JPS58180550A - フエノ−ル樹脂の製造法 - Google Patents

フエノ−ル樹脂の製造法

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JPS58180550A
JPS58180550A JP6345182A JP6345182A JPS58180550A JP S58180550 A JPS58180550 A JP S58180550A JP 6345182 A JP6345182 A JP 6345182A JP 6345182 A JP6345182 A JP 6345182A JP S58180550 A JPS58180550 A JP S58180550A
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JP
Japan
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reaction product
phenol
formaldehyde
phenolic resin
molar ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP6345182A
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English (en)
Inventor
Tokio Yoshimitsu
吉光 時夫
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は化粧板や積層板等に使用される水溶性のフェノ
ール樹脂の製造法に関するものである。
従来より化粧板や積層板等に使用されるフェノール樹脂
ワニスとしては、メタノール等の有機浴剤に溶解させた
フェノール樹脂ワニスが一般には使用されているが、こ
のものでは作業時に有機浴剤が蒸発するために公害の面
より好ましいものでなく、またコストも高くなるという
欠点があるために最近では水を溶媒とした水溶性のフェ
ノール樹脂ワニスが便用される傾向にある。しかし乍ら
、水溶性フェノール樹脂を製造するにあたって、フェノ
ールとホルムアルデヒドとの反応がすすんでフェノール
樹脂の分子量が増大すると、水には浴ujなくなるとい
う問題があるため、従来よりフェノールとホルムアルデ
ヒドとの反応に際してはイψ々倹ytが成されている。
その手段としては、フェノールに対するホルムーアルヂ
しドのtル比を増(て(利l・5tル以上)フェノール
樹脂の分子量の増大を抑える方法、反応時間を延長する
方法、ハラ配合性の強い触媒を用いる方法、低IM (
90℃以ト)で反応させる方法等があるが、いずれもフ
ェノール樹脂の収率が悪く、また得られたフェノール樹
脂ワニスで化粧板等を製造した際には化粧依の曲げ加工
に鍋温を必賛とし、ホーストフオーム用化粧板の樹脂と
しては適していないという欠点があった。
本発明は上記の点に鑑みて成されたものであって収率が
良く、シかも樹脂を含浸・乾燥させて製造した化粧板等
を比較的低湿で曲げ加工することができる水溶性のフェ
ノール樹脂の製造法を提供することを目的とするもので
ある。
以下本発明を詳述する。初めに、フェノールとホルムア
ルデヒドとをホルムアルデヒド/フェノールのtル比が
0.3〜0.6になるように設定して反応させる。この
ようにするとフェノールに対するホルムアルデヒドのモ
ル比が小さいためにホルムアルデヒドとフェノールとの
未反応物は少なくなり、またそれらの反応が均一に進行
して初期反応物の分子量分布はシセープになるものであ
る。
また、反応は長時間反応させてもゲル化するということ
がなく、従って油溶化して水溶性の初期反応物としての
収率が低下するということがないものである。フェノー
ルに対するホルムアルデヒドのモル比が0.3未満の場
合には反応がほとんど進行しないものであり、またα6
′t−超える場合は反応物の分子量が増大して油溶化し
、収率が減少するものである。次に、このようにして得
られた初期灰地、物にホルムアルデヒドを加えてホルム
アルチしト/フェノールのモル比を0・9〜l・3にな
るようにM%して反応させ、反応物を得る。ここで、フ
ェノールに対するホルムアルデしドのモル比が0・9木
満の場合は反応性が悪くて収率が低下するものであり、
また1、3を超える場合にも収率が低下するものである
。次・に、得られた反応物にε−カブOラクタムを添加
すると共に硼酸等を加えてPHを調整し、混合分散して
水溶性のフェノール樹脂を得るものである。ε−カブ−
〇ラクタムの添加量は反>c、、物の固形物に対して5
〜30重量%添加するものであり、添加量が5重量%未
満の場合には添加効采が小さく、また添加量が30重量
%を超える場dには、このフェノール樹脂を含浸・乾燥
して形成さ7″した化粧板等の各特性、特に後述する耐
煮沸性が劣るものである。
しかして、このようにして製造されたフェノール樹脂は
水中に溶解しており、水溶性のフェノール樹脂ワニスと
して化粧板や積層板等の製造に主に利用される。このフ
ェノール樹脂ワニスは有機溶剤を全く含んでおらず無公
害で、かつ低コストであるのはもちろんのこと、化粧板
用のクラフト紙等に対しても従来のメタノール溶液フェ
ノール樹脂ワニスに比して浸透性に優れているものであ
る。また、ホルムアルデヒドとフェノールとの反応物に
ε−力リプ0ラクタム添加混合することにより、フェノ
ール樹脂を可塑化し、この樹脂を用いて成形した化粧板
等のホーストフオーム加工が低温でできるものであり、
特にε−力プロラクタムの添加量をホルムアルデヒドと
フェノールの7X心物の固形分に対して5〜30重量%
にすることによりフェノール樹脂を用いて成形された化
粧板等の他の特性、例えば耐熱性、耐煮沸性を低下させ
ることがないものである。耐煮沸性試験はJIS、 K
−6902及び6903に準じて行なうもので、厚さ1
.6囚、縦×横5Qa+X5Qamの化粧板を沸騰水中
に2時浸漬し、その後化粧板の厚さ及び重量変化を測定
するものである。JISには厚さ及び重量の増加率が1
0%以下と規定されており、木兜例に係る化粧板にあっ
ては厚さの増加率が4.8%、重量′の増加+が5.1
%で共に満足しているものであった。−bz’−力プロ
ラクタムをホルムアルデヒドとフエ5ノールの反応物の
固形分に対して30電量%以上i加したものにあっては
厚さ、重量の増加率は15泳、であった。
上記のように本発明は、フェノールとホルムアルデヒド
とをホルムアルデヒド/フェノ−Jしのしん比が0.3
〜0.6になるように設定して反応せし紀ハ次いでこの
初期反応物にホルムアルデヒドを加えてホルムアルデヒ
ド/フェノールのtル比力509〜1.3になるように
設定して反応せしめたので、5i151段階の反応でフ
ェノールとホルムアルデヒドとをホルムアルデヒド/フ
ェノールの七ル比力;α3〜α6にして反応させること
により、反応物が異常Km分子化して油溶化するのを防
ぎ、しかも均一に戊応させることができて分子量分布の
シ17−ラな水溶性の初期反応物を高収率で得ることが
できるものであり、次いで第2段階の反応でこの初期反
応物にホルムアルデヒド/フェノールのtル比が0.9
〜1.3になるようにホルムアルデヒドを加えて反応さ
せることにより、初期反応物とホルムアルヂしドとをさ
らに縮合反応させて水浴性の反応物を高収率で得ること
ができ、フェノール樹脂の生産性を向上することができ
るものである。″また、この反応物にε〜カブ0ラクタ
ムを反応物の固形分に対して5〜30 z量%混合する
ことにより、フェノール樹脂の特性を低下させることな
くフェノールm脂をgIJWi化させるとと゛かできて
この樹脂で製造された化粧板を低温でボーストフオーム
加工することができるものである。
以下本発明を実施例により具体的に説明する。
〈実施例1〉 ホルムアルヂしドとしてパラホルムを水で56重量%濃
度に希釈したものを使用し、ボルムアルデヒド/フェノ
ールのモル比をo、5に設定すると共に水酸化ナトリウ
ムでpHを9.0Kl111!Iして源流湿度で100
分間反応させた。次に、この初期反応物に37%ホルマ
リン浴峡金力えてホルムアルデしド/フェノールの℃ル
比を1.0に!4整し、還流1iAtiで30か間反応
させて反応物を得、その後、ε−カプロラクタムを上記
反応物100重量部に対して2,5重量部添加し、さら
に−酸を加えてpHを7.5に調整し、85℃にて3時
間混合してフェノール街H+i1ワニスを得た。
〈実施例2〉 ε−カプロラクタムを反応物1ooz量部に対して15
直量部添加した他/′i実施例1と同様にしてフェノー
ル樹刀旨ワニスを得た。
く比較例ン ε−カプロラクタムを添加しない他は実施例1と同様に
してフェノール樹脂ワニスを得た。
く化粧板の製造〉 樹脂量50重量%のメラ三ン樹H旨ワニスを薄呆忙に@
浸・乾燥して得たオーバレイプリプレジl軟と、同上の
メラミン樹脂ワニスをパターン紙に古浸・乾燥して得た
バターシ紙プリプレグI枚と、同上のメラミン樹脂ワニ
スをパターン無地紙にピ浸・乾燥して得たサブライテー
プリプ191枚昌実施例112及び比較例で得′fi−
樹脂量50直蓋%の水溶性フェノール8I脂ワニスをク
ラフト租に@浸・乾燥して傅次〕アープリプレグ4枚を
積層し、この積層体を金型プレートに挟んで160℃、
100hν禰の条件にて60分間圧縮成成形形てメラミ
ン化粧板を得た。
次に、実施例1,2及び比較例のフェノール樹脂ワニス
を使用して製造した上記メラミン化粧板の上■に180
℃の油を入れた金w4製容器を20フナ間放置し、その
後のメラミン化粧板の便化を観察した結果を次表に示す
また、それぞれのメラミン化粧板を径1o鵡の鉄バイづ
の外周に沿わせて押圧すると共にメラミン化粧板を加熱
して、メラミン化粧板の曲げ0J能l1M度を測定した
。結果を次表に示す。
上表の結果から、実施例1.2のものにあってはε−力
づロラクタムを飽加することで耐熱性を低下させること
なく曲げ加工性を同上したと七がわかる。
代理人 弁理士  石 1)長 七

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  フェノールとホルムアルデヒドとをホルムア
    ルデヒド/フェノールのtル比が0.3〜0.6になる
    ように設定して反応せしめ、次いでこの初期反応物にホ
    ルムアルデヒドを加えてホルムアルデヒド/フェノール
    のモル比が0.9〜1.3になるように設定して反応せ
    しめ、得られた反応物にε−力プロラクタムを反応物の
    固形分に対して5〜30重量%混合することを特徴とす
    るフェノール樹脂の製造法。
JP6345182A 1982-04-15 1982-04-15 フエノ−ル樹脂の製造法 Pending JPS58180550A (ja)

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JPS58180550A true JPS58180550A (ja) 1983-10-22

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JP6345182A Pending JPS58180550A (ja) 1982-04-15 1982-04-15 フエノ−ル樹脂の製造法

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