JPH0346349B2 - - Google Patents

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JPH0346349B2
JPH0346349B2 JP59178062A JP17806284A JPH0346349B2 JP H0346349 B2 JPH0346349 B2 JP H0346349B2 JP 59178062 A JP59178062 A JP 59178062A JP 17806284 A JP17806284 A JP 17806284A JP H0346349 B2 JPH0346349 B2 JP H0346349B2
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valve
pilot pressure
hydraulic cylinder
pump
control valve
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JP59178062A
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JPS6154361A (ja
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Shuichi Matsuba
Shigeru Suzuki
Hiroshi Fujikawa
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0346349B2 publication Critical patent/JPH0346349B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/09Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by means for actuating valves

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両、特にホイルローダ等の車体屈折
式車両に用いられるパワーステアリング装置に関
するものである。
〔従来の技術〕 この種の車体屈折式車両は、例えば第4図に示
すように前車輪71を備えた前フレーム72と後
車輪73を備えた後フレーム74とを、前後車輪
の略中央位置でピン75により屈折自在に連結す
ると共に、一対の液圧シリンダ(図示せず)の両
端を前フレーム72と後フレーム74とにそれぞ
れピンで連結し、その液圧源は車両に搭載せるエ
ンジンに連結された定容量形ポンプ(図示せず)
で、その吐出液の液圧シリンダ側とタンク側への
供給割合はステアリングバルブ76のステアリン
グ操作で制御していた。
このステアリングバルブの操作方式には、第5
図に示すように操舵輪77又は操作レバーのよう
な手動操作部とステアリングバルブ76のスプー
ル(図示せず)とを連結するリンク機構78に車
体屈折量をフイードバツクするフイードバツク機
構を設けたフイードバツクリンケージ方式と、操
舵輪のような手動操作部を備えるパイロツト圧源
からのパイロツト圧によりステアリングバルブを
操作するパイロツト圧操作方式とが知られてい
る。
フイードバツクリンケージ方式を採用したパワ
ーステアリング装置の一例を第6図について説明
すると、ステアリングバルブ76は、そのスプー
ル操作部80に前記フイードバツク機構を含むリ
ンク機構78を介して操舵輪77を接続し、図示
中立位置において、定容量形ポンプ81の吐出口
をタンク82に連通している。ステアリングバル
ブ76の一方の出力ポート83は流路84により
液圧シリンダ85のヘツド室86といま一つの液
圧シリンダ87のロツド室88に接続し、他方の
出力ポート89は流路90により液圧シリンダ8
7のヘツド室91と液圧シリンダ85のロツド室
92に接続し、又、流路84と90はそれぞれリ
リーフ弁93,94を介装した通路95,96に
より互いに他方の流路90,84に接続してい
る。
このパワーステアリング装置では、操舵輪を操
作してステアリングバルブ76を例えば左位置に
とると、ポンプ81からの作動液はステアリング
バルブ76、流路84を経て液圧シリンダ85の
ヘツド室86と液圧シリンダ87のロツド室88
へ導かれヘツド室91とロツド室92は流路9
0、ステアリングバルブ76を経てタンク82に
連通するため、液圧シリンダ85が伸張し液圧シ
リンダ87が短縮して車体は一方向に屈折するこ
とになる。ここで操作輪の回転操作を止めれば、
フイードバツク機構によりステアリングバルブ7
6は中立位置に戻り、ポート83,89をブロツ
クすると共に、ポンプ81からの吐出液をタンク
82へ逃す結果、車体は屈折した状態のまま停止
する。尚、97はポンプ81からの最大吐出圧を
規制するリリーフ弁である。
第7図に示すパイロツト圧操作方式のパワース
テアリング装置では、ステアリングバルブ98は
手動ポンプユニツト99により制御するようにし
ている。即ち、ステアリングバルブ98のスプー
ル100両端に位置するパイロツトポート10
1,102は通路103,104により手動ポン
プユニツト99の切換弁105に接続し、通路1
03と104は絞り106を介装した通路107
により連通する。一方、定容量形ポンプ108か
らの圧液に助勢されて低トルクで駆動する手動ポ
ンプユニツト99を操舵輪で操作して切換弁10
5を例えば右位置にとつて通路103にポンプ1
08からの作動液を導くと、この作動液は絞り1
06を通り通路104、切換弁105を経てタン
ク82に環流するので、絞り106の上流に生じ
たパイロツト圧によりスプール100は左位置を
とり、ポンプ81からの作動液をステアリングバ
ルブ98、流路84より液圧シリンダ85のヘツ
ド室86と液圧シリンダ87のロツド室88へ導
き、ヘツド室91とロツド室92を流路90、ス
テアリングバルブ98を経てタンク82に連通
し、以下第6図に示す従来装置において説明した
と同じ作用が得られる。尚、109は定容量形ポ
ンプ108の最大吐出圧を規制するリリーフ弁で
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし乍ら、前記するような従来装置では、次
のような欠点があつた。
エネルギーロスが大きい ステアリング操作の有無に関係なく定容量形
ポンプ81は常にエンジンにより駆動されてい
て、ポンプからの作動液がステアリングバルブ
に常時送られているため、ステアリング操作を
行わないとき、又、一部の作動液を液圧シリン
ダへ配分して微速ステアリング操作を行うと
き、ポンプからの作動液の全量又はその大半が
ステアリング操作に寄与することなしにタンク
へ戻されるため、エネルギーロスが大きい。
運転者に与えるステアリング操作感覚が悪い ステアリング操作開始時急速にステアリング
操作を行うと、ステアリングバルブはこれに供
給される作動液の全量をごく短時間のうちに液
圧シリンダへ配分するように切換わる。これに
より液圧シリンダの圧力は急上昇し車体は急激
な屈折を開始するため、運転者にシヨツクを与
えステアリング操作感覚が悪い。
ホイルローダのような車体屈折式車両では、タ
イヤの弾性のため車体をある方向に屈折した位置
で保持するにはシリンダポートに圧力を加える必
要があつた。又、路面の状態(凹凸、斜面等)に
よつてもシリンダポートに加圧することがあつ
た。このような場合、加圧されたシリンダポート
をタンクに連通するようにステアリング操作をす
ると、加圧されたシリンダポートからタンクへ急
激に作動液が排出されるため、車体は急激なステ
アリング操作をうける。又、その際、シリンダポ
ートへ供給される液量よりも多量の液量がタンク
へ排出される結果、圧液の供給をうける側のシリ
ンダ内にキヤビテーシヨンが発生し、加圧されて
いたシリンダポートの圧力が解放されてから供給
側のキヤビテーシヨンが消滅するまでの間、操舵
輪を操作しているにもかかわらず車体のステアリ
ング操作が行われない状態が発生する。この状態
では車体がよろめくようなステアリング操作とな
り、不快な操作感覚となるうえにシヨツクで積荷
がくずれる等安全性の面からも問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記するような問題点を解決するため、本発明
に係る車体屈折式車両のパワーステアリング装置
においては、車体屈折用液圧シリンダと、この液
圧シリンダのヘツド室とロツド室にスプリングセ
ンタ形の方向切換弁を介して選択的に接続された
吐出ポートと吸込みポートを有し、かつ方向切換
弁が液圧シリンダのヘツド室、ロツド室をブロツ
クした中立位置では方向切換弁とで閉回路を形成
するようにした一方向吐出の可変容量形ポンプ
と、ステアリング操作機構の操作量にほぼ比例す
るパイロツト圧を発生させ、このパイロツト圧に
より前記可変容量形ポンプの吐出流量制御機構及
び前記方向切換弁を操作するパイロツト圧指令装
置を設けると共に、可変容量形ポンプの吐出量を
パイロツト圧にほぼ比例するように制御したこと
を特徴とするものである。
〔作用〕
ステアリング操作機構の操作部を操作すれば、
パイロツト圧指令装置から操作量に応じたパイロ
ツト圧が取出される。このパイロツト圧によつて
方向切換弁及び一方向吐出の可変容量形ポンプの
吐出流量制御機構が制御され、可変容量形ポンプ
の吐出ポートからパイロツト圧に応じた流量の作
動液が方向切換弁を経て液圧シリンダの一方の室
へ流入し他方の室からの戻り液は方向切換弁を経
て可変容量形ポンプの吸込みポートへ還流する。
このため液圧シリンダは伸張し又は短縮して、車
両は車体屈折箇所で屈折することとなる。
又、パイロツト圧により方向切換弁を前と逆方
向に切換えれば、液圧シリンダへの作動液流入方
向及び流出方向が逆となり、車体屈折方向も前と
逆になる。
方向切換弁機能位置においては、加圧された液
圧シリンダの排出ポートは可変容量形ポンプの吸
込みポートに通じていてタンクとの連通を断たれ
ているので、可変容量形ポンプの吐出流量に応じ
た吸込流量に相当する流量が加圧された液圧シリ
ンダの排出ポートから排出される。
ステアリング操作機構の操作量が零の場合は、
パイロツト圧指令装置からのパイロツト圧は略零
となる。これにより方向切換弁は中立位置へ戻り
液圧シリンダのヘツド室とロツド室をブロツクす
ると共に、可変容量形ポンプとで閉回路を形成
し、一方、ポンプ吐出流量制御機構のポンプ傾転
量は最小となるから、最少流量の作動液が閉回路
を循環することとなる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面について説明する。第1
図において、吐出流量制御機構であるレギユレー
タ1を備えた一方向吐出の可変容量形ポンプ2
は、吐出ポート3を流路4により方向切換弁5の
ポンプポートPに接続し、吸込みポート6を流路
7により方向切換弁5のタンクポートTに接続す
る。方向切換弁5の一方の出力ポートAは流路8
により液圧シリンダ9のヘツド室10と液圧シリ
ンダ11のロツド室12に接続し、又、いま一つ
の出力ポートBは流路13により液圧シリンダ1
1のヘツド室14と液圧シリンダ9のロツド室1
5に接続し、方向切換弁5が図示中立位置では方
向切換弁5は流路4,7及びポンプ2とで閉回路
を構成し、方向切換弁5が左右にずれかの機能位
置をとる場合にはポンプ2は流路4,7、方向切
換弁5、流路8,13及び液圧シリンダ9,11
とで閉回路を構成する。
レギユレータ1は、ポンプ2の傾転部に傾転レ
バー16を介して連結され且つ一端部の大径部1
7を液室18に、他端部の小径部19を常時サー
ボポンプ20のサーボ圧が導かれている液室21
に臨ませたサーボピストン22と、このサーボピ
ストンに傾転レバー16を介して連結したスリー
ブ23及びこれに摺動自在に嵌挿したスプール2
4とを備えて液室18のポートを制御するサーボ
弁25を有し、このサーボ弁のパイロツトポート
26は通路27によりシヤツトル弁28の出口ポ
ートに接続し、シヤツトル弁28の両入口ポート
は通路29,30により方向切換弁5のスプール
両端のパイロツトポート55,56に通路61,
62を経て接続すると共に、パイロツト制御弁3
1の減圧弁32,33の入口ポートに接続するも
のである。
パイロツト圧指令装置であるパイロツト制御弁
31は、ステアリング操作機構のリンク34に連
結された操作レバー35とこの操作レバーにばね
36,37を介して当接する前記二つの減圧弁3
2,33を備え、ステアリング操作機構の操舵輪
を操作して操作レバー35を例えば中立位置から
右方へ傾けると、減圧弁32はばね36で押され
てサーボポンプ20に接続する通路38を通路2
9に接続し、操作レバー35の操作角度に比例し
たパイロツト圧を通路29へ取出す。
一方、流路8,13にはそれぞれリリーフ弁3
9,40を設け、その2次側通路41,42は、
他方の流路13,8より分岐した通路13,44
に接続すると共に、流路8,13の液圧をパイロ
ツト圧にとる切換弁45、リリーフ弁46を介し
てタンク47に選択的に接続せしめる。又、流路
4,7は対向する一対のチエツク弁48,49を
介装した通路50により連通し、通路50のチエ
ツク弁間はサーボポンプ20からの液圧を制限す
るリリーフ弁51の2次側通路52に接続し、こ
の通路の下流にはブースト圧を設定するリリーフ
弁53を介装してある。
尚、流路4にはポート3の最大吐出圧を規制す
るリリーフ弁54を設けている。
本実施例は前記するような構成であるから、第
1図において、操作輪(図示せず)を操作してパ
イロツト制御弁31の操作レバー35を例えば右
方へ倒すと、減圧弁32が作動して通路38と2
9とが連通し、操作レバーの操作角度に比例した
パイロツト圧が通路29,61を経て方向切換弁
5の一方のパイロツトポート55に導かれ、他方
のパイロツトポート56は通路62,30、減圧
弁33を介してタンク47に連通するため、方向
切換弁5は左位置をとる。一方、通路29からシ
ヤツトル弁28に流入したパイロツト圧は通路2
7を経てサーボ弁25のパイロツトポート26に
導かれる。このパイロツト圧によりサーボ弁25
は左位置をとると、液室18はタンク47に連通
しサーボピストン22は右行してポンプ傾転角を
増し、ポンプ吐出流量は増大する。その際、サー
ボピストン22と連動するスリーブ23は右行
し、このスリーブの通孔がスプール24により閉
塞されると、液室18はブロツクされサーボピス
トン22の右行は止み、ポンプ吐出流量は一定と
なる。
可変容量形ポンプ2からの作動液は流路4、左
位置をとる方向切換弁5、流路13を経て液圧シ
リンダ11のヘツド室14と液圧シリンダ9のロ
ツド室15へ流れ、ヘツド室10とロツド室12
からの戻り液は流路8、方向切換弁5、流路7を
経て可変容量形ポンプ2へ還流するので、液圧シ
リンダ11が伸張し液圧シリンダ9が短縮して車
両はその中央連結箇所で屈折することになる。
又、これと逆向きの車体屈折は、パイロツト制
御弁31の操作レバー35を操舵輪で左側へ倒す
ことにより行われる。即ち、この場合には減圧弁
33が作動して通路38と30とを連通し、通路
30に取出されたパイロツト圧は通路62を経て
方向切換弁5のパイロツトポート56へ導かれ、
パイロツトポート55は通路61,29、減圧弁
32を経てタンク47に連通するので、方向切換
弁5は右位置に切換わる。一方、通路30からシ
ヤツトル弁28に流入したパイロツト圧は通路2
7を経てサーボ弁25のパイロツトポート26に
導かれ、サーボ弁25及びサーボピストン22は
前述のように作動しポンプ2からの作動液は流路
4、右位置をとる方向切換弁5、流路8を経て液
圧シリンダ9のヘツド室10と液圧シリンダ11
のロツド室12へ流れ、ヘツド室14とロツド室
15の戻り液は流路13、方向切換弁5、流路7
を経て可変容量形ポンプ2へ還流するので、液圧
シリンダ9が伸張し液圧シリンダ11が短縮して
車体は前と逆方向に屈折する。
尚、切換弁45は流路8,13のうち低圧側流
路をリリーフ弁46を介してタンク47に接続す
るように切換わることにより、閉回路内の余剰流
量をタンク47へ排出している。又、ポンプ2か
らの油もれの補給タンクからサーボポンプ20、
リリーフ弁51、チエツク弁48又は49を経て
なされる。これにより閉回路内流体とタンク内流
体とを循環させると共に、車体が屈折する際の液
圧シリンダ9,11の伸縮量の差より生じる閉回
路内液量の増減を吸収している。
次に、操舵輪を操作して操作レバー35を中立
位置に戻すと、いままで作動していた減圧弁は出
力ポートがタンク通路57に連通するため、方向
切換弁5は両パイロツト55,56が同圧となつ
て中立位置に戻り、サーボ弁25はばね63に押
されて右位置をとり、液室18と21とが連通し
サーボピストン22は左行してポンプ傾転量を最
小にする。このため、ポンプ2と方向切換弁5を
むすぶ閉回路にはポンプ2からの最少流量の作動
液が循環する。一方、液圧シリンダ9,11は方
向切換弁5によりポンプからの作動液の供給を断
たれて閉塞されるから停止する。
第2図は異なるパイロツト圧指令装置を使用し
たいま一つの実施例を示す。この実施例において
は、パイロツト圧指令装置としてサーボポンプ2
0からの一部作動液に助勢されて低トルクで駆動
する手動ポンプユニツト58を使用しこの手動ポ
ンプユニツト58からのパイロツト圧によりレギ
ユレータ1のサーボ弁25及び方向切換弁5を制
御するようにしている。即ち、操舵輪で操作する
ようにした手動ポンプユニツト58の切換弁59
の出力ポートに接続された通路29,30をシヤ
ツトル弁28の入口ポートに接続しシヤツトル弁
28の出口ポートは通路27によりサーボ弁25
のパイロツトポート26に接続すると共に、通路
27は絞り60を介してタンク47に連通する。
又、通路29,30は通路61,62により方向
切換弁5のパイロツトポート55,56に接続し
ている。
従つて、手動ポンプユユニツト58を操舵輪で
操作して切換弁59を例えば右位置にとると、操
舵輪の操作速度に略比例した流量の作動液が、切
換弁59、通路29、シヤツトル弁28、絞り6
0を通つてタンク47に還流するので、絞り60
の上流には操舵輪の操作速度に略比例したパイロ
ツト圧が発生する。このパイロツト圧は通路61
を経て方向切換弁5のパイロツトポート55へ導
かれ、パイロツトポート56は通路62,30、
切換弁59、タンク通路57を経てタンク47に
連通するため、方向切換弁5は左位置に切換わ
り、流路4と13及び流路7と8を連通する。一
方、絞り60の上流に発生したパイロツト圧は通
路27を経てサーボ弁25のパイロツトポート2
6にも導かれ、このパイロツト圧が設定ばね63
に優ると液室18はタンク47に連通しサーボピ
ストン22は右行してポンプ傾転量が増大し、そ
の際、サーボピストン22と連動するスリーブ2
3は右行し、このスリーブ23の通孔(図示せ
ず)がスプール24により閉塞されると、液室1
8はブロツクされサーボピストン22の右行は止
む。設定ばね63の方が優ると液室21と18と
が連通しサーボピストン22は左行してポンプ傾
転量が減少する。切換弁59を中立位置にとる
と、方向切換弁5及びサーボ弁25のパイロツト
ポートはパイロツト圧の供給を断たれ絞り60を
介してタンク47と連通し、パイロツト圧は略零
となるので、方向切換弁5は中立位置へ戻る。
又、サーボ弁25は左位置をとるため、サーボピ
ストン22は左行して行程端に至りポンプ傾転量
は最小となる。
次に、操舵輪を操作して切換弁59を左位置に
とると、操舵輪の操作速度に略比例した作動液が
通路30、シヤツトル弁28、絞り60を通つて
タンク47へ還流するので絞り60の上流には前
述と同様のパイロツト圧が発生する。このパイロ
ツト圧は通路62を経て方向切換弁5のパイロツ
トポート56に導かれ、パイロツトポート55は
通路61,29、切換弁59、タンク通路57を
経てタンク47に連通するため、方向切換弁5は
右位置をとる。一方、絞り60の上流に発生した
パイロツト圧は通路27を経てサーボ弁25のパ
イロツトポート26にも導かれるため、サーボ弁
25が左位置に切換わると液室18はタンク47
に連通してサーボピストン22は右行してポンプ
傾転量が増し、ポンプ吐出量は増大する。
その他の構成及び作用は第1図に示すものと同
様である。
尚、本発明のレギユレータは第1図及び第2図
に示すものに限定されるものではない。適宜公知
のもの、例えば第3図に示すような傾転レバー1
6にピストン式単動シリンダ64のピストンロツ
ド65を連結し、そのロツド室66にばね67を
弾発介装しヘツド室68に操舵輪の操作角度に比
例したパイロツト圧を導くようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明においては、ステア
リング操作量が零の場合には可変容量形ポンプか
らの吐出流量は最少となつており、又、可変容量
形ポンプの吐出流量はパイロツト圧に略比例し、
パイロツト圧はステアリング操作速度に略比例す
るためポンプ吐出液を有効に利用でき、ステアリ
ングシステムにおけるエネルギーロスは極めて小
さい。
又、一般に可変容量形ポンプの吐出流量を零か
ら最大にするまでの所要時間は0.3秒程度であり、
さらに可変容量形ポンプではサーボシリンダ容量
やリリーフ弁の設定圧、サーボポンプの容量等を
適宜変えることにより吐出流量の変化速度を容易
に変更できるため、従来のように定容量形ポンプ
からの作動液をステアリングバルブで切換えてい
たものに比べ、液圧シリンダへの送給流量をゆつ
くり増加させることができてステアリング操作開
始時のシヨツクが少ない。従つて、従来にみられ
るような急激な車体屈折の開始を防止でき運転者
に好ましいステアリング操作感覚を与え得る。
又、加圧された液圧シリンダの排出ポートは方
向切換弁機能時可変容量形ポンプの吸込み側ポー
トに通じていてタンクとの連通を断たれているた
め、可変容量形ポンプの吐出流量に応じた吸込流
量に相当する流量が加圧された液圧シリンダの排
出ポートから排出される。従つて、可変容量形ポ
ンプの吐出側流路にキヤビテーシヨンが発生せず
車体がよろめくようなステアリング操作となるこ
とがない。
なお、本発明では一方向吐出の可変容量形ポン
プを使用し、車体屈折の方向は方向切換弁によつ
て切換制御するようにしているが、このかわりに
両方向吐出の可変容量形ポンプを使用し、車体屈
折の方向は可変容量形ポンプの吐出方向を切換制
御するよう構成することも考えられる。しかし、
車体屈折途中に屈折方向を左向きから右向きに、
又はその逆向きとする場合に、両方向吐出の可変
容量形ポンプではンプ傾転部を正から逆に又は逆
から正に制御する必要があり、前述したようにス
テアリング操作開始時のシヨツクを少なくするよ
う可変容量形ポンプの吐出流量変化速度を遅くす
ると吐出方向の正逆の切換えも遅くなつて車体の
屈折方向の切換えも遅くなるという問題が生じ
る。これに対し、本発明における可変容量形ポン
プは一方向吐出であるから、方向切換弁により速
やかに切換えることができる。又、車体屈折の開
始及び停止も方向切換弁の切換えにより行なわれ
るので、可変容量形ポンプはステアリング非操作
時でもある程度の吐出流量を維持させるようにす
ることが可能で、これにより可変容量形ポンプの
吐出流量変化速度より早く車体屈折を開始及び停
止させることができる。
以上詳細に説明したように、本発明においては
可変容量形ポンプを使用して液圧シリンダ駆動用
閉回路を構成することによつて、従来の定容量形
ポンプを使用して開回路構成とした車両のパワー
ステアリング装置の問題点を解決し、しかも、可
変容量形ポンプとして一方向吐出のものを使用し
て方向切換弁によりステアリング方向を切換える
よう構成したので、可変容量形ポンプの吐出流量
変化速度が遅いことに起因する問題点の発生を防
止して、速やかな応答速度を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本発明の実施例を
示す油圧回路図、第3図は可変容量形ポンプの吐
出流量制御機構の他の実施例図、第4図は車体屈
折式車両の平面図、第5図はステアリングバルブ
操作機構の一例を示す斜視図、第6図及び第7図
はそれぞれ従来装置の油圧回路図である。 1……レギユレータ、2……一方向吐出の可変
容量形ポンプ、5……方向切換弁、9,11……
液圧シリンダ、10,14……ヘツド室、12,
15……ロツド室、22……サーボピストン、3
1……パイロツト制御弁、58……手動ポンプユ
ニツト、77……操舵輪、78……リンク機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 車体屈折用液圧シリンダと、この液圧シリン
    ダのヘツド室とロツド室にスプリングセンタ形の
    方向切換弁を介して選択的に接続された吐出ポー
    トと吸込みポートを有し、かつ方向切換弁が液圧
    シリンダのヘツド室、ロツド室をブロツクした中
    立位置では方向切換弁とで閉回路を形成するよう
    にした一方向吐出の可変容量形ポンプと、ステア
    リング操作機構の操作量にほぼ比例するパイロツ
    ト圧を発生させ、このパイロツト圧により前記可
    変容量形ポンプの吐出流量制御機構及び前記方向
    切換弁を操作するパイロツト圧指令装置を設ける
    と共に、可変容量形ポンプの吐出量をパイロツト
    圧にほぼ比例するように制御したことを特徴とす
    る車両のパワーステアリング装置。
JP59178062A 1984-08-27 1984-08-27 車両のパワ−ステアリング装置 Granted JPS6154361A (ja)

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