JPH0346585Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0346585Y2 JPH0346585Y2 JP1985083692U JP8369285U JPH0346585Y2 JP H0346585 Y2 JPH0346585 Y2 JP H0346585Y2 JP 1985083692 U JP1985083692 U JP 1985083692U JP 8369285 U JP8369285 U JP 8369285U JP H0346585 Y2 JPH0346585 Y2 JP H0346585Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric element
- electrode
- length
- electrodes
- ultrasonic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はカラーTV,VTR等の映像機器にお
いて、Y−C分離、色分離ノイズキヤンセラ等と
して使用され、1Hや2H等の遅延機能を有する超
音波遅延線に関するものである。
いて、Y−C分離、色分離ノイズキヤンセラ等と
して使用され、1Hや2H等の遅延機能を有する超
音波遅延線に関するものである。
従来の技術
従来、このような超音波遅延線は第5図に示す
ように、多角形のガラス媒体4の斜面に、第6図
に示すように圧電素子1の上面、下面に各々同寸
法かつ、ほぼ圧電素子1の長さに等しい電極2,
3が設けられた圧電素子1を接着固定して構成さ
れていた。すなわち、圧電素子1に設けられた電
極2,3の長さは圧電素子1と同寸法か、あるい
は電極2,3を設ける場合、蒸着またはメツキ等
により設けるため、圧電素子1の側面に電極物質
が付着することによる電極2,3間での短絡を防
止するため、周辺に0.1〜0.25mmの余白部を残す
程度で、ほぼ圧電素子1と同寸法のものであつ
た。第5図で5はガラス媒体4の側面に設けられ
た不要反射吸収材、6及び7は引出し電極であ
る。
ように、多角形のガラス媒体4の斜面に、第6図
に示すように圧電素子1の上面、下面に各々同寸
法かつ、ほぼ圧電素子1の長さに等しい電極2,
3が設けられた圧電素子1を接着固定して構成さ
れていた。すなわち、圧電素子1に設けられた電
極2,3の長さは圧電素子1と同寸法か、あるい
は電極2,3を設ける場合、蒸着またはメツキ等
により設けるため、圧電素子1の側面に電極物質
が付着することによる電極2,3間での短絡を防
止するため、周辺に0.1〜0.25mmの余白部を残す
程度で、ほぼ圧電素子1と同寸法のものであつ
た。第5図で5はガラス媒体4の側面に設けられ
た不要反射吸収材、6及び7は引出し電極であ
る。
考案が解決しようとする問題点
このような従来の構成では、圧電素子を使用し
た超音波遅延線において、特に3.58MHz帯等の低
周波領域で使用される超音波遅延線では挿入損失
が大きく、また整数倍以外のその他の不要反射が
大きい欠点があつた。
た超音波遅延線において、特に3.58MHz帯等の低
周波領域で使用される超音波遅延線では挿入損失
が大きく、また整数倍以外のその他の不要反射が
大きい欠点があつた。
本考案はこのような問題点を解決するもので、
この点に鑑み、圧電素子の長さと圧電素子に設け
る電極の寸法を変えることにより挿入損失及び不
要反射を改良することを目的とするものである。
この点に鑑み、圧電素子の長さと圧電素子に設け
る電極の寸法を変えることにより挿入損失及び不
要反射を改良することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段
この問題点を解決するために本考案は、圧電素
子の長さL、前記圧電素子の上面、下面に各々設
けられた電極の長さを各々l1,l2として、l1=
0.6L〜0.75Lかつl2≒Lなる圧電素子を多角形ガ
ラス媒体の斜面に設け、電気−機械変換素子とし
て使用する構成としたものである。
子の長さL、前記圧電素子の上面、下面に各々設
けられた電極の長さを各々l1,l2として、l1=
0.6L〜0.75Lかつl2≒Lなる圧電素子を多角形ガ
ラス媒体の斜面に設け、電気−機械変換素子とし
て使用する構成としたものである。
作 用
この構成により、圧電素子の上面、下面の電極
寸法を異ならせ、上面の電極寸法を下面より小さ
くした場合、圧電素子の超音波放射の指向性が改
善され、圧電素子の中央部付近に集中して超音波
が放射され、所定放射方向以外の方向への放射が
減少するため、挿入損失が小さくなり、整数倍以
外のその他の不要反射が小さくなる。
寸法を異ならせ、上面の電極寸法を下面より小さ
くした場合、圧電素子の超音波放射の指向性が改
善され、圧電素子の中央部付近に集中して超音波
が放射され、所定放射方向以外の方向への放射が
減少するため、挿入損失が小さくなり、整数倍以
外のその他の不要反射が小さくなる。
実施例
第1図a,bは本考案の一実施例による超音波
遅延線の圧電素子の斜視図及び正面図であり、第
1図において、11は圧電素子、12,13は電
極である。まず、圧電素子11の上面及び下面に
蒸着またはメツキ等によりNiCr,Au,Ag等の
金属が複数層になるように形成されて電極12,
13が設けられている。そして、各々の寸法は、
圧電素子11の長さをL、上面電極12の長さを
l1、下面電極13の長さをl2とした場合、l1=
0.6L〜0.75L、l2≒Lとなつている。上記l2の長さ
はLと同一かまたは電極12,13間の短絡防止
のため、0.1〜0.25mmの余白を設ける程度である。
遅延線の圧電素子の斜視図及び正面図であり、第
1図において、11は圧電素子、12,13は電
極である。まず、圧電素子11の上面及び下面に
蒸着またはメツキ等によりNiCr,Au,Ag等の
金属が複数層になるように形成されて電極12,
13が設けられている。そして、各々の寸法は、
圧電素子11の長さをL、上面電極12の長さを
l1、下面電極13の長さをl2とした場合、l1=
0.6L〜0.75L、l2≒Lとなつている。上記l2の長さ
はLと同一かまたは電極12,13間の短絡防止
のため、0.1〜0.25mmの余白を設ける程度である。
このような電極寸法を有する圧電素子11が2
枚、第2図に示すように多角形なるガラス媒体1
4の斜面に接着固定され、ガラス媒体14上に設
けられた引出し電極16及び17とで入力及び出
力部を構成し、各々が電気−機械変換素子として
機能し、一方が入力部、他方が出力部となつてい
る。そして、入力部は電気信号が印加されると、
圧電素子11が振動し、それがガラス媒体14を
振動させ、超音波がガラス媒体14中を複数回反
射しながら進行し、他方の圧電素子12に到達
し、振動させて電気信号を発生させる。そして、
ガラス媒体14中での超音波伝播により電気信号
の遅延を行うものである。また、ガラス媒体14
の側面にはエポキシ樹脂等による不要反射吸収材
5が設けられている。
枚、第2図に示すように多角形なるガラス媒体1
4の斜面に接着固定され、ガラス媒体14上に設
けられた引出し電極16及び17とで入力及び出
力部を構成し、各々が電気−機械変換素子として
機能し、一方が入力部、他方が出力部となつてい
る。そして、入力部は電気信号が印加されると、
圧電素子11が振動し、それがガラス媒体14を
振動させ、超音波がガラス媒体14中を複数回反
射しながら進行し、他方の圧電素子12に到達
し、振動させて電気信号を発生させる。そして、
ガラス媒体14中での超音波伝播により電気信号
の遅延を行うものである。また、ガラス媒体14
の側面にはエポキシ樹脂等による不要反射吸収材
5が設けられている。
このように、圧電素子の上面、下面の電極寸法
を異ならせ、上面の電極寸法を小さくした場合、
圧電素子の超音波放射の指向性が改善され、圧電
素子の中央部付近に集中して超音波が放射され、
所定放射方向以外の方向への放射が減少するた
め、第3図に示すように挿入損失が小さくなり、
また第4図に示すように整数倍以外のその他の不
要反射が小さくなる。第4図において、不要反射
は正規の遅延信号に対するマイナスのデジベル値
で表わしている。この圧電素子の上面電極寸法は
圧電素子の長さに対し、小さくなるに従つて、挿
入損失や不要反射は改善されていくが、0.65Lを
ピークにして逆に悪くなつていく。これは電極面
積が小さくなりすぎて、十分駆動できなくなり、
また点放射源に近づくために指向性が悪くなるた
めである。従つて、上面電極寸法は(0.6〜0.75)
Lが適当である。
を異ならせ、上面の電極寸法を小さくした場合、
圧電素子の超音波放射の指向性が改善され、圧電
素子の中央部付近に集中して超音波が放射され、
所定放射方向以外の方向への放射が減少するた
め、第3図に示すように挿入損失が小さくなり、
また第4図に示すように整数倍以外のその他の不
要反射が小さくなる。第4図において、不要反射
は正規の遅延信号に対するマイナスのデジベル値
で表わしている。この圧電素子の上面電極寸法は
圧電素子の長さに対し、小さくなるに従つて、挿
入損失や不要反射は改善されていくが、0.65Lを
ピークにして逆に悪くなつていく。これは電極面
積が小さくなりすぎて、十分駆動できなくなり、
また点放射源に近づくために指向性が悪くなるた
めである。従つて、上面電極寸法は(0.6〜0.75)
Lが適当である。
考案の効果
以上のように本考案によれば、圧電素子の上
面、下面に設ける電極の長さ寸法を異ならせ、上
面電極の長さを圧電素子長さの0.6〜0.75倍にす
ることにより、挿入損失や整数倍以外のその他の
不要反射を著しく小さくできる長所を有し、工業
上、多大なる価値を有するという効果が得られ
る。
面、下面に設ける電極の長さ寸法を異ならせ、上
面電極の長さを圧電素子長さの0.6〜0.75倍にす
ることにより、挿入損失や整数倍以外のその他の
不要反射を著しく小さくできる長所を有し、工業
上、多大なる価値を有するという効果が得られ
る。
第1図a,bは本考案の一実施例による超音波
遅延線の圧電素子を示す斜視図及び正面図、第2
図は本考案の一実施例による超音波遅延線を示す
斜視図、第3図は本考案の挿入損失への効果を示
すグラフ、第4図は本考案の不要反射への効果を
示すグラフ、第5図は従来の超音波遅延線を示す
斜視図、第6図a,bは従来の超音波遅延線の圧
電素子を示す斜視図及び正面図である。 11……圧電素子、12……上面電極、13…
…下面電極、14……ガラス媒体、15……不要
反射吸収材、16,17……引出し電極。
遅延線の圧電素子を示す斜視図及び正面図、第2
図は本考案の一実施例による超音波遅延線を示す
斜視図、第3図は本考案の挿入損失への効果を示
すグラフ、第4図は本考案の不要反射への効果を
示すグラフ、第5図は従来の超音波遅延線を示す
斜視図、第6図a,bは従来の超音波遅延線の圧
電素子を示す斜視図及び正面図である。 11……圧電素子、12……上面電極、13…
…下面電極、14……ガラス媒体、15……不要
反射吸収材、16,17……引出し電極。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 圧電素子の長さをL、前記圧電素子の上面、下
面に各々設けられた電極の長さを各々l1,l2とし
て、 l1=0.6L〜0.75L l2≒L なる圧電素子を多角形ガラス媒体の斜面に設け、
電気−機械変換素子として使用する構成とした超
音波遅延線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985083692U JPH0346585Y2 (ja) | 1985-06-03 | 1985-06-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985083692U JPH0346585Y2 (ja) | 1985-06-03 | 1985-06-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61199929U JPS61199929U (ja) | 1986-12-15 |
JPH0346585Y2 true JPH0346585Y2 (ja) | 1991-10-02 |
Family
ID=30632548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985083692U Expired JPH0346585Y2 (ja) | 1985-06-03 | 1985-06-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0346585Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5219942A (en) * | 1975-08-07 | 1977-02-15 | Fujitsu Ltd | Pulse width change circuit |
JPS606341B2 (ja) * | 1976-12-29 | 1985-02-18 | 太田製薬株式会社 | 2―(2‐フルオロ‐4‐ビフエニリル)プロピオン酸の製造法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5764924U (ja) * | 1980-10-06 | 1982-04-17 | ||
JPS5896332U (ja) * | 1981-12-23 | 1983-06-30 | 松下電器産業株式会社 | 超音波遅延線 |
JPS606341U (ja) * | 1983-06-27 | 1985-01-17 | 松下電器産業株式会社 | 超音波遅延線 |
-
1985
- 1985-06-03 JP JP1985083692U patent/JPH0346585Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5219942A (en) * | 1975-08-07 | 1977-02-15 | Fujitsu Ltd | Pulse width change circuit |
JPS606341B2 (ja) * | 1976-12-29 | 1985-02-18 | 太田製薬株式会社 | 2―(2‐フルオロ‐4‐ビフエニリル)プロピオン酸の製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61199929U (ja) | 1986-12-15 |
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