JPH0347540Y2 - - Google Patents

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JPH0347540Y2
JPH0347540Y2 JP1984164929U JP16492984U JPH0347540Y2 JP H0347540 Y2 JPH0347540 Y2 JP H0347540Y2 JP 1984164929 U JP1984164929 U JP 1984164929U JP 16492984 U JP16492984 U JP 16492984U JP H0347540 Y2 JPH0347540 Y2 JP H0347540Y2
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wagon
sink
cabinet
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storage chamber
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はキヤビネツト上面のカウンターに洗面
器又は流しを設け、キヤビネツト内に洗濯流し等
の多目的水槽が配備されたワゴンを前面より引き
出し自在に収容する洗面又は流し台に関する。
(従来の技術) 従来の洗面又は流し台はキヤビネツト上面のカ
ウンターに洗面器又は流しを設けた単一の機能の
みを有するものである。
一方、洗面又は流し台において例えばおむつや
掃除用モツプなどの汚れ物を洗うことは衛生上好
ましくないものであり、これらの汚れ物ゆ洗うた
めには洗濯流し等の多目的水槽が洗面又は流し台
と別途に必要になり、該水槽は不使用時において
もスペースを占領するものである。
そこで、洗濯流し等の多目的水槽をを特開昭58
−136312号公報に開示される如く、キヤビネツト
内に前面より引き出し自在に収容して、使用時に
該ワゴンを引き出し、使用後に収容することによ
り省スペース化を図ることが考えられる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし乍ら、このような構造の洗面又は流し台
では、洗濯流し等の多目的水槽に接続される給排
水管がキヤビネツトからワゴンに亙つて配管され
るため、キヤビネツトに対するワゴンの引き出し
距離には限界があつてそれ以上の引き出しは上記
配管が引つ張られて破損の原因となり、又ワゴン
の移動時にワゴンが床面に生ずる凹凸や水平度の
狂いにより引き出し方向と直交する左右方向へ振
れたり上下方向へガタついたりすることも上記配
管に振動等の悪影響をおたえて濡水等の原因とな
るという問題がある。
また、キヤビネツトは、ワゴンの収容室の前面
と底面が開放されるため、カウンターに洗面器又
は流し台が配設されて荷重がかかり、強度上問題
があるばかりでなく、ワゴンの出し入れ時にワゴ
ン収容室の側周壁に激しく突き当たると、ワゴン
収容室に歪みが生じ、キヤビネツト自体がガタ付
きを起こし易いという問題がある。
本考案は斯る従来事情に鑑み、簡単な構造によ
りキヤビネツトに対してワゴンを床面の凹凸や水
平度の狂いに関係なく安定した状態で所定区間の
み往復動させると共に、キヤビネツトの強度を向
上させることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本考案が講ずる技
術的手段は、ワゴンに配備した洗濯流し等の多目
的水槽からキヤビネツトに亙つて給排水管を引き
出し自在に架設し、収容室の底面を覆う底壁上面
にワゴンの後部車輪と略同幅寸法のガイド溝をワ
ゴンの引き出し方向へ長尺状に形成すると共に、
該ガイド溝にワゴンの後部車輪を嵌入してガイド
溝の前後端に後部車輪が突き当たるストツパ部を
形成し、ワゴンの前部車輪を床面に接地させたこ
とである。
(作用) 本考案の作用は、ワゴンを収容室内から引き出
すと該ワゴンの後部車輪が床面上を移動すると共
に、後部車輪が収容室底壁上面のガイド溝に案内
されて移動し、該ガイド溝の前端及び後端のスト
ツパ部に後部車輪が当接することにより洗濯流し
の多目的水槽を引き出し位置及び収納位置で夫々
停止させると共に、上記収容室底壁によつてキヤ
ビネツトが補強されるものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を洗面台について図面
により説明する。
本実施例の洗面台Aは第1図乃至第4図に示す
如くキヤビネツトa上面のカウンター1に洗面器
bを設け、且つキヤビネツトa内に洗濯流しcを
出し入れ可能に収容したものである。
キヤビネツトaは第4図に示す如くカウンター
1の幅芳香左右一半部に設けた開孔1aに洗面器
bを嵌め合い支持すると共に、内部には仕切壁2
を介して洗面器下方の空間3と収容室4とが区画
形成され、該収容室4に洗濯流しcを収容してい
る。
前記仕切壁2はその上辺部に切欠部2aが設け
られており、この切欠部2a介して洗面器bの外
周部が仕切壁2をまたいで収容室4内へ洗濯流し
cの上方位置まで張り出し、洗濯流しcとオーバ
ーラツプするもである。しかして、この様に洗面
器bと洗濯流しcを幅方向の一部長さ区間でオー
バーラツプさせることにより、洗面台Aの全体を
幅方向にコンパクト化できるものである。
前記洗面器下方に空間3は洗面器bの給排水
系、即ち洗面器上面の湯水混合栓からなる吐水栓
5に接続する給水栓6及び給湯栓7と、洗面器b
の排水口8に接続する排水管9及び排水トラツプ
10を収容し、且つ該給排水系の収容スペースの
余剰スペースが物入れとして利用されるようにな
つている。また、空間3の底面は2枚の底板1
1,12で覆われており、これら底板11,12
間に形成された通孔13を前記排水管9及び排水
トラツプ10が挿通するものである。
洗濯流しcはワゴンdに支持され、このワゴン
dを介して収容室4に対し出し入れされるもので
ある。
ワゴンdは台枠14における底板14aの下面
前後に夫々左右一対の前部及び後部車輪14b,
14cを設けてなり、その台枠14に洗濯流しc
を嵌め合い支持している。
前後車輪14b,14cし従来周知のキヤスタ
ーであり、前部車輪14bは後部車輪14cより
も左右に広い間隔をもつて配置し、後部車輸14
cは夫々収容室4の底壁4aに設けたガイド溝4
bを介して案内される。
ガイド溝4bは後部車輪14cと同間隔で、且
つ該ワゴンdの引き出し方向に沿つて底壁4a後
部から前部にかけて凹設し、前記後部車輪14c
を該ガイド溝4bの前端及び後端に形成されたス
トツパ部4e,4eに当接させるこにより洗濯流
しcが引き出し位置及び収容位置で夫々停止する
ようになつている。
前部車輪14bは後部車輪14cよりもガイド
溝4bの底壁厚さ分だけ車輪14b′の径を大きく
することにより、又は取付位置を下げることによ
り、洗面台Aを設置する床面に接地して常に洗濯
流しcを水平に保ち、且つ洗濯流しcの収容位置
において収容室底壁4aの前部に形成した切欠部
4cに格納されるようになつている。
尚、上記収容室底壁4aは、上述の如くその上
面にガイド溝4bを凹設して、ワゴンdの後部車
輪14cを案内する役目を有するだけでなく、収
容室4の底面を覆うことにより、該収容室4を前
面のみの開放とし、該収容室4と共にキヤビネツ
トaを堅固にする役目をも有している。
ワゴンdの前面には収容室4の扉を兼用する前
板15が設けられている。この前板15は上部即
ち洗濯流しc上端より上方へ起立する部分とそれ
より下側の部分とで、夫々倒伏板15a及び固定
板15bに分割して構成されている。
また、前記固定板15bの外面上部には洗濯流
し引き出し操作用の把手16が左右一対設けられ
ている。
次に、洗濯流しcの給排水系について説明する
と、該給排水系は第1図に示す如く洗面器bの給
排水系を一部共用しており、この共用構造によつ
て配管工事の簡略化が図られている。
即ち、洗濯流しcの給水系は洗面器b用の給水
栓6及び給湯栓7から吐水栓5への給水管路と給
湯管路とを夫々分岐金具16,17により分岐さ
せて湯水混合栓18へ導き、且つこの湯水混合栓
18の二次側をフレキシブルホース19により洗
濯流しc上方に臨む吐水金具20と接続したもの
である。前記湯水混合栓18はその操作ハンドル
18aが上記空間3に区画形成された部屋21に
収容され、この部屋21の前面扉22を開くこと
によりキヤビネツトa外部から操作ハンドル18
aを操作できるよいになつている。
前記フレキシブルホース19は空間3及び収容
室4を区画形成する仕切壁2に長孔からなるガイ
ド孔2bを介して挿通され、洗濯流しcの出し入
れ時において前記ガイド孔2bに沿つて移動でき
るようになつている。
吐水金具20は洗濯流しcの背面に首振り可能
に取付支持されるものであるが、その首振角度は
先端の吐水口が洗濯流しcから外れない範囲に規
制され、洗濯流しc外部への吐水が防止されてい
る。
一方、排水系は洗濯流しcの排水口23にフレ
キシブルホース24を接続し、該ホース24を洗
面器bの排水系に対しその排水トラツプ10の直
前で接手25により接続したものである。前記フ
レキシブルホース24は上記仕切壁2に長孔から
なるガイド孔2cを介して挿通され、且つ台枠1
4の底板14aと空間3の底板12とに支持され
ており、洗濯流しcの出し入れ時において略水平
状態を維持しながら前記ガイド孔2cに沿つて移
動できるようになつている。この様にフレキシブ
ルホース24を水平状態に維持する理由は、フレ
キシブルホース24が垂れ下がることによつて排
水トラツプが二重に形成されることを防止、排水
が円滑に行われるようにするためである。
以上の様な本実施例の洗面台Aは洗濯流しcが
その不使用時においてキヤビネツトaの収容室4
内に収容され、洗面台Aの設置スペースを共用す
る。
洗濯流しcがその使用時において、第4図に示
す如く台枠14における前板15の把手16に指
をかけてワゴンdとともに洗濯流しcを前方へ引
き出し、湯水混合栓18で設定した温度の水を吐
水金具20から洗濯流しc内へ吐水させるもので
ある。
前記洗濯流しcの引き出し時におけるワゴンd
の移動は、台枠14の後部キヤスター17cがガ
イド溝4bで案内されることにより、左右の振れ
や捩れなどを生じることなく円滑に行われる。即
ち、ガイド溝4bで後部車輪14cを案内する構
造にしたことによつて、前部車輪14bが接地す
る床面に多少の凹凸や水平度の狂いがあつてもワ
ゴンdの移動、即ち洗濯流しcの出し入れを安定
して行えるものである。
また、ガイド溝4bの前端及び後端に形成した
ストツパ部4e,4eによつて、ワゴンdをその
引き出し位置及び収容位置で夫々停止させ、ワゴ
ンdの過度の引き出しによる配管の破損を防止す
るものである。
底壁4aに設けるガイド溝4bは、第6図に示
すように、ガイドレール4dでもよい。この場
合、後部キヤスター17cがストツパ部4eに当
接し、洗濯流しが停止する。
尚、ガイドレールは夫々外側(又は内側)のレ
ール4da又は4db各1本でもよい。
洗濯流しcがキヤビネツトa前方へ引き出され
た状態においてその周囲の動作スペースは、洗面
台A前方に予め確保されたスペースを共用するも
のであり、また洗濯流しcが引き出された状態で
あつてもその側方、即ち洗面器b側のキヤビネツ
トa前方のスペースはあいているので、洗面器b
を洗濯流しcと同時に使用することが可能であ
る。
(考案の効果) 本考案は以上の様な構成にしたので、下記の効
果を有する。
ワゴンをキヤビネツトの収容室内から引き出
すと、該ワゴンの前部車輪が床面上を移動する
と共に後部車輪が収容室底壁上面のガイド溝に
案内されて移動し、該ガイド溝の前端及び後端
のストツパ部に後部車輪が当接することによ
り、洗濯流しの多目的水槽を引き出し位置及び
収納位置で夫々停止させるので、簡単な構造に
よりキヤビネツトに対してワゴンを床面の凹凸
や水平度の狂いに関係なく安定した状態で所定
区間のみ往復動させることができ、しかも、上
記収容室底壁によつて収容室の底面が閉塞され
るので、該収容室並びにキヤビネツトを堅固な
ものとすることができる。
従つて、キヤビネツトからワゴンに亙つて配
管される洗濯流し等の多目的水槽に接続した給
排水管は、引つ張られたり振動等の悪影響が与
えられることがなく、該管の破損や濡水等を防
止できると共に、収容室の底面が開放される従
来のキヤビネツトに比べ、キヤビネツトの強度
を向上させることができる。
洗濯流し等の多目的水槽を、洗面又は流し台
における設置スペースと周囲の動作スペースと
を共用させて設けることができ、省スペース化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案洗面又は流し台の一実施例を示
す縦断正面図、第2図は同一部切欠正面図、第3
図は第1図の−線断面図、第4図は洗濯流し
を引き出した状態の斜視図、第5図はキヤビネツ
トの分解斜視図、第6図はガイド溝の別の実施例
を示す斜視図である。 尚、図中、A……洗面台、a……キヤビネツ
ト、1……カウンター、b……洗面器、c……洗
濯流し、d……ワゴン、4……収容室、4a……
キヤビネツトの底壁、4b……ガイド溝、4e…
…ストツパ部、14b……前部車輪、14c……
後部車輪を夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤビネツト上面のカウンターに洗面器又は流
    しを設け、前面が開放した収容室内にワゴンを前
    面より引き出し自在に収容する洗面又は流し台に
    おいて、前記ワゴンに配備した洗濯流し等の多目
    的水槽からキヤビネツトに亙つて給排水管を引き
    出し自在に架設し、前記収容室の底面を覆う底壁
    上面にワゴンの後部車輪と略同幅寸法のガイド溝
    をワゴンの引き出し方向へ長尺状に形成すると共
    に、該ガイド溝にワゴンの後部車輪を嵌入してガ
    イド溝の前後端に後部車輪が突き当たるストツパ
    部を形成し、ワゴンの前部車輪を床面に接地させ
    たことを特徴とする洗面又は流し台。
JP1984164929U 1984-10-30 1984-10-30 Expired JPH0347540Y2 (ja)

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JPS6179941U JPS6179941U (ja) 1986-05-28
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JPS58136312U (ja) * 1982-03-08 1983-09-13 豊生ブレーキ工業株式会社 熱可塑性樹脂複合材シートのスタンピング型

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JPS6179941U (ja) 1986-05-28

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