JPH0112425Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0112425Y2 JPH0112425Y2 JP5416481U JP5416481U JPH0112425Y2 JP H0112425 Y2 JPH0112425 Y2 JP H0112425Y2 JP 5416481 U JP5416481 U JP 5416481U JP 5416481 U JP5416481 U JP 5416481U JP H0112425 Y2 JPH0112425 Y2 JP H0112425Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- delay
- partition wall
- terminal pin
- hole
- ultrasonic
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 9
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Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ガラス遅延媒体を用いた超音波遅延
線の構成に関し、半田付けの際のフラツクスや、
水分の影響によつて特性が劣化することのないも
のを提供しようとするものである。
線の構成に関し、半田付けの際のフラツクスや、
水分の影響によつて特性が劣化することのないも
のを提供しようとするものである。
超音波遅延線は、電気信号を一定時間遅延させ
るためのもので、音波の速度が電磁波のそれの約
10万分の１であることに着目して、電気信号をい
つたん超音波信号に変換し、数10μsecから数
100μsecの遅延時間を得た後、再び電気信号に変
換するものである。
るためのもので、音波の速度が電磁波のそれの約
10万分の１であることに着目して、電気信号をい
つたん超音波信号に変換し、数10μsecから数
100μsecの遅延時間を得た後、再び電気信号に変
換するものである。
第１図にその原理を示す。ガラス遅延媒体１の
両端には電極を設けた電気−機械エネルギー変換
機能をもつ圧電変換子２，３が取り付けられてい
る。いま、入力用の圧電変換子２の電極間に電気
信号Eiが印加されると、変換子２はその信号の周
波数に応じて機械振動し、ガラス遅延媒体１中に
超音波が放射される。この超音波は遅延媒体１中
を第１図の実線に示す経路に沿つて伝播し、他端
の出力用の圧電変換子３に到達し、これによつて
変換子３が機械的に振動して、その周波数に応じ
た電気信号Epを電極間に発生する。このとき、遅
延媒体１の音速をｕ、長さをｌとすれば、超音波
信号が入力端から出力端へ到達するのに要した時
間ｔは、 ｔ＝ｌ／ｕ で表わされ、出力信号Epは、入力信号Eiに対して
ｔだけ遅延されたことになる。このｔを遅延時間
という。
両端には電極を設けた電気−機械エネルギー変換
機能をもつ圧電変換子２，３が取り付けられてい
る。いま、入力用の圧電変換子２の電極間に電気
信号Eiが印加されると、変換子２はその信号の周
波数に応じて機械振動し、ガラス遅延媒体１中に
超音波が放射される。この超音波は遅延媒体１中
を第１図の実線に示す経路に沿つて伝播し、他端
の出力用の圧電変換子３に到達し、これによつて
変換子３が機械的に振動して、その周波数に応じ
た電気信号Epを電極間に発生する。このとき、遅
延媒体１の音速をｕ、長さをｌとすれば、超音波
信号が入力端から出力端へ到達するのに要した時
間ｔは、 ｔ＝ｌ／ｕ で表わされ、出力信号Epは、入力信号Eiに対して
ｔだけ遅延されたことになる。このｔを遅延時間
という。
第２図に超音波遅延線の簡単な従来例を示す。
この例では、ガラス遅延媒体１にはけい酸塩ガラ
ス、圧電変換子２，３には圧電磁器を用いてい
る。また、一定の遅延時間、すなわち一定の経路
長をできるだけ小さな遅延媒体中で得るために、
多数回の反射を利用している。圧電変換子２，３
は、厚みすべりモードで電気−機械変換を行なつ
ており、遅延媒体１中に横波を発生させている。
横波は縦波に比べ音速が約1/2を遅く、ガラス形
状を小さくするのに有利である。
この例では、ガラス遅延媒体１にはけい酸塩ガラ
ス、圧電変換子２，３には圧電磁器を用いてい
る。また、一定の遅延時間、すなわち一定の経路
長をできるだけ小さな遅延媒体中で得るために、
多数回の反射を利用している。圧電変換子２，３
は、厚みすべりモードで電気−機械変換を行なつ
ており、遅延媒体１中に横波を発生させている。
横波は縦波に比べ音速が約1/2を遅く、ガラス形
状を小さくするのに有利である。
このガラス遅延媒体１に圧電変換子２，３を取
り付けて構成した遅延素子は、２つに分割して作
成したケース４，５の内に緩衝材６，７を介して
収納する。ここで、ケース４，５の係合は図示す
るようにケース４の四隅に設けられた係合爪等を
利用することによつて行われている。また、この
ケース４の底面８には端子ピン９を取り付けてお
き、一端を遅延素子の圧電変換子２，３に接続し
たリード線１０をスポツト溶接等により接続する
ようにして構成している。
り付けて構成した遅延素子は、２つに分割して作
成したケース４，５の内に緩衝材６，７を介して
収納する。ここで、ケース４，５の係合は図示す
るようにケース４の四隅に設けられた係合爪等を
利用することによつて行われている。また、この
ケース４の底面８には端子ピン９を取り付けてお
き、一端を遅延素子の圧電変換子２，３に接続し
たリード線１０をスポツト溶接等により接続する
ようにして構成している。
ところが、このような従来の遅延線において
は、プリント基板に取り付けるときの半田付けの
際にフラツクスが端子ピン９からリード線１０を
伝つてケース４の内部に入つてガラス遅延媒体１
の表面に付着したり、使用中に水分が同様にして
付着したりすることがあり、この付着物のために
超音波の伝搬状態が影響を受けて遅延特性が劣化
してしまうという問題があつた。
は、プリント基板に取り付けるときの半田付けの
際にフラツクスが端子ピン９からリード線１０を
伝つてケース４の内部に入つてガラス遅延媒体１
の表面に付着したり、使用中に水分が同様にして
付着したりすることがあり、この付着物のために
超音波の伝搬状態が影響を受けて遅延特性が劣化
してしまうという問題があつた。
そこで、本考案はかかる従来の欠点を解消した
超音波遅延線を提供することを目的とするもので
あり、以下その一実施例を第３図に示して説明す
る。
超音波遅延線を提供することを目的とするもので
あり、以下その一実施例を第３図に示して説明す
る。
なお、第３図において従来と同様の部分には第
１，２図中と同一符号を付して説明をする。
１，２図中と同一符号を付して説明をする。
本遅延線においては、ケース４の底面８の部分
に隔壁１１を延出させて一体に設けて、この隔壁
１１にリード線１０を挿通する孔もしくは切り込
み１２を設ける。そして、リード線１０をこの孔
もしくは切り込み１２に通してから上記隔壁１１
よりも外側に位置する端子ピン９にスポツト溶接
１３等によつて接続し、さらに上記端子ピン９側
における孔もしくは切り込み１２の部分にシリコ
ンゴム等の樹脂１４を付着させて封止するように
した点に特徴がある。
に隔壁１１を延出させて一体に設けて、この隔壁
１１にリード線１０を挿通する孔もしくは切り込
み１２を設ける。そして、リード線１０をこの孔
もしくは切り込み１２に通してから上記隔壁１１
よりも外側に位置する端子ピン９にスポツト溶接
１３等によつて接続し、さらに上記端子ピン９側
における孔もしくは切り込み１２の部分にシリコ
ンゴム等の樹脂１４を付着させて封止するように
した点に特徴がある。
このように樹脂１４で封止しておくと、半田付
けの際にフラツクスが端子ピン９に伝つて上つて
きたり、また露結等によつて水分が端子ピン９に
付着した場合にも、それらは樹脂１４によつてケ
ース４の内部への阻止されるため、それらが遅延
媒体１の表面に付着されるおそれを防止すること
ができ、遅延特性を長期にわたつて良好に維持す
ることができる。
けの際にフラツクスが端子ピン９に伝つて上つて
きたり、また露結等によつて水分が端子ピン９に
付着した場合にも、それらは樹脂１４によつてケ
ース４の内部への阻止されるため、それらが遅延
媒体１の表面に付着されるおそれを防止すること
ができ、遅延特性を長期にわたつて良好に維持す
ることができる。
かかる従来と本考案の一例の遅延線における遅
延時間特性の経時変化の例を第４図に示す。ここ
で実線が従来のものであり、破線が本考案のもの
であるが、このように本考案によれば遅延時間を
変動なく維持することができ、経時劣化をほとん
どなくすることができる。
延時間特性の経時変化の例を第４図に示す。ここ
で実線が従来のものであり、破線が本考案のもの
であるが、このように本考案によれば遅延時間を
変動なく維持することができ、経時劣化をほとん
どなくすることができる。
以上のように、本考案によれば、半田付けの際
のフラツクスや、水分等による特性の劣化を防止
して良好な特性を長期間にわたつて維持すること
のできる実用的効果の大なるものである。
のフラツクスや、水分等による特性の劣化を防止
して良好な特性を長期間にわたつて維持すること
のできる実用的効果の大なるものである。
第１図は超音波遅延線の原理図、第２図は従来
の超音波遅延線の分解斜視図、第３図は本考案の
一実施例における超音波遅延線の断正面、第４図
はそれらの特性を示す特性図である。 １……ガラス遅延媒体、２，３……圧電変換
子、４，５……ケース、８……底面、９……端子
ピン、１０……リード線、１１……隔壁、１２…
…孔もしくは切り込み、１３……スポツト溶接、
１４……樹脂。
の超音波遅延線の分解斜視図、第３図は本考案の
一実施例における超音波遅延線の断正面、第４図
はそれらの特性を示す特性図である。 １……ガラス遅延媒体、２，３……圧電変換
子、４，５……ケース、８……底面、９……端子
ピン、１０……リード線、１１……隔壁、１２…
…孔もしくは切り込み、１３……スポツト溶接、
１４……樹脂。
Claims (1)
- ２分割したケースを設け、ガラス遅延媒体に信
号入出用の圧電変換子を取り付けた遅延素子を上
記ケースの内に収納するとともに、上記一方のケ
ースの底面部分に隔壁を延出させて一体に設けて
その隔壁よりも外側に端子ピンを取り付け、上記
圧電変換子に一端を接続したリード線を上記隔壁
に形成した孔もしくは切り込みに通して上記端子
ピンに接続し、かつ上記リード線を通した上記端
子ピン側における上記隔壁の孔もしくは切り込み
の部分を樹脂により封止してなる超音波遅延線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5416481U JPH0112425Y2 (ja) | 1981-04-14 | 1981-04-14 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5416481U JPH0112425Y2 (ja) | 1981-04-14 | 1981-04-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57166428U JPS57166428U (ja) | 1982-10-20 |
| JPH0112425Y2 true JPH0112425Y2 (ja) | 1989-04-11 |
Family
ID=29850771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5416481U Expired JPH0112425Y2 (ja) | 1981-04-14 | 1981-04-14 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0112425Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-04-14 JP JP5416481U patent/JPH0112425Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57166428U (ja) | 1982-10-20 |
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