JP3436922B2 - ストリップの蛇行矯正装置 - Google Patents

ストリップの蛇行矯正装置

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JP3436922B2 JP2000367913A JP2000367913A JP3436922B2 JP 3436922 B2 JP3436922 B2 JP 3436922B2 JP 2000367913 A JP2000367913 A JP 2000367913A JP 2000367913 A JP2000367913 A JP 2000367913A JP 3436922 B2 JP3436922 B2 JP 3436922B2
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直樹 大石
康治 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続ラインのスト
リップの通板時における蛇行の発生を速やかに矯正する
ことができるストリップの蛇行矯正装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】メッキライン等のストリップを連続して
通板するラインにおいては、ストリップの形状不良や搬
送ロールの偏摩耗等のため、ストリップが蛇行する場合
が多く、まれにはストリップが側面のガイド等に接触し
て破断に至る場合もある。そこで、ストリップの蛇行矯
正技術として、油圧シリンダ等のアクチュエータを使用
して位置ずれしたストリップを矯正する方法や、搬送ロ
ールを垂直方向あるいは水平方向に移動することにより
非対称な摩擦力や張力を生じさせストリップを矯正する
方法等が種々提案されている。また、これらの方法のう
ち、アクチュエータを使用する方法においては、設備費
用が高くなるとともに設置スペースも大きくなるため、
このような欠点のないノンアクチュエータ方式の矯正装
置の開発が要求されるようになってきた。
【0003】本件出願人は、ノンアクチュエータ方式の
矯正装置として、ストリップの下面にストリップを搬送
する矯正用ロールを配置し、この矯正用ロールを受ける
台の中央部をストリップ搬送面に垂直な方向からストリ
ップ進行方向にα度傾けた縦軸で支持するようにした矯
正装置を開発し、実願平4−80869号(実開平6−
41903号)として先に出願した。しかしながら、先
の出願においては安価で優れた制御性を発揮できるもの
の、応答性が遅いという問題点があり、更に応答性に優
れた矯正装置の開発が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、ノンアクチュエータ方式であ
って設備費用が安価で設置スペースも小さく、更には連
続ラインのストリップの通板時における蛇行の発生を速
やかに矯正することができるストリップの蛇行矯正装置
を提供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のストリップの蛇行矯正装置は、ス
トリップの下面にストリップを搬送する矯正用ロールを
配置し、この矯正用ロールを受ける台の中央部をストリ
ップ搬送面に垂直な方向からストリップ進行方向にα度
傾けた縦軸で支持するようにしたストリップの蛇行矯正
装置において、前記縦軸の先端にストリップ進行方向に
延びる受け部材を縦軸に直角な面内において回転可能に
取り付けるとともに、該受け部材の先端部には前記矯正
用ロールを縦軸の中心線上からオフセットした状態でス
トリップから受ける力によって回転可能に取り付けたこ
とを特徴とするものである。
【0006】また、前記矯正用ロールが、テーブルロー
ル間の長さをLとした場合、ストリップの搬入側テーブ
ルロールから2/5〜9/10Lの位置に設置されてい
るものを請求項2に係る発明とし、更に、前記矯正用ロ
ールが、ストリップの搬送面よりも20mm以上高い位
置に設置されているものを請求項3に係る発明とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図面は、メッキラインに
おけるストリップの蛇行矯正装置を示すものであって、
図中1は、ストリップ10の下面に配置した矯正用ロー
ル、2はこの矯正用ロール10を受ける台、3は該台2
の中央部をストリップ搬送面に垂直な方向からストリッ
プ進行方向にα度傾けた状態で支持するようにした縦軸
であり、以上の構成は従来のこの種のストリップの蛇行
矯正装置と基本的に同じである。
【0008】そして本発明においては、前記縦軸3の先
端にストリップ進行方向に延びる受け部材4を張設する
とともに、該受け部材4の先端部には前記矯正用ロール
1を縦軸3の中心線上からオフセットした状態で回転可
能に取り付けたものとなっている。即ち、本発明では矯
正用ロール1を縦軸3の軸線上より更にストリップ進行
方向側にオフセットして取り付けることによって、矯正
用ロール1の糸巻き効果に加え、更には矯正用ロール1
をオフセットした距離分だけの移送効果により、蛇行し
ているストリップ10をいち早く正常な位置へ復帰させ
るのである。しかも、この移送効果は縦軸3の軸線上で
水平回転するのに比べれば、オフセットしてある分だけ
小さな力でより大きな効果が得られることとなる。
【0009】更に詳述すると、前記矯正用ロール1は、
図1および図2に示されるように、その中心部を縦軸3
の軸線上より受け部材4の長さ分(s)だけ更にストリ
ップ進行方向側にオフセットした状態で取り付けられて
おり、一方、該受け部材4は縦軸3の軸線上を中心とし
て水平および垂直方向に対し回転可能に取り付けられた
構造となっている。従って、ストリップ10が蛇行した
場合には、矯正用ロール1を蛇行した側の内側が高くな
るように垂直方向に回転して傾斜させると、傾斜の高い
方の張力が大きいためにストリップ10は該張力によっ
て内側へ戻される(いわゆる、糸巻き効果を奏する)こ
とになり、蛇行が適正に矯正されることとなる。一方、
この糸巻き効果によるストリップ10の内側への移動に
伴って、縦軸3の軸線上からみればオフセットした長さ
分(s)だけ先方側で矯正用ロール1が水平方向に回転
することとなる。つまり、縦軸3の軸線上で水平方向に
回転するのに比べると、矯正用ロール1は縦軸3の軸線
を中心として半径(s)の円弧を描くように水平回転す
ることとなり、蛇行中のストリップ10は矯正用ロール
1とともに水平回転して一気に正常な位置方向に移送さ
れることとなるのである。この結果、蛇行中のストリッ
プ10は、矯正用ロール1の垂直方向の回転に伴う糸巻
き効果に加えて、水平方向の回転に伴う移送効果によ
り、安全・確実かつ短時間で正常な位置に復帰すること
となる。
【0010】なお、矯正用ロール1の支持構造として
は、図1に示したように縦軸3を1本としたものの他、
例えば矯正用ロール1の両端をストリップ10の進行方
向に対し直角方向に揺動自在とした一対の縦軸に、縦軸
の軸線上より更にストリップ進行方向側にオフセットし
て取り付けた台形状のリンク構造とすることもできる。
【0011】また、前記矯正用ロール1の取り付け位置
については、図4に示されるように、搬入側テーブルロ
ール5aと搬出側テーブルロール5b間の長さを(L)
とした場合、ストリップ10の搬入側テーブルロール5
aから2/5〜9/10Lの位置に設置することが好ま
しい。これは、設置場所と矯正率の関係を調べた結果、
図4に示されるように、この範囲外では十分な矯正効果
が得られないことが判明したからである。また図4から
も明らかなように、搬入側テーブルロール5aから4/
5Lの近辺に設置するのが特に好ましい。
【0012】更に、矯正用ロール1は、ストリップ10
の搬送面よりも20mm以上高い位置に設置することが
好ましい。これは20mm未満の位置ではストリップ1
0に対して十分な張力を付与することができず、所望す
る糸巻き効果および移送効果が得られないからである。
【0013】このように本発明では、矯正用ロール1を
支持する縦軸3の先端にストリップ進行方向に延びる受
け部材4を張設するとともに、該受け部材4の先端部に
は前記矯正用ロール1を縦軸3の中心線上からオフセッ
トした状態で回転可能に取り付けたものとしたので、ス
トリップ10が蛇行した場合に、前記矯正用ロール1が
矯正用ロール1の垂直方向の回転に伴う糸巻き効果に加
えて、水平方向の回転に伴う移送効果を発揮するので、
ストリップ10を安全・確実かつ短時間で正常な位置に
復帰させることとなる。また、この矯正装置は全て機械
的に行うもので、油圧シリンダ等のアクチュエータを全
く使用しないため、設置スペースが小さく、しかも設備
費用も極めて廉価なものにすることができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明はノンアクチュエータ方式であって設備費用が安価で
設置スペースも小さく、更には連続ラインのストリップ
の通板時における蛇行の発生を速やかに矯正することが
できるものである。よって本発明は従来の問題点を一掃
したストリップの蛇行矯正装置として、産業の発展に寄
与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図3】蛇行矯正装置の設置場所を示す概略説明図であ
る。
【図4】蛇行矯正装置の設置場所と矯正率の関係を示す
グラフである。
【符号の説明】
1 矯正用ロール 2 台 3 縦軸 4 受け部材 5a 搬入側テーブルロール 5b 搬出側テーブルロール 10 ストリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−284835(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 39/14 B21B 37/00 - 37/14 B21D 1/00 - 1/14 B65H 23/038

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップの下面にストリップを搬送す
    る矯正用ロールを配置し、この矯正用ロールを受ける台
    の中央部をストリップ搬送面に垂直な方向からストリッ
    プ進行方向にα度傾けた縦軸で支持するようにしたスト
    リップの蛇行矯正装置において、前記縦軸の先端にスト
    リップ進行方向に延びる受け部材を縦軸に直角な面内に
    おいて回転可能に取り付けるとともに、該受け部材の先
    端部には前記矯正用ロールを縦軸の中心線上からオフセ
    ットした状態でストリップから受ける力によって回転可
    能に取り付けたことを特徴とするストリップの蛇行矯正
    装置。
  2. 【請求項2】 矯正用ロールが、テーブルロール間の長
    さをLとした場合、ストリップの搬入側テーブルロール
    から2/5〜9/10Lの位置に設置されている請求項
    1に記載のストリップの蛇行矯正装置。
  3. 【請求項3】 矯正用ロールが、ストリップの搬送面よ
    りも20mm以上高い位置に設置されている請求項1ま
    たは2に記載のストリップの蛇行矯正装置。
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