JPH0347931A - 真空バルブ用接点材料 - Google Patents

真空バルブ用接点材料

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JPH0347931A JP18271589A JP18271589A JPH0347931A JP H0347931 A JPH0347931 A JP H0347931A JP 18271589 A JP18271589 A JP 18271589A JP 18271589 A JP18271589 A JP 18271589A JP H0347931 A JPH0347931 A JP H0347931A
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    • B23K35/30Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 1550 degrees C
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、真空バルブ用接点材料に係り、特に耐溶着特
性及び耐電圧特性を改良した真空バルブ用接点材料に関
する。
(従来の技術) 真空バルブ用接点材料に要求される特性としては、耐溶
着、耐電圧、遮断に対する各性能で示される基本三要件
と、この他に温度上昇、接触抵抗が低く安定しているこ
とが重要な要件となっている。しかしながら、これらの
要件の中には相反するものかある関係上、単一の金属種
によって全ての要件を満足させることは不可能である。
このため、実用されている多くの接点材料においては、
不足する性能を相互に補えるような2種以上の元素を組
合せ、かつ大電流用又は高電圧用などのように特定の用
途に合った接点材料の開発が行われ、それなりに優れた
特性を有するものが開発されているが、さらに強まる高
耐圧化および大電流化の要求を充分満足する真空バルブ
用接点材料は未だ得られていないのが実状である。
例えば、大電流化を指向した接点材料としてBiのよう
な溶着防止成分を5%以下の量で含有するCu−Bi合
金材料が知られている(特公昭41−1.2131号公
報)がCu母相に対するBiの溶胛皮が極めて低いため
、しばしば偏析を生じ、遮断後の表面荒れが大きく、加
工成形が困難であるなどの問題点を有している。
また、大電流化を指向した他の接点材料として、Cu−
Te合金材料も知られている(特公昭44−23751
号公報)。この合金は、Cu−Bi系合金材料が持つ上
記問題点を緩和してはいるが、Cu−Bi系合金材料に
比較して雰囲気に対し、より敏感なため接触抵抗などの
安定性に欠ける。
さらに、これらCu−Te、Cu−Bi等の接点材料の
共通的特徴として、耐溶着性に優れているものの、耐電
圧特性が従来の中電圧クラスへの適用には充分であると
しても、これ以上高い電圧分野への適用に対しては、必
ずしも満足でないことが明らかとなってきた。
一方、Crを含有したCu−Cr合金材料が真空バルブ
用接点材料とし゛て、知られている。この接点材料は、
高温下でのCrとCuとの熱特性が好ましい状態で発揮
されるため高耐圧大電流用として優れた特性を有してい
る。すなわち、CuCr合金材料は、高耐圧特性と、大
容量遮断とを両立させ得る接点として多用されている。
しかしながら、Cu−Cr合金材料は、遮断器用接点材
料として一般に多用されている前述したBiを5%程度
以下添加したCu−Bi合金材料と比較して、耐溶着特
性が大幅に劣っている。
溶着現象とは、接点同士の接触面に発生するジュール熱
により接点材料が溶融し、その後に凝固する場合、開閉
の瞬間に発生するアーク放電により接点材料が気化しそ
の後に凝固する場合の2通りに於いて発生する。Cu−
Cr合金材料に於いて、何れの場合も凝固する段階でC
rとCuが1μm以下の微粒子となり互いに入り乱れた
状態で数μm〜数百μl程度の層を形成する。
一般に、組織の超微細化は、材料の強度向上に寄与する
要因の一つであり、この場合も例外ではない。しかして
、この超微細Cu−Cr層の強度がCu−Cr合金材料
のマトリクスの強度に優れ、かつ、マトリクス強度が設
計された引外し力を超えた時にも溶着が発生する。
したがって、Cu−Cr材料を用いた真空バルブを駆動
させる操作機構は、Cu−Biに比べ弓外し力を大きく
設計する必要があり、小形化や経済性の点で困難である
また、Cu−Cr材料の耐溶着性を改良した接点として
、Cu−Cr接点にBiを添加したCu−Cr−Bi接
点が知られている(特公昭61−41091号公報)。
この接点は、−船釣にCuCr材料の耐溶着性の改善に
は効果を示すが、Bi添加の影響の為、素材が著しく脆
化し、耐圧特性の低下及び再点弧発生確率の増加を再発
させる欠点を有する。
(発明が解決しようとする課題) 上記した様に、Cu−Cr−Bi接点材料は一般的に従
来のCu−Cr接点材料に比較して、耐溶着性は改善さ
れるが、耐電圧及び再点弧発生の面で問題が残っている
そこで、本発明は、真空バルブ用Cu−CrBi接点材
料の耐溶着性を維持したまま、耐電圧の低下及び再点弧
発生確率の低下を極力抑えた真空バルブ用接点材料を提
供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、Cr含有晟が20〜
60wt%(重量%)であり、かつ、Bi含有量がCu
含有量の0.05−1.0wt%であるCuとBi及び
Crから構成される真空バルブ用接点材料に於いて、C
r粒子を包含するCuを主成分とする導電材料の平均結
晶粒径が0.7111m以上である事を特徴とするもの
である。
また、上記Cr粒子を包含したCuを主成分とする導電
材料の結晶粒内に、Bi単体又は/及びBiを主成分と
するBi金合金存在する事を特徴とするものである。
(作用) 上記した手段の様に、Cu−Cr−Bi接点材料に於い
て、Cr粒子を包含した導電材料の平均結晶粒径を0.
7mm以上とする事によって、Cu−Cr−Bi接点の
耐溶着特性を維持したまま、Cu−Cr接点材料とほぼ
同等の耐電圧、再点孤発生確率とする事ができる。
すなわち、その作用について具体的に述べる。
Cu−Cr−Bi接点材料に於いてBiの存在形態は次
の4つに分類される。■Cuへの固溶■Cr粒子とCu
を主成分とする導電材料(Cuマトリクス)界面への存
在■Cuマトリクス結晶粒界への存在■Cuマトリクス
結晶粒内への存在である。これら存在形態のうち接点強
度に一番強い影響を与えるのは、Cuマトリクス結晶粒
界へのBiの存在であり、ここへのBi量が多い程接点
強度が脆く結果として耐電圧の低下及び再点弧発生確率
の助長を促す事を本発明者らはつきとめた。
本発明者らの実験によれば、Cuへの固溶及びCr粒子
とCuマトリクス界面に存在するBiff1は、同一原
料使用の場合、はぼ一定であるが、Cuマトリクスの結
晶粒径の大きさにより、BiのCuマトリクス結晶粒界
への存在量とCuマトリクス結晶粒内への存在量が異な
ってくる。即ち、Cuマトリクス結晶粒径か細い場合、
BiはCuマトリクス結晶粒界に存在し易くなり、逆に
Cuマトリクス結晶粒径が大きい場合は、Cuマトリク
ス結晶粒内に存在する8 1 kmが多く、結晶粒界へ
の存在は少ない。
上述の要因により、接点母料強度はCuマトリクス結晶
粒径が大きい方か強く、耐電圧特性及び再点弧発生確率
も従来のCu−Cr接点並みとなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を具体的実施態様に基づいて説明
するが、はじめに本発明の接点材料が適用される真空バ
ルブの構成を第1図および第2図を参照して説明する。
第1図は、本発明の接点材料を適用する真空バルブの構
成例を示すもので、同図に於いて、1は遮断室を示し、
この遮断室1は、絶縁材料によりほぼ円筒状に形成され
た絶縁容器2と、この両端に封止金具3a、3bを介し
て設けた金属性の蓋体4a、4bとで真空気密に11〜
1成されている。しかして、上記遮断室1内には、導電
棒5,6の対向する端部に取イ」けられた1対の電極7
,8が配設され、上部の電極7を固定電極、下部の電極
8を可動電極としている。また、この可動電極8の電極
棒6には、ベローズ9が取付けられ遮断室1内を真空気
密に保持しながら電極8の軸方向の移動を可能にし、こ
のベローズ9上部には金属性のアークシールド10か設
けられ、ベローズ9がアク蒸気で覆われることを防止し
ている。11は、上記電極7,8を覆うようにして遮断
室1内に設けられた金属性のアークシールドで、絶縁容
器2かアーク蒸気で覆われることを防止している。さら
に、電極8は、第2図に拡大して示すように、導電棒6
にろう何部12によって固定されるか、また、かしめに
よって圧着接続されている。接点13aは、電極8にろ
う付け14で固着されている。なお、第1図における1
、3bは固定側接点である。
本発明に係る接点材料は、上記したような接点13a、
13bの双方または何れか一方を構成するのに適したも
のである。
次に、本発明に係る接点材料の製造方法について説明す
る。本発明のCu−Cr−Bi接点材料の製造方法は大
きく2つに大別され、その1つは溶浸法であり、もう1
つは固相法である。
まず溶浸法の一例について記す。
所定粒径のCr粉末を加圧成形して粉末成形体を得る。
次いて、この粉末成形体を露点か一50℃以下の水素雰
囲気または真空度かI X 1O−3Torr以下で、
所定温度例えば950°CX1時間にて仮焼結し、仮焼
結体を得る。
次いで、この仮焼結体の残存空孔中に予め所定の81%
を含有したCu−Bi合金材料を例えば1100℃X3
0分で溶浸した後、所定の冷却方法で冷却凝固し、CL
I−Cr−Bi合金材料を得る。
溶浸は主として真空中で行うが、水素中でも行い得る。
ここで、焼結熱処理又は/及び溶浸熱処理温度を高めに
選択すると、Cu及びBiの蒸発か激しく、その成分量
の制御か重要となる。しかし、炉の性能、または−度に
熱処理する素Hの量、大きさ、熱容量などによって熱処
理温度は変動するので、その温度を普遍的に表現するこ
とは無理てあ]0 リ、実際には残存するCu量を、例えばX線法によって
直接的に決定し管理する方法が取られ得るが、概して1
300℃以上の温度の選択はCuの存在を少なくシ、好
ましくないことが明らかになっている。
一方、下限温度は、焼結熱処理に於いては、原料または
成形体の脱ガスの観点から600℃以上、好ましくは9
00℃以上を必要とし、また溶浸熱処理に於いては、ス
ケルトンを脱ガスし、かっCuを溶融する必要性から少
なくとも1100℃を必要とする。
更にCuマトリクスの結晶粒度の面から溶浸後の冷却速
度がポイントとなる。本発明者らの知見によれば、溶浸
時のポート下方に水冷機構を設け、その冷却水温度及び
水の流量によって溶浸材の冷却速度を調整し、Cuマト
リクスの結晶粒度を調整する事は可能であった。
次いで、固相焼結法の一例について記す。
所定のCr粉末Cu粉末およびBi粉末を混合した後、
プレス機にて圧粉体を成形し、次いで露1 点が一50℃以下の水素雰囲気またはI X 10−’
Torr以下の真空雰囲気にて焼結する。このプレス工
程と焼結工程を複数回繰り返し、目的とするCu−Cr
−Bi接点材料を得る。
ここで、注意を要するのは、焼結後のプレス圧力による
加工率であり、更に焼結条件である。本発明者らの研究
によれば、本発明の特徴であるCuマトリクスの結晶粒
度を決定する因子は、最終工程のプレス及び焼結条件で
あり、例えば最終工程でのプレスによる加工歪(堆積変
化)は数%程度であり、焼結条件は1000℃x2Hr
(時間)保持によってCuマトリクスの結晶粒度を0,
7關とすることができる。
この様にして製造された接点材料はCuマトリクスの結
晶粒径が1 am以上であり、接点中のBiの分布から
、耐圧特性がBi無添加のCu−Cr接点と同等であり
、真空パルプ用接点材料として最適である。
次に、以上のようにして製造された各接点材料の比較例
と対比して示す。なお、この各側におい2 て評価したときの条件、方法は、次の通りである。
(1)耐溶着性 外径25+nmφの一対の円板状試料に外径25關φ先
端が100Rの球面をなす加圧ロッドを対向させ、10
0kgの荷重を加え10−5mm1gの真空中において
50Hz、 20KAの電流を20ミリ秒間通電し、そ
の時の試料−ロッド間の引外しに必要な力を測定し耐溶
着性の判断をした。なお、評価は、比較例2に示した溶
浸上りのCu−Cr合金材料の溶着引外し力を1.00
としたときの相対的な値で比較した。6表には上記接点
数3個の測定値におけるばらつき幅を示す。
(2)耐電圧特性 各接点合金についてパフ研磨により鏡面仕上をしたNi
針を陽極とし、同じように鏡面仕上をした各試料を陰極
とし、両極間のギャップを0.5mmとし、10−6m
n+Hgの真空において徐々に電圧を上昇しスパークを
発生したときの電圧値を測定し、静耐圧値を求めた。第
2表に示す測定データは、3回の繰返しテストを行った
ときのばらつき値を含3 めて、溶浸上りのCu−Cr合金の静耐圧値を1.00
 (第1表に示す比較例1)としたときの相対的な値で
示した。
(3)再亦孤特性 径30mm、厚さ5 mmの円板状接点片を、デイマウ
ンタプル形真空バルブに装着し、6 K V x  5
00Aの回路を2000回しゃ断した時の再点弧発生頻
度を測定し、2台のしゃ断器(バルブとして6本)のば
らつき幅(最大および最小)で示した。接点の装着に際
しては、ベーキング加熱(450℃、30分)のみ行い
、ろう材の使用ならびにこれに伴う加熱は行わなかった
実施例1〜2、比較例−2 Cu量約50vt%、B i / Cu 十B i量0
.5vt%(重量%)、溶浸温度1100℃一定とし、
冷却条件のみを変えCuマトリクスの平均結晶粒径を3
 mm so 、 7 +am、1001と異なるCu
−Cr−Bi接点を製作した(各々、実施例1,2、比
較例−3)。
各々の特性は第1表に示す通り、耐溶着特性はBiを添
加していないCu−Cr接点(比較例4 −])に比して大幅に良好であるが、耐電圧特性並びに
再点弧発生確率は結晶粒径が小さい程低下し、特に 1
00μmのもの(比較例−3)に於いては、再点弧発生
確率が大幅に上昇し、使用不可と判断される状態であっ
た。以上の結果よりCuマトリクスは0.7n+m以上
の結晶粒が望ましい。
実施例2〜4、比較例3〜4 Cui50wi%、溶浸温度、冷却条件を一定とし、B
i含有量を0.01,0.05,0.4g、1.0,5
.3と変化させCu−Cr−Bi接点を製作した(各々
比較例−3、実施例−3,2,4、比較例−4)。第1
表に示す様にBi含有量の少ないもの(比較例−3)は
、耐電圧特性再点弧発生確率は良好であったが、耐溶着
性の改善はほとんど見られなかった。一方Bi含有量の
多いもの(比較例−4)では、Cu結晶粒か細いものと
同様に再点弧発生確率及び耐電圧特性の低下が著しかっ
た。以上よりB i / Cu 十B i 量は0.0
5〜1.0が適当であると言える。
5 実施例−5 溶浸温度と冷却条件の相互効果について検討する。溶浸
温度1300℃、冷却条件を10°CXI/分の冷却と
して0.7+nmの平均結晶粒径を得た。この特性は、
耐溶着特性・耐電圧特性、再点弧発生確率のいずれも良
好な特性を得られるものであった。
この結果から、耐溶着特性・耐電圧特性・再点弧発生確
率のいずれも満足するには、Bi量及びCuマトリクス
の結晶粒径の制御が必要である事が再確認できた。
今まで実施例として溶浸法を取扱ってきた。溶浸法の場
合、Cu結晶粒径へ最も影響を及はず因子はCu凝固時
の冷却条件であり、これは熱源を切断した事による自然
冷却を考えれば、炉内の熱容量の他に炉自体の特性と見
るところも有る。しかし仮に熱源の切断によって得られ
るCuマトリクスの平均結晶粒径が0 、7 ++on
に満たない様な特性をもった炉であれば、冷却条件を熱
源の切断ではなく、熱入力を徐々に低下させる事によっ
てCuマトリクス結晶粒径を制御する事が可能である。
6 固相焼結法の実施例について記す。
比較例−5〜6、実施例−6 最終工程の加工率及び焼結条件によって100μmのC
u結晶粒径を得たBiを含まないCuCr接点(比較例
−5)及び100μ刊のCu結晶粒径を得たCu−Cr
−Bi接点(比較例−6)、1、 +on+のCu−C
r−Bi接点(実施例−6)について比較検討する。
Biを含有しない固相Cu−Cr接点(比較例−5)は
溶浸法Cu−Cr接点と比較して、若干の耐溶着性の改
善を示すが、まだ満足できる値ではない。Cuマトリク
ス平均結晶粒径が100沖のCu−Cr−Bi接点(比
較例−6)は、耐溶着性の改善はされるものの、耐電圧
・再点弧発生確率に欠点を有している。これに対し、C
uマトリクス平均結晶粒径が1m[1のCu−Cr−B
i接点(実施例−6)は、いずれも良好な特性を示した
以上より本発明は溶浸法のみならず、固相焼結法にも適
用できる事が証明された。
コア 実施例7〜8、比較例7〜8 Cr含有量の有効範囲について検討する。Bi量及びC
uマトリクス平均結晶粒径を一定としてCr含有量を 
10.6,20.5,39.3.85.6wt%となる
Cu−Cr−Bi接点を製作した(比較例−7、実施例
−7,8、比較例−8)。諸特性を評価したところ、耐
溶着特性は全て良好であった。
しかし、耐電圧の面では、Cr 量10.6wt%(比
較例−7)なる接点はCu量が多すぎたため著しい耐電
圧の低下が認められた。但し再点弧発生の面では問題が
なかった。また85.6シt%Cr量の接点(比較例−
8)ではCrが多量の為、累月の脆化がさらに進み、耐
電圧特性、再点弧発生確率とも良好な結果を得られなか
った。一方、Cr量20.5,59.3wt%の接点は
全て良好な結果を示した。
以上の結果よりCr%は20〜60wt%が望ましい。
以上述べた実施例では、溶浸法および固相焼結法に於け
るCuマトリクスの平均結晶粒径か0.7mm以上のC
u−Cr−Bi接点の製造例を示したが、ここに記述し
ていない他の方法を用いて同様 8 な接点を製作しても得られる緒特性は同等である事は明
らかである。
 0 [発明の効果コ 以上述べた本発明によれば、真空バルブ用Cu−Cr−
Bi接点材料の耐溶性性を維持したまま、耐電圧特性お
よび再点孤発/J:確率が低下しない真空バルブ用接点
材料を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される真空バルブの断面図、第2
図は接点部の拡大断面図である。 1・・・遮断室、2・・・絶縁容器、3a・・・封着金
具、3b・・・封着金具、4a・・・蓋体、4b・・・
蓋体、5・・・導電棒、6・・・導電棒、7・・・固定
電極、8・・・固定電極、9・・・ベローズ、lO・・
・アークシールド、11・・・アークシールド、12・
・・ロウ付部、13a・・・可動側接点、13b・・・
固定側接点、14・・・ロウ付部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Cr含有量が20〜60重量%であり、かつ、B
    i含有量がCu含有量の0.05〜1.0重量%である
    CuとBi及びCrから構成される真空バルブ用接点材
    料に於いて、Cr粒子を包含するCuを主成分とする導
    電材料の平均結晶粒径が0.7mm以上である事を特徴
    とする真空バルブ用接点材料。
  2. (2)Cr粒子を包含したCuを主成分とする導電材料
    の結晶粒内に、Bi単体又は/及びBiを主成分とする
    Bi合金が存在する事を特徴とする請求項1記載の真空
    バルブ用接点材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5972068A (en) * 1997-03-07 1999-10-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Contact material for vacuum valve
JP2002015644A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Toshiba Corp 真空遮断器用接点材料、その製造方法および真空遮断器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141091A (ja) * 1984-07-31 1986-02-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 湯水混合制御装置

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