JPH034746Y2 - - Google Patents

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JPH034746Y2
JPH034746Y2 JP1984024433U JP2443384U JPH034746Y2 JP H034746 Y2 JPH034746 Y2 JP H034746Y2 JP 1984024433 U JP1984024433 U JP 1984024433U JP 2443384 U JP2443384 U JP 2443384U JP H034746 Y2 JPH034746 Y2 JP H034746Y2
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JP
Japan
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water pump
engine
pump
cover
engine cover
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JP1984024433U
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JPS60137114U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主として自動2輪車のエンジンに用い
られるエンジン用ウオーターポンプに関する。
(従来技術) 従来のウオータポンプは、第1図に示すように
ポンプボデイ1やポンプカバー2は単品として製
造されている。即ちボデイ1やカバー2はクラン
クケースやエンジンカバー等とは別体に製造され
ている。従つて部品点数が多くなると共に、組立
作業にも手間がかかる。またボデイ1等をクラン
クケースに取り付けるために専用のOリンク3、
ボデイ、カバー間Oリング3′、及びボルト4も
必要になる。
なお第2図に示すように、ポンプボデイ1をク
ランクケース6に一体に形成したウオータポンプ
も開発されているが、ウオータポンプカバー2あ
るいはポンプケーシング7は単品として製造され
ており、従つて部品点数及び組立作業の工程が多
くなる。
(考案の目的) 本考案の目的は、ポンプボデイをクランクケー
スと一体に形成し、ポンプカバーをエンジンカバ
ーと一体に形成することにより、ポンプ専用の部
品点数を減少し、組立作業を容易にすることであ
る。
(考案の構成) (イ) クランクケースにウオータポンプボデイを一
体に形成し、 (ロ) 該ポンプボデイにウオータポンプ軸を支承
し、 (ハ) エンジンのクラツチ等を覆うエンジンカバー
に、インペラを収納するウオータポンプカバー
を一体に形成している。
(ニ) さらにエンジンカバー用ガスケツトの一部を
ウオータポンプ用に流用し、ウオータポンプカ
バーと一体のエンジンカバー内に冷却水吐出用
や冷却水吸込用の水路を設けている。
(実施例) 本考案を適用した自動2輪車用エンジンの縦断
面部分図を示す第3図において、クランクケース
10には筒形のウオータポンプボデイ11が一体
に形成されており、ボデイ11内には1対のボー
ルベアリング12を介してウオータポンプ軸13
が回転自在に支持されている。ポンプ軸13のク
ランクケース10内側の端部は例えばオイルポン
プ駆動軸14等を介してクランク軸に連結し、ポ
ンプ軸13の他端部はクランクケース10外に延
び出すと共にインペラ15が固着されている。1
6はオイルシール、17はメカニカルシールであ
つて、両シール16,17は第3図右側のベアリ
ング12とインペラ15の間に配置されており、
また両シール16,17間の環状空間18はクラ
ンクケース10内の水抜き通路19に連通してい
る。
20はインペラ15を収納するウオータポンプ
カバーであつて、エンジンカバー21と一体に形
成されると共に、ケーシング部20aを一体に備
えている。エンジンカバー21はガスケツト23
を介してクランクケース10の右端面に固定され
ている。
第3図の−断面を示す第4図において、エ
ンジンカバー21内には冷却水吐出管25と冷却
水吸込管26がそれぞれカバー21と一体に形成
されている。吐出管25はその下端部がポンプケ
ーシング部20aの上端部に連通すると共に、ク
ランク軸24を避けるように蛇行しながら上方へ
延び、エンジンカバー21の上端部において開口
し、接続パイプ27等を介して例えばシリンダ内
の冷却水通路に連通している。冷却水吸込管26
はケーシング部20aの中央部分から前方へ延
び、エンジンカバー21の前端部において前方突
出状に冷却水取入部29が一体に形成されてい
る。
第3図のV矢視図(右側面図)を示す第5図に
おいて、前記吸込管26の水取入部29はラジエ
ータホース30を介してラジエータ31に接続さ
れている。エンジンカバー21の表面には自動2
輪車のフレームパイプ33に沿う凹部34が形成
されている。35はブレーキペダル、36はフー
トレストであり、両者35,36は共にエンジン
カバー21に取り付けられている。なおエンジン
カバー21はエンジンの右側のクラツチ等を覆つ
ている。また37は運転者の靴を示している。
第6図は第5図の矢視図であり、フレームパ
イプ33がエンジンカバー21の凹部34を通過
している状態を示している。
第7図は吸込管26等の断面形状であり、管2
6の一側面としてエンジンカバー21の一部分が
共用されている。
なおエンジンカバー21内の冷却水ラインの断
面積を確保するために、第8図に示すように吸込
管26の上下幅を部分的に広げてもよい。
(作用) ラジエータ31からホース30及び吸込管26
を通つてウオータポンプに吸い込まれる冷却水
は、ポンプ内でインペラ15により加圧され、吐
出管25からシリンダ内の冷却水通路へ供給され
る。
ウオータポンプを組み付ける場合には、インペ
ラ15(第3図)を有するポンプ軸13、各シー
ル16,17及びベアリング12をポンプボデイ
11に組み付けさえすれば、後はエンジンカバー
21の組付作業によりエンジンカバー20も同時
に組み付けられる。即ちポンプボデイ11やエン
ジンカバー20を単体で組み付けるような作業は
必要でない。
(別の実施例) (1) ウオータポンプ軸の駆動機構としては、第3
図のようにオイルポンプ駆動軸14を利用する
方式のほかに、チエン及びスプロケツトにより
クランク軸に連結する方式や、適宜の中間軸あ
るいはカム軸に連結する方式等の各種方式を採
用することができる。ただしウオータポンプ軸
の回転速度がクランク軸の回転速度より低くな
るように連結することが好ましい。
(2) 第4図に示すように吐出管25及び吸込管2
6として、エンジンカバー21とは別体のパイ
プあるいは半割状のパイプを、エンジンカバー
21に例えば電子ビーム溶接するようにしても
よい。
(考案の効果) (1) ウオータポンプのポンプボデイをクランクケ
ースと一体に形成し、ポンプカバーをエンジン
カバーと一体に形成しており、しかもそれらの
構造によりウオータポンプ用のOリングとして
エンジンカバー用ガスケツトの一部を流用でき
るようになるので、ウオータポンプ専用の部品
点数を大幅に減少させることができる。それに
よりエンジンの組立作業工数が大幅に減少し、
組立作業能率が大幅に向上する。またコストダ
ウンも達成できる。
(2) 部品点数が減少することにより、部品管理も
容易になり、管理費等も安くなる。
(3) ウオータポンプ軸を支持するポンプボデイを
クランクケースと一体に形成しているので、従
来のように単品のボデイをクランクケースに取
り付ける場合に比べ、エンジン組立時にポンプ
ボデイの位置決め作業等を行わなくてすみ、し
かもウオータポンプ軸を、例えばウオータポン
プ軸駆動用のオイルポンプ軸の軸心に正確に合
わせることができる。即ちエンジン組立時にお
いてウオータポンプ軸を簡単かつ正確に組み付
けることができる。
(4) 冷却水吐出管25及び冷却水吸込管26をエ
ンジンカバー21内に設けていることにより、
自動2輪車においてエンジン右側への出張り部
分をなくすことができる。それによりエンジン
の左右幅を短くすることができると共に、ブレ
ーキ操作もし易くなり、またバンク角も大きく
とれる。
(5) 第4、第5図に示すようにエンジンカバー2
1内に吸込管26を形成すると共に、エンジン
カバー21の前端部に水取入部29を形成する
ようにすると、ラジエータホース30を短くす
ることができ、それによりホース30の配管あ
るいは取付作業が容易になる。またエンジン全
体の外観も美しくなり、商品的価値が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の分解斜視図、第2図は別の従
来例の縦断面図、第3図は本考案を適用したエン
ジンの縦断面部分図、第4図は第3図の−断
面図、第5図は第3図の矢視図、第6図は第5
図の矢視図、第7図は第4図の−断面図、
第8図は変形例を示しており、第4図の矢視部
分に相当する部分図である。10……クランクケ
ース、11……ポンプボデイ、13……ポンプ
軸、15……インペラ、20……ポンプカバー、
21……エンジンカバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランクケースにウオーターポンプボデイを一
    体に形成し、該ポンプボデイにウオーターポンプ
    軸を支承し、ポンプ端部にインペラを固着し、エ
    ンジンのクラツチ等を覆うエンジンカバーに、上
    記インペラを覆うウオーターポンプカバーを一体
    に形成し、エンジンカバー用ガスケツトの一部を
    ウオーターポンプ用に流用し、ウオーターポンプ
    カバーと一体のエンジンカバー内に冷却水吐出用
    や冷却水吸込み用の水路を設けたことを特徴とす
    るエンジン用ウオーターポンプ。
JP2443384U 1984-02-21 1984-02-21 エンジン用ウオ−タポンプ Granted JPS60137114U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2443384U JPS60137114U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 エンジン用ウオ−タポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP2443384U JPS60137114U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 エンジン用ウオ−タポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60137114U JPS60137114U (ja) 1985-09-11
JPH034746Y2 true JPH034746Y2 (ja) 1991-02-07

Family

ID=30518579

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2443384U Granted JPS60137114U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 エンジン用ウオ−タポンプ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03492Y2 (ja) * 1985-12-27 1991-01-10
JPH0755291Y2 (ja) * 1988-03-18 1995-12-20 本田技研工業株式会社 エンジン冷却系連通管の保護装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56101416U (ja) * 1979-12-28 1981-08-10
JPS56114127U (ja) * 1980-02-01 1981-09-02

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JPS60137114U (ja) 1985-09-11

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