JPS6054179B2 - 化粧板の製法 - Google Patents

化粧板の製法

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JPS6054179B2
JPS6054179B2 JP52081565A JP8156577A JPS6054179B2 JP S6054179 B2 JPS6054179 B2 JP S6054179B2 JP 52081565 A JP52081565 A JP 52081565A JP 8156577 A JP8156577 A JP 8156577A JP S6054179 B2 JPS6054179 B2 JP S6054179B2
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JP
Japan
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resin
melamine
mol
toluenesulfonamide
guanamine
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JP52081565A
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English (en)
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JPS5416590A (en
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正明 大津
道雄 中井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポストフォーミング用の化粧板に関するもの
で、目的とするところは、その化粧板の曲げ加工性(ポ
ストフォーミング性)を向上させることにある。
従来化粧板に曲げ加工性を賦与する為に、種々の変性方
法及びブレンド方法等が検討されてきたが、曲げ加工性
において充分な性能を有しておらず、又、耐水性に劣る
という欠点があつた。
本発明は、以上のような点について考慮されて為された
ものであり、メラミン1モルに対し1.8〜3.0モル
のホルムアルデヒドをPH8〜12で反応させ、メラミ
ンホルムアルデヒド初期縮合物を合成し、これにグアナ
ミン、トルエンスルホンアミドの添加合計量がメラミン
1モルに対し0.2〜1.5モルで、かつグアナミン1
モルに対し0.3〜2.5モルのトルエンスルホンアミ
ドになる様に共縮合反応させて変性メラミン樹脂を得、
その樹脂を紙基材に70〜80%の含浸率で含浸させ、
乾燥後プレス成形する点に特徴を有している。以下、本
発明を詳述する。
先ず可塑化変性メラミン樹脂の製法を詳しく述べる。
第1工程として、メラミン1モルに対し、1.8〜3.
0モルのホルムアルデヒドをPH8〜12で反応させ、
メチロールメラミンを主成分とするメラミンホルムアル
デヒド初期縮合物を合成する。
ここで、ホルムアルデヒド量がメラミン1モルに対し1
.8〜3.0モルの範囲であるのは、1.8モル未満て
ある場合、メラミンホルムアルデヒド初期縮合物を得る
段階でメラミンが溶解せず均一な溶液が得られないもの
で、又、3.0モルより高い場合、樹脂Jの硬化が必要
以上に進み十分な可塑効化が得られないものである。そ
して、第1工程での反応のpHは8〜12、望ましくは
9〜11である。PHが8未満ではメチレン化反応が進
み、12を超えると反応が早くなる為、反応のコントロ
ールが難かしくなるものである。このような条件のもと
で第1工程の反応を80℃〜100℃の温度で40〜8
0分行う。そしてメタノールに対する2rcの白濁点が
200〜500%になつた時点を第1工程の反応の終点
として、メチロールメラミンを主成分とするメラミンホ
ルムアルデヒド初期縮合物を合成する。第2工程として
、上記の初期縮合物にグアナミン及びトルエンスルホン
アミドの添加合計量がメラミン1モルに対し0.2〜1
.5モルで、かつグアナミンとトルエンスルホンアミド
のモル比がグアナミン1モルに対しトルエンスルホンア
ミド0.3〜2.5モルになる様に添加し、共縮合反応
させて、内部可塑化変性メラミン樹脂を合成する。
ここで、グアナミンはアセトグアナミン、ベンゾグアナ
ミン等であり、トルエンスルホンアミドはO−トルエン
スルホンアミド、P−トルエンスルホンアミド及びO−
,P−トルエンスルホンアミドの混合物等である。そし
て、グアナミンとトルエンスルホンアミドの添加合計量
がメラミン1モルに対し、0.2モル未満である場合、
ポストフォーミング性に乏しく、1.5モルを超えると
不溶解物が析出し、安定した樹脂が得られないもので、
そして、より望ましくは、0.5〜0.8モルであり、
その範囲ではポストフォーミング性がより顕著である。
グアナミンとトルエンスルホンアミドのモルー比は、グ
アナミン1モルに対しトルエンスルホンアミド0.3モ
ル未満である場合、加工性(ポストフォーミング性)に
乏しく、2.5モルを超えると安定した樹脂が得がたく
、望ましくは、グアナミン1モルに対して、トルエンス
ルホンアミド0.5!〜1.5モルであり、この範囲で
あるとポストフォーミング性がより顕著となる。第2工
程のPHは5〜11で望ましくは7〜10である。PH
が5未満では、メチレン化が進み、かつゲル化し易く、
又PHが10を超えると、メチロールメラミンとグアナ
ミ5ン、トルエンスルホンアミドとの共縮合反応が遅く
なりすぎ、時間がかかる。以上のような条件のもとで、
第2工程の反応を80のC〜90件Cの温度で20〜6
紛反応させ、そして、水に対する2TCの白濁点が20
〜80%になつた時点4を反応の終点とする。
更に、この樹脂に安定性を賦与する為に、PHが6.5
〜7.5の範囲になるように中和する。
以上のようにして内部可塑化変性メラミン樹脂を合成す
る。次に、化粧板の製造工程では、上記の樹脂をメタノ
ール等の有機溶剤に溶解させて、均一な樹脂溶液を作成
する。
そして、20〜45g/Trtのオーバレイ紙を、上記
樹脂溶液中に浸漬して含浸処理をする。そして樹脂含浸
率が70〜80%、揮発分率が〜8%となる様に含浸、
乾燥処理する。そして、乾燥は樹脂が半硬化状態になる
まで行う。ここでいう含浸率とは、含浸させた紙の重量
に対する含フ浸させた樹脂の重量の割合であり、又、揮
発分率は含浸させた紙の重量に対する揮発分の重量の割
合である。以上の様に、オーバレイ樹脂含浸紙の含浸率
を70〜80%にした時、曲げ加工性も非常に良くなる
のである。ここで含浸率が70%未満であ・る場合、曲
げ加工性が良くならず、又、80%を超えると曲げ加工
性は良くはなるが、クレージング、クラツキング等の耐
熱性が非常に悪くなるものである。そして揮発分率も5
〜8%の範囲が良く、5%未満であれば、樹脂の硬化が
進みすぎ樹脂含浸紙の層間接着の接着不良を起し易く、
8%を超えると含浸紙を積載して保存する時に自重によ
つて一つのブロックのようになるブロッキングを起し易
いものである。又、化粧板に使用する化粧樹脂含浸紙(
無地あるいは、模様を印刷したもの、50〜150g/
771′)、サブライナー樹脂含浸紙(100〜150
g/d)の樹脂含浸率は限定する必要はなく、通常使用
されている範囲でよい。
次に、コア樹脂含浸紙はクラフト紙(100〜250g
/イ)にレゾール樹脂を含浸率30〜45%、揮発分率
5〜8%になる様に含浸乾燥処理したものを使用する。
そして、本発明の化粧板Aの構成は第1図に示すように
、オーバレイ樹脂含浸紙1、化粧樹脂含浸紙2、サブラ
イナー樹脂含浸紙3、及びコア樹脂含浸紙4を重ね合せ
て、常法の成形手段により、加熱加圧して、ブレス成形
して化粧板Aを得る。本発明は、メラミン1モルに対し
1.8〜3.0モルのホルムアルデヒドをPH8〜12
で反応させ、メラミンホルムアルデヒド初期縮合物を合
成し、これにグアナミン、トルエンスルホンアミドの添
加合計量がメラミン1モルに対し0.2〜1.5モルで
、かつグアナミン1モルに対し0.3〜2.5モルのト
ルエンスルホンアミドになる様に共縮合反応させて変性
メラミン樹脂を得、その樹脂を紙基材に70〜80%の
含浸率で含浸させ、乾燥後ブレス成形するから、ポスト
フォーミング性を向上させることができる。
次に、以下実施例と比較例を説明する。
(実施例1) メラミン 12鍾量部(以下部と略す)(1モル)37%ホル
ムアルデヒド 1ノj〜上記の材料
を、攪拌機、キユーラー、温度計のあるフラスコに入れ
て、温度90℃で6紛間反応させた。
そしてメタノールに対する2rCでの白濁点が300%
になつた時点で反応を終了させた(第1工程終了)。ア
セトグアナミン 50部(4).4モル)P−トルエ
ンスルホンアミド 51.3部
(4).3モル)苛性ソーダ 0.05
部上記の材料を、第1工程終了と同時に添加し、そして
温度80′Cで4紛間反応させた。
そして水に対する27℃での白濁点が40%になつた時
点で反応−を終了させ、冷却をした。この時点のPHは
8.2であつた。ここで蓚酸0.09部を添加して、P
Hを7.0にして中和させて、内部可塑化変性メラミン
樹脂を得た(第2工程終了)。次に、上記樹脂1(1)
部に対してメタノール12部を添力叱た樹脂溶液を作成
した。
この轡脂溶液の含浸率が70%、揮発分率が6%となる
様にオーバレイ紙(30g/Rfl)を含浸、乾燥処理
した。同様に木目模様を印刷した化粧紙(80g/d)
を含浸率43%、揮発分率6%に、又、サブライナー紙
(120g/d)を含浸率50%、揮発分率5.5%に
それぞれ含浸、乾燥処理した。クラフト紙(190g/
イ)をレゾール樹脂で、含浸率35%、揮発分率7%と
なるように含浸、乾燥処理した。そして、上記のコア樹
脂含浸紙2枚、サブライナー樹脂含浸紙1枚、化粧樹脂
含浸紙1枚、オーバレイ樹脂含浸紙1枚の順序で積層し
、成型温度130℃、成型圧力100k9/Cl,の条
件で4紛間加熱加圧ブレス成型して、0.8rr1/m
厚の化粧板を得た。
そして、JIS−K−6902に基づいて行つた結果を
表1に示す。(実施例2)実施例1と同様の樹脂を用い
て、その樹脂の含浸率を80%、揮発分率を8%になる
ように含浸処理して乾燥させたオーバレイ樹脂含浸紙を
用いて、他のすべてを実施例1と同じ条件で化粧板を作
成した。
そして、JIS−K−6902に基づいて行つた結果を
表1に示す。(実施例3) メラミン 12鍾量部(1モル)37%ホル
ムアルデヒド162.2〃(2モル) 炭酸ソーダ
0.3〃 水 30
〃 上記材料を実施例1と同様のフラスコに入れ、還流温度
で4紛間反応させ、メタノールに対する27℃での白濁
点が300%になつた時点(第1工程終了)で、下記材
料を添加した。
アセトグアヂ▼ン 37.5部(イ).3モル)
P−トルエンスルホンアミド
34.2〃(イ).2モル) 苛性ソーダ
0.04〃そして、温度85℃で4紛間反応させ、水
に対する白濁点が40%になつた時点(第2工程終了)
で反応を終了させた。
この時のPHは8.0である。そして蓚酸0.08部を
添加して、PHを7.0にして中和させ、内部可塑化変
性メラミン樹脂を得た。次に、上記樹脂10娼に対して
メタノール15部を添加した樹脂溶液を作成し、この溶
液中でオーバレイ紙を含浸、乾燥処理させた。そして含
浸率が75%、揮発分率が7%となる様に含浸処理し、
乾燥させた。そして上記のオーバレイ樹脂含浸紙以外は
すべて実施例1と同様の条件で化粧板を作成した。表1
にJIS−K−6902に基づく結果を示す。(比較例
1)実施例1と同じ樹脂を用いて、オーバレイ紙の含浸
率を65%、揮発分率を5.5%になる様に含浸、乾燥
処理し、その他すべて、実施例1と同じ)条件で化粧板
を作成した。
表1にJIS−K−6902に基づいて行つた結果を示
す。(比較例2) オーバレイ紙の含浸率を85%、揮発分率を8%になる
様に、含浸、乾燥処理して、その他すべて実施例1と同
じ条件て化粧板を作成した。
表1にJlS−K−6902に基づいて行つた結果を示
す。(比較例3)メラミン 126部(1
モル)37%ホルムアルデヒド 1621部(2モル)
上記材料を苛性ソーダにて、PH9.Oに調整し、還流
温度で4吟間反応させ、メラミン樹脂を作成した。
次に、実施例1の第2工程終了以後、同様の条件で上記
メラミン樹脂を用いて化粧板を作成した。
表1にJIS−K−6902に基づく結果を示す。(4
)曲げ成型性は14(代)における測定値である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面側面図である。 A・・・化粧板、1・・・オーバレイ樹脂含浸紙、2・
・・化粧樹脂含浸紙、3・・・サブライナー樹脂含浸紙
、4・・・コア樹脂含浸紙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 メラミン1モルに対し1.8〜3.0モルのホルム
    アルデヒドをpH8〜12で反応させ、メラミンホルム
    アルデヒド初期縮合物を合成し、これにグアナミン、ト
    ルエンスルホンアミドの添加合計量がメラミン1モルに
    対し0.2〜1.5モルで、かつグアナミン1モルに対
    し0.3〜2.5モルのトルエンスルホンアミドになる
    様に共縮合反応させて変性メラミン樹脂を得、その樹脂
    を紙基材に70〜80%の含浸率で含浸させ、乾燥後プ
    レス成形することを特徴とする化粧板の製法。
JP52081565A 1977-07-07 1977-07-07 化粧板の製法 Expired JPS6054179B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH038204A (ja) * 1989-06-05 1991-01-16 Nippon Denyo Kk Ledランプ装置

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