JPH0347923Y2 - - Google Patents

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JPH0347923Y2
JPH0347923Y2 JP1987036518U JP3651887U JPH0347923Y2 JP H0347923 Y2 JPH0347923 Y2 JP H0347923Y2 JP 1987036518 U JP1987036518 U JP 1987036518U JP 3651887 U JP3651887 U JP 3651887U JP H0347923 Y2 JPH0347923 Y2 JP H0347923Y2
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air
door
mode
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mode door
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、運転席側と助手席側とを独立に温
調制御する車両用空気調和装置に関するものであ
る。
(従来の技術) この種の空気調和装置として、例えば実公昭60
−2967号公報に示されているものは、空気通路が
仕切壁により左右又は上下に分割されて最下流側
に2つの風配室が形成されており、仕切壁の上流
端にはヒータコアと、該仕切壁を挟んで並列され
た2つのエアミツクスドアとが配置され、各エア
ミツクスドアを独立に開度調整することにより分
割された通路の各側でヒータコアを通過した空気
とヒータコアをバイパスする空気との風量割合を
変え、各風配室へ送られる空気の温度を独立に調
整するようにしている。
そして、各風配室へ送られる空気は、それぞれ
モードドアで開閉される吹出口を介して車室内の
運転席側と助手席側とに別々に供給されるように
なつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述のように仕切壁により2つ
の風配室を形成する場合には、吹出口開閉用のモ
ードドアを各風配室を別々に設けなければならな
いか、又はモードドアを一体型にして仕切壁の部
分にスリツトを設けるようにしなければならなか
つた。
前者の場合には、吹出モード制御が各風配室で
独立に行なえるメリツトはあるものの、車室内の
運転席側と助手席側とで吹出モードを別々にする
ことは稀であり、この稀の場合を想定して独立に
モードドアを設けることは、構造がいたずらに複
雑化し、コストの面から折り合いがつかないとい
う欠点がある。
また、後者の場合には、仕切壁が空調ケースと
一体に成形される場合はモードドアを隔壁を挾ん
で組付けることが不可能か困難になることや、該
スリツトから空気が吹き抜ける欠点を有してい
る。
そこで、この考案においては、車室内の左右を
独立に温調制御することができる車両用空気調和
装置を安価に提供できると共に、モードドアの組
付性を良好にすることを課題としている。
(問題点を解決するための手段) しかして、この考案の要旨とするところは、空
気通路の全部又は一部が通風方向に延びる仕切壁
により分割され、その分割された各側で独立の風
配室が形成されると共にエアミツクスドアの開度
が独立に調節される形式の車両用空気調和装置に
あつて、前記それぞれの風配室には吹出モードを
切換える共通のモードドアが設けられており、前
記仕切壁には前記モードドアの可動範囲にわたつ
て切欠かれた切欠部が形成され、前記モードドア
にはその片面又は両面に前記切欠部を塞ぐ閉鎖板
が設けられていることにある。
(作用) したがつて、2つの風配室に共通のモードドア
を切欠部を介して設けたので、風配室の構造を簡
易にすることができ、またモードドアの組付けは
切欠部に挿入することにより行なえるものであ
る。この際、切欠部を設けたことにより一方の風
配室から他方の風配室へ空気が吹き抜け、温調が
乱れることが心配されるが、モードドアには閉鎖
板が設けられており、各風配室での独立の温調を
維持することができ、そのため、温調制御に支障
がなく上記課題を達成することができるものであ
る。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第3図において、自動車用空気調和装置は、送
風機ユニツト1、エバポレータユニツト2及びヒ
ータユニツト3が連結して構成されている。送風
機ユニツト1は、樹脂からなる第1の空調ケース
4に送風機5のフアン6が収納されてなり、この
送風機5は、フアン6にモータ7が連結され、該
モータへの通電により回転するようになつてい
る。また、第1の空調ケース4には送風機5の入
口側に内気入口8と外気入口9とが形成され、更
に内気入口8と外気入口9とを選択的に開閉する
内外気切換ドア10が設けられている。エバポレ
ータユニツト2は、同じく樹脂からなる第2の空
調ケース11にエバポレータ12が収納されて構
成されている。ヒータユニツト3は、同じく樹脂
からなる第3の空調ケース13にヒータコア14
が収納されると共に、このヒータコア14の前方
に第1のエアミツクスドア15が、後方に前記第
1のエアミツクスドア15と連動する第2のエア
ミツクスドア16がそれぞれ設けられている。ま
た、第3の空調ケース13の後部には、風配室1
7が形成されると共に、この風配室17の上端に
デフロスト吹出口18が、最後部にベント吹出口
19が、下端に足元吹出口20がそれぞれ形成さ
れている。そして、それぞれの吹出口18〜20
は、風配室17に設けられた第1乃至第3のモー
ドドア21〜23により開閉されるようになつて
いる。
しかして、上記第1乃至第3の空調ケース4,
11,13により空気通路24が形成され、送風
機5の回転により内気入口8又は外気入口9から
該空気通路24に導入された空気は、エバポレー
タ12を通過し、第1のエアミツクスドア15の
開度に応じてヒータコア14を通過するものと、
それをバイパスするものとに分かれ、風配室17
で再び混合された後に吹出モードに応じて各吹出
口18〜20から車室内に吹出される。
上記ヒータユニツト3は、第1図、第2図にそ
の詳細が示されており、第3の空調ケース13の
内部中央に通風方向に延びる仕切壁25が垂設さ
れている。この仕切壁25は、第3の空調ケース
13の全体を仕切るように設けられており、第4
図にも示すように、ヒータコア14が位置する部
位に該ヒータコア14の外形に添つて切欠かれた
ヒータコア挿通溝26が形成されると共に、第1
乃至第3のモードドア21〜23が位置する部位
に各モードドア21〜23の可動範囲にわたつて
円弧状の第1乃至第3の切欠部27〜29が形成
されている。空気通路24の第3の空調ケース1
3で構成される部分は、この仕切壁25により左
右に分割され、そのため前記風配室17は左右に
2つ形成されている。
また、前記第1及び第2のエアミツクスドア1
5,16は、仕切壁25を挾んで左右にそれぞれ
設けられている。これら第1及び第2のエアミツ
クスドア15,16は、シヤフトの一端が空調ケ
ース13の側壁から突出して支持され、左右独立
に開度調節ができるようになつている。これに対
して、ヒータコア14と第1乃至第3のモードド
ア21〜23とは、それぞれヒータコア挿通溝2
6、第1乃至第3の切欠部27〜29を介して空
気通路24の左右にかけて設けられ、左右で共通
のものとなつている。
第1及び第2のモードドア21,22は、第5
図にも示されるように、ドア部21a,22aの
一端にシヤフト21b,22bが形成されて構成
されている。シヤフト21b,22bの両端は空
調ケース13の左右の側壁に軸支され、ドア部2
1a,22aにはその中央から幾分片側に寄つた
部分に前記切欠部27〜29の形状に合せた円弧
状の閉鎖板30,30,31,31が両面に垂設
されている。また、第3のモードドア23も第1
及び第2のモードドア21,22と同様、ドア部
23aの一端にシヤフト23bが形成され、ケー
ス13に支持されている点において変わりはない
が、閉鎖板32が開位置で切欠部29を塞ぐこと
ができるようドア部23aの片面にのみ形成され
ている。
尚、これらモードドア21〜23の取付けは、
空調装置の組付け時に仕切壁25の一方の側から
対応する切欠部27〜29に挿入すれば容易に行
なえるものである。
そして、前述した左右のエアミツクスドア1
5.16は、第3図で示すように、フロントパネ
ル33の左右に設けられた各温度調節レバー3
4,34で操作され、内外気切換ドア10、送風
機5及びモードドア21〜23は、同パネル33
に設けられた共通の内外気切換レバー35、風量
切換レバー36及びモード切換レバー37で操作
されるようになつている。
したがつて、エバポレータ12を通過した空気
は、第3の空調ケース13内を左右に分かれて流
れ、左右の温度調節レバー34、34を別々に操
作することにより、空気通路24の左右で独立に
温度制御され、各風配室17,17に至る。各モ
ードドア21〜23は、左右の風配室17,17
で共通しているので、例えばバイレベルモードに
設定すると、双方の風配室17,17において、
第1のモードドア21は閉位置になり、空気は共
にベント吹出口19と足元吹出口20を介して車
室内に吹出される。この状態においては、第1図
に示されるように、第1図乃至第3の切欠部27
〜29が各モードドア21〜23の閉鎖板30〜
32で塞がれており、風配室17,17に送られ
た空気は、左右で温度差がある場合でも一方の風
配室から他方の風配室へ吹き抜ける虞れがほとん
どなく、そのままの温度差を保つた状態で運転席
側と助手席側とに別々に供給されたものである。
尚、第1及び第2のモードドア21,22の閉
鎖板30,31は、開位置でのみ切欠部27,2
8を塞ぐようドア部21a,22aの片面にだけ
設けるようにしてもよい。この場合には、仕切壁
25の位置と閉鎖板30〜32の位置とを同平面
上にすることができ、閉鎖板30〜32により通
気抵抗が大きくなる虞れをなくすことができるも
のである。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、2つの
風配室に共通の閉鎖板を持つモードドアを仕切壁
の切欠部を介して設けたので、空調装置の構造、
とりわけ風配室の構造が簡易となりコストダウン
が図れ、またモードドアを切欠部に挿入すること
で組付けることができるようになりモードドアの
組付性が良くなるものである。
また、モードドアには切欠部を塞ぐ閉鎖板が設
けられているので、切欠部での空気の吹き抜けを
抑えることができ、温調制御の能力は損なわれる
ことがないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の車両用空気調和装置の一部
を示す断面図、第2図は同上における−線の
断面図、第3図はこの考案の車両用空気調和装置
の全体を示す概略図、第4図は同上において用い
られる仕切壁を示す側面図、第5図は車両用空気
調和装置において用いられるモードドアを示す斜
視図である。 15,16……エアミツクスドア、17……風
配室、21〜23……モードドア、24……空気
通路、25……仕切壁、27〜29……切欠部、
30〜32……閉鎖板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気通路の全部又は一部が通風方向に延びる仕
    切壁により分割され、その分割された各側で独立
    の風配室が形成されると共にエアミツクスドアの
    開度が独立に調節される形式の車両用空気調和装
    置にあつて、前記それぞれの風配室には吹出モー
    ドを切換える共通のモードドアが設けられてお
    り、前記仕切壁には前記モードドアの可動範囲に
    わたつて切欠かれた切欠部が形成され、前記モー
    ドドアにはその片面又は両面に前記切欠部を塞ぐ
    閉鎖板が設けられていることを特徴とする車両用
    空気調和装置。
JP1987036518U 1987-03-12 1987-03-12 Expired JPH0347923Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987036518U JPH0347923Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

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JP1987036518U JPH0347923Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

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JPS63143406U JPS63143406U (ja) 1988-09-21
JPH0347923Y2 true JPH0347923Y2 (ja) 1991-10-14

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ID=30846994

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987036518U Expired JPH0347923Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58133912A (ja) * 1982-02-02 1983-08-09 Nissan Motor Co Ltd 車両用空気調和装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58133912A (ja) * 1982-02-02 1983-08-09 Nissan Motor Co Ltd 車両用空気調和装置

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JPS63143406U (ja) 1988-09-21

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