JPS5810537Y2 - アプライト型電気掃除機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアプライド型電気掃除機に関し、掃除機本体を
構成する主体の肉ぬすみの空間を有効活用して使用性の
向上を図ったものである。

従来、アプライド型電気掃除機においては、分割形成さ
れる主体の強度をもたせるため、いずれか一方の主体の
接合部に延長管の嵌合筒部を形成し、またこの嵌合筒部
の肉厚を略均−にするため、主体の外方より肉ぬすみを
行っていた。

しかしながら、このような肉ぬすみ部は成形時のみ役立
つもので、掃除機としての機能向上に何んら寄与する構
成でなかったため、外観面を考慮して、別個の蓋でその
開口部を閉じていた。

すなわち、従来の肉ぬすみ空間は有効に利用できていな
かった。

また、アプライド型電気掃除機の運搬に際して、本体の
取っ手を持った場合には、後部に比較的長い延長管、握
り部が接続されているためバランスがとりに＜＜、シか
も邪魔にもなるもので運びにくいものになっていた。

本考案は上記従来の欠点を解消したもので、以下にその
一実施例を図面に基づき説明する。

図において、１は電動送風機２．集塵装置（図示せず）
を備えた掃除機本体、３はこの掃除機本体１の前部に接
続された床用吸込具、４は掃除機本体１の後部に接続さ
れ、先端に掃除機を移動させるときの握り部５を設けた
延長管、６はこの握り部５に形成されたコード掛は部、
７は電源コード、８は延長管４に設けたコード掛けであ
る。

９は主体１ａに一体形成された延長管４との嵌合筒部、
１ｂは上記主体１ａと結合して掃除機本体１を形成する
主体である。

そして、上記嵌合筒部９を主体１ａと一体形成するに当
って同嵌合筒部９の肉厚を略均−化するために上記主体
１ａの嵌合筒部９と対向する部分には背面に開口した肉
ぬすみの空間１０が形成されている。

１１は前記空間１０の開口後部にビス１２により固着し
た蓋体で、運搬時及び格納時の取っ手となる。

１３は空気が吐出する格子を形成した排気蓋、１４は蓋
体１１の一部に形成した凹部で゛ある。

このように、蓋体１１は、主体１ａの下面後部に位置し
、肉ぬすみのための空間１０の開口後側に設けられてお
り、運搬時この空間に手を入れて蓋体１１を保持すれば
掃除機本体１は立てられた状態になるところから、運搬
途中、延長管４、握り部５が壁等に当ることなく、かつ
引っ掛りがあるためすべることはなく容易に運搬するこ
とができる。

また掃除機本体１の格納時に壁の釘などに蓋体１１の凹
部１４を引っ掛ければ安定した状態で吊下げておくこと
ができる。

このように本考案によれば、肉ぬすみ部の後部を閉塞す
る蓋体を固着することにより、運搬時及び格納時に取っ
手として利用でき、かつ肉ぬすみ部の空間も有効に利用
できるもので、その実用的価値は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例におけるアプライド型電気掃
除機の側面図、第２図は掃除機本体を後方より見た斜視
図、第３図は延長管嵌合部の断面図、第４図は掃除機本
体の運搬状態を示す外観斜視図、第５図は壁にかけて収
納する状態を示した側面図である。 １・・・・・・掃除機本体、ｌａ、ｌｂ・・・・・・主
体、４・・・・・・延長管、５・・・・・・握り部、９
・・・・・・延長管嵌合筒部（嵌合筒部）、１０・・・
・・・空間、１１・・・・・・蓋体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 互いに接合して掃除機本体を構成すべく分割形成された
   二つの主体の接合部に、先端に握り部を有する延長管の
   嵌合部を配設し、この嵌合部は上記主体のいずれか一方
   に一体形成した延長管嵌合筒部にて構成し、かつ延長管
   嵌合筒部を有する一方の主体には同延長管嵌合筒部と対
   向して外方へ開口する肉ぬすみの空間を形成するととも
   に、この空間の後方に運搬時の取っ手となる蓋体を固着
   したアプライド型電気掃除機。