JPS6051490B2 - レゾルシン系共重合体の製造方法 - Google Patents

レゾルシン系共重合体の製造方法

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JPS6051490B2
JPS6051490B2 JP5302481A JP5302481A JPS6051490B2 JP S6051490 B2 JPS6051490 B2 JP S6051490B2 JP 5302481 A JP5302481 A JP 5302481A JP 5302481 A JP5302481 A JP 5302481A JP S6051490 B2 JPS6051490 B2 JP S6051490B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、m−置換フェノール類とレゾルシンとの共重
合体の製造方法である。
さらに詳しくは、m−置換フェノール類のレゾール型初
期縮合物を経由することによりポリエステル繊維とゴム
との接着剤等として有用なノボラック型共重合体を製造
する方法である。ポリエステル繊維は弾性率がナイロン
に比べて高く寸法安定性に優れ、またナイロンのように
フラットスポットを生じにくいことから、乗用車向けタ
イヤのタイヤコードとしてナイロンに対する優位性を示
しつつあるが、いくつかの短所も併せ持つている。
その最大の短所は、ポリエステルの構造自身に由来する
接着のしにくさである。この問題点を解決するために接
着剤あるいは接着方法に関しては多くの研究がなされ報
告されている。その多くは溶剤に溶解した反応性の高い
化合物を繊維に付着し乾燥せしめる1段処理後、レゾル
シン・ホルムアルデヒド・ラテックス(以下RFLと略
称する)を用いて、同様の2段目の処理を行なう溶剤使
用の2段処理であり、したがつて溶剤による危険性、作
業環境の汚染、および工程の複雑さが欠点である。これ
に対し、水を媒体としかつ接着剤とRFLJを1浴中で
1段処理をすることにより高度の接着力を発揮する接着
剤および接着方法として、特公昭46−11251号や
、特公昭48−8733号が知られているがこれらの1
浴型接着剤は、引火性や毒性による環境汚染のないこと
および工程が簡略化され能率的で工業的に有用であるこ
とは言うまでもないが、上記1段処理および2段処理を
行なう2浴型のそれにくらべ接着力が今一つ不充分であ
る。
特公昭55−45088号では、アルカリ触媒下で未反
応ホルムアルデヒドを存在させないレゾール型初期縮合
物を得、水を留去しながらレゾルシンと共縮合せしめ樹
脂を製造しているが、この方法では生成レゾール体の縮
合によるゲル化が見られる等工業的製法としては不適当
である。又1価のフェノールとレゾルシンとの共重合体
にか)わる文献,特許も多くが知られており、例えば、
特公昭46−11251号では、線状重合体を得るため
、置換フェノール類を2,4、および6位のうち少なく
とも2つが未置換のP一置換体,o一置換体に特定して
いるが、生成共重合体の反応性、3次元への樹脂化能力
,接着力らが不充分である。特開昭49−37986号
(特公昭52−25874号)では、酸性触媒下1価フ
ェノールとホルムアルデヒドを一部反応させた後、レゾ
ルシンと引続き共縮合反応させる二段階方式によりノボ
ラック型共重合体を得ているが、この方式では常にレゾ
ルシンが分子の外側に位置する構造をとれず、また1価
フェノールの単独縮合体が多いため水溶性が劣る;樹脂
が作られることになる。
本発明の目的は、ポリエステル繊維とゴムとの接着等に
於いて卓抜した効果を有する共重合体の製造方法の確立
にある。さらに詳しくは、水媒体に溶解しかつ1浴処理
で充分な接着力を生ぜしめる共重合体を工業的3に容易
に提供し得る製造方法の確立にある。本発明者等は種々
検討の結果、m一置換フェノール類とレゾルシンとの共
重合体がポリエステルタイヤコードとゴムとの1浴型接
着剤等として卓抜した効果を持ち得ることを知り、この
共重合体3の製造方法につきさらに鋭意検討し工業的に
容易に実施可能であり、製造された共重合体が水溶性を
もちかつポリエステル繊維とゴムとの1浴型接着剤とし
て現在最高級の効果を持つ共重合体の製造方法を確立し
、本発明を完成するに至つた。 4,すなわち本発明は
、アルカリ触媒存在下に、一般止 (式
中R1はCH3、0C比基 臼を、R2はH..C
II3基をあられす)で示されるフェノール類1種以上
と、上記フェノール類に対して1.2〜2.4倍モル比
のホルムアルデヒドを反応させ、未反応ホルムアルデヒ
ドを仕込量に対して1ノ〜30%残存させたレゾール型
初期縮合物を得、次いで上記アルカリ触媒と当量ないし
上記フェノール類に対し10モル%過剰の酸と上記フェ
ノール類に対して1.0〜2.5f8モル比のレゾルシ
ンとの混合物に、上記レゾール初期縮合物を添加し、共
縮合.反応させることを特徴とする水溶性のレゾルシン
系共重合体の製造方法である。
本発明の第1の特徴は、使用する1価フェノール類の構
造にある。
2,4、および6位がすべて水素であるm一置換フェノ
ールであり、かつその置換基の立体障害が少なく反応性
が高いことである。
加えて、かかるフェノール類とレゾルシンとの共重合体
の溶解性パラメーターがが、ポリエステルのそれに近く
なるような構造を有することである。本発明に使用する
フェノール類としては、m−クレゾール、3,5−キシ
レノール、m−メトキシフェノールが好適である。
一般にm一置換フェノール類は製造が困難で現在高価な
ものが多いがこれらは容易に入手でき、しかも本発明の
意図に充分適合するものである。本発明の第2の特徴は
、レゾール型初期縮合物を得る際、未反応ホルムアルデ
ヒドを仕込量に対して1〜30%とすること、好ましく
はほS゛2〜10%とすることである。
レゾール化反応条件は、最終目的物であるレゾルシン系
共重合体の性能、特に接着性能に多大な影響を与え重要
である。
一般にこの反応は大きな発熱を生じ、しかもレゾール型
初期縮合物は熱に不安定であり、反応を進めすぎると即
ち未反応ホルムアルデヒドがほS゛仕込量の1%以下に
なると脱水反応によりベンジルエーテル型化合物等好ま
しくない副反応生成物を生ずる。一方反応条件が穏やか
過ぎても例えば未反応ホルムアルデヒド量が仕込量の3
0%以上になると、未反応ホルムアルデヒドがノボラッ
ク化反応の際レゾルシンと反応し、同様に求めるノボラ
ック共重合体の割合が減少し接着剤としての性能低下を
来す。これをさけるには本発明方法においては未反応ホ
ルムアルデヒドの量を上記の特定範囲に残すよう反応を
制御する。反応温度については、100〜90゜C1好
ましくは25温〜70℃の範囲が適当である。
この温度は具体的には他の条件、例えば使用するフェノ
ールの種類、触媒量、反応時間等の組み合わせ方によつ
て適宜選択することが必要である。一般に反応は、ほぼ
m−クレゾール、3,5−キシレノール、m−メトキシ
フェノールの順に低い反応温度で進行する傾向がある。
触媒量を多くすると反応温度を低くすることができ、ま
た反応温度の高低は、当然反応時間にも影響するが、工
程管理上1〜24m!間、好ましくは2〜1(ロ)間程
度となるよう温度を選択することが好ましい。本発明の
第3の特徴は、該レゾール初期縮合物とレゾルシンとの
縮合反応の方法にある。一般的には該レゾール液に酸触
媒とレゾルシンを添加しノボラック化を行なう例が多い
この方法は単一容器で出来る利点はあるが、酸添加によ
るレゾール初期縮合物同志のノボラック化の副反応が生
じる上、縮合反応が一挙に進むため反応制御上反応温度
を徐々に上げる等の複雑な操作を強いられかつ危険性を
含んでいる。本発明の方法では、アルカリ触媒と当量な
いし使用フェノール類に対し10モル%過剰の酸とレゾ
ルシンとの混合物と、該レゾール初期縮合物とを徐々に
反応させる方式を採つたところに特徴がある。
すなわち酸とレゾルシンとの混合物を水に溶解し、レゾ
ール化反応液に添加する従来の方式はレゾール初期縮合
物自身が反応終了までの間の加熱で変化するため、本発
明方法では該混合物にレゾール化反応液を添加するとい
う逆の方式により上記種々の問題点を一挙に解決するこ
とができる。添加するレゾール初期縮合物は必要に応じ
て冷却して使用でき経時変化の進行は抑えられる利点を
有する。本発明で使用するホルムアルデヒドのフェノー
ル類に対するモル比は、好ましい分子量分布を持つ共重
合体を得るのに重要であり、該フェノール類に対して1
.2〜2.4倍モル比の使用が好ましく、1.5〜2.
2倍モル比が特に好適である。
分子量分布はゲル●パーミェーション●クロマトグラフ
ィ(以下GPCと称する)で測定し、その波形と実際の
接着力から平均分子量は250〜1500の分布範囲の
もの、好ましくは280〜800の間である。また本発
明で使用するレゾルシンの量は、レゾール型初期縮合物
のメチロール基1当量に対して0.8〜1.2当量が好
ましく、該フェノール類の1.0〜2市倍モル比の範囲
である。使用するホルムアルデヒドの相当部分が反応す
るため生成レゾール初期縮合物中のメチロール基の数と
使用するレゾルシンの数がほS゛等しく、縮合反応によ
り末端にレゾルシンが位置した水溶性に富んだ共重合体
を得ることが出来る。アルカリ触媒としては公知のもの
を使用することが出来、アルカリ金属あるいはアルカリ
土類金属の水酸化物あるいは炭酸塩が用いられる。
触媒量はフェノール類に対して0.1〜10モルモル%
、好ましくは0.3〜5モル%の範囲である。またレゾ
ール化反応は水溶触媒系で行なうのであるが、他の有機
溶媒と併用した系で行なうことも可能である。この場合
原料フェノール類を溶解し、かつ生成レゾール型初期縮
合物も溶解させ得る溶媒を使用することか好ましく、例
としてメチルアルコール、エチルアルコール等のような
脂肪族低級アルコール、アセトン、メチルエチルケトン
等のような脂肪族ケトン等をあげることができる。共縮
合反応で使用する酸触媒は、上記使用アリ1カリ触媒と
当量ないしフェノール類に対し10モル%、好ましくは
0.1〜3モル%過剰て使用するが、既知の塩酸、硫酸
、硝酸、蟻酸、蓚酸、p−トルエンスルホン酸等が使用
できる。
使用する触媒量は生成樹脂中に残留するので出来得る限
り少量使用が望ましい。
共縮合反応ではレゾルシンの溶解のため少量の水を添加
しているが他の溶媒を併用することもさしつかえない。
このようにして製造された共重合体を接着剤とフする場
合、反応終了液のま)でも使用可能だが、蒸留、抽出等
の公知の分離方法により残存しているモノマーを除去し
た可融性樹脂とすることも可能である。かくして本発明
方法により製造された共重合体は、従来公知の方法によ
り製造されたものにくらべて接着性能、取り扱い性等に
おいて非常に優れた性能を有し、本発明の工業的価値は
高度なものである。
接着性能は1浴型接着剤としてゴム−ポリエステル繊維
に広く使用されているインペリヤル・ケミカル●インダ
ストリーズ◆リミテッド(1.C.1社)製、バルカボ
ンドEを大きく上廻り、また取り扱い性についてはアン
モニア水溶液に易溶であり本発明の目的に充分適合する
ものである。
また保存安定性についてもノボラック型樹脂であるため
問題はない。本発明の製造方法による共重合体は最も特
徴的にはポリエステル繊維用接着剤処理液に使われる。
すなわちレゾルシンとホルムアルデヒドのアルカリ性初
期縮合物とゴムラテックスとを混合したいわゆるRFL
と混合して用いる。周知のとおりRFLは、一般的には
レゾルシン1モルに対し、ホルムアルデヒド1〜4モル
を、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモ
ニウム等のアルカリ触媒下で縮合させておいてビニルピ
リジンースチレンーブタジエンーラテツクス、スチレン
−ブタジエンラテックス、ポリブタジエンラテックス、
天然ゴムラテックス等の一種か二種以上を混合して得ら
れる。
接着剤処理液中に存在する各2成分は、接着剤総固形分
重量100に対し、共重合体固形分は30〜50,RF
Lは50〜70が好ましい。
ポリエステル繊維は上記接着剤処理液に浸漬するか、他
の適当な手段により接着剤を付着せし.め、次いて20
0手C〜250着Cの範囲の温度て熱処理し、この処理
コードを未加硫ゴムに埋め込み加硫接着する。
以下、実施例をもつて本発明の製造方法を、比較例をも
つて本発明と比較のための製造方法を、jまた参考例を
もつて、製造したそれぞれの共重合体をポリエステル繊
維とゴムとの接着剤として使用した接着力評価結果を詳
細に説明する。
また文中、部とあるのは特に断わらない限り重量部を示
す。
4実施例11000
m1の4ツロコルベン中で216部のm−クレゾールを
2(6)部の水、1.6部の苛性ソーダとともに攪拌し
ながら65゜Cの温度で324部の37%ホルマリン水
溶液を3時間かけてゆつくり適下した。
さらに同温度で2時間攪拌を続け未反応のホルムアルデ
ヒド量が仕込量に対して3%になつたところで25℃に
冷却し反応を停止した。次に2000TrLLのセパラ
ブルフラスコに4旬部のレゾルシン、2(4)部の水、
および5.1部のシユウ酸を仕込み、70℃で攪拌しな
がら上記m−クレゾールーホルマリン反応液を3時間か
けてゆつくり滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続けた後、系内の水を除去
し、次に未反応のm−クレゾールおよびレゾルシンは減
圧蒸留によつて最終的には減圧度8n1mHgで除去し
、m−クレゾールーレゾルシンーホルムアルデヒド樹脂
(A)7(1)部を得た。上記樹脂は橙色固体で110
゜Cの軟化点をもつ可7融性オリゴマーであり平均分子
量は500であつた。実施例2 1000mLの4ツロコルベン中で216部のm−クレ
ゾールを2(4)部の水、1.6部の苛性ソーダととも
に1攪拌しながら50℃の温度で324部の37%ホル
マリン水溶液を3時間かけてゆつくり滴下した。
さらに同温度で2時間攪拌を続け未反応のホルムアルデ
ヒド量が仕込量に対して10%になつたところで25℃
に冷却し反応を停止した。次に2000m1の4ツロコ
ルベン中に484部のレゾルシン、275部の水および
51部のシユウ酸を仕込み、70℃で攪拌しながら上記
m−クレゾールーホルマリン反応液を3時間かけてゆつ
くり滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続けた。冷却後均一な水溶
液からなるm−クレゾールーレゾルシンーホルムアルデ
ヒド樹脂(B)15(4)部を得た。この水溶液中の固
形分は4踵量%であつた。実施例3 1000TrLtの4ツロコルベン中で216部のm−
クレゾールを2(イ)部の水、1.6部の苛性ソーダー
とともに攪拌しながら55℃の温度で283.5部の3
7%ホルマリン水溶液を3時間かけてゆつくり滴下した
さらに同温度で2時間攪拌を続け未反応のホルムアルデ
ヒド量が仕込量に対して7%になつたところで25℃に
冷却し反応を停止した。次に2000m1のセパラブル
フラスコに4旬部のレゾルシン、275部の水、および
5.1部のシユウ酸を仕込み、70℃で攪拌しながら上
記m−クレゾールーホルマリン反応液を3時間かけてゆ
つくり滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続けた後系内の水を除去し
、次に未反応のm−クレゾールおよびレゾルシンは減圧
蒸留によつて除去し、m−クレゾールーレゾルシンーホ
ルムアルデヒド樹脂(C)69?を得た。実施例4 2000m1の4ツロコルベン中で244部の3.5−
キシレノールを3旬部の水、4部の苛性ソーダーととも
に攪拌しながら50゜Cの温度で324部の37%ホル
マリン水溶液を3時間かけてゆつくり滴下した。
さらに同温度で1時間攪拌を続け未反応のホルムアルデ
ヒド量が仕込量に対して5%になつたところて25ドC
に冷却し2印部のエチルアルコールを加え均一液とし反
応を停止した。次に3000mtのセパラブルフラスコ
に4旬部のレゾルシン、6(1)部の水、および8部の
シユウ酸を仕込み、70℃で攪拌しながら上記3.5−
キシレノールーホルマリン反応液を3時間かけてゆつく
り滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続けた後、系内の水、エチ
ルアルコールを除去し、次に未反応の3.5−キシレノ
ールおよびレゾルシンは減圧蒸留によつて除去し、3.
5−キシレノールーレゾルシンーホルムアデヒド樹脂(
D)730部を得た。実施例5 500mLの4ツロコルベン中で124部のm−メトキ
シフェノールを2(4)部の水、0.8部の苛性ソーダ
ーとともに攪拌しながら30′Cの温度で141.7部
の37%ホルマリン水溶液を4時間かけてゆつくり滴下
した。
さらに同温度で6時間攪拌を続け未反応のホルムアルデ
ヒド量が仕込量に対して9%になつたところで10℃に
冷却し反応を停止した。次に1000TL1のセパラブ
ルフラスコに2加部のレゾルシン、2関部の水、および
2.6部のシユウ酸を仕込み、70゜Cで攪拌しながら
上記m−メトキシフエノールーホルマリン反応液を3時
間かけてゆつくり滴下した。さらに同温度で3時間攪拌
を続けた後系内の水を除去し、次に未反応のm−メトキ
シフェノールおよびレゾルシンは減圧蒸留によつて除去
し、m−メトキシフエノールーレゾルシンーホルムアル
デヒド樹脂(E)3印部を得た。この樹脂は赤褐色固体
で100℃の軟化点をもつ可融性オリゴマであり、平均
分子量は540であつた。実施例6 1000m1の4ツロコルベン中で108部のm−クレ
ゾールおよび1n部の3.5−キシレノールを300部
の水、4部の苛性ソーダーとともに攪拌しながら60℃
の温度で324部の37%ホルマリン水溶液を3時間か
けてゆつくり滴下した。
さらに同温度で1時間攪拌を続け未反応のホルムアルデ
ヒド量が仕込量に対して5%になつたところで25゜C
に冷却し1(4)部のエチルアルコールを加え均一液と
し反応を停止した。次に2000mtのセパラブルフラ
スコに44(2)のレゾルシン、6印部の水、および8
部のシユウ酸を仕込み70℃で攪拌しながら上記m−ク
レゾール・3,5−キシレノール・ホルムアルデヒド反
応液を3時間かけてゆつくり滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続けた後系内の水、エチル
アルコールを除去し次に未反応のm−クレゾールおよび
3.5−キシレノールレゾルシンは減圧蒸留によつて除
去し、m−クレゾールー3.5−キシレノールーレゾル
シンーホルムアルデヒド樹脂(F)7W部を得た。実施
例7 2000m1の4ツロコルベン中で244部の3,5−
キシレノールを3功部の水、4部の苛性ソーダーととも
に攪拌しながら50℃の温度で324部の37%ホルマ
リン水溶液を3時間かけてゆつくり滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続け未反応のホルムアルデ
ヒド量が仕込量に対して1%になつたところで25℃に
冷却し250部のエチルアルコール”を加え均一液とし
反応を停止した。次に3000m1のセパラブルフラス
コに4旬部のレゾルシン、6ω部の水、および8部のシ
ユウ酸を仕込み、70℃で攪拌しながら上記3,5−キ
シレノール・ホルマリン反応液を3時間かけてゆつくり
滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続けた後、系内の水、エチ
ルアルコールを除去し、次に未反応の3,5−キシレノ
ールおよびレゾルシンは減圧蒸留によつて除去し、3,
5−キシレノール●レゾルシン●ホルムアルデヒド樹脂
(J)をノ7旬部得た。実施例8 2000m1の4ツロコルベン中で244部の3,5−
キシレノールを3旬部の水、0.4部の苛性ソーダーと
ともに攪拌しながら50℃の温度で324部の37%ホ
ルマリン水溶液を3時間かけてゆつくり滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続け未反応のホルムアルデ
ヒド量が仕込量に対して24%になつたところで25℃
に冷却し250部のエチルアルコールを加え均一液とし
反応を停止した。次に3000m1のセパラブルフラス
コに4旬部のレゾルシン、6印部の水、および8部のシ
ユウ酸を仕込み、70゜Cで攪拌しながら上記3,5−
キシレノールーホルマリン反応液を3時間かけてゆつく
り滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続けた後、系内の水、エチ
ルアルコールを除去し、次に未反応の3,5−キシレノ
ールおよびレゾルシンは減圧蒸留によつて除去し、3,
5−キシレノール●レゾルシン●ホルムアルデヒド樹脂
(K)を72?を得た。比較例1 500mtの4ツロコルベン中で108部のp−クレゾ
ールを1功部の水、11部の苛性ソーダーとともに攪拌
しながら80、Cの温度で16?の37%ホルマリン水
溶液を4時間かけてゆつくり滴下した。
さらに同温度で6時間攪拌を続け未反応のホルムアルデ
ヒド量が仕込量に対して10%になつたところで25℃
に冷却し1(4)部のエチルアルコールを加え均一液と
し反応を停止した。次に1000m1のセパラブルフラ
スコに22(2)のレゾルシン、1旬部の水、および3
.0部のシユウ酸を仕込み70゜Cで攪拌しながら上記
p−クレゾールーホルマリン反応液を3時間かけてゆつ
くり滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続けた後系内の水、エチル
アルコールを除去し、次に未反応のp−クレゾールおよ
びレゾルシンは減圧蒸留によつて除去し、p−クレゾー
ルーレゾルシンーホルムアルデヒド樹脂(G)353部
を得た。比較例2 1000m1の4ツロコルベン中で128.5部のp−
クロロフェノールを1冗部の水、8部の苛性ソーダーと
ともに攪拌しながら80℃の温度で165の37%ホル
マリン水溶液を2時間かけてゆつくり滴下した。
さらに同温度で2時間攪拌を続け未反応のホルムアルデ
ヒド量が仕込量に対して8%になつくたところで25ド
Cに冷却し2(4)部のエチルアルコールを加え均一液
とし反応を停止した。次に2000mLのセパラブルフ
ラスコに2(イ)部のレゾルシン、170部の水、およ
び10.8部のシユウ酸を仕込み、70゜Cで攪拌しな
がら上記p−クロロフエノールーホルマリン反応液を2
時間かけてゆつくり滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続けた後系内の水、エチル
アルコールを除去し、次に未反応のp−クロロフェノー
ルおよびレゾルシンは減圧蒸留によつて除去し、p−ク
ロロフエノールーレゾルシンーホルムアルデヒド樹脂(
H)385部を得た。なお比較例4ではバルカボンドE
を用いた。
)比較例31000m1の4ツロコルベン中で、216
部のm−クレゾールを2.印部の水、1.6部の苛性ソ
ーダーとともに攪拌しながら、35℃の温度で324部
の37%ホルマリン水溶液を3時間かけてゆつくり滴下
し・た。さらに同温度で2時間攪拌を続け、未反応のホ
ルムアルデヒド量が仕込量に対して35%になつたとこ
ろで20℃に冷却し反応を停止した。次に、2000m
Lのセパラブルフラスコに4旬部のレゾルシン、2(4
)部の水、および5.1部のシユウ酸”を仕込み、ラO
℃で攪拌しながら上記m−クレゾールーホルマリン反応
液を3時間かけてゆつくり滴下した。さらに同温度で3
時間攪拌を続けた後、系内の水を除去し次に未反応のm
−クレゾールおよびレゾルシンは減圧蒸留によつて除去
し、mークレゾールーレゾルシンーホルムアルデヒド樹
脂(1)を6叩部得た。比較例5 2000m1の4ツロコルベン中で244部の3,5−
キシレノールを34(2)の水、4部の苛性ソーダーと
ともに攪拌しながら65℃の温度て324部の37%ホ
ルマリン水溶液を3時間かけてゆつくり滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続けホルムアルデヒドが完
全に反応消費したところで25℃に冷却し2(4)部の
クロロフェノールを加え均一液とし反応を停止した。次
に3000m1のセパラブルフラスコに4旬部のレゾル
シン、6ω部の水、および8部のシユウ酸を仕込み、7
0℃で攪拌しながら上記3,5−キシレノールーホルマ
リン反応液を3時間かけてゆつくり滴下した。
さらに同温度で3時間攪拌を続けた後、系内の水、エチ
ルアルコールを除去し、次に未反応の3,5−キシレノ
ールおよびレゾルシンは減圧蒸留によつて除去し、3,
5−キシレノール●レゾルシン●ホルムアルデヒド樹脂
(L)を7旬部得た。参考例1 以上の実施例、比較例で得た共重合体樹脂をポリエステ
ル繊維とゴムとの接着剤として使用し、その接着力評価
結果を試験方法も併せて以下説明する。
(力 接着剤処理液は 共重合体水溶液 旬部RFL6?
を混合して得た。
共重合水溶液はアンモニアJ水を使用して溶解した固形
分15%のものである。RFLは 水 635.5レゾル
シン 20.5・37%ホルマ
リン水溶液 185%苛性ソーダー水溶液
32ビニルピリジンラテックス(41%)
294の組成からなり固形分15%の水分散液である
(イ)未加硫ゴムは次の組成からなる。
スモークドシート 3α耶スチレン
−ブタジエンゴム 70カーボンブラック
40ステアリン酸
1.5,プロセスオイル(石油系) 5亜
鉛草 .N−フェニルー
β−ナフチルアミン 1 ベンゾチアジルジスルフイド 0.8ジフェニ
ルグアニジン 0.2.硫黄
2(ウ)ポリエステル繊維タイヤコードはポリエステ
ル繊維として1.500C1/2(上撚数40110c
m,下撚数40110cm)のものを用いた。
(工)処理法 ポリエステル繊維タイヤコード(ウ)を、上記接着剤処
理液(力に浸漬し定長下で240℃、2分間の熱処理を
行なつた。
ト)試験法 前述の処理法(1)よつて得た処理コードを前記配合の
未加硫ゴム(イ)に埋めて145℃、100kg/Cl
lの圧力下で3紛間加硫しHテストにより常温で接着力
を測定した。
力) 接着力の測定結果を第一表に示す。
この表から本発明製造方法による共重合体の接着力が既
知の共重合体(比較例1,2および4)に比べてはるか
に優れていることは明らかである。又本発明方法の範囲
をはずれる未反応のホルムアルデヒドを残すと接着力は
著しく低下する(比較例3)。一方、未反応のホルムア
ルデヒドが事実上存在しない場合(比較例5)も同様に
接着力は著しく低下する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルカリ触媒存在下に、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R_1はC
    H_3、OCH_3基を、R_2は、H、CH_3基を
    あらわす)で示されるフェノール類1種以上と、上記フ
    ェノール類に対して1.2〜2.4倍モル比のホルムア
    ルデヒドを反応させ、未反応ホルムアルデヒドを仕込量
    に対して1〜30%残存させたレゾール型初期縮合物を
    得、次いで上記アルカリ触媒と当量ないし上記フェノー
    ル類に対し10モル%過剰と酸と、上記フェノール類に
    対して1.0〜2.5倍モル比のレゾルシンとの混合物
    に、上記レゾール型初期縮合物を添加し、共縮合反応さ
    せることを特徴とする水溶性のレゾルシン系共重合体の
    製造方法。
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