JPH0346703Y2

JPH0346703Y2 -

Info

Publication number: JPH0346703Y2
Application number: JP1985074430U
Authority: JP
Priority date: 1985-05-20
Filing date: 1985-05-20
Publication date: 1991-10-02
Also published as: JPS61190966U

Description

【考案の詳細な説明】産業上の利用分野この考案は、収納箱を具備した電気掃除機に関
するものである。

従来の技術従来のこの種の電気掃除機は、例えば、第５図
のような状態になつていた。

すなわち、本体１１の後底部にローラー１２を
取り付け、また本体上部には提げ手１３を本体後
部より90°回転自在に取り付け、提げ手１３を握
り、本体１１を持つた時、床面に対し本体１１が
水平状態になつていた。

考案が解決しようとする問題点しかし、このような構造のものでは、提げ手１
３を握つた状態で収納箱１４に装着させようとす
ると、第６図に示すｂ，ｃ寸法が２mm程度しかな
いため、また本体底部と収納箱の装着口が水平な
ため、円滑に装着することができず、あらため
て、本体を両手で支えたり、また、装着しやすい
ように本体もしくは収納箱を傾けたりして位置合
せをし、装着しなければならないという問題があ
つた。例えば、提げ手１３を握つて持つとき、提
げ手１３の中心を持たないで、少しでもずれて持
つと本体は幅方向で傾き収納箱１４に装着の際、
片方のローラー１２が入つても、もう一方のロー
ラーが収納箱の端にひつかかり装着できない等で
ある。

さらに、間違つて本体を落とした時、本体が手
から離れる際に振動や負荷が加われば、本体外観
から落ちて、本体に損傷を与えてしまう恐れがあ
る。

そこで、本考案は本体を容易に収納箱に装着で
きるようにするとともに、誤つて本体を落した時
本体には損傷を与えないようにするものである。

問題点を解決するための手段このような従来の問題点を解決するために本考
案は、本体上部に提げ手を設ける際、本体重心延
長線上より吸気口側に回転自在に取り付け、提げ
手で本体を持ち上げている時、本体後底部に取り
付けたローラーが常に最下位置になるようにす
る。

作用この技術的手段による作用は次のようになる。

すなわち、本体を収納箱に装着する際、本体後
底部のローラーから入れるようにすることで、収
納箱後部内壁にローラー外壁が沿うようになるた
め、円滑に装着できる。

また、誤つて本体を落した場合、本体が手から
離れる際に振動や負荷が加わつても、ローラーか
ら落下するため、本体自身に損傷等の影響はなく
なる。さらに、本体を収納箱に装着した状態で持
ち歩く場合は、床面と水平になるため、持ち運び
やすい。またホースを吸気口に装着した場合でも
床面と水平になるため、持ち運びやすく、操作が
しやすい。

実施例以下、本考案の実施例を添付図面に基づき説明
する。

第１図〜第３図において、１は掃除機の本体、
２はその後底部に設けたローラー、３は提げ手、
４は収納箱、５は吸気口である。上記提げ手３は
本体１の上部に回転自在に取り付けてあり、さら
に本体１自体の重心延長線上より吸気口５側に位
置している。よつて、第１図に示すように提げ手
３を握り、本体１を持ち上げると、同提げ手３が
回転自在なため、本体重心が提げ手の垂直線上に
位置するように傾き、ローラー２が最下位置にな
る。次に第２図は収納箱４に装着する際の状態で
あるが、図に示すように、ローラー２の外周から
収納箱４後部内壁に沿うように装着できる。その
後本体を収納箱４に装着した状態を第３図に示
す。図に示すように、収納箱４を取り付けると、
その収納箱４の形状や重量及びその中に収納され
ているホース、延長管、床ノズル（図示せず）等
の重量で、重心の位置が提げ手３の垂直延長線上
に来るため、提げ手３で持ち上げると、地面と水
平になる。さらに本体１の吸気口５にホース６を
装着した時を第４図に示す。図で示すように、ホ
ース６を装着すると、重心が吸気口側に移動し、
提げ手３の垂直延長線上に来るため、床面に水平
になる。

考案の効果このように本考案によれば、本体を収納箱に装
着する際、重心位置が提げ手より後方にあるた
め、本体は傾いて、ローラーが最下位置になり、
これにより、収納箱への装着が円滑、かつ容易に
行える。また、誤つて本体を落した場合は、ロー
ラーから落下するため、本体自体に損傷等はな
く、性能及び安全性に支障はない。さらに運悪く
損傷したとしても、従来であると本体を取り変え
なければならないものが、ローラーだけですみ、
取り変えが容易であり安価ですむので使用者にと
つては有意義なものとなる。次に、本体に収納箱
あるいはホースを装着すると、重心位置が移動
し、提げ手の垂直延長線上に来るため、床面と水
平になり持ちやすく操作しやすくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す電気掃除機の持
ち上げた時の状態を示す側面図、第２図は同電気
掃除機を収納箱に装着する時の側面図、第３図は
同電気掃除機を収納箱に装着した時の側面図、第
４図はホースを取着した状態での側面図、第５図
は従来例の電気掃除機を収納箱に装着する時の側
面図、第６図は同背面図である。１……本体、２……ローラー、３……提げ手、
４……収納箱、５……吸気口。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

本体と延長管、ホース及び床ノズル等を内蔵す
るとともに、上記本体を上方に着脱自在に装着す
る収納箱と、前記本体の上部に回動自在に設けた
提け手と、上記本体の後方底部に設けたローラー
とを具備し、上記提げ手は本体重心位置より吸気
口側に位置させた電気掃除機。