JPH0345616A - レゾール型フェノール樹脂の製造方法 - Google Patents
レゾール型フェノール樹脂の製造方法Info
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- JPH0345616A JPH0345616A JP18050089A JP18050089A JPH0345616A JP H0345616 A JPH0345616 A JP H0345616A JP 18050089 A JP18050089 A JP 18050089A JP 18050089 A JP18050089 A JP 18050089A JP H0345616 A JPH0345616 A JP H0345616A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、レゾール型フェノール樹脂の製造方法に関す
るものである。
るものである。
レゾール型フェノール樹脂は繊維、紙等への含浸用、耐
火物用、鋳造用、木材等の接着材用、発泡体用、成形品
用等の各種の用途に用いられている。
火物用、鋳造用、木材等の接着材用、発泡体用、成形品
用等の各種の用途に用いられている。
レゾール型フェノール樹脂は、フェノール類とホルムア
ルデヒドとをアルカリ触媒の存在下で反応させることに
より製造されているが、通常2〜5%程度の遊離の未反
応のホルムアルデヒドが残存する。このホルムアルデヒ
ドは、加熱等の操作を行うと気化し、作業環境を悪化さ
せる。
ルデヒドとをアルカリ触媒の存在下で反応させることに
より製造されているが、通常2〜5%程度の遊離の未反
応のホルムアルデヒドが残存する。このホルムアルデヒ
ドは、加熱等の操作を行うと気化し、作業環境を悪化さ
せる。
特開昭57−67、621号公報には、このような問題
を起こす遊離のホルムアルデヒドを減少させるため、レ
ゾール型フェノール樹脂を製造する際の反応系にアニリ
ンを添加することを提案している。
を起こす遊離のホルムアルデヒドを減少させるため、レ
ゾール型フェノール樹脂を製造する際の反応系にアニリ
ンを添加することを提案している。
本発明は、レゾール型フェノール樹脂に残存する遊離の
ホルムアルデヒドを、確実に低減させること及び短時間
で且つ少量のホルムアルデヒド反応剤の使用で低減させ
ることを目的とする。
ホルムアルデヒドを、確実に低減させること及び短時間
で且つ少量のホルムアルデヒド反応剤の使用で低減させ
ることを目的とする。
本発明は、フェノール類とホルムアルデヒドとをアルカ
リ性触媒の存在下で反応させてレゾール型フェノール樹
脂を製造するに当たり、フェノール類とホルムアルデヒ
ドとの反応がほぼ終了した時点以降であって最終製品と
されるまでの間に、該フェノール類よりホルムアルデヒ
ドとの反応性が強い化合物を2種類以上添加して遊離ホ
ルムアルデヒドと反応させるレゾール型フェノール樹脂
の製造方法である。
リ性触媒の存在下で反応させてレゾール型フェノール樹
脂を製造するに当たり、フェノール類とホルムアルデヒ
ドとの反応がほぼ終了した時点以降であって最終製品と
されるまでの間に、該フェノール類よりホルムアルデヒ
ドとの反応性が強い化合物を2種類以上添加して遊離ホ
ルムアルデヒドと反応させるレゾール型フェノール樹脂
の製造方法である。
フェノール類としては、フェノール、アルキルフェノー
ル類、ナフトール、レゾール、乾性油変成フェノール類
等の公知のものが使用できる。
ル類、ナフトール、レゾール、乾性油変成フェノール類
等の公知のものが使用できる。
フェノール類とホルムアルデヒドとの反応は、アルカリ
触媒の存在下に行う。通常は、フェノール類にホルマリ
ンを加えて、水酸化ナトリウム等の水酸化アルカリの存
在下で還流させつつ反応させる。反応は、通常数時間で
終了する。反応終了後、減圧下で脱水し、必要であれば
更に溶剤その他の添加剤を加える等して、あるいはその
他の処理をして最終製品とする。
触媒の存在下に行う。通常は、フェノール類にホルマリ
ンを加えて、水酸化ナトリウム等の水酸化アルカリの存
在下で還流させつつ反応させる。反応は、通常数時間で
終了する。反応終了後、減圧下で脱水し、必要であれば
更に溶剤その他の添加剤を加える等して、あるいはその
他の処理をして最終製品とする。
反応終了−後の反応液中には、レゾール樹脂、水、アル
カリの他、少量の未反応フェノール類及びホルムアルデ
ヒドを含む。このホルムアルデヒドを除去するため、ホ
ルムアルデヒド反応剤を添加する。本発明で使用するホ
ルムアルデヒド反応剤は、レゾール型フェノール樹脂を
製造するに用いられたフェノール類よりホルムアルデヒ
ドとの反応性が強いものである。このような反応剤とし
ては、尿素、アニリン等のアミン類、アンモニア、過酸
化水素、水素化ホウ素ナトリウム等が挙げられる。
カリの他、少量の未反応フェノール類及びホルムアルデ
ヒドを含む。このホルムアルデヒドを除去するため、ホ
ルムアルデヒド反応剤を添加する。本発明で使用するホ
ルムアルデヒド反応剤は、レゾール型フェノール樹脂を
製造するに用いられたフェノール類よりホルムアルデヒ
ドとの反応性が強いものである。このような反応剤とし
ては、尿素、アニリン等のアミン類、アンモニア、過酸
化水素、水素化ホウ素ナトリウム等が挙げられる。
本発明においては、このような反応剤を2種類以上加え
る。
る。
反応終了後、直ちに2種類の反応剤を添加してもよいが
、反応剤同士が反応する恐れがあるので、適当な時間を
おいて添加することが望ましい。例えば、反応終了後で
あって、減圧脱水を行う前に1つの反応剤を添加し、減
圧脱水中又は減圧脱水終了後溶剤を添加して樹脂溶液と
した時点で他の反応剤を添加する。なお、反応剤を添加
して数時間程度は40℃以上に保持することが望ましい
。
、反応剤同士が反応する恐れがあるので、適当な時間を
おいて添加することが望ましい。例えば、反応終了後で
あって、減圧脱水を行う前に1つの反応剤を添加し、減
圧脱水中又は減圧脱水終了後溶剤を添加して樹脂溶液と
した時点で他の反応剤を添加する。なお、反応剤を添加
して数時間程度は40℃以上に保持することが望ましい
。
また、反応剤の添加量はそれを添加する際に存在する遊
離のホルムアルデヒド1モルに対し0.1〜1モル程度
が適当である。多すぎるとレゾール樹脂の性状が悪化し
、少なすぎるとホルムアルデヒドの低減効果が不十分と
なる。
離のホルムアルデヒド1モルに対し0.1〜1モル程度
が適当である。多すぎるとレゾール樹脂の性状が悪化し
、少なすぎるとホルムアルデヒドの低減効果が不十分と
なる。
以下に本発明の実施例を示す。なお、%は重量%を示す
。
。
製造例1
フェノール2kg、3’1%ホルマリン2kg及び水酸
化ナトリウム5gを、四つロフラスコに入れ、1時間か
けて80°Cに昇温し、390 torrの減圧下、は
ぼ80℃に保ちつつ還流しながら攪拌して、4.5時間
反応を行った。反応混合物中の遊離ホルムアルデヒドの
含有量は2.0%であった。
化ナトリウム5gを、四つロフラスコに入れ、1時間か
けて80°Cに昇温し、390 torrの減圧下、は
ぼ80℃に保ちつつ還流しながら攪拌して、4.5時間
反応を行った。反応混合物中の遊離ホルムアルデヒドの
含有量は2.0%であった。
この反応混合物に遊離のホルムアルデヒドに対し1/2
モル量の尿素(約2%)を添加し、上記と同様な条件で
10分間攪拌した。その後、40t。
モル量の尿素(約2%)を添加し、上記と同様な条件で
10分間攪拌した。その後、40t。
「rに減圧し、40℃で2時間脱水したのち、徐々に昇
温し、更に80℃で1.5時間脱水を行った。
温し、更に80℃で1.5時間脱水を行った。
合計の脱水時間は5時間である。得られたレゾール樹脂
に溶剤としてエチレングリコールを1kg加え、樹脂溶
液とした。この樹脂溶液中の遊離ホルムアルデヒドの含
有量は0.3%であった。
に溶剤としてエチレングリコールを1kg加え、樹脂溶
液とした。この樹脂溶液中の遊離ホルムアルデヒドの含
有量は0.3%であった。
実施例1
攪拌機付きのフラスコに製造例1の樹脂溶液2聴を入れ
、これに製造例1で使用した尿素とは異なるホルムアル
デヒド反応剤を加え、45℃で30分間攪拌して、製品
とした。
、これに製造例1で使用した尿素とは異なるホルムアル
デヒド反応剤を加え、45℃で30分間攪拌して、製品
とした。
攪拌終了後、40℃、50°C及び60℃において、フ
ラスコ内雰囲気中のホルムアルデヒド濃度を検知管で測
定すると共に、ホルムアルデヒド臭気の官能試験を行っ
た。反応剤の種類、添加量及び結果を第1表に示す。
ラスコ内雰囲気中のホルムアルデヒド濃度を検知管で測
定すると共に、ホルムアルデヒド臭気の官能試験を行っ
た。反応剤の種類、添加量及び結果を第1表に示す。
第
1
表
(注)
1)反応剤の種類
比較例1
製造例1で得られた樹脂溶液(A)、製造例1において
尿素を添加しなかった以外は同様にして得られた樹脂溶
液(B)又は製造例1において尿素を4%添加した以外
は同様にして得られた樹脂溶液(C)に、ホルムアルデ
ヒド反応剤を添加し、又はせずして実施例1と同様な操
作を行った。樹脂溶液の種類、反応剤の種類、添加量及
び結果を第2表に示す。
尿素を添加しなかった以外は同様にして得られた樹脂溶
液(B)又は製造例1において尿素を4%添加した以外
は同様にして得られた樹脂溶液(C)に、ホルムアルデ
ヒド反応剤を添加し、又はせずして実施例1と同様な操
作を行った。樹脂溶液の種類、反応剤の種類、添加量及
び結果を第2表に示す。
第
表
〔発明の効果〕
本発明の製造方法によれば、レゾール型フェノール樹脂
中の遊離のホルムアルデヒドを低減することができ、耐
火物等の各種製品の製造時の作業環境が改善されるとい
う効果がある。
中の遊離のホルムアルデヒドを低減することができ、耐
火物等の各種製品の製造時の作業環境が改善されるとい
う効果がある。
Claims (1)
- (1)フェノール類とホルムアルデヒドとをアルカリ性
触媒の存在下で反応させてレゾール型フェノール樹脂を
製造するに当たり、フェノール類とホルムアルデヒドと
の反応がほぼ終了した時点以降であって最終製品とされ
るまでの間に、該フェノール類よりホルムアルデヒドと
の反応性が強い化合物を2種類以上添加して遊離ホルム
アルデヒドと反応させることを特徴とするレゾール型フ
ェノール樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18050089A JPH0345616A (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | レゾール型フェノール樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18050089A JPH0345616A (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | レゾール型フェノール樹脂の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0345616A true JPH0345616A (ja) | 1991-02-27 |
Family
ID=16084327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18050089A Pending JPH0345616A (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | レゾール型フェノール樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0345616A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0834827A (ja) * | 1994-03-15 | 1996-02-06 | Natl Starch & Chem Investment Holding Corp | 段ボール製造用接着剤のための低ホルムアルデヒド含有分架橋剤の製造法 |
EP0612718A3 (en) * | 1993-02-25 | 1996-03-06 | Nat Starch Chem Invest | Process for reducing the free aldehyde content in n-alkylol amide momomers. |
JP2008120856A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Lignyte Co Ltd | フェノール樹脂の製造方法、フェノール樹脂、レジンコーテッドサンド、フェノール樹脂炭化材料、導電性樹脂組成物、二次電池用電極、電極用炭素材料、医薬用吸着剤、電気二重層キャパシタ分極性電極 |
JP2008127476A (ja) * | 2006-11-21 | 2008-06-05 | Lignyte Co Ltd | カーボン・フェノール樹脂複合材料の製造方法、カーボン・フェノール樹脂複合材料、カーボン・フェノール樹脂複合炭化材料、燃料電池用セパレータ、導電性樹脂組成物、二次電池用電極、電気二重層キャパシター |
JP2009013298A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Showa Highpolymer Co Ltd | 水溶性レゾール樹脂の製造方法 |
JP2010538154A (ja) * | 2007-09-21 | 2010-12-09 | サン ゴバン アブレシブ インコーポレーティド | フェノール樹脂配合物および研磨製品用コーティング |
-
1989
- 1989-07-14 JP JP18050089A patent/JPH0345616A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0612718A3 (en) * | 1993-02-25 | 1996-03-06 | Nat Starch Chem Invest | Process for reducing the free aldehyde content in n-alkylol amide momomers. |
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JP2008127476A (ja) * | 2006-11-21 | 2008-06-05 | Lignyte Co Ltd | カーボン・フェノール樹脂複合材料の製造方法、カーボン・フェノール樹脂複合材料、カーボン・フェノール樹脂複合炭化材料、燃料電池用セパレータ、導電性樹脂組成物、二次電池用電極、電気二重層キャパシター |
JP2009013298A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Showa Highpolymer Co Ltd | 水溶性レゾール樹脂の製造方法 |
JP2010538154A (ja) * | 2007-09-21 | 2010-12-09 | サン ゴバン アブレシブ インコーポレーティド | フェノール樹脂配合物および研磨製品用コーティング |
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