JPH0345680A - 繊維構造物強化のためのポリシロキサングラフトポリマー - Google Patents

繊維構造物強化のためのポリシロキサングラフトポリマー

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JPH0345680A
JPH0345680A JP2176483A JP17648390A JPH0345680A JP H0345680 A JPH0345680 A JP H0345680A JP 2176483 A JP2176483 A JP 2176483A JP 17648390 A JP17648390 A JP 17648390A JP H0345680 A JPH0345680 A JP H0345680A
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JP2176483A
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Martin Matner
マルテイン・マトナー
Raoul Resz
ラオウル・レスツ
Heinrich Alberts
ハインリツヒ・アルベルツ
Volker Damrath
フオルカー・ダムラート
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Original Assignee
Bayer AG
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F283/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G
    • C08F283/12Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G on to polysiloxanes
    • C08F283/122Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G on to polysiloxanes on to saturated polysiloxanes containing hydrolysable groups, e.g. alkoxy-, thio-, hydroxy-
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M15/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
    • D06M15/19Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
    • D06M15/37Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06M15/643Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing silicon in the main chain

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 金物を、メルカプト基を含むポリオルガノシロキサンヘ
ゲラフトさせたグラフト共重合体のラテックスを基体と
したバインダーに関し、そしてその、高品質、耐熱性、
耐酸化性、そして耐溶剤性バインダーとしての使用に関
する。
従来からバインダーとして使用されてきたブタジェン共
重合体エマルジ3ンを評価する際は、同共重合体の耐熱
性、及び耐酸化性について考慮しなければならない。ブ
タジェンバインダーは、常時高温下に高弾性が要求され
る分野での使用には適さない。アクリル酸エステル共重
合体が優れた耐老化性を有することは良く知られている
が、不幸なことに、同共重合体が高含量の充填剤を含む
際は低温柔軟性に欠け、その為にその常時使用可能温度
が僅か150ないし200℃の範囲に制限されている。
本技術分野の状態を示すこれらの所見から明らかなよう
に、低温での優れた機械的及び弾性的性質と、高温及び
酸化に対する優れた抵抗性とを併せ持って、150ない
し200℃の温度でも使用できるバインダーが緊急に求
められている。こうした製品が求められているもう一つ
の重要な点は、同製品が有機溶剤、特に燃料あるいは潤
滑油のような炭化水素に対して優れた抵抗性を有するこ
とである。
スチレン、アクリロニトリル、メタアクリル酸メチル、
アクリル酸又はメタアクリル酸、及びそれらのエステル
類をメルカプト基を含むポリオルガノシロキサンにゲラ
ブトさせた共重合体のラテックスは文献から公知である
。メルカプト基を含むポリオルガノシロキサンラテック
スの製造、同ラテックスの、アクリル酸エチル、メタア
クリル酸メチル、メタアクリル酸、及びアクリル酸の混
合物とのグラフト重合については、米国特許(US)第
3575910号、実施例17に記載、されている。記
載例では、約60.3重量%の(CH5)zs io単
位、39.6重量%のC6H55i03/2単位、及び
0.15重量%のHS  (CHxis S io s
b単位からなるポリオルガノシロキサンのラテックスを
、上述のモノマー混合物とグラフト重合している。こう
して得られた約31重量%のポリオルガノシロキサン、
1JQ5重量%のアクリル酸エチル、約25重量%のメ
タアクリル酸メチル、及びアクリル酸及びメタアクリル
酸合わせて約1重量%を含んでいた。この種のグラフト
共重合体は塗料として、又構造材料の被覆剤としての用
途が提唱されている。
米国特許(US)第3532729号はとりわけ、ビニ
ールモノマー類を、メルカプト基を含み、そして下記式 %式% 式中 Aはアルキレン基又はアリレン基を表し、Qxはビニー
ルポリマー鎖を表し、 Xはlより大きい整数を表し、 R”はメチル又はフェニル基を表し、そしてnは0ない
し2の値を持った整数を示す、に相当する単位を少なく
とも1重量%、重合によって含んだポリオルガノシロキ
サンにグラフト重合させた共重合体の製造について記載
している。
使用しているビニールモノマー類は、二重結合を含み、
重合可能なであればいかなる化合物でもよく、例えハフ
タジエン、クロロプレン、スチレン、アクリロニトリル
、メタアクリル酸メチル、アクリル酸エチル又は酢酸ビ
ニールが挙げられる。同グラフト共重合体は、塗料成分
として、ポリマー複合体の熱安定性を改善する添加物と
して、そして繊織仕上剤として、更にスチレンと一緒に
射出成型用配合物として使用することを意図したもので
ある。
ドイツ国特許公告明細書(DE−O5)第271722
7号はスチレン、メタアクリル酸メチル、及びスチレン
とアクリロニトリルとの混合物を、90ないし99.7
重量%のジメチルシロキサン単位、そして0.3ないし
10モル%のすルガノシロキサン単位からなり、メルカ
プト基を含むポリオルガノシロキサンラテックスにグラ
フト重合させた共重合体の製造について記載している。
同製造法は熱可塑性ビニールポリマーの衝撃強度を改善
するのに使用される。ラテックス粒子の必要な架橋を達
成する目的で平衡反応中に、3官能性及び/又は4官能
性シロキサンを添加する。架橋作用を有するこのような
シロキサン単位の使用は同記載法の主要な特徴の一つに
なっている。この理由でメルカプトグロビレントリメト
キシシラン又は環状メルカプトプロピル−メチルシロキ
サンのいずれかをエチルオルト珪酸エステルと組み合わ
せて、実用実施例で使用されている。同方法のもう一つ
の重要な特徴はグラフトポリマーのポリオルガノシロキ
サン含量がlないし40重量%であることである。
メルカプト基を含み、特殊な組成を有するポリオルガノ
シロキサンのグラフト共重合体が、繊織構造物のバイン
ダーとして優れた性質を有していることについて記載し
たり、提案したりしている文献はなく、あるいはそれを
暗示している文献すらない。本発明の目的は、高品質の
、ビニールポリマーを基本にしては今まで達成できなか
ったゴムの工業的性質である永久的な弾性を保ち、優れ
た耐熱性を有し、そして優れた対溶剤性を有するバイン
ダーを提供するにある。
今、高耐熱性、耐酸化性、及び優れた対溶剤性を有する
繊織構造物用バインダーが、ポリオルガノシロキサンに
ビニールモノマー類をグラフトして得られた、下記の化
合物からなる、即ち=1、グラフト基体として、40な
いし70重量%の、下記式 式中 R1は1ないし241wの炭素原子を有するアル式中R
1は1ないし24個の炭素原子を有するアリール基を示
し、 R8は1ないし10個の炭素原子を有するアリール基を
示し、 R3は1ないし24個の炭素原子を有する2価のアルキ
レン基を示し、R3は1ないし24個の炭素原子を有す
るアルコキシ基、又はヒドロキシル基を示し、 R1及びR3はケイ素原子と一緒になって、4ないし1
0個の炭素原子を有する3価の未分枝鎮状、又は分枝鎖
状アルキルを含む5員環又はケイ素原子ともでき、そし
て aは80ないし99モル%であり、 bは1ないし20モル%であり、そしてa+bの合計が
100モル%である、 を有するヒドロキシル基でその分子端がブロックされ、
その粘度が25℃で測定して、lOOないし100.0
00■Pa、sであるポリオルガノシロキサン、そして 2、グラ7トビニールボリマーとして、30ないし60
重量%のスチレン及び/又はσ−メチルスチレン、(メ
タ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル又
はこれらモノマー類の混合物、及び111時下記一般式 %式% 式中 R′は水素原子又はメチル基を示し、 R#は1ないし110個の炭素原子を有する直鎖状又は
分校鎖状アルキル基を示し、Yは水素原子又はOH又は
OR基を示し、そして R′      R〜 に相当する1個又はそれ以上のビニールモノを含むグラ
フトポリマーラテックスを、この目的に使用することに
より得ることができることが発見された。
本発明によって製造したラテックスからキャスティング
及び乾燥によってフィルム及び被覆物は、公知の、その
中に3官能性あるいは4官能性シaキサン単位を含むグ
ラフト共重合体とは異なり、空気を除去して実施したグ
ラフト反応の後でも、かなりの程度未架橋部分が残って
いる、言い換えればなお多数の有機溶剤に溶解しやすく
、容易にフィルムを形成できる。これらの未架*7(ル
ムはしかし、なお非常に柔らかで、しばしば粘着性であ
り、引っ張り強度が非常に低い。空気中でl0060以
上、250℃以下の温度に加熱すると、その引っ張り強
度が約1+*Pa、sから約5ないし15 mPa。
Sに急速に向上する。同時にフィルムは優れたゴム弾性
を獲得し、即ち伸度的100ないし500%で実質的に
可逆伸長が可能になり、これは同フィルムのバインダー
として使用する場合非常に重要な性質である。加熱する
と添加剤無しで架橋する、即ち自己硬化性である。架橋
のメカニズムは確実には知られていないが、一つの説明
として酸化によって使用されずに残っていたメルカプト
基が・S−S結合を形威し、架橋が起こることが挙げら
れる。グラフト基体として使用されるポリオルガノシロ
キサン成分中にそんざいするメルカプト基の量は、グラ
フト共重合体の光学的、機械的性質及びその他の実用的
性質に影響し、非常に重要である。メルカプト基を含む
オルガノシロキサンの1モル%以下であると、実用に必
要な程度のグラフト化が十分に得られず、引き続いて加
硫を行っても実用に十分な架橋密度が確実には得られな
い。
メルカプト基を含むオルガノシロキサン単位を20モル
%以上使用することは可能であるが、それは殆どの使用
目的で必要ない。
メルカプト基を含むポリオルガノシロキサンラテックス
は、公知の方法で線状又は環状ポリオルガノシロキサン
、例えばオクタアルキル−シクロテトラシロキサン ル−アルキル−ジアルキルシランとの混合物を、酸又は
アルカリ性平衡触媒の存在下に平衡化させることによっ
て製造される。適当な触媒として、米国特許(US)第
2 891 920号、及び米国特許(us)第329
4 725号に開示されている触媒、即ち約12な(、
%し24個の炭素原子を有する炭化水素基を含む第4級
アンモニウム塩、又はスルホン酸、例えばドデシルトリ
メチルアンモニウムヒドロキシド、ジオクタデシルジメ
チルアンモニウムヒドロキシド及びドデシルベンゼンス
ルホン酸が特に挙げられる。
これらの平衡化触媒は又乳化剤としても機能する。
乳化剤の必要量は一般に触媒の必要量よりは多いので遊
離酸又は塩基は時によりこれらの水溶性塩との混合物の
形で使用される。
ラテックス中に存在するポリオルガノシロキサンの主要
部分は、80ないし99モル%、好ましくは90ないし
97モル%のジアルキルシロキサン位、好ましくはジメ
チルシロキサン単位からなる。
上記したメルカプト基を含むオルガノシロキサン単位は
下記式の構造式を有し、 式中、又は6ないし10個の炭素原子を有する分枝鎖状
又は未分枝鎖状2価アルキレン基であり、R1は1ない
し24個の炭素原子を有するアルキル基、アリール基、
■ないし24個の炭素原子を有するアルコキシ基、又は
ヒドロキシル基で有ることができる。シロキサン単位の
例として、例えば2−メルカプトエチル−メチル−シロ
キサン、3−メルカプトプロピル−メチル−シロキサン
、3−メルカプトヘキシル−メチル−シロキサン、3−
メルカブトグロビル−フェニル−シロキサン、3−メル
カプトプロピル−エトキシ−シロキサン、3−メルカプ
トプロピル−ヒドロキシ−シロキサン、その他が挙げら
れる。オルガノシロキサン単位中、RzとR3とがシリ
コン原子と一緒になって、4ないしい8債の炭素原子を
有する3価の直鎖状又は分枝鎖状アルキル基を含む5又
は6員環を形成し、例えば下記構造に相当するオルガノ
シロキサン単位が挙げられる。
SH              SHポリオルガノシ
ロキサンは又、 少量の、 0、1な いし5モル%の、弐H3R”5iRIO,、□又はH3
R”S iR’O□7.の構造を有するシロキサン単位
を含むこともできる。前者の割合が高くなる程架橋度が
あまりに高くなりすぎ、後者を大量に使用すると、余り
にも規制されすぎる。
ラテックスを製造する際、乳化剤をオルガノシロキサン
混合物中に添加、撹拌し、次いで水を撹拌しながら添加
するか、又は逆に乳化剤を水に溶解し、そしてオルガノ
シロキサン混合物をゆっくりと、激しく撹拌しながら添
加する。両方の場合とも激しい撹拌が必要であり、好ま
しくはホモジエナイザーを使用して非常に強力な剪断力
で乳化を実施する。
水相の有機相に対する重量比は重要ではないが、4:l
ないしl:2、好ましくは2:lないし1:1の範囲内
にすべきである。
平衡化は一般に常圧下に実施されるが、特に蒸発しやす
い構成成分が存在するときは、密閉反応器中、混合物そ
れ自体の圧力下、又は昇圧下に実施するのが有利である
。平衡化温度は約60ないし100’o、好ましくは7
0ないし80℃に維持される。
約200℃迄の高温を使用することもできるが、ポリオ
ルガノシロキサンの平均分子量は大きく平衡化温度に依
存するのであまり有利ではない。最高分子量は約20な
いし50℃の低温で得られるが、そのような条件の下で
は、反応速度が非常に遅くなって、実質的な転換率を得
るには非常な長時間を必要とすることを考慮しなければ
ならない。70ないし80℃の温度範囲では、一般に約
5ないし12時間で十分である。
平衡化反応が終わったら、平衡化触媒に酸を使用した場
合はアルカリ金属溶液、又はアンモニアを添加し、アル
カリ触媒を使用した場合は塩酸又は酢酸を添加して、ラ
テックスのpHをなるべく正確に7に調整する。
平均分子量を粘度を測定して決定するときは、メルカプ
ト基を含むポリオルガノシロキサンが空気の存在下では
架橋しやすいことに配慮しなければならない。その為、
平衡化及び生成物の単離の両方とも完全に空気を排除し
て実施しなければ鳴らないし、粘度測定は架橋する傾向
があると考えられるところでは一般に実施しない。
ビニールモノマーのグラフト反応は、ポリオルガノシロ
キサンラテックスの中和後直ちに、同じ反応器を使用し
て実施することができる。しかし、環状ポリシロキサン
が残っている、一般には最初の使用量の僅か数%でも残
っている時は、グラフト反応の前に除去し、次いで同相
中僅かに減圧下、水蒸気蒸留を実施する。ポリオルガノ
シロキサン中に存在する乳化剤の量は一般にグラフト反
応に対しても十分であるが、場合により、グラフトする
ビニールモノマーの性質及び量によっては少量の乳化剤
を添加する。またある場合には平衡化かう存在するアニ
オン又はカチオン乳化剤にノニオン乳化剤を補足添加す
るのも有利であることもあり得る。
グラフトするモノマー混合物の組成は、特許請求の範囲
内で、目的とする応用分野の要求によって、その場合、
場合で変更する。もし、−船釣に必要とされるゴムの工
業的性質に加えて、耐熱性が特に重要なら、スチレンの
グラフト共重合体に随時少量のアクリル酸エステル、例
えばアクリル酸エチル、n−ブチル、又は2−エチルヘ
キシル、又はメタアクリル酸と炭素数が1ないし110
個の脂肪族アルコールとのエステルを添加して使用する
ことができる。架橋反応が可能な基を更に導入するには
少量のその他のビニールモノマー1例えばアクリル酸、
メタアクリル酸、アクリルアミド、メタアクリルアミド
、アクリル酸2−ヒドロキシルプロピル、メタアクリル
酸2−ヒドロキシルエチル、その他も重合によって導入
することもできる。メタアクリル酸メチルが、スチレン
及び/又はその他のアクリル酸アルキルとの組み合わせ
で好ましく使用される。生成物の目的とする応用分野で
、対溶剤性又は耐油性がより重要であるならば、アクリ
ロニトリルのグラフト量が多い共重合体を使用するのが
望ましい。アクリロニトリルは加硫後、スチレンと同様
にグラフト共重合体の引張強度を非常に高くするが、メ
タアクリル酸メチルではその程度が低い。一方、アクリ
ロニトリルはポリオルガノシロキサンラテックスへのグ
ラフト反応が、ビニールモノマーだけの場合のように必
ずしも容易ではない。このような場合、ビニルモノマー
混合物は、少なくとも25ないし30重量%のスチレン
及び/又はアクリル酸又はメタアクリル酸エステルを含
ませることが好ましい。
グラフト反応は、乳化重合で従来から使用されてきた種
々の方法、例えば所謂パッチ法、又は種々の射出法によ
り実施することができる。容易に実施できるので好まし
い場合が多いバッチ法では、ポリオルガノシロキサンラ
テックスを反応容器に導入し、モノマー混合物を、激し
く撹拌しながら約1時間に互って、重合が起こらない温
度、即ち0ないし50℃、好ましくは10ないし30℃
で、可能ならばモノマー混合物を中に溶解する重合開始
剤と共に、又は分解温度が異なる種々の重合開始剤の混
合物と共に添加する。得られた混合物を、同温度で、最
長18時間撹拌し、その間にモノマー混金物をポリシロ
キサン粒子中に浸透し、分布させる。この初期膨潤期の
後、温度を段階的に上げて重合を開始させ、そして完了
させる。この方法は、しばしば重合の途中で非常に激し
い発熱があり、必ずしも実用的ではない。同方法は、上
記したように冷却下に前処理し、比較的濃縮したラテッ
クスを少量の乳化剤溶液に、重合開始剤の分解温度に適
した温度で、生皮する重合熱が同時に除去できる速度で
添加するように改良することもできる。
もう一つは、水溶性重合開始剤、例えば過酸化重硫酸カ
リウム又は、レドックス開始剤を、開始剤の分解温度に
ちょうど良い温度に調整したラテックスにゆっくりと添
加する方法である。
上記したポリオルガノシロキサンラテックス粒子の予備
膨潤は勿論省くことができ、モノマー混合物及び開始剤
はラテックスに、重合温度で同時に添加するか、又は同
工程を連続で実施することもできる。重合しなかった七
ツマ−は、必要ならば減圧下に水蒸気蒸留して除去する
ことができる。
ビニールモノマーラジカル重合は公知の方法で、ラジカ
ル発生剤の添加、紫外線、又はσ、β又はγ−線による
処理、又は添加剤なしで加熱して開始することができる
。ビニールモノマー重合のラジカル発生剤を用いての開
始は他の方法より好ましく使用されるが、ラジカル発生
剤を、ポリオルガノシロキサンとビニールモノマー混合
物合計量に対してo、ooiないし10重量%、好まし
くは0.1ないし1.5重量%添加する。ラジカル発生
剤は、例えばアゾ開始剤、例えばアゾビスイソブチロニ
トリル(AIBN)、アゾエステル、アゾニアミノステ
ル、及びアゾ−N−アルキルアミド、過酸化物、例えば
過酸化ジベンゾイル、過酸化ジラウロイル、過酸化ジー
tart 、−ブチル、及び過酸化2.4−ジクロロベ
ンゾイル、過酸化エステル、例えば過ピバリン酸ブチル
、過オクタン酸tart、−ブチル、過安息香酸tar
t、−ブチル、過ネオデカン酸tert、−ブチル、過
酸化炭酸エステル、例えば過炭酸シクロヘキシル、及び
過炭酸ビスイソグロビル、及びヒドロペルオキシド、例
えばtart、−ブチルヒドロペルオキシド、及びキュ
ミルヒドロペルオキシドである。
重合はまた、熱的に不安定であり、高度に置換されl;
エタン誘導体、例えばベンゾピナコール又はその誘導体
の存在下に開始することも可能である。
重合は又レドックスラジカル発生系を使用して開始させ
ることもでき、この場合、熱だけで分解するラジカル発
生剤よりもかなり低温で使用することができる。レドッ
クス開始剤として例えば、過酸化物とアミンとの組み合
わせ、例えば過酸化ベンゾイルとトリエチルアミン、及
びトリアルキルボロン化合物と酸素、ヒドロペルオキシ
ドとスルフィン酸、ホルムアルデヒド又はアルドース、
又は低原子価の遷移金属塩と二酸化硫黄/過酸化物レド
ックス系が挙げられる。
グラフト共重合は連続的に、又はバッチ法で、常圧下に
あるいは200 bar以下の加圧下に、モしてOない
し200℃、好ましくは20ないし150℃の反応温度
でも実施することができる。
重合反応は、もし必要ならば、分子量調整剤の存在下に
実施することができる。ただし、ポリオルガノシロキサ
ン中に既にメルカプト基が存在しており、これらが調整
効果を有するのでたいていの場合不要である。適当な分
子量調整剤の例は、例えばヨーロッパ特許公開明細書(
EP−PS)第0084321号、IOないし12頁に
記載されている。
本発明ラテックスの応用分野は主として、極性溶剤に対
する抵抗性、極端な加熱条件に対する抵抗性(即ち、高
温安定性)及び極端な低rlA(ポリマーフィルムの、
例外的な低温での柔軟性の維持)が高度に要求される分
野である。このような製品として例えば、工業製品(ホ
ース、カラー、ワッシャー、シール、産業用手袋)、シ
リンダーへラドシール、及び濾過材料(無機又は有機繊
織複合物のシート製品)が挙げられる。
本発明を下記実施例によって更に説明する。
実施例 1 (1)  1.550gのオクタメチルシクロテトラシ
ロキサンを、容量6aで、2個の10開溶解デイスクを
持った高強力溶解装置を備えた分散容器に導入し、18
0 gのメルカプトプロピル−メチルジメトキシシラン
を、1.000 rpseで撹拌しながら添加し、次い
で38 gのドデシルベンゼンスルホン酸を添加した。
5分後に均一な混合物が得られた。
2.300 gの脱イオン水を、撹拌しながら20分間
かけて流し込み、撹拌を室温で1時間続けた。得られた
乳剤はゴーリン(Gau 1 in)装置中、200 
barの圧力下に12分間均一化した。
得られた均一なエマルジョンを、容量4Qでバターフラ
イ型撹拌機を備えた硫黄化ビーカーに移し、170 r
pmで撹拌しながら2.5時間85℃に加熱した。ラテ
ックスが室温まで冷却したら、5N水酸化ナトリウム溶
液23.99を添加してpHを9625に調整した。3
8.1重量%の非蒸発性成分を含む乳白色のエマルジヨ
ンが得られた。これは、重合転換率約90重量%に相当
する。
レーザー光散乱法によって測定した平均粒径は、200
n−で、分布幅(K2値)は0.034と狭かった。ゲ
ル含量は約48,5重量%、モして膨潤指数は約48重
量%であった。得られたラテックスは乳化剤として、1
.0重量%のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを
含んでいた。
(II)  上述した485gのポリオルガノシロキサ
ンラテックスを、容量が2aで、羽根車式撹拌機を備え
t;ガラス製撹拌容器に導入し、同ラテックスを脱イオ
ン水で、200 rp+*で撹拌しながら希釈し、そし
て反応器中の空気を窒素を導入して置換した。1.8 
gのアゾビスイソブチロニトリルを180 gののスチ
レンに溶解した溶液を、撹拌しながら1時間に互って滴
下し、得られた混合物は室温で18時間撹拌、次いでラ
テックス温度を1時間間隔で60℃、70°Cそして8
0℃に上げた。ラテックスは最後に90℃で4時間撹拌
し、そして撹拌しながら冷却した。40.9重量%の非
揮発性構戊成分を含み、pHが5.71の、粘凋なラテ
ックスが得られた。同ラテックスを流延して、半透明で
、軟らかい、そしていく分粘着性であり、僅かに艶消し
で、しかし表面が平滑であるフィルムを得た。同フィル
ムを約160℃で20分間加熱した所、フィルムは粘着
性が無くなり、十分な引張強度及びゴム弾性を示した。
実施例2 実施例 lに記載したように製造し、37.7重量%の
非揮発性成分を含んだた1、635 gのポリオルガノ
シロキサンラテックスを、種型撹拌機を備え!:容1に
4Qのガラス製容器に導入した。同ラテックスは約2重
量%のメルカプト基を含むポリオルガノシロキサンと、
乳化剤として16.29のドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウムを含んでいた。
ラテックスを脱イオン水641 gで希釈し、4009
のスチレン、20gのメタアクリル酸、及び4gのアゾ
ビスインブチロニトリルの混合物をポンプで均一速度で
1時間に互って送液し、そしてラテックスを室温で18
時間撹拌した。温度を1時間間隔で60℃、70℃、そ
して80℃と上げ、最後に90℃で4時間維持した。ラ
テックスを室温に冷却した所、その粘度は中程度で、非
揮発性成分の含量は39.5重量%、そしてpHは5.
41であった。ラテックスを流延して製造したフィルム
を、乾燥棚内で約160℃、20分間加熱した所、引裂
抵抗性があり、半透明で、ゴム弾性が優れていた。
実施例3 実施例 lに記載したように製造した、約2重量%のメ
ルカプト基と38.0重量%の非揮発性成分を含んだた
162 gのポリオルガノシロキサンラテックスを、容
量500 +!(2の丸底フラスコに導入し、78 g
の水で希釈した。30 gののアクリロニトリル、20
 gのアクリル酸エチル、及び0.4gのアゾビスイソ
ブチロニトリルの混合物を、室温で、均一速度で、撹拌
しながら1時間に互って滴下した。撹拌したラテックス
を室温で10時間放置した後、2時間間隔で温度を60
℃、及び70℃に段階的に上げながら重合を継続し、最
後に更に80℃に加熱して終了した。
得られたラテックスは固体含量が37.5重量%で、沈
澱は無かった。同ラテックスを250 rxQの水で希
釈し、残留している七ツマ−を除去し、そして減圧下、
約50℃で蒸留して略同量を溜去した。得られたラテッ
クスは39.3重量%の非蒸発性物質を含み、流延法に
よって均一で半透明な、表面が平滑でやや艶消し状態の
フィルムを与えた。約1600Cで20分間加熱すると
、非常に固化した材料となり、そのゴム弾性は、アクリ
ロニトリル含量が比較的高いためにあまり高くならなか
った。得られたフィルムは、炭化水素及び鉱物油に対し
て優れた抵抗性を示すことが発見された。同フィルムの
アクリロニトリル含量が高いために、その各種有機溶媒
、例えばパークロロエチレン又はトリクロロエチレン中
での膨満は大きく低減した。
実施例 4 実施例 3を繰り返した。t;だ、回倒で記載したビニ
ールモノマー混合物の代わりに、25gのアクリロニト
リル、159のアクリル酸エチル、及び0.4 gのア
ゾビスイソブチロニトリルとの混合物を、ラテックスに
滴下した。
流延法によってラテックスから製造したフィルムは、極
く僅か濁っており、そして表面は平滑で、粘着性は殆ど
無かった。約160℃に加熱したら、かなりの固化が起
こった。生成物のゴム弾性は、実施例 3で得られた製
品よりはるかに優れていtこ 。
実施例 5 実施例3に記載したポリマー分散物3 (3739M)
と、対溶剤性が優れた公知の、比較用ラテックス(ポリ
マー組成:ブタジェン54%、アクリロニトリル41%
、メタアクリル酸5%)から、これをガラス板上に流延
し、空気中室温で乾燥して、厚さ約1開のフィルムを製
造した。150℃で10分間加熱してから、得られたフ
ィルムから直径20 mmの円形試料を作成し、対溶剤
性を測定した。
トルエンとトリクロロエチレンの中に置いたところ、下
記のような体積増(%)が見られt:。
ポリマー分散物       体積増(%)実施例 3
1時間後  106  1308時間後  108  
140 48時間後  130  155 比較用ラテツクス  1時間後  361  1638
時間後  崩壊 崩壊 48時間後  崩壊 崩壊 実施例 6 下記分散物から応用5の実施例で記載した方法によって
フィルムを製造した。
a)ポリマー分散物l(実施例 1) b)ポリマー分散物2 <*流側2) C)比較用分散物2(ポリマー組成:ブタジェン72%
、アクリロニトリル28%) d)比較用分散物3(ポリマー組fR=ブタジェン76
%、スチレン24%) e)比較用分散物4(ポリマー組fi1.:2−クロロ
−ブタジェン 100%) これら5種類のフィルム試料(10x 60 x l 
ma+)を、−70°Cで3時間保ち、それから同温度
でフィルムを、両長辺が重ね合わせるように180°以
上折り曲げた。フィルムa)、b)はこの処理に堪え、
目に見えるような損傷は無かったが、フィルムC)及び
e)はこれら試験条件で破壊した。
実施例7 ボリマー分散物1,2及び3、そして従来のポリアクリ
ル酸エステル分散物(比較用ラテックス5:ポリマー組
成ニアクリル酸エチル77.5%、アクリロニトリル2
2.5%及びアクリルアミド 3%)のフィルムを加熱
空気中、200℃で72時間熟成した。熟成の前後、フ
ィルムの破断引張強度及び伸度[DIN(ドイツ国工業
規格)53504、試験用試料S  I[I]を測定し
た。
熟成 引張強度 (時間)  (iPa) ポリマー分散物105.2 72   1.6 ポリマー分散物205.5 72   2.1 ポリマー分散物307.0 72   6.2 比較用ラテックス 0  10.5 72   硬化 破断伸度 (%) 30 0 40 5 70 0 00 本発明を明細書、実施例及び特許請求の範囲によって説
明してきたが、本発明はこれらだけに何部制限されず、
本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、多様な改質
及び変法が可能であると理解されたい。
本発明の主なる特徴及び態様は下記のようである。
1、ポリオルガノシロキサンにビニールモノマー類をグ
ラフトして得られた、下記の化合物からなる、即ち: (1)グラフト基体として、40ないし70重量%の、
下記式 式中 R1は1ないし24個の炭素原子を有するアル式中R1
は1ないし24個の炭素原子を有するアリール基を示し
、 Hzは1ないし10個の炭素原子を有するアリール基を
示し、 R3は工ないし24個の炭素原子を有するアルキル基、
アリール基、工ないし24個の炭素原子を有するアルコ
キシ基、又はヒドロキシル基を示し、 R2及びR3はケイ素原子と一緒になって、4ないし1
0個の炭素原子を有する3価の未分枝鎖状、又は分校鎖
状アルキルを含む5員環又はケイ素原子ともでき、モし
て aは80ないし99モル%であり、 bは1ないし20モル%であり、そして80ないし99
モル%である、 を有するヒドロキシル基でその分子端がブロックされ、
その粘度が25°Cで測定して、lOOないし100.
000 mPa、sであるポリオルガノシロキサン、そ
して (2)グラフトビニールポリマーとして、30ないし6
0を量%のスチレン及び/又はa−メチルスチレン、(
メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル
又はこれらモノマー類の混合物、を特徴とした、高耐熱
性、対酸化性、そして優れた弾性を有する繊織構造体強
化のためのバインダー2、上記第1項において、グラフ
トビニールポリマーが更に、 下記一般式 %式% 式中 R′は水素原子又はメチル基を示し、 R″は1ないし110個の炭素原子を有する直鎖状又は
分校鎖状アルキル基を示し、 Yは水素原子又はOH又はOR基を示し、そして からなることを特徴とするバインダー 3.上記第1項において、グラフト共重合体が50ない
し65重量%の、その鎖端がヒドロキシル基でブロック
されたポリオルガノシロキサンからなることを特徴とす
るバインダー 4、上記第1”Jにおいて、グラフト共重合体が35な
いし50重量%のグラフトビニールポリマーからなるこ
とを特徴とするバインダー 5、ポリオルガノシロキサンにビニールモノマーをグラ
フトさせた共重合体において、(1)グラフト基体とし
て、40ないし70重量%の、下記式 式中 R1は1ないし24個の炭素原子を有するアル式中R1
は1ないし24個の炭素原子を有するアリール基を示し
、 R1は1ないし8mの炭素原子を有するアリール基を示
し、 R3は1ないし24個の炭素原子を有するアルキル基、
アリール基、1ないし24個の炭素原子を有するアルコ
キシ基、又はヒドロキシル基を示し、 R1及びR3はケイ素原子と一緒になって、4ないし1
0個の炭素原子を有する3価の未分技鎖状、又は分校鎖
状アルキルを含む5員環又はケイ素原子ともでき、モし
て aは80ないし99モル%であり、 bは1ないし20モル%であり、そしてa+bの合計が
iooモル%である、 を有するヒドロキシル基でその分子端がブロックされ、
その粘度が25”0で測定して、100なI/)シ10
0.000 mPa、sであるポリオルガノシロキサン
、そして (2)グラフトビニールポリマーとして、30ないし6
0重量%のスチレン及び/又はa−メチルスチレン、(
メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル
又はこれらモノマー類の混合物、を含むことを特徴とす
るグラフト共重合体。
6、上記第1項において、グラ7トビ二−ルボリマーが
更に、 下記一般式 %式% 式中 R′は水素原子又はメチル基を示し、 R′は1ないし110個の炭素原子を有する直鎖状又は
分枝鎖状アルキル基を示し、 Yは水素原子又はOH又はOR基を示し、そして に相当する1個又はそれ以上のビニールモノマーからな
ることを特徴とするグラフト共重合体。
7、ポリオルガノシロキサンにビニールモノマーをグラ
フトさせた共重合体のラテックスにおいて、同グラフト
共重合体が (1)グラフト基体として、40ないし70重量%の、
下記式 式中 R1は1ないし24個の炭素原子を有するアル式中R1
は1ないしl0fiの炭素原子を有するアリール基を示
し、 又は6ないし10個の炭素原子を有するアリール基を示
し、 R3は1ないし24個の炭素原子を有する2価のアルキ
レン基を示し、R3は1ないし24個の炭素原子を有す
るアルコキシ基、又はヒドロキシル基を示し、 R2及びR3はケイ素原子と一緒になって、4ないし8
mの炭素原子を有する3価の未分技鎖状、又は分校鎖状
アルキルを含む5員環又は6員環をMftすることもで
き、そしてaは80ないし99モル%であり、 bは1ないし20モル%であり、モしてa+bの合計が
100モル%である、 を有するヒドロキシル基でその分子端がブロックされ、
その粘度が25℃で測定して、lOOないし100.0
00 mPa、sであるポリオルガノシロキサン、そし
て (2)グラフトビニールポリマーとして、30ないし6
0重量%のスチレン及び/又はa−メチルスチレン、(
メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル
又はこれらモノマー類の混合物、を含むことを特徴とす
るグラフト共重合体ラテックス。
8、上記第7項において、 下記一般式 %式% 式中 R′は水素原子又はメチル基を示し、 R#は1ないし110個の炭素原子を有する直鎖状又は
分校鎖状アルキル基を示し、 Yは水素原子又はOH又はOR基を示し、そして に相当する1個又はそれ以上のビニールモノマーを更に
含むことを特徴とするラテックス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリオルガノシロキサンにビニールモノマー類をグ
    ラフトして得られた、下記の化合物からなる、即ち: (1)グラフト基体として、40ないし70重量%の、
    下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中 R^1は1ないし24個の炭素原子を有するアルキル基
    、又は6ないし10個の炭素原子を有するアリール基を
    示し、 R^2は1ないし8個の炭素原子を有する2価のアルキ
    レン基を示し、 R^3は1ないし24個の炭素原子を有するアルキル基
    、アリール基、1ないし6個の炭素原子を有するアルコ
    キシ基、又はヒドロキシル基を示し、 R^2及びR^3はケイ素原子と一緒になって、4ない
    し8個の炭素原子を有する3価の未分枝鎖状、又は分枝
    鎖状アルキルを含む5員環又は6員環を形成することも
    でき、そして aは80ないし99モル%であり、 bは1ないし20モル%であり、そして a+bの合計が100モル%である、 を有するヒドロキシル基でその分子端がブロックされ、
    その粘度が25℃で測定して、100ないし100,0
    00mPa.sであるポリオルガノシロキサン、そして (2)グラフトビニールポリマーとして、30ないし6
    0重量%のスチレン及び/又はα−メチルスチレン、(
    メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル
    又はこれらモノマー類の混合物、を含むグラフトポリマ
    ーラテックスからなることを特徴とした、高耐熱性、対
    酸化性、そして優れた弾性を有する繊織構造体強化のた
    めのバインダー。 2、ポリオルガノシロキサンにビニールモノマーをグラ
    フトさせた共重合体において、 (1)グラフト基体として、40ないし70重量%の、
    下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中 R^1は1ないし24個の炭素原子を有するアルキル基
    、又は6ないし10個の炭素原子を有するアリール基を
    示し、 R^2は1ないし8個の炭素原子を有する2価のアルキ
    レン基を示し、 R^3は1ないし24個の炭素原子を有するアルキル基
    、アリール基、1ないし6個の炭素原子を有するアルコ
    キシ基、又はヒドロキシル基を示し、 R^2及びR^3はケイ素原子と一緒になって、4ない
    し8個の炭素原子を有する3価の未分枝鎖状、又は分枝
    鎖状アルキルを含む5員環又は6員環を形成することも
    でき、そして aは80ないし99モル%であり、 bは1ないし20モル%であり、そして a+bの合計が100モル%である、 を有するヒドロキシル基でその分子端がブロックされ、
    その粘度が25℃で測定して、100ないし100,0
    00mPa.sであるポリオルガノシロキサン、そして (2)グラフトビニールポリマーとして、30ないし6
    0重量%のスチレン及び/又はα−メチルスチレン、(
    メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル
    又はこれらモノマー類の混合物、を含むことを特徴とす
    るグラフト共重合体。 3、ポリオルガノシロキサンにビニールモノマーをグラ
    フトさせた共重合体のラテックスにおいて、同グラフト
    共重合体が (1)グラフト基体として、40ないし70重量%の、
    下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中 R^1は1ないし24個の炭素原子を有するアルキル基
    、又は6ないし10個の炭素原子を有するアリール基を
    示し、 R^2は1ないし8個の炭素原子を有する2価のアルキ
    レン基を示し、 R^3は1ないし24個の炭素原子を有するアルキル基
    、アリール基、1ないし6個の炭素原子を有するアルコ
    キシ基、又はヒドロキシル基を示し、 R^2及びR^3はケイ素原子と−緒になって、4ない
    し8個の炭素原子を有する3価の未分枝鎖状、又は分枝
    鎖状アルキルを含む5員環又は6員環を形成することも
    でき、そして aは80ないし99モル%であり、 bは1ないし20モル%であり、そして a+bの合計が100モル%である、 を有するヒドロキシル基でその分子端がブロックされ、
    その粘度が25℃で測定して、100ないし100,0
    00mPa.sであるポリオルガノシロキサン、そして (2)グラフトビニールポリマーとして、30ないし6
    0重量%のスチレン及び/又はα−メチルスチレン、(
    メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル
    又はこれらモノマー類の混合物、を含むことを特徴とす
    るグラフト共重合体ラテックス。
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