JPH0344322A - マイクロエマルション製剤及びその製造法 - Google Patents

マイクロエマルション製剤及びその製造法

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JPH0344322A
JPH0344322A JP18091889A JP18091889A JPH0344322A JP H0344322 A JPH0344322 A JP H0344322A JP 18091889 A JP18091889 A JP 18091889A JP 18091889 A JP18091889 A JP 18091889A JP H0344322 A JPH0344322 A JP H0344322A
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indomethacin
microemulsion
water
surfactant
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JP18091889A
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Takashi Suzuki
喬 鈴木
Kaori Shiba
柴 香里
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/107Emulsions ; Emulsion preconcentrates; Micelles
    • A61K9/1075Microemulsions or submicron emulsions; Preconcentrates or solids thereof; Micelles, e.g. made of phospholipids or block copolymers

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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マイクロエマルション製剤及びその製造法に
関する。さらに詳しくは安定性及び経皮吸収性に優れた
インドメタシン含有マイクロエマルション製剤及びその
製造法に関するものである〔従来の技術〕 インドメタシンは1〜 (P−Chlorobenzo
yl) −5−methoxy −2−methyli
ndole −3−aceticacid(分子式C+
q HZ& ClN01分子量357.79)の化学名
を有するすぐれた非ステロイド系消炎鎮痛剤であり、慢
性関節リウマチ、変形性関節症、肩甲関節周囲炎、手術
後、外傷後の炎症及び腫脹の治療等に広く使用されてい
る。インドメタシンは白色の結晶性の粉末で、エチルア
ルコール、イソプロピルアルコール、エチレングリコー
ル、アセトンなどの溶媒に溶は易く、水にはほとんど溶
けないことが知られている。このため、従来のインドメ
タシンの製剤化は、極めて制約を受け、それらの中では
液状製剤やゲル状製剤が主であった。(特開昭57−1
26414、昭57−128623、昭56−1088
6)またインドメタシンを溶解するために用いられてい
る溶媒の皮膚刺激性も問題となっていた。
インドメタシンの効果をより高めるために、密封法がと
られることがあるがアルコールの配合量が多いために皮
膚刺激性は更に大きくなるためにクリーム製剤が望まれ
ていた。また クロタミトンを用いてインドメタシンを
溶解させてクリーム化することも知られている。(特公
昭58−185514、特公昭59−116212号) 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来の方法でインドメタシンをクリーム
化した場合には、安定性に問題があり、経時で乳化粒子
が合一し、分離を生じたり、軟化したり、インドメタシ
ンの結晶が生じたりすることは避けられなかった。現在
、上市されているクリーム製剤の多くは分散型で、溶解
型のものはなく、これらクリーム製剤はインドメタシン
の経皮吸収性も十分なものとは言えなかった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは安定性及び経皮吸収性の優れたイ
ンドメタシン含有エマルション製剤を開発すべく、鋭意
研究を重ねた結果、ある特定な条件下でインドメタシン
を乳化することにより、乳化粒子径が著しく細かいマイ
クロエマルション製剤を得ることができることを見出し
た。
しかも驚くべきことに、このマイクロエマルション製剤
は著しく安定であり、長期的な安定性試験に十分耐えう
るばかりでなく、インドメタシンを結晶のまま配合して
いる上市されている分散型の製剤に比べ、著しく経皮吸
収性が高かった。
すなわち、本発明は、 i)インドメタシン0.05〜3.0重量%ii)クロ
タミトン0.5〜10.0重量%1ii)成分(i)及
び(ii)の合計量のl/20倍量〜10倍量の夏、0
.B、が0〜0.3の油分iv )親水性界面活性剤0
.1〜15.0重量%及び ■)水 を含有してなるインドメタシン含有マイクロエマルショ
ン製剤を提供するものである。
本発明に係るマイクロエマルション製剤におけるインド
メタシンの配合量は、一般には0.05〜3.0重量%
、好ましくは0.1〜2.0重量%である。
インドメタシンの含有量が少な過ぎると製剤的には容易
であるが薬理効果が劣るので好ましくなく、逆に多過ぎ
るとインドメタシンを溶解させるためのクロタミトン及
び油分を多く使用する必要があるため、マイクロエマル
ション製剤の安定性を保ちにくくなるので好ましくない
本発明のマイクロエマルション製剤に配合されるクロタ
ミトンの配合量は、一般には0.5〜10.0重量%、
好ましくはI.0〜5.0重量%である。クロタミトン
の配合量が少な過ぎるとインドメタシンを溶解させるこ
とができないので好ましくなく、逆に多過ぎるとインド
メタシンの基剤からの放出性を悪くするはかりでなく、
安定なマイクロエマルション製剤をつくることができな
いので好ましくない。
本発明のマイクロエマルション製剤に配合される1、0
.B、が0〜0.3の油分としては炭素数6〜12の中
鎖脂肪酸トリグリセリド、オリプ油、大豆油、ナタネ油
、ヤシ油、トーモロコシ油、月見草油、ゴマ油、牛脂な
どのトリグリセリド、オレイルオレート、イソプロピル
パルミテート、イソプロピルミリステート、セバシン酸
ジプチルなどの合成エステル油、流動パラフィン、スク
ワラン、シリコーン油などがあげられ、これらは単独又
は任意の混合物として使用することができる。これらの
油分の中では、室温で液状のものが好ましい。
なお、I.O,B、(inorganic organ
ic balance)値とは「化学の領域」第11巻
、第10号、第719〜725ページ、1957年に示
されている藤田による計算方法に従い算出した無機性及
び有機性の値の比、すなわち次式によって表される数値
である。
Σ無機性 I.0.8  = Σ有機性 !、O,B、が0〜 0.3の油分の配合量は、 イ ンドメ タシン及びクロタミトンの合計量に対してl/20倍量
〜lO倍量が望ましく、1/10倍量〜5倍量が更に望
ましい、これらの油分の配合量が少な過ぎると生成した
マイクロエマルション製剤が不安定になる傾向にあるの
で好ましくなく、逆に多過ぎるとインドメタシンの溶解
性が悪くなるので好ましくない。
本発明のマイクロエマルション製剤に配合される親水性
活性剤としては、非イオン性界面活性剤でもイオン性界
面活性剤でもよく、HLBが10以上のものがよい。非
・イオン性界面活性剤としては、ポリオキシアルキレン
付加体系(以下POEと略す)のものやポリグリセリン
脂肪酸エステル、シュガーエステルなどがあげられ、具
体的にはPOEソルビタンモノオレート、POEソルビ
タンモノステアレート、POEソルビタンモノオレート
、POEソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビ
タン脂肪酸エステル類、POEソルビットモノラウレー
)、POEソルビットモノオレエート、POEソルビッ
トペンタオレエート、POEソルビットモノステアレー
ト等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、POEグリ
セリンモノステアレート、POEグリセリンモノイソス
テアレート、POEグリセリントリイソステアレート等
のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモノオレ
エート、POEジステアレート、POEジステアリン酸
エチレングリコール等のPOE脂肪酸エステル類、PO
Eラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POε
ステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POE
2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノール
エーテル等のPOEPアルキルエーテル類、POEオク
チルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル
、POEジノニルフェニルエーテル等のPOEアルキル
フェニルエーテル類、プルロニック等のプルロニック型
類、POE −POPセチルエーテル、POE −PO
P2〜デシルテトラデシルエーテル、POE −POP
モツプチルエーテル、POE −POP水添ラノリン、
POE −POPグリセリンエーテル等のPOE −P
OPアルキルエーテル類、テトロニック等のテトラPO
E ・テトラPOPエチレンシアξン縮合物類、POE
ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モ
ノイ゛ソステアレート、POE 硬化ヒマシ油トリイソ
ステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログルタξン
酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化硬化ヒ
マシトマレイン酸POEヒマシ油、硬化しマシ油誘導体
、POEソルビットミツロウ等のPOEξツロウ・ラノ
リン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミドラウリン
酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパツールアミ
ド、POEアルキルア果ン、POE脂肪酸アミド、シ=
ylij脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルム
アルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオ
キシド、トリオレイルリン酸があげられる。イオン性界
面活性剤としては脂肪酸石鹸、アシルアミノ酸塩、アル
キルスルホン酸塩、アシル硫酸塩、アルキルリン酸塩、
エーテルリン酸塩、脂肪酸塩基性アミノ酸塩、脂肪酸ト
リエタノ−ルアξン塩、アルキル四級アンモニウム塩、
イミダゾリン系両性界面活性剤、またはベタイン系両性
界面活性剤等があげられ、具体的にはラウリン酸ナトリ
ウム、パルミチン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸カリウム、POEラウリル硫酸ナトリ
ウム、POEラウリル硫酸トリエタノ−ルア壽ン、ラウ
ロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン
酸、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム
、ヤシ油脂肪酸メチルタウリドナトリウム、ラウリルメ
チルタウリッドナトリウム、POEオレイルエーテルリ
ン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸、ジ
ー2−エチルへキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノ
ラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンス
ルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノー
ルアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム
、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナ
トリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノール
アミン、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、
N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウムHリストイ
ル−L−グルタミン酸モノナトリウム、硬化ヤシ油脂肪
酸グリセリン硫酸エステル塩、ロート油、POEアルキ
ルエーテルカルボン酸、POEアルキルエーテルカルボ
ン酸塩  α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エ
ステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、
高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩ラウロイ
ルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N−バル
ミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、塩化
ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリ
メチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアン
モニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化セチ
ルピリジニウム、アルキルジメチルベンジルアンモニウ
ム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホ
ニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、
ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導
体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、カチ
オンポリマー、2−ウンデシル−N−N−N−(ヒドロ
キシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナト
リウム、2ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサ
イド−1〜カルボキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン
系両性界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシ
−N−ヒドロキシエチルイミダシリニウムベタイン、ラ
ウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン
、スルホベタイン等のベタイン系両性゛界面活性剤、N
−ラウリルβ−アラニン、N−ステアリルβ−アラニン
等のアミノ酸塩があげられる。 これらの活性剤は単独
で使用しても2種以上を組合わせても使用することがで
きる。
かかる親水性界面活性剤の配合量は通常O0l〜15.
0重量%の範囲で、特に0.2〜5.0重量%が望まし
い。これら親水性界面活性剤の配合量が少な過キると、
安定なマイクロエマルション製剤ができないため好まし
くなく、逆に多過ぎると、使用性や皮膚刺激性が悪くな
るために好ましくない。
本発明のマイクロエマル″′/gン製剤は必須成分とし
て更に水を配合する。水の配合量には特に限定はないが
、好ましくは40〜90重量%配合する。
本発明のインドメタシン含有マイクロエマルション製剤
には、上記必須成分に加えて、湿潤剤、水溶性高分子、
水溶性塩基物、酸化防止剤緩衝剤等を所望により配合す
ることができまる。
本発明に従ったマイクロエマルション製剤に任意的に配
合される湿潤剤は、分子内に2個以上の水酸基を有する
水溶性多価アルコールを使用するのが好ましい。具体的
には、プロピレングリコール、l、3ブチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリ
ン、トリグリセリン、テトラグリセリン、グルコース、
マルトース、マルチトース、蔗糖、フルクトース、キシ
リトール、ソルビトール、マビット、マルトトリオース
、スレイトール、エリスリトール、澱粉分解糖、澱粉分
解還元アルコールなどをあげることができ、これらの配
合量は特に限定はしないが、0.5〜30重量%が好ま
しい。
本発明のマイクロエマルション製剤には皮膚への「ぬれ
」をよくしたり、清涼感を与えたりする目的で、エタノ
ールを任意的に配合することができる。エタノールの配
合量は特に限定はしないが一般には0.5〜lO重量%
である。
本発明に係るインドメタシン含有マイクロエマルション
製剤は任意の方法で製造することができる1例えば、イ
ンドメタシンをまずクロタミトンに加温溶解し、I.0
.B、が0〜0.3の油分を加えて油相を調製する。一
方、水相の方は、湿潤剤に親水性界面活性剤を加えて加
熱溶解し、これに水を加えて調製する。次に油相を水相
に添加しながら撹拌乳化を行うことにより、インドメタ
シン含有マイクロエマルション製剤を得ることができる
なお、必要に応じて水の一部を水相成分に添加して、撹
拌乳化処理した後に残りの水を撹拌しながら加えること
もできる。
本発明のインドメタシン含有製剤の乳化は、通常の撹拌
機やホモミキサーでは不可能であり、強力な剪断力が必
要である。
本発明において強力な剪断力とは、通常化粧品などの製
造に用いられるミキサー(ホモミキサー、デスパーミキ
サー、プロペラ撹拌機等)よりも強力なシェアーをかけ
られる乳化機で処理することを言い、マントンガラリン
ホモジナイザー(米国マントンガウリン社性Type 
15M−8TA)やマイクロフルイダイザー(Micr
ofluidics Corporation。
Newton、Ma、model J−100)ウルト
ラソニックホモジナイザー(米国ウルトラソニック社製
)のような超音波乳化機等のよりで処理することを言う
本発明に係わる剪断処理は系全量を行っても良いし、場
合によっては一部を処理し、その後、水あるいは多価ア
ルコール等の他の配合物により希釈しても良い。
本発明のインドメタシン含有マイクロエマルシラン製剤
は、平均1μm以下、好ましくは0.5μm以下の直径
をもつ微細な乳化粒子からなり経時的に安定性に非常に
優れているものである。
本発明のインドメタシン含有マイクロエマルションは、
液状または乳化状で使用することもできるが、カルボキ
シビニルポリマーのような水溶性高分子で増粘してクリ
ーム状としても使用することができる。
〔実施例〕
次に本発明の一層の理解のために、実施例をあげて本発
明を更に詳しく説明するが、本発明がこれら実施例にに
よって限定されるものでないことはいうまでもない。
なお、以下の実施例において「%」は特に断らない限り
重量%を示す、また、インドメタシン含有マイクロエマ
ルションの粒子径の測定は増粘する前にナイコンブ(N
ICONP)モデル270(HIACROYCO製)に
よって測定を行った。
実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を
説明する。
次の表−1記載の配合組成より戒るクリームを調製し、
その安定性、経皮吸収性を調べた結果を表−2、及び図
−1に示す。
比較例2〜4 実施例 1〜2及び比較例1のマントンガラリン処理を
ホモミキサー処理に変えた以外は同様にして試作を行っ
た。
支IJ目友駐 実施例1〜2、比較例1〜4の製剤を50°C〜−4°
Cの範囲で2力月〜6カ月間放置し、各試料の安定性(
分離、結晶析出)を観察した。
表−2 O:分離、結晶析出は認められなかった。
×:分離、結晶析出が認められた。
表−2からも明らかなように本発明のマイクロエマルシ
ラン製剤(実施例1及び実施例2)の安定性は極めてよ
<50℃で2力月間は乳化粒子の合一は全く起こらず安
定で、その粒径も0.15μ重以下を保っていた。また
50〜−5°Cまでインドメタシンの結晶析出や乳化粒
子の合一、分離は全く認められなかった。
薬11虹奴J[験 本発明に係るマイクロエマルシラン製剤(実施例工)と
現在、上市されているインドメタシンが結晶状態で分散
されているクリーム製剤の経皮吸晰効果を評価するため
にヘアレスマウス(HR−1♀)の背部摘出皮膚を用い
たin vitro拡散セフLによる薬剤透過性試験を
行った。拡散セル装置は拡散面積2c11”の垂直膜型
二室セル(フランツの箱型セル)を用いた。摘出皮膚の
角質層をドナー倶に、真皮層をレシーバ−側にしてセル
に装着した。ドナー側に各試料を1g、レシーバ−側に
は1脹リン酸緩衝液 (pH−7,4)を4111入れ
、両社を穏やかに撹拌しながらセル全体を恒温漕中で3
℃に保った。2.4.6%B 、24時間後にレシーバ
−側に透過してきた薬剤量を定量した。
結果を図−1に示した。
図−1からも明らかなように、上市されているクリーム
製剤に比べ本発明のマイクロエマルション製剤のインド
メタシンの皮膚浸透性は高かったことを示した。
実施例3(クリーム) (1)インドメタシン (2)  クロタごトン (3)セバシン酸ジプチル (4)流動パラフィン (5)  POE(40モル)ステアリン酸エステル(
6)グリセリン (7)  カルボキシビニルポリマー (8)亜硫酸ナトリウム (9)  E D T A −28a O[I)  ジイソプロパノ−ルア≧ンOD  ビタミ
ンEアセテート (121精製水           t。
3.0 % 10.0 0.5 0.3 6.0 10.0 I.0 0.1 0.05 0.3 0.1 100.0 く製造方法〉 成分(1)を(2)に添加して50〜60°Cにて加熱
溶解した後に(3)、(4)を加えて油相を調製する。
一方、(5)を(6)に添加して40〜50″Cに加熱
して撹拌溶解して(IQの一部を加えて水相を調製する
。油相、水相を35〜40°Cに温調しホモミキサーで
処理を行った後に、01)の一部を添加してマントンガ
ラリンにて300kg / c4.6回処理を行い、粒
子径が0.16μmの乳状液を得た。
他方、残りの01)に(7)、(9)、qωを加えて撹
拌溶解した後に(8)を加えて撹拌溶解し、前に得られ
た乳状を添加して十分に撹拌を行ってpH−4,8のイ
ンドメタシン含有マイクロエマルション製剤を得た実施
例4(乳状液) (1)インドメタシン (2)  クロタミトン (3)  オリブ油 (4)  イソプロピルミ (5)流動パラフィン (6)  ソルビトール 2.0 % 4.0 20.0 リステート     5.0 (軽質)4.0 5.0 (7)  プロピレングリコール       5.0
(8)  デカグリセリンモノオレート    0.1
(9)  POE(55モル)ステアリン酸エステル 
0.100)精製水             35.
0(II)  亜硫酸ナトリウム         0
.1(121EDTA−2Na          O
,05側 カルボキシビニルポリマー     I.0
04  ジイソプロパノ−ルア果ン     0.03
0つ  精製水           to 100.
0く製造方法〉 成分(1)を(2)に添加して加熱溶解した後に(3)
、(4)、(5)を加えて油相を調製する。一方、成分
(6)、(7)に(8)、(9)を加えて・加熱溶解し
た後にGO)を加えて水相を調製する。油相、水相を4
0°Cに温調し、ホモミキサー処理を行いながら油相を
水相に徐々に添加し予備乳化を行った後、400 kg
/CIaの条件でマントンガラリンで7回処理を行って
0.1μmの乳状液を得た。
他方、成分0つにGカ、03)を加えて撹拌溶解した後
、04)を加えて中和してから、00を加え、更に前に
得られた乳状液を加えて、十分に撹拌を行ってpH=5
.0のインドメタシン含有マイクロエマルション製剤を
得た。
〔発明の効果〕
本発明に係るインドメタシン含有マイクロエマルション
製剤は、経時的な物理安定性に優れるばかりでなく、著
しく経皮吸収性がよいという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
図−1は本発明のマイクロエマルション製剤を皮膚に塗
布した場合のインドメタシンの透過量を経時的に示した
ものである。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)i)インドメタシン0.05〜3.0重量%ii
    )クロタミトン0.5〜10.0重量%iii)成分i
    )及びii)の合計量の1/20倍量〜10倍量のI.
    O.B.が0〜0.3の油分iv)親水性界面活性剤0
    .1〜15.0重量%及び v)水 を含有してなるインドメタシン含有マイクロエマルショ
    ン製剤。
  2. (2)i)インドメタシン0.05〜3.0重量%ii
    )クロタミトン0.5〜10.0重量%iii)成分i
    )及びii)の合計量の1/20倍量〜10倍量のI.
    O.B.が0〜0.3の油分iv)親水性界面活性剤0
    .1〜15.0重量%及び v)水 を含有して成る混合物に強力な剪断力処理をして成る請
    求項1記載のインドメタシン含有マイクロエマルション
    製剤。
  3. (3)インドメタシンをクロタミトンに加温溶解しI.
    O.B.が0〜0.3の油分、その他の油性成分を加え
    て油相を調製する。一方、親水性界面活性剤及びその他
    の水性成分を加えて加熱溶解し、これに、水を加えて水
    相を調製する。次いで、油相を水相に添加しながら撹拌
    乳化を行うことによるインドメタシン含有マイクロエマ
    ルション製剤の製造方法。
  4. (4)インドメタシンをクロタミトンに加温溶解しI.
    O.B.が0〜0.3の油分、その他の油性成分を加え
    て油相を調製する。一方、親水性界面活性剤及びその他
    の水性成分を加えて加熱溶解し、これに、水を加えて水
    相を調製する。これらを含有して成る混合物に強力な剪
    断力処理をして成るインドメタシン含有マイクロエマル
    ション製剤の製造方法。
  5. (5)請求項3記載のインドメタシン含有マイクロエマ
    ルション製剤に、更に、水或いは多価アルコールを含む
    配合物により希釈することを特徴とするインドメタシン
    含有マイクロエマルション製剤の製造方法。
  6. (6)I.O.B.が0〜0.3の油分がトリグリセリ
    ド、合成エステル油、流動パラフィン、スクワラン、ま
    たはシリコーン油である請求項(1)乃至(5)記載の
    マイクロエマルション製剤。
  7. (7)トリグリセリドが、炭素数6〜12の中鎖脂肪酸
    トリグリセリド、オリーブ油、大豆油、ナタネ油、ヤシ
    油、トーモロコシ油、月見草油、ゴマ油、または牛脂で
    ある請求項(6)記載のマイクロエマルション製剤。
  8. (8)合成エステル油がオレイルオレート、イソプロピ
    ルパルミテート、またはイソプロピルミリステートであ
    る請求項(6)記載のマイクロエマルション製剤。
  9. (9)I.O.B.が0〜0.3の油分が、常温で液状
    を呈するものである請求項(1)乃至(5)記載のマイ
    クロエマルション製剤。
  10. (10)親水性界面活性剤が非イオン性界面活性剤、ま
    たはイオン性界面活性剤である請求項(1)乃至(5)
    記載のマイクロエマルション製剤。
  11. (11)親水性界面活性剤がHLB10以上の非イオン
    性界面活性剤である請求項(10)記載のマイクロエマ
    ルション製剤。
  12. (12)イオン性界面活性剤が脂肪酸石鹸、アシルアミ
    ノ酸塩、アルキルスルホン酸塩、アシル硫酸塩、アルキ
    ルリン酸塩、エーテルリン酸塩、脂肪酸塩基性アミノ酸
    塩、脂肪酸トリエタノールアミン塩、アルキル四級アン
    モニウム塩、イミダゾリン系両性界面活性剤、またはベ
    タイン系両性界面活性剤である請求項(10)記載のマ
    イクロエマルション製剤。
  13. (13)非イオン性界面活性剤がポリオキシアルキレン
    付加体系、ポリグリセリン脂肪酸エステル、またはシュ
    ガーエステルである請求項(10)記載のマイクロエマ
    ルション製剤。
  14. (14)その他の水性成分が、湿潤剤、水溶性高分子、
    水溶性塩基物、酸化防止剤、緩衝剤である請求項(1)
    及至(13)記載のマイクロエマルション製剤。
  15. (15)その他の油性成分が、酸化防止剤である請求項
    (1)及至(13)記載のマイクロエマルション製剤。
  16. (16)湿潤剤がエタノール、プロピレングリコール、
    1,3ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、
    グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグ
    リセリン、グルコース、マルトース、マルチトース、蔗
    糖、フルクトース、キシリトール、ソルビトール、マビ
    ット、マルトトリオース、スレイトール、エリスリトー
    ル、澱粉分解糖、澱粉分解還元アルコールである請求項
    (1)及至(14)記載のマイクロエマルション製剤。
  17. (17)平均粒子径が1μm以下である請求項(1)及
    至(16)記載のマイクロエマルション製剤。
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