JPH0343B2 - - Google Patents

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JPH0343B2
JPH0343B2 JP62297913A JP29791387A JPH0343B2 JP H0343 B2 JPH0343 B2 JP H0343B2 JP 62297913 A JP62297913 A JP 62297913A JP 29791387 A JP29791387 A JP 29791387A JP H0343 B2 JPH0343 B2 JP H0343B2
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JP
Japan
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shoe
leg
groove
shoe last
sole
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JP62297913A
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JPS63212302A (ja
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Uetsutsueru Uarutaa
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KURETSUKUNERU FUEROMATEIIKU DESUMA GmbH
Original Assignee
KURETSUKUNERU FUEROMATEIIKU DESUMA GmbH
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Publication date
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Publication of JPS63212302A publication Critical patent/JPS63212302A/ja
Publication of JPH0343B2 publication Critical patent/JPH0343B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D35/00Producing footwear
    • B29D35/0009Producing footwear by injection moulding; Apparatus therefor
    • B29D35/0018Moulds
    • B29D35/0045Sealing means for the mould cavity
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43DMACHINES, TOOLS, EQUIPMENT OR METHODS FOR MANUFACTURING OR REPAIRING FOOTWEAR
    • A43D3/00Lasts
    • A43D3/02Lasts for making or repairing shoes
    • A43D3/026Lasts for making rubber footwear or for vulcanizing rubber soles to footwear

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、広げられた靴脚部と側部成形型と靴
底を靴脚部に一体成形するための底型と協働す
る、靴脚部のための靴型であつて、前記側部成形
型のシールエツジ範囲で、広げられた靴脚部に当
てつけられる弾性材料より成る輪郭バンドがはめ
込まれた溝を有している形式のものに関する。
本発明において靴脚部とは、靴上部と靴の内底
とを有しているものと解する。上部は、皮革、織
製品、模造織製品、エラストマー、あるいは、例
えばポリ塩化ビニール又はポリウレタン等の合成
樹脂材料より成つている。靴上部は、付加的に装
飾部を有しているか若しくは、縫い付け又は合わ
せ縫いされたアプリケを有している。
従来の技術 靴脚部に靴底を一体成形するために、一般に円
形テーブルとして構成された、多数の作業ステー
シヨンを有する靴底形成機が使用される。
作業ステーシヨンは、少なくとも1つの靴型と
2つの側部成形型と少なくとも1つの底型とを有
している。作業位置、つまり、靴底を靴脚部に一
体成形する位置では、側部成形型が閉鎖位置を占
める。この閉鎖位置で、側部成形型は、少なくと
も1つの注入通路が開口する間隙を形成する。こ
の閉鎖位置に存在する側部成形型上には、広げら
れた靴脚部を有する靴型が配置される。靴脚部
は、側部成形型及び底型と共に、形成しようとす
る靴底のための、注入孔を通つて靴底材料が注入
される成形中空室を形成している。
一般に、靴脚部に一体成形される靴底は、耐摩
耗性のアウトソールと弾性的な中間ソールとから
成つているが、アウトソールだけから形成されて
いてもよい。
作業ステーシヨンのための型は、モデル型に従
つて形成される。
新しい靴モデルを作るために、製靴業者は、種
種異なるサイズの靴のためのそれぞれ1対の靴脚
部を型製造業者に提示する。
型製造業者は、作業ステーシヨンの製造しよう
とする型のための原型として用いられる、それぞ
れ1対の靴脚部のためのモデル型を作る。
これらのモデル型及び型は、高い精度で製造さ
れるが、この時に、靴底を靴脚部に一体成形する
際に、製造ミスのない靴底、特に空気を含有した
り、型押しミスなどがなく成形されるように、靴
底材料が型中空室に分配供給されるように配慮し
なければならない。
発明が解決しようとする問題点 靴底成形中に、一方では、靴型によつて広げら
れた靴脚部が十分高い圧力下で側部成形型のシー
ルエツジに当てつけられ、これによつて、型中空
室から靴底材料がシールエツジを越えて靴上部に
押し出されるのを阻止するようにし、他方では、
靴上部に対するシールエツジの面圧は、靴上部に
残留圧痕が形成されない程度の大きさにしなけれ
ばならない点が特に問題である。
このような互いに相反する2つの要求の間で
は、従来は、妥協して、十分満足な解決策が得ら
れなかつた。
従来は、靴底材料が不都合に押し出されるのを
容認して、この押し出された靴底材料は、靴底を
成形した後で手作業によつて取り除き、それと同
時に、靴上部が傷つきやすい材料、特に柔らかい
皮革より成つている場合、この取り除いた箇所を
色鉛筆又はこれと類似のもので修正していた。
このような手による後作業は、非常に費用のか
かるものであるが、行なわなければならない。何
故ならば、靴上部に側部成形型のシールエツジの
残留圧痕がある靴は商品にならず、一般に不良品
として廃棄しなければならないからである。
また、皮革より成る靴脚部が、それぞれ異なる
厚さを有しているだけでなく、各靴脚部が異なる
厚さの範囲を有しているために、このような、一
般に数十分の一ミリメートルの大きさの厚さ変化
が側部成形型のシールエツジ範囲に存在すれば不
都合な影響を及ぼす点も欠点である。
靴脚部は一般に、甲部装飾部及び/又はヒール
装飾部及び/又は側部装飾部を有しており、靴底
を一体成形する時にこれらの装飾部に側部成形型
のシールエツジが当てつけられる。装飾部は、一
般に縫い付けられたり、合わせ縫いされたりし
て、その縁部で、靴底成形時に靴底材料が特に容
易に押し出される箇所を形成する。
このために従来は、靴底のこの範囲にアルミニ
ウムバンドをはりつけて靴底材料の押し出される
量を少なくとも減少させるようにするか若しく
は、装飾部が厚い場合には靴型の材料を取り除い
ていた。
しかしながらこのように靴型を加工すれば、こ
の加工された靴型は、靴底を一体成形する際に別
の装飾部を有する靴脚部又は装飾部をまつたく有
していない靴脚部に使用することができないので
非常に不利である。
このような接着バンドは、靴脚部に取り付けら
れる装飾部が、常に同一箇所に来るように縫いつ
け若しくは縫い合わせることができず従つて、靴
底を定まつていない連続で一体成形する際に大か
れ少なかれ靴底材料が種種異なる箇所で押し出さ
れることになるので、間に合わせ的な解決策でし
かない。
弾性的な材料より成る輪郭バンドを有する、初
めに述べた形式の靴型も公知である(ドイツ連邦
共和国特許出願公開第2163455号明細書参照)。
この公知の靴型は一体的に構成されていて、側
部成形型のシールエツジ範囲で環状に閉じる溝を
有しており、この溝内に、弾性材料より成る輪郭
バンドがはめ込まれている。側部成形型は同様
に、輪郭バンドのはめ込まれた溝を有している。
ここでは輪郭バンドの弾性的な変形能力だけが利
用されている。
靴底を靴脚部に一体成形する間、靴上部は2つ
の輪郭バンド間で緊締され、靴上部を靴底材料に
対してシールする。
2つの輪郭バンドがそれぞれの溝を満たしてい
ることによつて、わずかな製造許容誤差範囲内の
靴脚部だけが確実にシールされるか若しくは、残
留圧痕が阻止されるだけであつて、一般に、装飾
部を有する靴脚部に使用することはできない。
また、溝内に輪郭バンドのはめ込まれた靴型は
一体に形成されているが、一般的に、特に円形テ
ーブル装置として構成された靴型成形機には2分
割式の靴型が使用される。この2分割式の靴型
は、先端部とヒール部とを有しており、これらは
ヒンジによつて互いに結合されている。
このような2分割の構成によつて、靴型は、靴
脚部を広げる際に、足を靴内に入れる時の足の運
動と同じ運動をして、残留圧痕を形成するよう
な、上部材料の不都合に高い伸張が避けられる。
これと同じことは、完成した靴を靴型から取り外
す時にもあてはまる。
そこで本発明の課題は、広げられた靴脚部と側
部成形型と靴底を靴脚部に一体成形するための底
型と協働する靴脚部のための靴型であつて、前記
側部成形型のシールエツジ範囲で、広げられた靴
脚部に当てつけられる弾性材料より成る輪郭バン
ドがはめ込まれた溝を有している形式のもので、
靴底材料が不都合に押し出され、それと同時に側
部成形型のシールエツジが靴脚部の上部に強く押
しつけられることは避けられるようなものを提供
することである。しかもこれは、靴脚部が装飾部
を有しているかいないかには拘らず、また靴型が
一体的に形成されているか又はヒール部と先端部
とに分けられているに拘らず行なわれるものでな
ければならない。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決した本発明によれば、輪郭バ
ンドと溝とがそれぞれほぼT字横断面を有してお
り、輪郭バンドが前記溝内でばねのプレロードを
受けていて、溝のウエブと同じ方向で側部成形型
の運動面に対して平行に移動可能に配置されてい
る。
作用及び効果 本発明の構成によれば、輪郭バンドは一方で
は、ほぼ一定の圧力で靴上部に当てつけられ、他
方では、輪郭バンドが靴型の溝内にしゆう動可能
に配置されているので、靴上部の厚さ変化は、靴
上部が側部成形型のシールエツジに常にシール接
触することによつて補償され、しかも靴上部にお
いてシールエツジが残留圧痕を形成することは避
けられる。輪郭バンドの材料を相応に選択するこ
とによつて及び、輪郭バンドを靴上部に当てつけ
るばねプレロードを相応に規定することによつ
て、装飾部の縁部範囲においても靴底材料がもは
や不都合に押し出されないようにすることができ
る。
靴型の溝をほぼT字形に形成したことによつ
て、同様にほぼT字形に形成された輪郭バンドは
外部から溝内に押し込まれ、靴型と共に、粉失す
ることのない1つのユニツトを形成する。また、
溝及び輪郭バンドがT字形横断面を有しているこ
とによつて、輪郭バンドを溝内に配置することが
できるようにするために、靴型の表面に開口する
ウエブを通つて延びる面で靴型を分割する必要は
ないという利点もある。
本発明においてほぼT字形とは、輪郭バンドの
作用原理が変わらない範囲で、理想的なT字横断
面からずれていてもよいことを意味する。
実施態様 本発明の別の実施態様によれば、輪郭バンドが
溝内でほぼ遊びなしで移動可能に配置されてい
る。「ほぼ遊びなしで」とは、輪郭バンドの相応
の面が、靴型の溝に対して当てつけられるが、こ
の靴型が側部成形型の運動面に対して平行な移動
を行なうことができ、また、靴脚部の拡張中及び
靴脚部を靴型から外す際中に、長時間作業後にお
いても靴型が靴型の溝方向でずれることがないと
いう意味である。これは、何よりも、靴型が2分
割されており、また、輪郭バンドが2つの区分か
ら成つていて、そのうちの一方の区分がヒール部
に、また他方の区分が靴型の先端部に移動可能に
配置されている場合に重要である。
本発明の別の実施態様によれば、輪郭バンドが
摩擦係数の大きい材料より成つている。これによ
つて、特に靴型が2分割構成されている場合に、
輪郭バンドが溝の方向で移動することは確実に阻
止される。
本発明の別の実施態様によれば、輪郭バンドは
エラストマー又はポリウレタンより成つている。
これによつて、輪郭バンドは、一方では靴型の溝
内に容易に押し込められ、他方では、靴型の溝方
向でずれることなしに配置され、それと同時に、
ウエブ方向では微妙にずらすことができる。
本発明の別の実施態様によれば、輪郭バンドの
脚の、ウエブとは反対側に押しばねが配置されて
いる。これによつて、装飾部の縁部範囲でも常に
確実なシールが得られる。
本発明の別の実施態様によれば、前記押しばね
は円筒形であつて、溝底部に押しばねを受容する
ための袋孔が形成されている。この袋孔は、押し
ばねをセンタリングするために用いられる。押し
ばねは、袋孔から突出する区分で輪郭バンドで支
えられている。
本発明の別の実施態様によれば、溝底部に、圧
縮位置で1つの共通平面に存在する2つの脚を備
えた押しばねが配置されている。このようにすれ
ば、溝底部に袋孔等を設ける必要はない。押しば
ねは、最も簡単な場合には、それぞれ扁平な輪郭
区分より成つていて、この区分の平面から、第2
の脚としての舌片が無負荷状態で折り曲がつて突
出しており、この場合、この舌片はばねの圧縮位
置で扁平輪郭区分の面に延びている。
本発明の別の実施態様によれば押しばねの前記
2つの脚が、円形横断面を有する区分からクリツ
プ状に湾曲されていて、作業位置で鋭角を成すよ
うになつている。このようにすれば、簡単な押し
ばねが得られる。
本発明のさらに別の実施態様によれば、押しば
ねがフレキシブルなバンドを形成しており、この
バンドは相応長さに切られていて、靴型の溝内に
はめ込まれている。
実施例 次に図面に示した実施例について本発明の構成
を具体的に説明する。
第1図には、靴底2と靴上部3とを有する靴1
の斜視図が示されている。靴上部3は、縫いつけ
られているか若しくは合わせ縫いされている甲部
装飾部4、側部装飾部5及びヒール装飾部6を有
している。この実施例では、これらの部分4,
5,6の壁厚は約1mm〜2mmであるので、例えば
ヒール装飾部6の縁部7で、上部の全厚さは段状
に1mm〜2mm減少している。
これと同じことは、側部装飾部5の縁部8若し
くは9及び甲部装飾部4の縁部においてもあては
まる。
第1図より分るように、縁部7と8との間の範
囲、特にこれらの縁部7,8において、靴底材料
が容易に浮き上がつて来るか若しくは、ヒール装
飾部6及び側部装飾部5に、側部成形型の残留圧
痕が形成される。
このような不都合を取り除くために、従来は、
このような靴脚部を開く前に、縁部7と8との間
の範囲で靴型にアルミニウムバンドより成る相応
の区分を接着して、これら2つの縁部7と8との
間の上部材料の薄い厚さをやや補なうようにして
いた。
また、側部装飾部5の縁部8と9との間の範囲
における靴型の材料を切取つて切欠きを形成し、
靴型に、広げた靴脚部をかぶせる際に、側部装飾
部の前記範囲が靴型の前記切欠きにぴつたりと合
わせられ、これによつて、この範囲における靴脚
部の厚い全厚さをある程度補償することも従来行
なわれていた。
装飾部を有する靴脚部を完成する際の非常に大
きい不正確さに基づいて、側部装飾部を靴上部の
同一箇所に正確に縫いつけるか若しくは縫い合わ
せることはまつたく不可能であるので、大量の靴
脚部のために、靴型の切欠きと、側部装飾部の縁
部8,9との間の範囲とを正確に対応配置させる
ことはできない。
また、靴上部に、対応する側部装飾部5無しで
靴底を直接一体成形する場合には、靴型の前記切
欠きに材料を入れてこの切欠きを埋めなければな
らない。これと同じことは、ヒール装飾部及び甲
部装飾部についてもあてはまる。
第2a図及び第2b図は、2つに分割された靴
型10の2つの終端位置が示されている。2分割
された靴型は、先端部11とヒール部12とから
成つており、これらは、その共通の接触面13に
沿つて、第2b図に示した位置から第2a図に示
した位置にもたらされ、この時に、この運動は、
人間の足を靴に入れる時の運動とほぼ一致する。
先端部とヒール部とは靴型の内部に設けられたヒ
ンジによつて互いに接続されている。
第2a図に示された状態にある靴型は、先端部
とヒール部とが一つのユニツトを形成する一体の
靴型のものと同じである。
靴型が一体に形成されている場合(第2a図参
照)は、靴型は、環状の閉じた溝を有しており、
この溝内に弾性的な閉じた輪郭バンド14が本発
明による形式で配置されている。
第2a図及び第2b図に示した2分割された本
発明による靴型について説明する。
先端部11は、輪郭バンドの区分15を有して
いて、ヒール部12は輪郭バンドの区分16を有
している。
この第2a図及び第2b図に示した靴型につい
て第3図〜第5図でさらに詳しく説明する。これ
らの第3図〜第5図は、第2a図若しくは第2b
図の−線に沿つた断面、つまり、それぞれ先
端部(甲部)の断面図を示している。この先端部
の断面で示したものはヒール部についてもあては
まる。
同一の部分には同一の符号が印されている。
第3図では靴上部が符号17、靴脚部19の内
底が符号18で印されている。これは断面で示さ
れている。同様に断面で示された側部成形型2
0,21は閉鎖位置にあるので、そのシールエツ
ジ22若しくは23が靴上部に当てつけられてい
る。
先端部は、縁部24(第2a図、第2b図参
照)に対して所定の間隔を保つて延びる、ほぼT
字形横断面の溝25を有しており、この溝25の
横断面は、先端部11の両側で、ヒール部12と
共通の接触面13に開口している(これは図面で
は前方の横断面だけしか見えていない)。
第3図、第4図及び第5図から分るように、靴
型のほぼT字形の溝はウエブ26を有しており、
このウエブ26は、運動方向(第3図〜第5図の
矢印参照)に対して平行に向けられている。この
ウエブ26には、直角に2つの脚27,28(当
接面)が続いている。
このほぼT字形の溝内には、溝のウエブ26に
よつてガイドされているウエブ29を有する輪郭
バンドの区分15が配置されている。この輪郭バ
ンドは同様に、溝の2つの脚によつてガイドされ
ている2つの脚30若しくは31を有している。
第3図〜第5図には、輪郭バンドのウエブ29
が、溝25のウエブ26よりも高くなつていて、
輪郭バンド区分15のウエブと溝のウエブ29と
の厚さ若しくは高さはほぼ同じであるので、区分
15のウエブが事実上遊びなしでガイドされるこ
とが分る。輪郭バンドの長さ(図平面に対して直
角に測定した)は先端部の溝の長さと同じであ
る。
輪郭バンドの脚30,31の高さは、溝の脚2
7,28の高さ(図平面に対して平行な方向で測
定した)よりも低く、溝の脚の面32,32′は、
輪郭バンドの区分15の脚30,31のためのス
トツパを形成している。溝底部(面32)には袋
孔33が形成されており、この袋孔33内には押
しばね34が配置されていて、所定のプレロード
で輪郭バンド14にあてつけられている。
第3図に関して説明したことは第4図及び第5
図のためにもあてはまる。閉鎖位置に存在する側
部成形型は底部36が下から侵入する貫隙を形成
しており、この底型36は、広げられた靴脚部と
共にアウトソールのための材料が射出される成形
中空室37を形成する。これと同じことは、靴型
が、2層から成つている場合もあてはまる。
第3図では、靴上部の壁厚が、モデル脚部の所
定の厚さよりも薄いことを前定としている。この
理由により、押しばね34のプレロードに基づい
て輪郭バンドのウエブ19が靴上部に押しつけら
れて、この靴上部を許容圧力下で側部成形型のシ
ールエツジ22若しくは23に押しつける。つま
り、靴底材料が靴上部の方向で側部成形型のシー
ルエツジの上側に不都合に押し出されることは避
けられ、それにも拘らずシールエツジは、靴が靴
底成形機から取り出された後で靴上部に残留圧痕
を残すことはない。
第4図では、靴上部の壁厚がその所定の壁厚よ
りも大きいことが分る。従つて、閉鎖位置に存在
する側部成形型によつて加えられた圧力が靴上部
に伝えられて、靴型の溝範囲で靴上部の材料を靴
底の溝内に押し込むので、側部成形型のシールエ
ツジによつて不都合に高い面圧が加えられること
はなく、ばねのプレロードによつて輪郭バンドの
区分15に加えられる圧力は、靴上部が溝の範囲
でシールエツジにシールされながら突き当ること
によつて靴底材料が不都合に突き出ることもない
ように配慮する。
第5図では、第3図若しくは第4図と同じ断面
図で、壁厚が理想的な靴脚部の壁厚と同じもの、
つまり、すべてにわたつて均一な厚さを有する靴
脚部の断面図が示されている。第5図で分るよう
に、靴上部は靴底の溝範囲で移行部なしに輪郭バ
ンドに当てつけられている。
第3図〜第5図で分るように、溝のウエブ及び
輪郭バンドのウエブは、実験的に確かめられた所
定の高さを有しているので、靴脚部が広げてかぶ
せられた靴型を調整する際の不正確さは直ちに自
動的に補償される。
また、溝及び輪郭バンドのウエブの高さを相応
に配分することによつて、靴底材料を成形中空室
内に導入する前に、靴脚部を広げながら靴型を相
応に高さ調節して、成形しようとする靴底の厚さ
を増減させることもできる。
第6a図、第7a図、第8a図、第9a図、第
10a図は、押しばねのそれぞれ異なる実施例の
側面図が示されており、第6b図、第7b図、第
8b図、第9b図、第10b図は、平面図が示さ
れている。
第6a図には、円すい形に形成された押しばね
40が示されており、この押しばね40は、第6
b図によれば、らせん状に巻かれていて、その面
から湾曲されたループワイヤ41より形成されて
いる。
第7a図及び第7b図には、ワイヤ(円形横断
面を有する)からクリツプ状に曲げられた押しば
ねが示されている。脚43,44,45は開放す
るU字形に曲げられており、第7a図によれば、
区分46(脚)が、区分43,44,45によつ
て規定された面に対して鋭角を形成して折り曲げ
られており、区分47,48,49(脚)は、開
放するU字形を形成して、輪郭バンドの、ウエブ
とは反対側で支えられている。
第8a図及び第8b図では、方形のフラツトプ
ロフイール区分51より成る押しばね50が示さ
れている。このフラツトプロフイール区分51
は、フラツトプロフイールの面から2つの脚5
4,55を形成しながら曲げられた舌片53を形
成するU字形に延びるスリツト52を有してい
る。脚55は区分51に対してほぼ平行に延びて
いて、ウエブとは反対側で輪郭バンドの脚を支え
ている。
第9a図及び第9b図では、第8a図及び第8
b図に示した押しばねの変化例が示されている。
この第9a図、第9b図では、フラツトプロフイ
ール区分若しくはフラツトバンド57のそれぞれ
1つの縁部56に、舌片59を伴なうL字形のス
リツト58が形成されており、この舌片59はフ
ラツトバンドの面から、脚60,61を形成しな
がら折り曲げられていて、脚61で、第8a図及
び第8b図に示した押しばねに応じた輪郭バンド
で支えられている。第9a図及び第9b図は、多
数の押しばねを有するバンド区分の形状が同時に
示されている。
第10a図及び第10b図では、第9a図及び
第9b図による押しばねの変化例が示されてお
り、フラツトバンド62の2つの縁60,61
は、舌片64を形成しながら、これら2つの縁6
0,61から出発するL字形の切り込み63を有
している。この切り込み63は、第8a図及び第
8b図による脚54,55若しくは第9a図及び
第9b図による脚60,61に応じて折り曲げら
れている。
輪郭バンドを製造するためには特にゴムが適し
ている。何故ならば、この輪郭バンドは、靴上部
が装飾部を有しているかどうかには無関係に、ま
た、ヒール部が補強されていて比較的非弾性的で
あるかあるいはそうでないかには無関係に、すべ
ての範囲にわたつて直ちに靴上部に密着させられ
るからである。
特に、本発明による靴型は、靴底の厚さを変え
ることができるので、同じ靴型で冬靴のための靴
底も夏靴のための靴底も成形することができる点
が利点である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、靴の斜視図、第2a図は、本発明の
1実施例による2分割された靴型の一方の終端位
置を示した斜視図、第2b図は、第2a図による
靴型の他方の終端位置を示した斜視図、第3図
は、第2a図及び第2b図の靴型を壁厚の薄い靴
上部に入れて、側部成形型及び底型を配置した状
態で、第2a図及び第2b図の−線に沿つた
概略的な断面図、第4図は、壁厚の厚い靴上部を
用いた、第3図に対応する概略的な断面図、第5
図は、理想的な靴上部のための、第3図に対応す
る概略的な断面図、第6a図、第6b図、第7a
図、第7b図、第8a図、第8b図、第9a図、
第9b図及び第10a図、第10b図は、それぞ
れ、押しばねの異なる実施例を示した概略的な側
面図及び平面図である。 1……靴、2……靴底、3……靴上部、4……
甲部装飾部、5……側部装飾部、6……靴ヒール
装飾部、7……ヒール装飾部の縁部、8,9……
側部装飾部の縁部、10……靴型、11……先端
部、12……ヒール部、13……接触面、14…
…輪郭バンド、15,16……区分、17……靴
上部、18……内底、19……靴脚部、20,2
1……側部成形型、22,23……シールエツ
ジ、24……縁部、25……溝、26……ウエ
ブ、27,28……脚、29……ウエブ、30,
31……脚、32,32′……面、33……袋孔、
34……押しばね、36……底型、37……成形
中空室、40……押しばね、41……ループワイ
ヤ、42……押しばね、43,44,45……
脚、46,47,48,49……区分、50……
押しばね、51……フラツトプロフイール区分、
52……スリツト、53……舌片、54,55…
…脚、56……縁部、57……フラツトバンド、
58……スリツト、59……舌片、60,61…
…脚、62……フラツトバンド、63……切り込
み、64……舌片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 広げられた靴脚部19と側部成形型20,2
    1と靴底2を靴脚部19に一体成形するための底
    型37と協働する、靴脚部19のための靴型10
    であつて、前記側部成形型20,21のシールエ
    ツジ22,23範囲で、広げられた靴脚部19に
    当てつけられる弾性材料より成る輪郭バンド14
    がはめ込まれた溝25を有している形式のものに
    おいて輪郭バンド14と溝25とがそれぞれほぼ
    T字横断面を有しており、輪郭バンド14が前記
    溝25内でばねのプレロードを受けていて、溝2
    5のウエブ26と同じ方向で側部成形型の運動面
    に対して平行に移動可能に配置されていることを
    特徴とする、靴型。 2 輪郭バンド14が溝25内でほぼ遊びなしで
    移動可能に配置されている、特許請求の範囲第1
    項記載の靴型。 3 輪郭バンドが、摩擦係数の大きい材料より成
    つている、特許請求の範囲第1項記載の靴型。 4 輪郭バンドがエラストマー又はポリウレタン
    より成つている、特許請求の範囲第1項から第3
    項までのいずれか1項記載の靴型。 5 溝25が、輪郭バンドの脚30,31のため
    の当接面27,28を有している、特許請求の範
    囲第3項又は第4項記載の靴型。 6 輪郭バンドの脚30,31の、ウエブとは反
    対側に押しばね34が配置されている、特許請求
    の範囲第1項から第5項までのいずれか1項記載
    の靴型。 7 前記押しばね34が円筒形であつて、溝底部
    32に押しばねを受容するための袋孔33が形成
    されている、特許請求の範囲第6項記載の靴型。 8 前記溝底部32に、圧縮位置で1つの共通平
    面に存在する2つの脚を備えた押しばねが配置さ
    れている、特許請求の範囲第7項記載の靴型。 9 押しばねの前記2つの脚43,44,45,
    46,47,48,49が、円形横断面を有する
    区分からクリツプ状に湾曲されていて、作業位置
    で鋭角を成すようになつている、特許請求の範囲
    第8項記載の靴型。 10 押しばね40が截頭円すい形に形成されて
    いる、特許請求の範囲第7項記載の靴型。 11 押しばね40の一方の脚51がプレート状
    であつて、他方の脚54が、プレート平面から折
    り曲げられた舌片55である、特許請求の範囲第
    7項記載の靴型。 12 押しばねがフレキシブルバンドを形成して
    いる、特許請求の範囲第1項から第10項までの
    いずれか1項記載の靴型。
JP62297913A 1986-11-27 1987-11-27 靴型 Granted JPS63212302A (ja)

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