JPH0344074Y2 - - Google Patents

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JPH0344074Y2
JPH0344074Y2 JP1986164674U JP16467486U JPH0344074Y2 JP H0344074 Y2 JPH0344074 Y2 JP H0344074Y2 JP 1986164674 U JP1986164674 U JP 1986164674U JP 16467486 U JP16467486 U JP 16467486U JP H0344074 Y2 JPH0344074 Y2 JP H0344074Y2
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seat
hanging
skin
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gusset
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JP1986164674U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車等で代表される乗物用シートに
係り、特に、座部に吊込みを有するシートに関す
る。
[従来の技術及びその問題点] 従来から座部に凹凸感を与えるために段部を形
成したり、装飾目的のために吊込みを形成するこ
とが行なわれている。特にシートの座部に吊込み
を形成した場合に、この吊込みの溝がシートの座
部の両側部分で上つてしまい、座部の両側部分で
吊込み溝が浅くなつて、座部表皮材の吊込み部や
サイド部との接合部(いわゆる縫合部等)が露見
してしまう等の問題がある。
これを解消するために例えば第2図で示される
ように、座部に凹凸を形成する場合に、クツシヨ
ン材21をブロツク状に形成して、各ブロツク毎
に表皮材22で被覆し、座部サイド側にはそれぞ
れ別個のサイドマチ表皮23を用いて、シートの
座部とサイド部でそれぞれ縫合等をして形成して
いた。
また第3図A,Bで示すような自動車用のフロ
ントシートSにおいて、座部32に吊込みをする
場合には、座部32の座部表皮33に形成した吊
込み部材37をサイド部34のマチ表皮35と縫
合等で接合するが、サイド部34のマチ表皮35
を、座部表皮33の吊込み形状に合せて下方に突
出部36を若干形成して、吊込み部材37を間に
して、座部表皮33、吊込み部材37、サイドマ
チ表皮35を共に縫合等して吊込み部材37で吊
込んでいた。
[従来技術の問題点] 上記第1図で示すような従来技術は、クツシヨ
ン材21をブロツク毎にする必要があるばかりで
なく、表皮材22及びサイド部のマチ表皮23を
それぞれブロツク毎に合せて縫合する必要があ
り、部品点数が多く、製造工程も多いという問題
があり、製造コストの上昇を招くという問題があ
つた。
また第3図A,Bで示すような従来技術では、
吊込みパターンによる溝が浅い場合には良いが、
座部32を深吊りのパターン溝に形成すると、座
部全体を均等に深吊りするために、座部32の両
側の部分(サイド部との接合部)も深く吊込む必
要があるが、座部32の吊込みパターン部32a
は、サイド部34のマチ表皮35との縫合等によ
る合せ及びサイド部34を吊込むための吊込み部
材38による引込みがあるため、吊込み部材37
を座部32の両側端部まで取ることができず、吊
込みパターンの溝が座部32の両側で浅くなつて
しまうという問題がある。
このように座部32の吊込みパターンが深溝と
なつており、座部32の両側部分が深く吊込むこ
とができないと、着座時に座部32の表皮33の
突つ張りが生じ、座者に吊込みパターン部を感じ
させることになる。
一方上述の不都合を避けるため、座部32の吊
込みパターンを深溝にして、同様に座部32の両
側の吊込みも深い吊込みにしようとすると、サイ
ド部34を構成するマチ表皮35の周長と、座部
端部の表皮35の周長との相違により吊込みパタ
ーンが折れてしまうという問題が生じてしまう。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記問題点を解決するために、少なく
とも座部と該座部の両側に形成されたサイド部と
から成り前記座部に吊込み部材を用いて吊込む吊
込みを有するシートにおいて、座部に形成された
吊込みパターンの位置におけるサイド部のマチ表
皮を、該マチ表皮の他の部分よりも長くして突出
部を形成する。そして、この突出部にスリツトを
形成し、該スリツトとこの吊込み部材を構成する
ワイヤの端部とを係合させて接合する。
[作用] 本考案は上述のように構成しており、座部の吊
込み部材を構成するワイヤとサイド部のマチ表皮
の突出部に形成されたスリツトと係合するため
に、座部の吊込みを左右両側部でも均一に深く吊
込むことが可能となる。このように座部のパター
ンとサイド部のマチ表皮が同じように、表皮の突
つ張りが柔らぎ、吊込みパターンによつて座者に
異和感を与えることがない。
また座部の吊込みが側部まで深く吊込めるた
め、外観上で良好となり商品性が向上する。さら
に、スリツト位置を所定箇所にすることによつ
て、位置決めが容易となる。
[実施例] 以下本考案の一実施例について図面を参照して
説明する。但し、当然のことであるが、以下の説
明において記載し、または図示している構成部品
その他の部材および配置は、本考案を限定する趣
旨ではなく単なる説明例である。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図Aはシートの斜視図、第1図Bは座部とサイド
部の構成を説明する説明図、第1図Cは座部の吊
込み部材とマチ表皮の接合状態を説明する斜視図
である。
図において、記号Sはセパレートタイプの自動
車シートであり、該シートSは座部1とサイド部
2とから形成されており、座部1には、吊込みパ
ターン3が形成されている。該吊込みパターン3
は、座部1の所望位置で一方の側部から他方の側
部まで深く吊込まれており、座部1の吊込みは、
吊込部材4によつて行なわれる。この吊込み部材
4は長手のワイヤ4aと該ワイヤ4aを包む布材
4bから成り、吊込みパターン3の位置で、座部
1の表皮1aと吊込み部材4の布材4bを縫合等
によつて接合し、吊込み部材4のワイヤ4aとシ
ートフレーム(あるいはシートスプリング)5を
Cリング6等で係合させて吊込んでいる。
ワイヤ4aの両端部には係止部4a1が形成され
ている。
座部1と接するサイド部2側には、サイド表皮
2aが形成されており、該サイド表皮2aは、前
記座部1の吊込みパターン3との合せ位置となる
箇所を突出部7として長く形成する。このサイド
表皮2aの突出部7にはスリツト7aが形成され
ており、該スリツト7aは好ましくは、サイド表
皮2aの織目に対して逆方向に形成する。そして
上記した吊込み部材4aのワイヤ4a端部をスリ
ツト7aに引つ掛けて係止する。このようにする
ことによつて、サイド吊込み部材を省略すること
もできる。なお、同時に、突出部7以外のサイド
表皮2aの部分を、座部の表皮1aと共にサイド
吊込み部材(図示せず)を用いて縫合等して接合
しても良い。符号10はサイド表皮2aとサイド
吊込み部材との縫合ラインである。また突出部の
形状は種々のものを用いることができるし、スリ
ツトは形状を問うものではない。
[発明の効果] 本考案は、上述のように構成されているため
に、深く吊込むことができるので、表皮の突つ張
りを柔らげることができ、吊込みパターンによつ
て座者に異和感を与えることがない。また吊込み
溝を座部全体に深く形成できるために外観商品性
が向上しする。その上サイド表皮の突出部にスリ
ツトを形成したので位置決めができるという顕著
な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図Aはシートの斜視図、第1図Bは座部とサイド
部の構成を説明する説明図、第1図Cは座部の吊
込み部材とマチ表皮の接合状態を説明する斜視
図、第2図は従来例を示す構成説明図、第3図は
他の従来例を示し、第3図Aは斜視図、第3図B
は第1図Bと同様な説明図である。 1……座部、1a……座部表皮、2……サイド
部、2a……サイド表皮、4……吊込み部材、5
……シートフレーム、6……Cリング、7……突
出部、7a……スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくと座部と該座部の両側に形成されたサイ
    ド部とから成り前記座部に吊込み部材を用いて吊
    込む吊込みを有するシートにおいて、前記座部に
    形成された吊込みパターンと、該吊込みパターン
    の位置におけるサイド部のマチ表皮を該マチ表皮
    の他の部分よりも長くして突出部を形成し、該突
    出部に形成されたスリツトに前記吊込み部材のワ
    イヤを係合して接合したことを特徴とする吊込み
    を有するシート。
JP1986164674U 1986-10-27 1986-10-27 Expired JPH0344074Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986164674U JPH0344074Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

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JP1986164674U JPH0344074Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

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Publication Number Publication Date
JPS6371798U JPS6371798U (ja) 1988-05-13
JPH0344074Y2 true JPH0344074Y2 (ja) 1991-09-17

Family

ID=31094008

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JP1986164674U Expired JPH0344074Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50104804A (ja) * 1974-01-19 1975-08-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50104804A (ja) * 1974-01-19 1975-08-19

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Publication number Publication date
JPS6371798U (ja) 1988-05-13

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