JPH0348109Y2 - - Google Patents

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JPH0348109Y2
JPH0348109Y2 JP3544186U JP3544186U JPH0348109Y2 JP H0348109 Y2 JPH0348109 Y2 JP H0348109Y2 JP 3544186 U JP3544186 U JP 3544186U JP 3544186 U JP3544186 U JP 3544186U JP H0348109 Y2 JPH0348109 Y2 JP H0348109Y2
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steering
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steering roll
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、金属若しくは非金属の薄板あるいは
紙や高分子フイルム等のストリツプを搬送、走行
するストリツプ搬送ラインにおけるストリツプの
ステアリング装置に関する。
〈従来の技術〉 従来のストリツプ搬送系では、ストリツプの方
向転換位置(ベンド部)において、ステアリング
装置によりストリツプの蛇行、片寄りを防止する
場合が多い。ストリツプは板厚5〜6mm以下のも
のが多い。
第3図、第4図はこのような従来のストリツプ
のステアリング装置の1つの代表例を示したもの
で、第3図は平面図、第4図はその側面図であ
る。図に見られるように、ストリツプ1はステア
リング用ロール21により方向を転換され、矢印
D,E方向に反転走行する。第3図に示す如く、
ロール21はその長手方向中央のピボツト点P廻
りに傾動できるようにされている。ストリツプの
ステアリングは、ロール21の入側又は出側ある
いは両方において図示しない検出装置でストリツ
プ1の幅方向位置を検出し、この検出信号に基づ
いてロール21をピボツト点Pの周りに角度θだ
け傾けることにより、ストリツプ1をロール21
の中央に戻す方法によつて行われる。
第5図、第6図は従来のステアリング装置の他
の代表例を示したもので、第5図は正面図、第6
図は側面図である。本従来例は二本のステアリン
グ用ロール22を設けたもので、軸心の平行な二
本のロール22を軸受を介してフレーム3で連結
してこれらロール22とフレーム3を一体化し、
この部分の入側又は出側あるいは両方において検
出装置(図示省略)でストリツプの幅方向位置を
検出し、この検出信号に応じてピボツト点Pの周
りに前記一体化したロール/フレーム系全体を角
度θだけ傾斜させるもので、通称デイスプレース
メント・ガイドと呼ばれる方式である。ピボツト
点Pは第5図の如く一方のロール22の長手方向
中央にある。これらのほかに、第3,4図の方式
と第5,6図の方式を混合した方式等も用いられ
ている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上述のような従来のストリツプのステアリング
装置には、次のような欠点がある。
すなわち、従来の装置では、その設置場所がス
トリツプ1のベンド部であるから例えば最大0.8
〜1.0kgf/mm2のストリツプの張力を負担しつつス
トリツプのステアリングを行わねばならないた
め、駆動系、支持系を含めた設備の規模が大きく
なり、またコスト高となる。従つて、一ラインに
ステアリング装置を数多く設置することができ
ず、スペース的にも制約を受ける。
なお、上記のほかに、テーパロールやヘリンボ
ーンロールによるステアリング機能の広域付与も
行われているが、この場合は更に、ロールの摩耗
によつてステアリング機能が低下して時には蛇行
の発生を助長する逆作用を生じたりする問題点も
ある。
本考案は、以上のような従来の装置の問題点を
解消し、ステアリング負荷が軽減して機構の小規
模化とコストダウンを実現し得ると共に、ストリ
ツプとの接触圧が減少してロールの摩耗を防止し
得、更にステアリング作用を自動的に達成するス
トリツプのステアリング装置を提供しようとする
ものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、ストリツプ搬送ライン中にステアリ
ングロールを設けてなるストリツプのステアリン
グ装置において、水平に配設されるステアリング
ロールの両端を該ステアリングロールの両端の曲
率半径より大きい曲率半径を有する支持部材上に
支持したことを特徴とする。
〈作用〉 以上のように構成された本考案のストリツプの
ステアリング装置において、走行中のストリツプ
が幅方向に変位を生じる場合は、この変位した側
のステアリングロールの端部がストリツプの走行
方向に変位すると共にストリツプに更に圧接する
側に変位する。これにより、ステアリングロール
はストリツプの走行方向に直角の線に対して所要
角度傾斜し且つストリツプの一側を他側より強く
押圧する状態で接触する。このような接触によ
り、ストリツプを幅方向に復帰移動させる推力が
働き、ストリツプが正規の幅方向位置に戻され、
ステアリング作用が自動的に行われる。
〈実施例〉 第1図、第2図は、本考案のストリツプのステ
アリング装置の一実施例を示したもので、第1図
は平面図、第2図は側面図である。
図において、ストリツプ1は適当な(例えば
0.1〜1kgf/mm2程度)張力下で矢印Aの方向に走
行している。ステアリングロール2は、ストリツ
プ搬送ライン中の他のロールの間のストリツプ1
が直線走行するパスラインに、該ストリツプ1の
走行方向Aに直角且つ水平に延在してストリツプ
1の全幅に接触するように配設されている。
ステアリングロール2の両端部2aは細径化さ
れてその周面の曲率半径がrに形成されており、
図外の基台等に固設されると共に曲率半径rより
大きい曲率半径Rの曲面状受面を有した支持部材
3上にステアリングロールの端部2aはそれぞれ
支持されている。この状態で、ステアリングロー
ル2はその軸方向への変位は拘束されるが、ステ
アリングロール2の軸心が或るピボツト点Pを中
心として支持部材3の受面に沿つて揺動し得るよ
うになつている。尚、ステアリングロールの端部
2aはそのまま支持部材3に支持させても良い
が、必要であればころがり軸受等の軸受外輪を介
して支持させても良く、また、通常にこれら支持
部には潤滑を施している。
ステアリングロール2は、ストリツプ1の幅方
向中心がステアリングロール2の長手方向中心に
一致した正規の位置でストリツプ1が走行してい
る時には、その軸心がストリツプ1の走行方向A
に直角な線に一致して(すなわち、第1図中θ≒
0)回転し、ストリツプ1の幅方向に均一な押圧
力で接触している。一方、ストリツプ1が第1図
中x方向に横ずれを生じた場合、ストリツプ1の
ずれ側でのステアリングロール2に対する張力が
増大する。この結果、ずれ側のステアリングロー
ル端部2aが支持部材3に案内されてピボツト点
Pを中心に揺動し、このずれ側の端部2aがスト
リツプ1の走行方向Aへ変位してステアリングロ
ール2がストリツプ1の幅方向に対して角度θ傾
くと共に、このずれ側の端部2aが持ち上げられ
てずれ側でステアリングロール2がストリツプ1
に大きな押圧力により圧接することとなる。この
ようなステアリングロール2の傾斜と接触圧の変
化とが相俟つてストリツプ1をずれと反対方向へ
押し戻す作用が生じ、ストリツプ1は正規の位置
に復帰される。尚、ストリツプ1の正規位置への
復帰に伴つて、ステアリングロール2も重力Gを
受けてその端部2aが支持部材3上の最低位置に
復帰し、その軸心がストリツプ1の走行方向Aに
直角な線に一致した状態に復帰する。
上記実施例では、ステアリングロール2をスト
リツプ1に下側から接触させているが、ステアリ
ングロール2をストリツプ1に上側から接触させ
るようにしても上記と同様な作用効果が得られ
る。また、上記実施例で示した支持部材3は一様
な曲率半径Rの受面を有したものであるが、部分
的にこの曲率半径を変えて設定してステアリング
特性を種々に設定しても良い。
尚、本考案において使用されるステアリングロ
ール2は、ストリツプ1の走行に従動するアイド
ルロールとする場合もあり、駆動装置を有する駆
動ロールとする場合もある。但し、ステアリング
ロールを駆動する場合には、駆動機構もステアリ
ングロールと一体に揺動し得るようになつている
か、駆動機構とステアリングロールとが柔軟な継
手で連結されていてステアリングロールの揺動を
阻害しないようにしておく必要がある。又、中実
ロール、中空ロールのいずれでもよく、更にテー
パー或いはクラウンを有するロールであつても差
支えないものである。
〈考案の効果〉 本考案によれば、自動的にストリツプのステア
リング機能が奏せられて、ストリツプのずれを検
知したりこれに基づいてステアリングロールを操
作したりすることが不要となるため、ステアリン
グ負荷を軽減でき、小規模でコンパクトな構成と
することが可能であり、設備の簡素化、省エネル
ギー、コストダウンを実現することができる。従
つて、一ライン当りの設置台数の増加も可能とな
り、ライン操業の安定性が向上する。更に、スト
リツプとステアリングロールとの接触圧が小さい
ため、ステアリングロールの摩耗も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、本考案のストリツプのステ
アリング装置の一実施例を示し、第1図はその平
面図、第2図はその側面図、第3図、第4図は従
来のストリツプのステアリング装置の一例を示
し、第3図はその平面図、第4図はその側面図、
第5図、第6図は従来の装置の他の一例を示した
もので、第5図はその正面図、第6図はその側面
図である。 図面中、1はストリツプ、2はステアリングロ
ール、2aはステアリングロールの端部、3は支
持部材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ストリツプ搬送ライン中にステアリングロール
    を設けてなるストリツプのステアリング装置にお
    いて、水平に配設されるステアリングロールの両
    端を該ステアリングロールの両端の曲率半径より
    大きい曲率半径を有する支持部材上に支持したこ
    とを特徴とするストリツプのステアリング装置。
JP3544186U 1986-03-13 1986-03-13 Expired JPH0348109Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3544186U JPH0348109Y2 (ja) 1986-03-13 1986-03-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3544186U JPH0348109Y2 (ja) 1986-03-13 1986-03-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62150446U JPS62150446U (ja) 1987-09-24
JPH0348109Y2 true JPH0348109Y2 (ja) 1991-10-15

Family

ID=30844937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3544186U Expired JPH0348109Y2 (ja) 1986-03-13 1986-03-13

Country Status (1)

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JP (1) JPH0348109Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS62150446U (ja) 1987-09-24

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