JPS6016340Y2 - 電気掃除機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、集塵用ホース、延長管、床用吸込口等を入れ
る付属品収納体を取付けることによって転倒妨止を図っ
た電気掃除機に関するものである。

一般に、業務用等の大形の掃除機になると、重量も増加
し、床面から突出した障害物等を乗越えるのも面倒では
あるが、それ以上に乗越える際などに転倒し易く、転倒
し始めたら支え難いし、転倒したら起こすのが非常に厄
介である。

また、別個な問題として、付属品等、即ち、集塵用のホ
ース、延長管、床用吸込口などが長大化、大重量となり
持ち運び或いは格納に不便であった。

そこで、本考案は、上記異質の欠点を一緒に解消せんと
するもので、以下添付図面に従いその実施例について説
明する。

図において、１は電動送風機を内蔵する掃除機本体、２
は集塵装置を内に納めた収塵箱である。

そして、掃除機本体１の左右には、収塵箱２を着脱自在
に装着するための尾錠装置３が取り付けられている。

また、集塵箱２の側面には、その接線方向に集塵用ホー
スを接続するための吸気口４が形設されている。

５は移動用の台車で、掃除機本体１をコの字状に包囲し
て、懸架する支持部６と、把手部７とで威り両者はねじ
によって締結されている。

また把手部７は、実際に把手になる把手部上８と、支え
になる把手部下９に分かれている。

そして把手部下９側に細管１０が溶接されており、それ
が把手部上８に嵌合し、ねじ１１て締め付けることによ
って両者が接続、固定されるようになっている。

また、把手部上８には付属品を入れるための付属品収納
体１２がその左右の軸部１３を把手部上８内側に形設さ
れた嵌合孔１４に挿入することによって回転自在に取り
付けられている。

１５．１６は移動用のキャスターおよびローラー、１７
は電動送風機の運転、停止のための開閉器である。

上記の構成に於て、掃除機が後ろへ転倒しようとすれば
、付属品収納体１２は、その軸部１３が把手部上８に回
転自在に挿入されているので、常に支点、即ち、軸部１
３を通る対角線を鉛直方向にした第３図に示す状態を保
ち続けるので、付属品収納体１２の底部１８が床面につ
けばそれが支えとなり、転倒することが無いし、また、
付属品収納体１２に納められている付属品も、例え、一
杯に入っていようと上記の状態を保つため、零れ落ちる
ことがない。

勿論、付属品収納体１２を取り付けたことによって、集
塵用の付属品の持ち運び、格納に便利なのは言うまでも
無いことである。

尚、上記の一実施例については、移動用の台車に付属品
収納体を取り付けているが、勿論、直接、掃除機本体に
キャスター、ローラーなどの走行装置が取り付けられて
いるものなどについては、付属品収納体を直接、掃除機
に取り付ければ良いことは言うまでもないことである。

このように本考案によれば、簡単な構造で掃除機の転倒
防止、付属品の持ち運び、格納に便利等々、使用性良好
な掃除機を提供出来、実用的価値大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す電気掃除機の側面図、
第２図は付属品収納体取付部の断面図、第３図は転倒防
止説明図である。 ５・・・・・・台車、１２・・・・・・付属品収納体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 掃除機後部、または掃除機を積載した移動用の台車の後
   部に剛性を有する付属品収納体の上部を回動自在に取り
   付け、かつその下部は自由端とした電気掃除機。