JPH0351255A - 蛇行修正装置および蛇行修正方法 - Google Patents

蛇行修正装置および蛇行修正方法

Info

Publication number
JPH0351255A
JPH0351255A JP18489689A JP18489689A JPH0351255A JP H0351255 A JPH0351255 A JP H0351255A JP 18489689 A JP18489689 A JP 18489689A JP 18489689 A JP18489689 A JP 18489689A JP H0351255 A JPH0351255 A JP H0351255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meandering
strip
roll
pinch
correction device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18489689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2590567B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Kaseda
良之 綛田
Takeshi Masui
益居 健
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP18489689A priority Critical patent/JP2590567B2/ja
Publication of JPH0351255A publication Critical patent/JPH0351255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2590567B2 publication Critical patent/JP2590567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ストリップ処理ライン中での蛇行修正装置お
よび方法に関し、更に詳しくは、スリッタライン、酸洗
ライン等の通板安定用ピンチロール、および薄板やフィ
ルムのしわ発生を防止するピンチロールに適用できるス
トリップの蛇行修正装置および方法に関する。
(従来の技術) 従来、ストリップ(鋼板、プラスチック、フィルム、シ
ートなどを「ストリップ」と以下総称する)を連続的に
処理するラインにおいて、ストリップの蛇行により、オ
フセンタしてしまった通板位置をライン中央にもどし、
安定した通板位置を確保する装置として蛇行修正装置が
あるが、この蛇行修正装置の一般的なものは、ディスプ
レイスメント方式やステアリング方式の蛇行修正装置で
ある。
ディスプレイスメント方式の蛇行修正装置は、1本ない
し2本のロールで構成されており、例えばロール2本で
構成した場合は、第1図(a)、働)に示すものが一般
的であり、1本のロールで構成した場合は、第2図(a
)、ら)に示すものが一般的である。どちらの場合でも
基本的な修正方法は同じであり、すなわち、第1図(a
)、第2図(a)に示すように装置入側のストリップ1
0に蛇行が検出された場合、第1図Φ)、第2図[有]
)に示すようにストリップ10に対して、適宜旋回手段
18を使って垂直な面内でステアリングロール12.1
4.16を旋回させることにより、旋回角度(θ) と
旋回半径(L)から決まる量だけストリップを反対方向
に移送する。
これにより装置出側での蛇行をなくすのである。
ステアリング方式の蛇行修正装置は、通常は1本のロー
ルで構成された装置であるが、その−例を第3図(a)
、ら)に示す、この装置の基本的な修正方法は、第3図
(a)、ら)に示すように、ロール入側ストリップ10
を含む面内において、適宜旋回手段22を使ってステア
リングロール20を旋回運動させることにより、ストリ
ップ10を横方向に送るとともに、ストリップ10のス
テアリングロール20に対する入角が直角でなくなるこ
とにより発生するストリップのロールに対する横移動の
効果を用いてストリップの蛇行を修正するのである。
この場合のロール旋回中心は、ステアリングロール20
の回転軸中心より上流側の通板ラインセンタに設けられ
るが、その位置は、導入するラインのレイアウト、ライ
ンスピード、ライン張力、ストリップの材質、蛇行修正
の応答速度等により適宜決定される。
(発明が解決しようとする課題) ディスプレイスメント方式や、ステアリング方式の蛇行
修正装置は、ストリップの蛇行修正能力という点では十
分な機能を有しているが、それらの装置をストリップ連
続処理ライン中に設置する場合、大きなスペースを要す
る。ディスプレイスメント方式の修正装置の場合、例え
ば、鋼板を処理するラインであれば、装置の人出側で少
なくとも板幅の2倍程度のスパンが必要であり、通常は
、種々の板幅、板厚、材料強度に対応するため、板幅の
5倍程度のスパンを取る。またライン長手方向に対して
も蛇行修正装置の旋回半径に相当するスペースが必要で
ある。
ステアリング方式の場合にも、特に入側スパンに十分な
長さを要し、通常、板幅の10倍程度の長さにしている
このように従来の蛇行修正装置の設置には大きなスペー
スを要するため、例えば既存ラインに新らたに蛇行修正
装置を導入することを考えると、容易に導入できない、
また新設ラインを考えても、酸洗やスリッタ、トリムラ
イン等では、ストリップは水平バスで処理されることが
、はとんどであり、その中に高さを要する蛇行修正装置
を導入することは有利とはいえない。
また現存のストリップ処理ラインでは、ストリップの安
定通板のために各所にピンチロールを導入しているが、
この場合、ストリップの蛇行に対する修正機能は存して
いない。
ここに、本発明の目的は、既存のストリップ処理ライン
に容易に導入可能な、新規な蛇行修正装置、およびそれ
を使用した適切なストリップ蛇行修正方法を提供するこ
とである。
(課題を解決するための手段) ところで、このような蛇行修正装置以外にもストリップ
連続処理ライニングには、ストリップを通板させたり、
その張力を加減したりする目的でピンチロールが多数導
入されている0本発明者らは、このピンチロールをスト
リップの蛇行防止に利用することができれば上述の目的
が容易に達成されることに着目して検討した。
本発明者らは、先に、真直なロール軸に、左右対称に複
数個の自動調心ベアリングをその内輪から所定量だけず
らして固定し、そのベアリング外輪にスリーブを固定し
、さらにこのスリーブにゴムやウレタン等の弾性材料を
ライニングすることにより、スリーブの回転軸をロール
軸に対して所定の角度で傾斜させることが可能になった
傾斜回転ロールを開発したが、そこで、種々実験の結果
前述のような目的実現には該傾斜回転ロールをピンチロ
ールとして使用することが効果的であることを知り本発
明に至った。
すなわち、本発明の要旨は、真直なロール軸、軸中央か
ら左右対称に複数個設けられた自動調心ベアリング、該
ベアリングの外輪に嵌装した金属スリーブ、および該金
属スリーブに設けた弾性ライニングからなり、かつ前記
ロール軸に対して前記金属スリーブが、所定角度で傾斜
して自由に回転するように構成した傾斜回転ロールを少
なくとも1本有するピンチロールと、該ピンチロールが
導入されたストリップの蛇行検出器と、検出された蛇行
量に応じて前記ピンチロールの左右圧下刃を変更する圧
力変換器とを組合せて備えたことを特徴とするストリッ
プの蛇行修正装置である。
また、別の面からは前記傾斜回転ロールの最大クラウン
部を、ピンチロール入側に向け、ストリップの蛇行量に
対して、ストリップの蛇行した側のピンチ力Psを基準
ピンチ力P0に対してPB>P、なる設定値P1まで上
昇させることおよび/またはストリップの蛇行した反対
側のピンチ力P、を基準ピンチ力P0に対してP、<p
6なる設定値Pgまで降下させることを特徴とする前記
蛇行修正装置を使ったスI−IJツブの蛇行修正方法で
ある。
さらに別の面からは、前記傾斜回転ロールの最大クラウ
ン部をピンチロール出側に向け、ストリップの蛇行量に
対して、ストリップの蛇行した反対側のピンチ力P、を
基準ピンチ力Paに対してP1>P0なる設定値P1ま
で上昇させることおよび/または蛇行した側のピンチ力
PAを基準ピンチ力Poに対してPt<Paなる設定値
P2まで降下させることを特徴とする前記蛇行修正装置
を使ったストリップの蛇行修正方法である。
このように、本発明によれば、傾斜回転ロールは、円滑
にスリーブを回転させることが可能であり、ベアリング
中心の偏心量は精度よく設定可能であるため、傾斜角度
の精度が高く、ストリップの蛇行修正精度は高い。
(作用) 次に、添付図面を参照して本発明をさらに具体的に説明
する。
第4図(a)にストリップ連続処理ラインのサイドトリ
マ上流に本発明に係る蛇行修正装置を設けた例を示す。
図中、ストリップ10はピンチロール1に入り、出側に
設けた蛇行検出器2により蛇行量を検出し、次いで、後
述する圧力変換器4によって蛇行量を修正するピンチロ
ール1の左右圧力が調節される。蛇行量が修正されたス
トリップは次いでサイドトリマー8に入る。ピンチロー
ル1は対になったロールの少なくとも一方が後述する傾
斜回転ロール3から構成されるが、かかるピンチロール
は複数対設けてもよい。
第4図(b)は本発明にかかる蛇行修正装置をストリッ
プの連続処理ラインのストリップウエルダー部に使用し
た例を示す。蛇行修正機構等は第4図(a)に同様であ
る。
ここで、本発明にかかる蛇行修正装置を構成する傾斜回
転ロールおよび蛇行検出器、ならびに圧力変換器につい
てそれぞれ具体的に説明する。
まず、第5図に本発明において利用する傾斜回転ロール
3の一例を示す、第5図(a)が金属スリーブおよびラ
イニングがストレートの状態であり、第5図(b)が、
後述するベアリング支持・押え部材を180°回転させ
ることにより、金属スリーブおよびライニングがロール
軸に対して傾斜して回転する状態を示す。
すなわち、第5図(a)において真直なロール軸40に
対して、自動調心ベアリング42を左右対象にはめこむ
。ロール軸40は胴部40a と軸部40bとから構成
される0次に金属スリーブ44を自動調心ベアリング4
2にはめこむ0次にその金属スリーブ44の他端に自動
調心ベアリング46を挿入し、ベアリング支持・押え部
材48をはめ、ビン50で固定する。
金属スリーブ44にゴムウレタンなどの弾性材料を使っ
て弾性ライニング52をする。ここでロール軸40の両
端部を構成する軸部40bは、ロール軸中心部を構成す
る胴部40aに対してδ量だけ偏心している。そしてベ
アリング支持・押え部材48もδ量だけ偏心した箇所に
ロール軸用の貫通穴をもっている。つまり、ロール軸4
0とベアリング支持・押え部材4日は、互いに偏心量を
打ち消すことによって、第5図(a)に示すように、金
属スリーブ44がロール軸40に対して平行になり、こ
の状態では通常のストレートロールを形成する。
ここで、第5図(a)に示すストレートの状態でロール
に組立ててから弾性ライニング52を金属スリーブ44
に被せた後、ベアリング支持・押え部材48を中心の自
動調心ベアリング42に対し同時に180゜回転させて
ビン6で固定し、第5図(ロ)に示す傾斜回転ロールと
する。このとき金属スリーブ44の中心の両端における
ロール軸40からの偏心量は2δとなる。
第6図は蛇行検出器2およびそれにより検出された蛇行
量に応じてピンチロールの左右の押え力、つまりピンチ
力を加える圧力変換器4の機構を示す、蛇行検出器2は
図示側では光学方式でストリップ蛇行を検出する装置あ
って、そのときの蛇行量を幅方向の電圧変化量としてと
らえ、圧力変換器4を介してピンチロールの左右向にそ
れぞれ設けられた対となったロードセル60の出力をも
とに圧下シリンダ62の圧下量の調節を行い、ピンチロ
ールのピンチ力を所望値に調整する。かかるピンチ力調
整は左右独立して行うことができる。
次に、本発明による蛇行修正方法について具体的に説明
する。
第7図に傾斜回転ロール3が傾斜回転している状態での
ロール周速度の向きを示す、ロール周速度にはロールの
軸方向速度成分があり、例えば矢印点線では外向き、矢
印実線では内向きの送り速度を有する。
第8図に、装置入側に傾斜回転ロール3の最大クラウン
部を向けて、ストリップをピンチした場合の、ストリッ
プの受ける力の向きを示す。ストリップは、ラインセン
タに向う送り力を受けるため、第8図に見られるように
図面に向かって右手方向にストリップが蛇行した場合に
は、左右のピンチ力が同一であれば、蛇行した側の送り
力が大きくなるため、蛇行が自然に元に戻ブされる。つ
まり、図面向かって左手方向に移動する。第9図に、第
8図の状態で本発明にかかるピンチロールとして傾斜回
転ロールを用いた場合の入側蛇行と出側蛇行量との関係
を示す、これらの結果かられかるように、本発明にかか
るピンチロールを通過するだけで、大幅に蛇行が低減さ
れることがわかる。なお、第9図データは、次のような
条件下で第5回に示す傾斜回転ロールを用いた場合に得
たものである。
板厚: 0.8 mm 板QM : 900 mm 左右ピンチ圧=Pa=P@=0.6tonしかし、左右
のピンチ力が同一であれば、ストリップがライン中心に
ある時、左右の送り力がつり合う、つまり、ある程度の
蛇行は、ノータッチで修正可能であるが、高精度の蛇行
修正は、このままではできない。
そこで、本発明にあっては左右のピンチ力に差を付ける
ことにより、ストリップがラインセンタにある場合でも
送り力に左右差を発生させ、より高精度の蛇行修正を行
おうとするものである。
つまり、傾斜回転ロールの最大クラウン部をピンチロー
ル入側に向けた場合、第8図に示すように蛇行したとき
、 (])(1)の側のピンチ力を通常のピンチ力、つまり
基準ピンチ力より大きくすることにより、(II)の側
の送り力に対して(1)の例の送り力を相対的に大きく
できるため、より速やかに蛇行修正を行うことができる
(2)(n)の側のピンチ力を通常のピンチ力より小さ
くすることにより、 (1)の側の送り力を([1)に
対して相対的に大きくすることが可能で、上述の場合と
同様により速やかに蛇行修正が行える。
(3)(1)の側のピンチ力を通常のピンチ力より大き
くし、 (II)の側のピンチ力を通常のピンチ力より
小さくすることにより、(1)、(2)に比し、より大
きな蛇行に対する修正がさらに一層速やかに行える。
一方、通板材としてのストリップが薄物である’a合は
、第10図のようにして傾斜回転ロール3の最大クラウ
ン部をピンチロール出側に向けて用いることにより、同
時に拡幅の向きの力、つまり幅方向に拡がる力を発生さ
せることにより絞り込みを防止する。薄物であっても蛇
行修正が行われるうえにしわなどの発生が効果的に防止
される0例えば、第10図に示すように蛇行した場合、
左右のピンチ力が同一のままであれば、蛇行はそのまま
拡大してしまうが、本発明において規定するように使用
することにより、つまり (1)(II)の側のピンチ力を通常のピンチ力、つま
り基準ピンチ力より大きくすることにより、(1)の側
の送り力より (II)の側の送り力を大きくし、 (
II)の側にストリップを引き戻すことにより蛇行修正
を行う。
(2)(1)の側のピンチ力を通常のピンチ力より小さ
くすることにより (1)の側の送り力より、 (I[
)の側の送り力を相対的に大きくし、(■)の側にスト
リップを引き戻すことにより、蛇行修正を行う。
(3Hn)の側のピンチ力を通常のピンチ力より大きく
し、一方、 (1)の側のピンチ力を通常のピンチ力よ
り小さくすることにより、上述の(1)、(2)の場合
に比しより大きな蛇行に対する修正がより速やかに行え
る。
ここで、第8図および第10図においてストリップをセ
ンタリングする力Fは、 F ”” II ・sInθ・A(Po、(PA  P
l)、77)ただし μ: ロールとストリップの摩擦係数 θ:ロールの曲げ角度 PA、 Pg:左右のピンチ力 Po:基準ピンチ力 η:蛇行量 で表現され、曲げ量、つまりロールの曲げ角度が大きい
ほど蛇行修正力も高まる。
上記式において(pa−pm)が左右のピンチ力の差に
相当する。したがって、最も広義には本発明において蛇
行修正は左右のピンチ力に相対的に差を設けることによ
って迅速な蛇行修正を行うのである。
しかしながら、設定としては差が大きい方がFは大きく
なるため、蛇行修正には有利になるが、例えば、油圧シ
リンダによって左右のピンチ力を変更する場合であれば
3系統の圧力源を要する。
したがって、本発明の好適態様のように、左右のいずれ
か一方のピンチ力を調整する態様とすることにより、蛇
行修正能力では、左右両方のピンチ力を調整する方法と
比較して劣るが、圧力源としては2系統に凍らせるメリ
ットがあることから、実用的手段といえる。
次に、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
実施例1 本例では第4図(a)に示すストリップ連続処理ライン
のサイドトリマ上流に本発明による蛇行修正装置を設置
し、その蛇行修正効果を評価した。ピンチロール1は上
下対となった傾斜回転ロール3.3から構成されたもの
を使用した。蛇行検出器2は、ピンチロール1の出側に
設けである。このときの蛇行検出器2、変換器および圧
力付与機構は第6図に示すものを使用したが、これは蛇
行検出器の出力を圧力に変換する。まず、ピンチロール
1の左右の基準ピンチ力P1、P、を設定の圧力にまで
変化させる。このようにして、基準ピンチ力P0が設定
されてからストリップ10の蛇行が検出されると、それ
を修正する方向にストリップを移動させるために、圧力
変換器4からの信号に応じて圧下シリンダ62により、
左右のピンチ力を変化させた。その時の圧下シリンダ6
2による圧下刃は常にロードセル60で検出する。蛇行
修正速度は、設定値までの圧下に要する時間により調整
できる。
このときの傾斜回転ロールは、直径120 msのアー
バ軸40に第5図に示すようにベアリング支持・押え部
材48、自動調心ベアリング42.46を介して直径3
201の金属スリーブ44を装着し、さらにその上に1
5m+w厚のゴムスリーブ52をはめたものを用いた。
第5図(b)の2に相当する長さは、800III11
で偏心量δは10mmとした(θ−約1.4°)。
(1)傾斜回転ロールの最大クラウン部を装置入側に向
けて装置し、板厚0.8〜2.3IIIm、板幅900
〜1400mmの冷延鋼板であるストリップを通板した
基準ピンチ力の値P0をl Lonとして、一方の側の
ピンチ力P、を1.2〜1,7 ton 、他方の側の
ピンチ力P、を0.3〜0.8 tonで変更可能とし
、蛇行修正能を評価した。その結果、以前、傾斜回転ロ
ールを用いない単なるピンチロールを設置していた時は
、ストリップの継目等の通過時にピンチロール出側で5
0mm程度発生していた蛇行を、±3uwへと減少、通
常は±1.8 mmの精度でセンタリングが可能で、サ
イドトリマ入側での蛇行が大幅に低減された。なお、傾
斜回転ロールを使っただけで左右の、ピンチ力を調整し
なかった場合、蛇行量は最大15m+wであった。
(2)傾斜回転ロールの最大クラウン部を装置出側に向
けて設置し、板厚0.35〜1.2mm 、板幅900
〜1400mmの冷延鋼板ストリップを通板した。左右
ピンチ力の基準値P0を0.7 tonとして、方の値
のピンチ力P1を0.9〜1.4ton、他方の側のピ
ンチ力Ptを0.5〜0.1 tonで変更可能とし、
蛇行修正能を評価した。その結果、通常は±1.3 a
nの精度でセンタリングが可能であり、ストリップに絞
りしわを発生させることもなかった。(1)、(2)の
場合とも、トリマ部で、ストリップの継目でのオフトラ
ッキングがな(なり、また通常域では、ストリップのト
リム代を約20%低減できた。
実施例2 本例では第4図(b)に示すストリップの連続処理ライ
ンのストリップウェルダ一部に本発明による蛇行修正装
置を設置した。
このときの傾斜回転ロールは、直径10011I11の
アーバ軸40に直径220Iの金属スリーブ44を装着
し、さらに10IIl履厚のゴムスリーブ52をはめた
。!=60011III、δは51Il曽とした(θ−
1°)。
傾斜回転ロールの最大クラウン部を装置入側に向けて設
置し、板厚0.6〜1.8n+s+ 、板幅700〜9
00m111の冷延鋼板ストリップを通板した。基準値
P0を0.5 ton として、一方の側のピンチ力P
、を0.6〜0.8 tonで変更可能とし、他方の側
のピンチ力は基準値PBのま\として蛇行修正能を評価
した。
本発明によれば±41でセンタリング可能であったが、
ピンチ力を調整しなかった比較例では±20mmのセン
タリングしか行なわれなかった。
通常、ストリップ10は2つのコイルを次々と溶接して
送りだして行くわけであるが、コイル末端では、ストリ
ップの張力が途切れるため、蛇行が発生し、ストリップ
の尾端がオフセンタする。従来のピンチロールが用いら
れている場合は、常に蛇行が発生しており、場合により
、作業員が位置修正をしていたが、本発明にかかるピン
チロールを導入することにより、ストリップの末端部に
至るまで蛇行発生を防止でき、ストリップの接続の能率
向上が図れた。
(発明の効果) 本発明によればピンチロールを使っただけの比較的構成
の簡単な蛇行修正装置が得られ、それにより、ストリッ
プの蛇行を防止した安定通板が実現される。また現状の
ピンチロールに容易に導入が可能であるため、現状ライ
ンのレベルアンプ等にも常に有益な手段となり得るので
あって、その実用上の意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(+))は、2本ロールの従来の一般的
なディスプレイスメントタイプ蛇行修正装置の概略説明
図; 第2図(a)、(b)は、1本ロールの従来の一般的な
ディスプレイスメントタイプ蛇行修正装置の概略説明図
: 第3図(a)、伽)は、従来の一般的なステアリングタ
イプ蛇行修正装置の概略説明図: 第4図(a)、(b)は、本発明の実施例の概略説明図
;第5図(a)、0))は、本発明に用いる傾斜回転ロ
ールのそれぞれ曲げていない状態および曲げた状態の概
略説明図; 第6図は、蛇行検出器、圧力変換器および圧下付与機構
の概略説明図: 第7図は、傾斜回転ロールのロール面の速度の向きの模
式的説明図; 第8図は、最大クラウン部を、装置入側に向けた場合の
ロールとストリップとの関係の略式説明第9図は、本発
明にかかる蛇行修正装置による効果を示すグラフ;およ
び 第1O図は 最大クラウン部を、装置出側に向けた場合
のロールとストリップとの関係の略式説明図である。 1:ピンチロール 2:蛇行検出器 4:圧力変換器 lO: ストリップ 40: ロール軸 42、46:  自動調心ベアリング 44:金属スリーブ 52: ライニング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真直なロール軸、軸中央から左右対称に複数個設
    けられた自動調心ベアリング、該ベアリングの外輪に嵌
    装した金属スリーブ、および該金属スリーブに設けた弾
    性ライニングからなり、かつ前記ロール軸に対して前記
    金属スリーブが、所定角度で傾斜して自由に回転するよ
    うに構成した傾斜回転ロールを少なくとも1本有するピ
    ンチロールと、該ピンチロールが導入されたストリップ
    の蛇行検出器と、検出された蛇行量に応じて前記ピンチ
    ロールの左右圧下刃を変更する圧力変換器とを組合せて
    備えたことを特徴とするストリップの蛇行修正装置。
  2. (2)前記傾斜回転ロールの最大クラウン部を、ピンチ
    ロール入側に向け、ストリップの蛇行量に対して、スト
    リップの蛇行した側のピンチ力P_Aを基準ピンチ力P
    _0に対してP_1>P_0なる設定値P_1まで上昇
    させることを特徴とする請求項1記載の蛇行修正装置を
    使ったストリップの蛇行修正方法。
  3. (3)前記傾斜回転ロールの最大クラウン部を、ピンチ
    ロール入側に向け、ストリップの蛇行量に対して、スト
    リップの蛇行した反対側のピンチ力P_Bを基準ピンチ
    力P_0に対してP_2<P_0なる設定値P_2まで
    降下させることを特徴とする請求項1記載の蛇行修正装
    置を使ったストリップの蛇行修正方法。
  4. (4)前記傾斜回転ロールの最大クラウン部を、ピンチ
    ロール入側に向け、ストリップの蛇行量に対して、スト
    リップの蛇行した側のピンチ力P_Aを基準ピンチ力P
    _0に対してP_1>P_0なる設定値P_1まで上昇
    させ、蛇行した反対側のピンチ力P_Bを基準力P_0
    に対してP_2<P_0なる設定値P_2まで降下させ
    ることを特徴とする請求項1記載の蛇行修正装置を使っ
    たストリップの蛇行修正方法。
  5. (5)前記傾斜回転ロールの最大クラウン部を、ピンチ
    ロール出側に向け、ストリップの蛇行量に対して、スト
    リップの蛇行した反対側のピンチ力P_Bを基準ピンチ
    力P_0に対しP_1>P_0なる設定値P_1まで上
    昇させることを特徴とする請求項1記載の蛇行修正装置
    を使ったストリップの蛇行修正方法。
  6. (6)前記傾斜回転ロールの最大クラウン部をピンチロ
    ール出側に向け、ストリップの蛇行量に対して、ストリ
    ップの蛇行した側のピンチ力P_Aを基準ピンチ力P_
    0に対してP_2<P_0なる設定値P_2まで降下さ
    せることを特徴とする請求項1記載の蛇行修正装置を使
    ったストリップの蛇行修正方法。
  7. (7)前記傾斜回転ロールの最大クラウン部をピンチロ
    ール出側に向け、ストリップの蛇行量に対して、ストリ
    ップの蛇行した反対側のピンチ力P_Bを基準ピンチ力
    P_0に対してP_1>P_0なる設定値P_1まで上
    昇させ、蛇行した側のピンチ力P_Aを基準ピンチ力P
    _0に対してP_2<P_0なる設定値P_2まで降下
    させることを特徴とする請求項1記載の蛇行修正装置を
    使ったストリップの蛇行修正方法。
JP18489689A 1989-07-18 1989-07-18 蛇行修正装置および蛇行修正方法 Expired - Lifetime JP2590567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18489689A JP2590567B2 (ja) 1989-07-18 1989-07-18 蛇行修正装置および蛇行修正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18489689A JP2590567B2 (ja) 1989-07-18 1989-07-18 蛇行修正装置および蛇行修正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0351255A true JPH0351255A (ja) 1991-03-05
JP2590567B2 JP2590567B2 (ja) 1997-03-12

Family

ID=16161220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18489689A Expired - Lifetime JP2590567B2 (ja) 1989-07-18 1989-07-18 蛇行修正装置および蛇行修正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2590567B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04114552U (ja) * 1991-03-25 1992-10-08 日新製鋼株式会社 蛇行制御装置
JP2007118031A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Jfe Steel Kk 熱間圧延ラインにおけるコイルボックスのピンチロールの押力調整方法、シートバーの蛇行防止方法及びその方法を用いた熱延金属板の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04114552U (ja) * 1991-03-25 1992-10-08 日新製鋼株式会社 蛇行制御装置
JP2007118031A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Jfe Steel Kk 熱間圧延ラインにおけるコイルボックスのピンチロールの押力調整方法、シートバーの蛇行防止方法及びその方法を用いた熱延金属板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2590567B2 (ja) 1997-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4033165A (en) Apparatus for controlling flatness of metal sheet during rolling
EP2478976B1 (en) Slit band plate meandering preventing device
JPH0351255A (ja) 蛇行修正装置および蛇行修正方法
JPH07256327A (ja) ストリップの蛇行修正用ピンチロール、蛇行修正装置および蛇行修正方法
JP2638226B2 (ja) 蛇行修正装置および方法
US4961704A (en) Sheet meandering movement preventing method
JPH069686B2 (ja) 多ロ−ル圧延スタンド
JP2010042423A (ja) バックアップロール装置
KR100293190B1 (ko) 코일용접부사행제어장치
JP3086120B2 (ja) ストリップの蛇行修正用ピンチロール、蛇行修正装置および蛇行修正方法
JP2751403B2 (ja) ストリップの蛇行修正装置
EP1687224B1 (en) Device and method to feed and align a web with increased web stability for printing
JPH08108208A (ja) 薄板製造・処理ラインのピンチロール設備とその制御装置
JPH06263300A (ja) クラウンロール
JPH02255211A (ja) クラウンロール
KR20050045469A (ko) 균일 전단 변형 장치 및 전단 변형 방법
JPH06155375A (ja) シャフト保持装置
JP3097270B2 (ja) クラウン調整ロール
JPH066124Y2 (ja) 紙送り機構
JPS6210276Y2 (ja)
JP2792743B2 (ja) 20段圧延機及びその圧延方法
JPH09301590A (ja) シ−ト材排出装置及び画像形成装置
JPH0891654A (ja) 蛇行を抑制する材料送り装置
JP2001219212A (ja) ピンチロール及びピンチロールを用いた鋼板端面切削装置
JP2754986B2 (ja) 圧力定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 13