JPH0343879Y2 - - Google Patents

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JPH0343879Y2
JPH0343879Y2 JP4515086U JP4515086U JPH0343879Y2 JP H0343879 Y2 JPH0343879 Y2 JP H0343879Y2 JP 4515086 U JP4515086 U JP 4515086U JP 4515086 U JP4515086 U JP 4515086U JP H0343879 Y2 JPH0343879 Y2 JP H0343879Y2
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insulator
dash
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resin clip
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JP4515086U
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、車室内のダツシユパネル面に取り
付けられるインシユレータ・ダツシユの取付構造
に関する。
《従来技術とその問題点》 周知のように、車室内の静粛性を保つために、
自動車室内には各種インシユレータが設定されて
いる。
例えば第6図に示すようにインシユレータ・ダ
ツシユ1は、エンジンルーム2からのエンジンの
騒音や振動を室内に伝えないように、フロントシ
ート前方のダツシユパネル3面上に添設されてい
る。
このインシユレータ・ダツシユの取付構造を第
7図ならびに第8図を基に説明する。
第7図では、ダツシユパネル3の適宜位置に鉄
板製のブラケツト4が溶接固定されており、この
ブラケツト4をインシユレータ・ダツシユの取付
穴5内に挿通させた後、ブラケツト4の先端を折
曲させることによりインシユレータ・ダツシユ1
をダツシユパネル3面上に固定するようにしてい
る。
次に第8図は、ダツシユパネル3面上の適宜位
置にスタツドボルト6が溶接固定されており、第
4図同様インシユレータ・ダツシユ1の取付穴5
内にこのスタツドボルト6を挿通させた後、イン
シユレータ・ダツシユ1の表面側からスタツドボ
ルト6に対して樹脂製のリベツトフアスナ7を嵌
合固定することによりインシユレータ・ダツシユ
1をダツシユパネル3面上に固定するようにして
いる。
しかしながら第7図で示すブラケツト4を使用
する取付構造においては、ブラケツト4の折曲作
業が面倒であり、作業性が好ましいものではな
く、またブラケツト4のエツジ部分が露出してい
るので、安全上においても好ましいものではなか
つた。
また第8図に示すリベツトフアスナ7を使用す
るタイプのものにおいては、インシユレータ・ダ
ツシユ1の取付作業時、スタツドボルト6をイン
シユレータ・ダツシユ1の取付穴5に挿通させ
て、インシユレータ・ダツシユ1を保持した状態
で、リベツトフアスナ7を嵌合させるため、リベ
ツトフアスナ7がインシユレータ・ダツシユ1の
表皮1aを噛み込み、円滑な嵌合固定ができず、
作業性の低下を招くという欠点があつた。
《考案の目的》 この考案は上述の事情に鑑みてなされたもの
で、本考案の目的とするところは、ダツシユパネ
ル面上にインシユレータ・ダツシユを取り付ける
にあたり、その取付作業を安全かつ円滑に行なう
ことができ、作業性を著しく向上させたインシユ
レータ・ダツシユの取付構造を提供することにあ
る。
《考案の構成と効果》 上記目的を達成するために、本考案は、エンジ
ンルームと車室内とを区画するダツシユパネル面
上に添設されるインシユレータ・ダツシユの取付
構造であつて、 前記ダツシユパネル面の適宜位置に立設された
パイプ状のスペーサをインシユレータ・ダツシユ
の取付穴に挿通させるとともに、円板状のヘツド
フランジ部と、このフランジ部中央から突設形成
した取付用脚片とからなる樹脂クリツプの脚片を
前記スペーサの内周面に圧入係合させ、ヘツドフ
ランジ部によりインシユレータ・ダツシユの取付
穴周辺を圧着保持するようにしたことを特徴とす
る。
すなわち前記構成によれば、ダツシユパネル側
にはパイプ状のスペーサが適宜位置に立設形成さ
れ、かつこのスペーサに係合固定される樹脂クリ
ツプは、円板状ヘツドフランジ部と、このフラン
ジ部の中央部から突設させた取付用脚片とからな
り、このスペーサをインシユレータ・ダツシユの
取付穴に挿通させた後、樹脂クリツプの取付用脚
片をスペーサ内に圧入係合させ、もつてヘツドフ
ランジ部でインシユレータ・ダツシユ表面を圧着
保持するようにしたものであるから、従来のブラ
ケツトを折曲固定する取付構造に比べ、樹脂クリ
ツプの装着をワンタツチで行なえ、作業性が著し
く向上するとともに、ブラケツトのコーナー部が
露出せず、安全なヘツドフランジ部で取付部が保
護されているので、安全上も好ましい。
また従来のこのリベツトフアスナ方式のものに
比べ、スペーサの内周面に樹脂クリツプの取付用
脚片が圧入係合されるものであるから、インシユ
レータ・ダツシユの取付穴周辺の表皮材が樹脂ク
リツプに噛み込まれるという不具合がなく、樹脂
クリツプの装着作業を円滑に行なえ、作業性を著
しく向上させることができる。
《実施例の説明》 以下本考案に係るインシユレータ・ダツシユの
取付構造の一実施例について添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
第1図ならびに第2図は本考案の第1実施例を
示すものであり、第1図はインシユレータ・ダツ
シユの取付状態を説明する断面図、第2図はイン
シユレータ・ダツシユを取付けた状態を示す断面
図、第3図ならびに第4図は本考案の第2実施例
を示すもので、第3図はインシユレータ・ダツシ
ユを取付ける状態を示す断面図、第4図は取付状
態を示す断面図、第5図は本考案の第3実施例を
示すもので、インシユレータ・ダツシユを取付け
る状態を示す断面図である。
第1図,第2図に基づいて本考案に係る第1実
施例を説明する。
まず、本考案に係るインシユレータ・ダツシユ
10は、フエルト,ウレタンフオーム等の吸音層
11と、吸音層11表面に積層される積層貼着さ
れたPVCシート,ゴムシート等の遮音性表皮層
12とから構成されており、このインシユレー
タ・ダツシユ10をダツシユパネル13面上に添
設固定するため、このダツシユ10の適宜箇所に
取付穴14が開設されている。
そしてインシユレータダツシユ10に開設した
取付穴14に対応する位置のダツシユパネル13
側にはパイプ状のスペーサ15がその先端を車室
内側に向けスポツト溶接等により適宜位置に固定
されている。この実施例で示すスペーサ15に
は、段部16を備えた空洞部17が穿設されてお
り、したがつてこの空洞部17は段部16を境に
して前方側に小径部17a,後方側に大径部17
bを持つように構成されている。
図中符号18はこのスペーサ15内に圧入係合
される樹脂クリツプであり、この樹脂クリツプ1
8は円板状のヘツドフランジ部19とフランジ部
19の中央部から突設させた取付用脚片20とか
ら構成されており、さらにこの取付用脚片20の
先端20aを外方に拡開させるために、この脚片
20内に挿通部材21が第1図中矢印方向に移動
可能に挿入されている。そしてこの挿通部材21
を押し込むことにより、取付用脚片20の拡開片
20aが外方に拡開する構成となつている。
したがつて実際のインシユレータ・ダツシユ1
0の取付に当たつては、インシユレータ・ダツシ
ユ10をダツシユパネル13面上に位置決めし、
インシユレータ・ダツシユ10の取付穴14にス
ペーサ15を挿通させ、このスペーサ15の空洞
部17内に樹脂クリツプ18の取付用脚片20を
挿入し、その後挿入用部材21を押し込めば、取
付用脚片20の先端に形成した拡開片20aが外
方に拡開し、これら拡開片20aが空洞部17の
大径部17bに位置し、段部16により取付用脚
片20が空洞部17内に係合固定され、樹脂クリ
ツプ18がスペーサ15内に確実に固定される。
よつて、この樹脂クリツプ18のヘツドフランジ
部19によりインシユレータ・ダツシユ10の取
付穴14周辺の表皮材12を圧着保持し、インシ
ユレータ・ダツシユ10をダツシユパネル13の
面形状に沿つて忠実に添設保持することができる
(第2図参照)。
このように本実施例にあつては、スペーサ15
の空洞部17内に樹脂クリツプ18の取付用脚片
20を挿入するとともに、挿通部材21を内方へ
押圧するという簡易な操作でインシユレータ・ダ
ツシユ10を確実にダツシユパネル13面上に固
定することができるので、取付作業を円滑に行な
うとともに、表皮材12が樹脂クリツプ等に噛み
込まれることがないので、作業性が著しく向上す
る。
なお樹脂クリツプ18を取外すには、挿通部材
21を手前側に引き抜いてやれば、拡開片20a
が内方に閉じ、樹脂クリツプ18をスペーサ15
から容易に引き抜くことができ、よつてインシユ
レータ・ダツシユ10の取外しを簡単に行なうこ
とができる。
次に第3図,第4図に示すものは本考案の第2
実施例を示すもので、上記第1実施例と同一部分
には同一符号を付し、その説明は省略する。
この実施例にあつてはダツシユパネル13面上
に立設されるスペーサ22の内周面にネジ溝23
が切られており、一方樹脂クリツプ24の取付用
脚片25の先端には抜止め片26が形成されてお
り、インシユレータ・ダツシユ10の取付穴14
内にスペーサ22を挿通させた後、このスペーサ
22の空洞部内に樹脂クリツプ24の取付用脚片
25を第3図中矢印方向に圧入してやれば、ネジ
溝23に抜き止め片26が係合し、ワンタツチで
樹脂クリツプ24をスペーサ22に簡易かつ確実
に固定することができ、インシユレータ・ダツシ
ユ10のダツシユパネル13への取付を簡易に行
なうことができ、かつ取付穴14周辺の表皮材1
2を噛み込むことなく作業性の向上をもたらす。
なお第4図に示す如くインシユレータ・ダツシ
ユ10を取外したい場合は、樹脂クリツプ24を
回転させてやり、抜止め片26をネジ溝23に沿
つて離脱方向にガイドしてやればよい。
次に第5図は本考案の第3実施例が示されてあ
り、この実施例にあつてはスペーサ27に2箇所
係止孔28,28が開設されてあり、第2実施例
で用いた樹脂クリツプ24をこのスペーサ27の
空洞部内に挿入し、抜止め片26を上記係止孔2
8内に係合固定するようにすればよい。そして上
述実施例の同一の作用効果が得られることは勿論
であり、インシユレータ・ダツシユ10を取外し
たい場合は樹脂クリツプ24を回転させ、抜止め
片26と係合穴28との係合を解除させてやれ
ば、樹脂クリツプ24を容易に引き抜くことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示すもので、イ
ンシユレータ・ダツシユを取付ける状態を示す断
面図、第2図は同インシユレータ・ダツシユの取
付状態を示す断面図、第3図は本考案の第2実施
例を示すもので、インシユレータ・ダツシユを取
付ける状態を説明する側面図、第4図は同インシ
ユレータ・ダツシユの取付状態を示す断面図、第
5図は本考案に係る第3実施例で、インシユレー
タ・ダツシユを取付ける状態を示す説明する断面
図、第6図は自動車室内におけるインシユレー
タ・ダツシユの設定箇所を説明する側面図、第7
図ならびに第8図はインシユレータ・ダツシユの
取付構造の従来例を示す各断面図である。 10……インシユレータ・ダツシユ、11……
吸音層、12……遮音性表皮層、13……ダツシ
ユパネル、14……取付穴、15,22,27…
…スペーサ、16……段部、17……空洞部、1
8,24……樹脂クリツプ、19……ヘツドフラ
ンジ部、20,25……取付用脚片、21……挿
通部材、23……ネジ溝、26……抜止め片、2
8……係止孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンルームと車室内とを区画するダツシユ
    パネル面上に添設されるインシユレータ・ダツシ
    ユの取付構造であつて、 前記ダツシユパネル面の適宜位置に立設された
    パイプ状のスペーサをインシユレータ・ダツシユ
    の取付穴に挿通させるとともに、円板状のヘツド
    フランジ部と、このフランジ部中央から突設形成
    した取付用脚片とからなる樹脂クリツプの脚片を
    前記スペーサの内周面に圧入係合させ、ヘツドフ
    ランジ部によりインシユレータ・ダツシユの取付
    穴周辺を圧着保持するようにしたことを特徴とす
    るインシユレータ・ダツシユの取付構造。
JP4515086U 1986-03-27 1986-03-27 Expired JPH0343879Y2 (ja)

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JP4515086U JPH0343879Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

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JP4515086U JPH0343879Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

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JPS62156062U JPS62156062U (ja) 1987-10-03
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JP2011236955A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk 樹脂製盤体に設けたメス継手と契合するオス継手

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