カム溝100の閉塞端100a,10
0bの側面100a′,100b′に押圧させること
により、カム溝付ギヤ47を第14A図で矢印i
方向や第14D図で矢印i′方向に回転附勢させる
と共に、その係合子103を第2カム溝100の
閉塞端100a,100bに当接させて、その位
置にてカム溝付ギヤ47をロツクするように構成
したものであるから、カム溝付ギヤ47を所定位
置でロツクする為の補助装置としてのロツク装置
を不要とし、構造の簡素化、低コスト化を図るこ
とが出来る。
〔ローデイング機構全体の特徴〕
以上述べたローデイング機構によれば、カセツ
トホルダ2内へのテープカセツト1の自動引込み
動作並びにこれに引続くカセツトホルダ2の下降
動作からなるローデイング動作と、その逆のエジ
エクト動作を、モータ11の正逆回転駆動と、カ
ム溝付ギヤ47によるカム機構とによつて機械的
にゆつくりとした動作で、静かに行える。従つて
ローデイング時及びエジエクト時に不快な衝撃音
が全く発生せず、ソフトローデイング及びソフト
エジエクトを簡単な構造と高信頼性の構造とによ
つて実現している。
またカセツト検出スイツチ43のオン−オフに
よつてモータ11の正逆回転を制御し、かつその
モータ11の正逆回転駆動のみで上記ソフトロー
デイング及びソフトエジエクトを行えるので、例
えばカーステレオであるならば、後部座席からの
リモートコントロール(リモートスイツチの操
作)によつて、ソフトローデイング及びソフトエ
ジエクトを行うことが出来る。
またキヤプスタン駆動用のモータ11を利用し
てソフトローデイング及びソフトエジエクトを行
うものであり、専用モータや電磁装置等を一切用
いておらず、非常に低コストなローデイング機構
を実現している。
なお第15図は前記ロツク機構59のロツク板
60の変形例を示したものであり、この場合はエ
ンドレス状の案内溝119にて前記被係合子61
を案内させるようにし、この案内溝119には被
係合子61の前記往動時の案内経路119aと、
前記復動時の案内経路119bとを設け、往動時
の案内経路119aの途中に前記係合部72を設
けたものである。そして被係合子61が前記第7
A図の復動位置から矢印g方向に往動された時に
はロツク板60を支点軸64を中心に戻しばね6
7に抗して矢印e′方向に回動させながら、被係合
子61を案内経路119aに沿つて案内させるよ
うにしてその往動途中で係合部72にて被係合子
61をロツクさせるようにする。また被係合子6
1が前記第7C図の往動位置から矢印g′方向に復
動させる時にはロツク板60を矢印e方向に回動
させながら、被係合子61を案内経路119bに
沿つて案内させるようにしたものである。なおこ
の場合には第8C図に示すようにロツク板60を
上下に揺動させる必要はなく、ロツク板60は単
に水平面内で回動出来れば良い。
以上本発明の実施例に付き述べたが本発明の技
術的思想に基き各種の有効な変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明をカーステレオにおけるテープカ
セツトのローデイング機構に適用した実施例を示
したものであつて、第1A図及び第1B図はテー
プカセツトの自動引込み動作を説明する平面図、
第2A図〜第2C図はテープカセツトの自動引込
み動作とカセツトホルダの下降動作を説明する側
面図、第3A図〜第3C図は自動引込み機構によ
るカセツト引込み部材の駆動動作を説明する平面
図、第4図は自動引込み機構の引込み操作レバ
ー、引込み駆動レバー及びカム溝付ギヤ部分の関
連を説明する分解斜視図、第5図は同上の組立て
状態の側面図、第6図は同上のスイツチ操作レバ
ーとロツク板と分解斜視図、第7A図〜第7C図
は同上のロツク機構によるロツク動作を説明する
平面図、第8A図〜第8C図は同上の側面図、第
9図は操作切換機構部分の断面図、第10A図及
び第10B図は同上のエジエクト完了状態とロー
デイング完了状態とを示した平面図、第11A図
〜第11D図は引込み操作レバーと引込み駆動レ
バーとの駆動動作を説明する平面図、第12図は
同上のカム溝付ギヤ、摺動体、制御部材及び昇降
駆動レバー部分の関連を説明する分解斜視図、第
13A図及び第13B図は昇降駆動レバーの駆動
動作を説明する側面図、第14A図〜第14D図
は制御部材による昇降駆動レバーの駆動動作とカ
ム溝付ギヤのロツク動作とを説明する平面図、第
15図はロツク板の変形例を示した平面図であ
る。 なお図面に用いられた符号において、11……
モータ、47……カム溝付ギヤ、91……第2回
転体(駆動源)、100……第2カム溝(カム
溝)、100a,100b……閉塞端、100a′,
100b′……閉塞端の側面、101……制御部
材、103……係合子、107……昇降駆動レバ
ー(被操作部材)、116……引張ばね(ばね部
材)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも一端が閉塞端に構成されたカム溝
    を有し、駆動源により所定角度に回転駆動される
    ように構成されたカム溝付ギヤと、 上記カム溝に係合子を介して係合されて上記カ
    ム溝付ギヤの回転によつて変位されるように構成
    された制御部材と、 その制御部材の変位に応じて作用されるばね部
    材と、 そのばね部材を介して上記制御部材の変位に連
    動されるように構成された被操作部材とから成
    り、 上記被操作部材が操作位置へ移動された時に、
    上記ばね部材の戻し力を上記制御部材を介して上
    記係合子に作用させてその係合子を上記カム溝の
    閉塞端の側面に押圧させることにより、上記カム
    溝付ギヤを所定方向に回転付勢させてそのカム溝
    の閉塞端を上記係合子に当接させ、以つてそのカ
    ム溝の閉塞端と係合子との当接により上記カム溝
    付ギヤを所定位置でロツクするように構成した電
    子機器における操作切換機構。
JP57108144A 1982-06-23 1982-06-23 電子機器における操作切換機構 Granted JPS58224461A (ja)

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