JPH0345401A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH0345401A
JPH0345401A JP1177881A JP17788189A JPH0345401A JP H0345401 A JPH0345401 A JP H0345401A JP 1177881 A JP1177881 A JP 1177881A JP 17788189 A JP17788189 A JP 17788189A JP H0345401 A JPH0345401 A JP H0345401A
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rubber
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JP1177881A
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Masayuki Ohashi
大橋 昌行
Atsushi Sakiyama
淳 崎山
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はグリップ性と耐摩耗性とに優れた空気入りタイ
ヤに関するものである。
(従来の技術) エンジンの高出力化、シャシ−の高性能化等、自動車技
術の発展に伴って、路面をグリップするグリップ性能限
界の高い空気入りタイヤが要求されるようになってきた
。また、消費者の要求として、少しでも摩耗寿命の長い
タイヤが求められていることは明白である。
特開昭58−1734号公報には、この様なタイヤ性能
を有するゴム組成物として、ヒステリシスの大きいゴム
が記載されている。このヒステリシスの大きいゴムを得
るために、一般に、アロマティクオイル等の軟化剤や、
カーボンブラック等の補強剤をポリマ一対比増量してい
く手法が用いられている。一方、特開昭60−1245
07号公報には、高速耐久性の改良を図るためにブロッ
クの周囲を弾性率の高いゴムで囲った構造が記載されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の技術は必ずしも満足のいくもので
はなかった。
すなわち、ヒステリシスの大きいゴムを得るために補強
剤をポリマ一対比増量していき適量以上に配合すると、
破壊強度が低下し、グリップ限界付近の急激なコーナー
リング等大きなサイドフォースによる摩耗が悪化すると
共に、ムーニー粘度が上昇しかつムーニースコーチタイ
ムも短くなり、タイヤ製造上の押し出し工程が実質上不
可能になる。また、それを避けるために補強剤と共に軟
化剤を配合していくと、やはり破壊強力が低下するとと
もに耐ブローアウト性、耐摩耗性も低下して連続的な急
コーナーリングや高速走行を続けることができず、タイ
ヤ寿命も短くなってしまう。
また、上記特開昭60−124507号公報記載のブロ
ック構造では、本質的な改善を得るためにはブロックの
大きさごとに周囲部の面積を変えるなど、製造が繁雑な
上、グリップ限界の維持および耐摩耗性の向上を図るこ
とができなかった。
そこで、本発明の目的は、グリップ性、耐摩耗性に優れ
た高性能空気入りタイヤを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、トレッド部を備える本発明
の空気入りタイヤにおいては、前記トレッド部を構成す
るゴム組成物が、海ゴム部と海ゴム部内に散在する多数
の島ゴム部とから懲戒され、該ゴム組成物全体の25℃
における損失正接(tanδ)が0.4以上であり、島
ゴム部が、25℃における損失正接(tan δ)が0
.3以上でかつ100℃における200%伸長時の引っ
張り弾性率が50kg/cr1以上の加硫ゴムを粒子径
1000μm以下に粉砕した粉末加硫ゴムよりなり、該
粉末加硫ゴムの配合量が海ゴム部のゴム成分100重量
部に対して5〜60重量部であることを特徴とするもの
である。
尚、本発明においては、ゴム組成物全体および島ゴム部
のいずれにおいても上記損失正接(tanδ)値に上限
はないが、実用上この値が1.0以下であるのが好まし
い。
以下、本発明を具体的に説明する。
まず、本発明においては上記粉末加硫ゴムの粒子径が1
000μm以下であることを要し、好ましくは30〜4
00 μmである。粒子径1000μm以下としたのは
、1000μmを超えるとゴムの耐摩耗性及び破壊強力
が著しく低下し、十分な性能が得られないからである。
また、加硫ゴムとしたのは島ゴム部のゴム組成物を未加
硫のまま海ゴム部のゴム組成物に混練りした場合には数
ミクロンのオーダーで微細にゴムに分散するか又はゴム
と相溶するため、グリップ性と耐摩耗性の双方の向上を
図ることができないからである。
また、本発明においてはゴム組成物全体の25℃におけ
る損失正接(tan δ)が0.4以上であることを要
するが、この理由は、グリップ性を決めているのがゴム
組成物全体であるため、この値が0.4未満であるとグ
リップ性の向上が得られないからである。
一方、島ゴム部の25℃における損失正接(tanδ)
は0.3以上で、好ましくは海ゴム部との損失正接(t
an δ〉の差が0.2以下である。これは、この値が
0.3未満であるとグリップ性の低下をもたらしてしま
うためである。また、島ゴム部は100℃における20
0%伸長時の引っ張り弾性率が50kg/cr1以上で
あることが必要である。本発明者らが鋭意検討した結果
、急激な発進、加速、ブレーキ、コーナーリングなどの
非常に大きな人力による摩耗は、高温における大変形時
の引っ張り弾性率によって評価できることが分かった。
したがって、島ゴム部に100℃における200%伸長
時の引っ張り弾性率の高いゴムを用いることによって耐
摩耗性の1憂れたゴム組成物が得られ、100℃におけ
る200%伸長時の引っ張り弾性率が50kg/cI1
1未満であると、この耐摩耗性の改良がみられない。
一方、海ゴム部にこのような高弾性率のゴム組成物を用
いようとしても、高ムーニー粘度、短いムーニースコー
チタイムのため、タイヤ製造上の押し出し行程が困難に
なると共に、操縦安定性の面からも好ましくない。
また、島ゴム部の粉末加硫ゴムの配合量は、海ゴム部の
ゴム成分100重量部に対し5〜60重量部、好ましく
は10〜40重量部である。ここに5重量部以上とした
のは、5重量部未満では本発明の効果が少ないからであ
る。また、60重量部を越えると耐摩耗性は改善される
もののグリップ性の低下が起こってしまう。本発明にお
いて、海ゴムを構成するポリマー成分は、ガラス転移点
(Tg)が−60〜lO℃のものくたとえばスチレン含
有量23%以上の5BR)が好ましい。また、島ゴム部
には、般のスチレンブタジェンゴム(SBR)、ブタジ
ェンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、天然ゴム
(NR)いずれのポリマー成分の使用も可能である。
なお、本発明において損失正接(tan δ)は、岩本
製作所■製スペクトロメーター試験機を用いて、幅5m
m厚さ2mmの短冊状試料で振動数50Hz。
初期歪3%、動歪1%、温度25℃にて測定した。
また、100℃における200%伸長時の引っ張り弾性
率は、JISa号試験片を用い、JIS  K2SO3
で規定された方法にしたがい測定した。
(実施例) 以下、本発明を実施例および比較例により更に詳しく説
明する。
タイヤサイズ205 /60R15の、種々のゴム質の
タイヤを試作した。第1図は本発明による空気入りタイ
ヤの一実施例を示す図である。
図中1は空気入りタイヤ自体、2はケース、3はトレッ
ド、4はビード部、5はカーカス部、6はベルト部、7
はサイドウオールゴム、8は海ゴム部、9は島ゴム部を
夫々示す。
これらのタイヤの性能評価は次の方法により行った。
グリップ性 MTS社製フラットベルトを使用し、速度50km/時
、荷重550 kgの条件でスリップアングルを徐々に
上げていったときのCFmaxを比較検討した。
耐摩耗性 実車に試作タイヤを装着し、急激な発進、加速、ブレー
キ、コーナーリングを含めながら5000km走行後の
浅溝量にて比較した。
本発明に用いたゴムの配合内容は下記の第1表(重量部
〉に示す通りである。
これらのゴムを下記の第2表に示すような組み合わせに
てタイヤ試作を行い、上記性能評価を行った。評価は配
合Aの単味ゴム組成物のトレッドを持つタイヤのグリッ
プ性、耐摩耗性をそれぞれ100としたときの指数で表
示した。数値が大きい程結果が良好である。
尚、島ゴム部に用いたゴム組成物は、通常の加硫条件に
て加硫され、次いで粒子径300μmまで通常の方法に
より粉砕して粉末加硫ゴムとした。
また、島ゴム部の配合部数はいずれも20重量部である
実施例1. 2 実施例1はゴムA(tan δは0.61)を海ゴム部
に、ゴムCを島ゴム部にしたものであり、実施例2はゴ
ムAを海ゴム部に、ゴムDを島ゴム部にしたものである
比較例1〜4 比較例1は海ゴム部にゴムAを用いたのみの単味トレッ
ドで、このタイヤの性能を指数100とした。
比較例2は、海ゴム部にゴムA1島ゴム部には100℃
における200%伸長時の引っ張り弾性率(Mod、。
。)が劣るゴムEを配合したものである。
比較例3は、海ゴム部にゴムAを、島ゴム部には25℃
における損失正接(tan δ)が劣るゴムFを配合し
たものである。比較例4は島ゴム部にゴムCを配合し、
海ゴム部に25℃における損失正接(tanδ)が劣る
ゴムBを用い、ゴム組成物全体の25℃における損失正
接(tan δ)が0.4に満たないものである。
続いて、島ゴム部の粒子径と配合部数の影響について第
3表に示す。
比較例5 比較例5は、海ゴム部にゴムAを、島ゴム部には粒子径
1500μmのゴムCの加硫粉末を配合したものである
比較例6 比較例6は、海ゴム部にゴムAを、島ゴム部にはゴムC
を65重量部配合したものである。
第 表 上記第2,3表より、実施例1,2における本発明のタ
イヤは、各比較例のタイヤに比較してグリップ性、耐摩
耗性が同時に向上することが確認された。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の空気入りタイヤにお
いては、グリップ性の限界と耐摩耗性を同時に改良する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の空気入りタイヤの断面図
である。 1・・・空気入りタイヤ  2・・・ケース3・・・ト
レッド     4・・・ビード部5・・・カーカス部
    6・・・ベルト部7・・・サイドウオールゴム 8・・・海ゴム部     9・・・島ゴム部@1 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トレッド部を備える空気入りタイヤにおいて、 前記トレッド部を構成するゴム組成物が、 海ゴム部と海ゴム部内に散在する多数の島ゴム部とから
    形成され、該ゴム組成物全体の25℃における損失正接
    (tanδ)が0.4以上であり、島ゴム部が、25℃
    における損失正接(tanδ)が0.3以上でかつ10
    0℃における200%伸長時の引っ張り弾性率が50k
    g/cm^2以上の加硫ゴムを粒子径1000μm以下
    に粉砕した粉末加硫ゴムよりなり、該粉末加硫ゴムの配
    合量が海ゴム部のゴム成分100重量部に対して5〜6
    0重量部であることを特徴とする空気入りタイヤ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153955A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物
CN109337152A (zh) * 2018-10-16 2019-02-15 杭州中齐新材料科技有限公司 一种环保耐磨橡胶轮胎

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JP2007153955A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物
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