JPS6377535A - 乳化組成物 - Google Patents

乳化組成物

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JPS6377535A
JPS6377535A JP61222797A JP22279786A JPS6377535A JP S6377535 A JPS6377535 A JP S6377535A JP 61222797 A JP61222797 A JP 61222797A JP 22279786 A JP22279786 A JP 22279786A JP S6377535 A JPS6377535 A JP S6377535A
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Yutaka Ishigami
裕 石上
Yasuo Gama
蒲 康夫
Yoshitaka Uji
宇治 義隆
Katsunobu Masui
増井 勝信
Yuji Shibayama
裕治 柴山
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TOYO BIYUUT KK
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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TOYO BIYUUT KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、化粧品、医薬部外品、医薬品、トイレタリ
ー製品、洗浄剤、食品等に関係する各種産業分野におい
て広く利用できる乳化組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、乳化に関する数多(の研究がなされ、新規の乳化
剤および乳化技術の進歩は著しく、安定性の非常によい
乳化組成物(エマルジョン〕が各種産業分野で広く利用
されるようになった。しかあり、一般消費者間では安全
性の面でかなり多くの不安感が持たれている。また安定
性も比較的高(使用感も良好である高級脂肪酸石鹸、硼
砂−蜜ロウ系の乳化剤も従来から使用されては来た力(
、皮膚刺激の点または起泡性が大きくて皮膚に塗布した
後いつまでも白さが消えないという点などで決して好ま
しいものとは言えない。したがって、このような欠点を
改善するため、バイオサーファクタント系の乳化剤が注
目されるようになり、たとえば特開昭59−39338
号に開示されて0るような糖脂質を用いた乳化組成物が
開発された。
しかし、このような糖脂質を使用した乳化組成物は、糖
脂質が非イオン性界面活性剤であるため乳化安定性が悪
く、そのために糖脂質を多価アルコール中に溶解してこ
れ(こ油@成分を加え微細な粒子のエマルジョンにする
というような非水乳化のための特別な手段が必要となり
、また得られた乳化組成物の適用範囲には自ずから制約
があるなど決して望ましいものであるとはいえない。
〔発明が解決しようとする問題点コ このように従来の技術においては、一般消費者の安全に
対する不安感を払拭し得る安全性とともに、乳化安定性
、使用感、起泡性などの点でも充分に満足することがで
き適用範囲においても制約のない乳化組成物は得られな
いという問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この発明は水相成分お
よび油相成分に乳化剤としてα−デセン酸を結合したラ
ムノ脂質またはその塩類を添加した乳化組成物とする手
段を採用したものである。
以下その詳細を述べる。
まず、この発明の水相成分は、たとえば水のほか、エタ
ノール、フロパノール、イソプロパツールなどの一価ア
ルコール類、エチレンクリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−フチレンゲリコール、1.4−7’チレン
グリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコ
ール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリンもし
くはそれ以上のホリクリセリン、クルコース、マルトー
ス、マルチトール、ショ糖、ソルビトールなどの分子内
に2個以上の水酸基を有する多価アルコール頌、その他
従来から化粧品、医薬部外品、医薬品、トイレタリー製
品、洗浄剤、食品等の分野で既に使用されている水相成
分であり−これらは2種以上の混合物であってもかまわ
ない。
つぎに、この発明の油相成分は、たとえば流動パラフィ
ン、スクワラン、ワセリン等の液状モしくは半固体(グ
リース)状の炭化水素類、オクチルドデシルミリステー
ト、イソプロピルパルミテート、イソプロピルミリステ
ート、セチル−2−エチルヘキサノエート、グリセリル
トリー2−エチルヘキサノエート、ビタミンAパルミテ
ート、ビタミンEアセテート等のエステル油類、固形パ
ラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワ
ックス、蜜ロウ、鯨ロウ等のワックス類、オリーブ油、
大豆油、杏仁油、サフラワー油、アーモンド油、椿油、
グレープシード油、ホホバ油、ヒマシ油等の植物油脂類
、牛脂、豚脂、ミンク油、タードル油等の動物性油脂類
、セタノール、ステアリルアルコール、セトステアリル
アルコール、オレイルアルコール、オクチルドデカノー
ル、ベヘニルアルコール等ノ高級アルコール類、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オ
レイン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸類、ジメチ
ルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、環状シリコ
ーン等のシリコーン油類などの従来から化粧品、医薬部
外品、医薬品、トイレタリー製品、洗浄剤、食品等の分
野で使用されている油相成分であって、これらは2種以
上の混合物であってもかまわない。
さらにこの発明の乳化剤成分であるα−デセン酸を結合
したラノム脂質は炭化水素資化性菌さしてこの発明の発
明者らが自然界から分離した菌株Cシュー 1’ モf
 7. (Pseudomonas) B OP 10
0 ’]を、n−パラフィンを含む無機塩培地で培養し
て得られるものであり、このα−デセン酸を結合したラ
ノム脂質の塩とは、たとえばナトリウム塩、カリウム塩
、リチウム塩、アンモニワム塩、カルシウム塩、マグネ
シウム塩などの無機塩、リジン、アルキニン、ヒスチジ
ン、オルニチンなどの塩基性アミノ酸との塩およびこれ
ら塩基性アミノ酸を構成成分とする塩基性オリゴペプチ
ド、モノエタノールアミン、ジェタノールアミン、トリ
エタノールアミンなどの塩基性アミン等との塩であって
、これら塩は予め別途生成されても、また乳化組成物の
製造過程に生成されるものであってもこの発明に支障を
来たすものではない。ここで、α−デセン酸を結合した
ラムノ脂質は分子構造上親水基であるラムノピラノース
(糖部)と末端カルボキシル基と、ざらに親油基である
デセノイル基ト2モルのヒドロキシデカンとそれらの分
岐アルキル鎖とを有していて非イオン性と陰イオン性と
を兼ね備えているので、その界面活性は非常に高(、前
記特開昭59−39338号に記載されたような特別な
乳化方式を採らなくとも良質の乳化組成物が得られるこ
とになる。そして上記末端カルボキシル基と前述の塩基
とを適宜反応(中和)させるとその中和の程度によって
乳化組成物のpH値を、たとえば乳化組成物として好ま
しい値4−8の範囲内で任意に調整することが可能であ
る。
以上この発明における必須成分である水相成分、油相成
分およびα−デセン酸を結合したラムノ脂質またはその
塩の王者の配合割合はそれぞれ15〜95重量%、1〜
75重量%、0.1〜15重量%テすることが望ましい
。なぜならば水相成分が15重量%未満の少量では可溶
化および乳化が困難となり、逆に95重量%を越える多
量では乳化組成物が不安定となるので好ましくなく、油
相成分が1重量%未満の少量では乳化組成物が不安定と
なり、また75重量%を越える多量では乳化が困難にな
ることから好ましくなく、α−デセン酸を結合したラム
ノ脂質またはその塩は0.1重量%未満の少量では添加
した効果が得られず乳化が不充分であり、15重量%を
越える多量では粘度が高くなり溶解が困難となって好ま
しくないからである。なお、この発明の乳化組成物に、
これら必須成分のほかにたとえば薬効物質、紫外線吸収
剤、防腐殺菌剤、酸化防止剤、着香料、着色料、増粘剤
、安定剤等の各種添加剤、または通常の場合使用する必
要はないが、特殊な使用目的によっては従来使用されて
いる非イオン性、陰イオン性、陽イオン性、両性の界面
活性剤のほか、カゼイン、カゼインナトリウム、サポニ
ン、レシチン、ムチン等の合成もしくは天然の界面活性
剤を併用してもよいが、これら必須成分以外の成分の添
加量はこの発明の乳化組成物の特性を阻害しないように
30重ft%以下であることが望ましい。
これら各成分を配合した後ホモジナイザー等の撹拌機に
よる通常の乳化手段を用いれば容易にこの発明の乳化組
成物が得られる。
〔作用〕
前記したとおり、この発明の必須成分の一つであるラム
ノ脂質の糖部分が非イオン性親水基として、また末端カ
ルボキシル基が陰イオン性親水基として作用し、さらに
デセノイル基および2モルのヒドロキシデカンとそれら
の分岐アルキル鎖が親油基として作用するため、乳化が
きわめて容易であり乳化安定性も良いと推定される。
〔実施例〕
炭化水素資化性菌として自然界から分離したシュードモ
ナスB OP 100を5%のn−パラフィンを含む無
機塩培地(PH7,0、窒素源NaN03)中で30℃
、5日間様とう培養し、得られた発酵液を酸性下でエー
テル抽出し、その後シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:メタノール=95:5)で単離精製
して、α−デセン酸を結合した2種類のラムノ脂質(以
下これらをラムノ脂質Aおよびラムノ脂質Bと略称する
〕を得た。
ラムノ脂質A:[2−0−α−デセノイル−α−L−ラ
ムノピラノシルーβ′−ヒドロキシデカノイル−β−ヒ
ドロキシデカノイクアシド〕OH0 C−CH=CH−(Cth )8−CI(3■ ラムノ脂質B : [2−0−(2−0−α−デカノイ
ル−α−L−ラムノピラノシル)−α−L−ラムノピラ
ノシルーβ−ヒドロキシデカノイル−β−ヒドロキンデ
カノイクアシド〕■ これら構造式からラムノ脂質Aは1個のラムノース残基
を有し、2個のラムノース残基を有するラムノ脂質Bの
前駆体と考えられ、発酵液1リットル当りの最大生産量
はラムノ脂質Aで3.4g、ラムノ脂質Bで10.2g
であり、消費されたパラフィンに対して44%の収率で
あった。これらのラムノ脂質において親水基は糖部分と
末端カルボキシル基であり、親油基はデセノイル基およ
び2モルのヒドロキシデカンとそれらの分岐アルキル鎖
とである。そして基本物性としてラムノ脂質AおよびB
のナトリウム塩の水溶液の表面張力を測定すると、これ
ら水溶液の表面張力の低下能はいずれも大きく、臨界ミ
セル濃度(CM(:)における表面張力値(γCmC)
  は28mN//mであった。またラムノ脂質Bのナ
トリウム塩の表面占有面積は1分子当り79.1平方オ
ングストロームであった。
さらにラムノ脂質AおよびBのP B S IJン酸緩
衝液(p87.35)に臨界ミセル濃度を測定するため
に、8−アニリノ−1−ナフタレンスルホネー1−(A
NS)10μMの存在下におけるミセル形成による螢光
強度と濃度との関係を求め、得られた結果を図に示した
が、ラムノ脂質AのすI−IJウム塩の臨界ミセル濃度
が5.50 X 10”−’ (0,0036%)であ
るのに対してBのそれは1.68X10’M(0,01
35%)であって、通常のアニオン界面活性剤のそれ(
たとえばドデシル硫酸ナトリウムで約0.2%)に比べ
て遥かに小さい値であった。
さらに、ラムノ脂質AおよびBのα−銅フタロシアニン
ブルーに対する分散力を調べた。すなわち、難分散性の
分散質であるα−銅フタロシアニ°ンブルーs o m
g を30m1の目盛付き試験管に採取し、試料水溶液
20m1を加え30℃にして振とう機で垂直に毎秒12
0回、振幅25cmの振とうを行なった後回温度下4時
間静置し、ついで試験管の液面から5mlの目盛線まで
ピペットの先端を差し込み、その部分から2mlを吸い
とり、別の試験管に移す。これに水を25m1加えた液
Aについて、比色計(日本重色社製:積分球式ヘーズメ
ータNDH−20D型、JIS−に6714準拠〕を用
いてその透過率を測定し、次式から分散力を求めた。
〔ここで、Toは被検溶液2mlに水25m1を加えた
水溶液の透過率、T、は前記液Aの透過率〕第    
1    表 得られた分散力の値を第1表にま′とめたが、いずれの
ラムノ脂質のナトリウム塩もドデシル硫酸ナトリウムよ
りもかなり強い分散力を有し、ポリオキシエチレン(1
1)ノニルフェニルエーテルのそれに優るとも劣らない
ものであることがわかった。
また、ラムノ脂質AおよびBの動的自然沈降法による木
綿布およびフェルト片に対する浸透力についても測定し
た。すなわち、予め30℃の恒温槽に少な(とも30分
静置した被検液の液面に5mmの高さから木綿布または
フェルトの試験片をピンセットで挾み水平に静かに落し
、試験片が被検液面に触れた瞬間から試験片が液面下に
完全に沈没するまでの時間(秒数〕を測定した。なお、
第  2  表 試験布は一辺2 cmの正方形で型組が0.250±0
.005gのものであり、使用前に湿度60%のデシケ
ータ中に放置して調湿されたものである。得られた結果
を第2表にまとめたが、ラムノ脂質のナトリウム塩の浸
透作用は0.1%またはそれ以下の低濃度においても有
効な結果を示すことがわかる。
なお、培養して得られたα−デセン酸を結合したラムノ
脂質の0.5%水溶液を水酸化すl−IJウムでpH値
を7.0に調製し、この液を用いて健康な成人女性15
人に対する皮膚刺激試験を行なった。
対照品として精製水を選び本邦基準に従って判定したと
ころ、皮膚刺激は対照試料の精製水と同様全く認められ
なかった。
以上述べた諸特性(表面張力、分散力、浸透力、安全性
等〕を有するラムノ脂質AおよびBを用いて各種の乳化
組成物を調製した。配合割合はすべて重器チである。
実施例1〜7: 第3表に示す割合で配合したI相および■相を、それぞ
れ75℃に加温した後I相を■相に加えてホモジナイザ
ーで撹拌し、それを室温まで冷却し第  3  表 て乳化組成物を得た。得られた乳化組成物の粒子径(μ
m)および安定性を調べ、その結果を第3表に併記した
比較例1: 第3表に示したような組成とした以外(ま実施伊j1と
全く同じ操作を行なって乳化組成物を調製しようとした
が、乳化せず分離を起こして粒子径および安定性の測定
は不可能であった。
実施例8: I相 ラムノ脂質AO・5 グリセリン          4.01.3 −ブチ
レンゲリコール         6.04%NaOH
水溶液        1・2キサンタンガム    
     0・1グリチルレチン酸ジカリウム    
     0.05カルボキシビニルポリマー    
      0.05精製水            
76・4II相 スクワラン           4.0グリセリルト
リー2−エチルヘキサノエート 6.0鯨ロワ    
         0.5セタノール        
    1.0)fラベン             
  0.2上記の割合で配合したI相および■相を実施
例1と全く同様の操作で混合撹拌し、40℃まで冷却し
て乳液組成物を得た。得られた乳液組成物について特性
値を調べ、その結果を第4表にまとめたが、きわめて良
好な乳化物であった。さらに得られた乳化組成物に対し
て成人女子20名(こよる第  4  表 官能試験を行ない、使用感(展延性および塗布したとき
の起泡性に関係のある白さ〕および皮膚の保湿性(しっ
とり感)を調べた。この官能試験については、「明らか
に効果あり」を2、「やや効果あり」を1、「効果なし
」を0として3段階に評価し、全員の評価点の合計点か
ら有効性を次式によって求めた。
有効性(チ)=(合計点÷40)X100得られた結果
を第4表に併記したが、()内数値は有効性を示し、(
)外数値は全員の評価点の合計であるが、使用感も保湿
性もともに高い有効性の評価であった。
比較例2: 実施例8におけるラムノ脂質Aの代わりにステアリン酸
を用いたこと以外は実施例8と全く同じ配合および操作
を行なって乳化組成物を調製し、得られた乳化組成物に
ついて実施例8と同様の測定および官能試験を行なった
。得られた結果を第4表に併記したが、この乳化組成物
は粒子径が大きく、安定性も悪く、官能試験結果もかな
り低い評価しか得られず、実施例8で得られたものより
はかなり劣ったものであることがわかった。
実施例9: 1相 ラムノ脂質B1.5 グリセリン         10.0ソルビトール 
         5.0ε−アミノカプロン酸   
          0.1精製水         
   47・9II相 スクワラン           15.0オクチルド
デシルミリステート            5.0サ
ラシミツロウ         3.0椿  油   
                  2.0ベヘニル
アルコール            2,0ステアリル
酸          8.0パラベン       
      0.2■相 アロエ抽出液         0.2カミツレ抽出液
         0.1上記のI相およびII相の配
合成分を実施例1と全く同じ操作によって混合撹拌し、
これを45℃まで冷却した後■相成分を加えて撹拌し、
40℃まで冷却してスキンクリームを得た。このスキン
クリームはpH値は5.4であって、皮膚に塗布したと
き白くならず、安定でしかも使用感の優れたものであっ
た。
実施例10: I相 ラムノ脂質81.5 グリセリン          8.01.3−ブチレ
ングリコール          4.0ε−アミノカ
プロン酸            0.24%NaOH
水溶液         1.8精製水       
     34.2II相 サラシミツロウ         5.0セタノール 
           2.0ワセリン       
     3.0流動パラフイン+70       
    35.0オクチルドデシルミリステート   
         5.0パラベン         
    0.2■相 カミツレ抽出、夜         0.1上記のI相
、II相および■相の各配合成分を実施例10と全く同
じ手順で混合撹拌し、クレンジングクリームを得た。こ
のクレンジングクリームはpH値が6.8で、皮膚に塗
布したときに白(ならず、安定でしかも使用感の優れた
ものであった。
実施例11: I相 白色ワセリン         25.0ステアリルア
ルコール           22.0プロピレング
リコール           12.0パラオキシ安
息香酸エチル         0.025パラオキシ
安息香酸プロピル        0.015■相 グルコン酸クロルヘキシジン(20チ水溶液)1.0ラ
ムノ脂質A1.5 精製水            36.464%NaO
H水溶液        2.0第十−改正日本薬局方
親水軟膏の製法に準じて、上記I相成分を加熱溶解して
75℃の混合溶液を作り、これに同温度に加熱したII
相成分を撹拌しながら加えた後室温まで冷却して薬用親
水軟膏を得た。この軟膏はpH値が6.5であり、日本
薬局方で乳化剤として用いられているラウリル硫酸ナト
リウムと比較すると、皮膚に塗布したときの白さがなく
使用感も良いものであった。
実施例12: l相 ビタミンAパルミテート           15.
0ビタミンEアセテート           15.
0■相              − ラムノ脂質A2.5 グリセリン          30.0精製水   
         37.5防腐剤         
     適を上記のI相および■相を実施例1と同様
の操作をして室温まで冷却し、乳化組成物を得た。この
乳化組成物は食品用強化剤として用いることも可能であ
る。また、これを10倍量の水で希釈したものは、10
日経過した後も安定してエマルジョンの状態を維持し均
一に分散していた。
〔効果〕
以上述べたとおり、この発明の乳化組成物は生分解性、
安全性、安定性が良好であり、主要成分であるα−デセ
ン酸を結合したラムノ脂質は一つの分子内に非イオン性
と陰イオン性と具備した界面活性剤であり、乳化領域が
広(また適用範囲も広く、弱酸性から弱アルカリ性に至
るまでの広い範囲のp)(値の調整も容易であり、乳化
組成物の起泡性が小さくその結果皮膚化粧料に適用した
ときも白さが出ず、またラムノ脂質の濃度が低くても前
記の諸効果が現われるので、経済的にも有利である。し
たがって、この発明の意義はきわめて大きいといえる。
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水相成分および油相成分に乳化剤成分としてα−デ
    セン酸を結合したラムノ脂質またはその塩類を添加した
    ことを特徴とする乳化組成物。 2、α−デセン酸を結合したラムノ脂質が、炭化水素資
    化性菌として自然界から分離したシュードモナスBOP
    100をn−パラフィンを含む無機塩培地で培養して得
    られるものである特許請求の範囲第1項記載の乳化組成
    物。
JP61222797A 1986-09-19 1986-09-19 乳化組成物 Granted JPS6377535A (ja)

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JP61222797A JPS6377535A (ja) 1986-09-19 1986-09-19 乳化組成物

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JP61222797A JPS6377535A (ja) 1986-09-19 1986-09-19 乳化組成物

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JPS6377535A true JPS6377535A (ja) 1988-04-07
JPH0563219B2 JPH0563219B2 (ja) 1993-09-10

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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