JPH0343855Y2 - - Google Patents

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JPH0343855Y2
JPH0343855Y2 JP16472285U JP16472285U JPH0343855Y2 JP H0343855 Y2 JPH0343855 Y2 JP H0343855Y2 JP 16472285 U JP16472285 U JP 16472285U JP 16472285 U JP16472285 U JP 16472285U JP H0343855 Y2 JPH0343855 Y2 JP H0343855Y2
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JP
Japan
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engine
subframe
oil pan
vehicle body
supported
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JP16472285U
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JPS6272216U (ja
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のエンジンマウント構造に関
するものである。
(従来技術) 一般に、自動車のエンジンを車体に対してマウ
ントするには、車体側とエンジン(パワーユニツ
ト)側とにそれぞれ相互に対応する取付ブラケツ
トを設け、これら取付ブラケツト同士を所定のマ
ウンテイング部材で連結するマウンテイング構造
が採用されている(例えば実開昭60−5022号公報
参照)。
そして、このようなマウンテイング構造を採用
した場合、上記マウンテイング部はエンジン側並
びに車体側の複数個所、例えばエンジンの前後両
側方の四方部に位置して設けられる。また、最近
のモノコツクボデイではフレームレス構造の車体
となつているので、一般に車体側の取付部は車体
側メインフレームと、この車体側メインフレーム
に対して下方側から固定されたエンジン取付用の
2本のサブフレームに設けられる。そして、さら
に具体的には、上記2本のサブフレームは、上記
車体側メインフレームに対してその両端部側下方
で当該車体側メインフレームに交差する状態で相
互に所定の間隔を保つて固定されるようになつて
おり、先ずエンジンを当該サブフレームの上部に
載置して、当該サブフレームの一方側上部に第1
のマウンテイング部材を介して連結することによ
り支持させ、さらにサブフレームを車体側メイン
フレームに固定する一方、エンジンを第2のマウ
ンテイング部材を介して車体に連結支持させる。
ところで、このようなエンジンのマウント構造
による場合、上記第1のマウンテイング部材によ
る支持完了後、第2のマウンテイング部材による
車体に対する支持を行うまでの間、何等かの手段
で当該エンジンの位置規制を行わなければならな
い問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記の問題を改善するためになされ
たもので、他方側のサブフレームをエンジンのオ
イルパン下方に位置せしめ、上記第1のマウンテ
イング部材による一方側のサブフレームに対する
エンジンの支持後第2のマウンテイング部材によ
る車体側への支持完了までの間は、上記他方側の
サブフレーム上にオイルパンを介してエンジンを
載置させて位置規制を行うことによつて特別な位
置規制手段を不要にした自動車のエンジンマウン
ト構造を提供することを目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、上記の目的を達成するために、第1
および第2のサブフレームと、これら第1および
第2のサブフレーム上に位置し、第1のマウント
部材を介して上記第1のサブフレームに支持され
るとともに他方第2のマウント部材を介して車体
に支持され、かつ下部にオイルパンが設けられた
エンジンを備えてなるエンジンのマウント構造で
あつて、上記第2のサブフレームは、上記エンジ
ンのオイルパン下方に位置するとともに、その上
面部の予じめ設定された所定の位置に弾性体が配
置され、エンジンの上記第1のマウント部材によ
る第1のサブフレームに対する支持が完了した
後、上記第2のマウント部材による車体への支持
までの間、当該弾性体を介して上記オイルパンの
下面を支承することにより、上記エンジンの位置
規制を行うようになつていることを特徴とするも
のである。
(作 用) 上記の手段によると、第1のマウンテイング部
材による第1のサブフレームに対する支持完了後
第2のマウンテイング部材による車体への支持完
了までの間、当該エンジンのオイルパン部分を弾
性体を介して第2のサブフレーム上に載置するこ
とにより容易にエンジン自体の位置規制を行うこ
とができるようになる。
従つて、何等特別な位置規制手段を必要としな
くなる。
(実施例) 第1図〜第5図は、本考案の実施例に係る自動
車のエンジンマウント構造を示している。
先ず第1図および第2図において、符号1は車
体メインフレーム3並びに第1および第2のサブ
フレーム5,6に対する組付完了後のエンジンを
示しており、このエンジン1の下面には第2図に
示すようにオイルパン2が取付けられている。
一方、符号3は、車体フロント側のメインフレ
ームであり、このメインフレーム3にはその両端
部下方に位置して相互に所定の間隔を保つて並置
された第1および第2のサブフレーム5および6
が軸方向に交差する状態で固定されている。
そして、上記第2のサブフレーム6の所定位
置、すなわち後述する上記エンジン本体1下部の
上記オイルパン2下面の載置部には、第3図〜第
5図に示すような弾性体7,7が所定の間隔を保
つて並設されている。この弾性体7,7は、例え
ばゴム等のラバー部材よりなり、下面部に形成し
た突起7aを第2のサブフレーム6側に形成した
係合孔8に嵌合することにより固定されている。
そして、上記エンジン1は、上記第1および第
2のサブフレーム5および6間に亘つてその上部
に載置され、先ず第1のマウンテイング部材1
0,10を介して上記第1のサブフレーム5およ
び車体側のメインフレーム3の上部に対して連結
支持されているとともにさらに第2のマウンテイ
ング部材20を介して上記車体側一側部に対して
連結支持されている。
上記第1のマウンテイング部材10,10およ
び第2のマウンテイング部材20は、それぞれエ
ンジン1側と第1のサブフレーム5側及びメイン
フレーム3並びに車体側等の各々対応する取付ブ
ラケツト間をラバーマウントした枢着軸によつて
弾性的に連結した振動吸収構造が採用されてい
る。
そして、上記のようにして第1のサブフレーム
5およびメインフレーム3並びに車体の一側部に
連結支持されたエンジン1は、また上記第1のマ
ウンテイング部材10と同様の第3のマウンテイ
ング部材30を介して車体の他側部に最終的に固
定されている。
そして、上記固定状態において、上記第2のサ
ブフレーム6上の上記オイルパン2は、上記弾性
体7,7によつて弾性的に支持される。
次に、上記構造におけるエンジンのマウンテイ
ング方法について説明する。
先ず、第1および第2のサブフレーム5,6上
にエンジンを位置せしめ、第1のサブフレーム5
並びにメインフレーム3に対して第1のマウンテ
イング部材10,10を介してエンジン本体1を
支持せしめ、この状態で上記エンジン本体1の他
端側オイルパン2の下面を上記第2のサブフレー
ム6上面の上記弾性体7,7上に載置する。これ
によりエンジン本体1が上記第2のマウンテイン
グ部材20による車体への取付を前提とした所望
の位置に規制される。この位置規制状態におい
て、上記オイルパン2と第2のサブフレーム6上
面との間には、弾性体7が介装されるからオイル
パン2下面の損傷は生じない。
次に、上記位置規制状態において、上記第2の
マウンテイング部材20を介してエンジン本体1
が車体側一側部に対して支持される。そして、そ
の後、さらに第3のマウンテイング部材30を介
して当該エンジン本体1を車体の他側部に直接固
定することにより最終的な組付が完了する。
従つて、上記構造によると、第2のサブフレー
ム6がエンジン本体1のオイルパン2下面に位置
することにより、載置状態で容易に取付時の位置
規制を行うことができる。
また、当該第2のサブフレーム6のオイルパン
2載置部には弾性体7,7が設けられているか
ら、載置時においてオイルパン2を傷付けること
がないだけでなく、エンジンのマウンテイング完
了後の車両走行状態において、オイルパン2自体
に何等かの衝撃が加えられた場合にも上記弾性体
7,7が緩衝作用を果たすことになるのでより安
全である。
上記弾性体7の作用効果をグラフに示すと第6
図のようになり、定常時に於ける荷重強度並びに
異常時の衝撃強度ともに充分に向上することが明
らかである。特に、対衝撃強度の場合には、相当
に大きな変位量に対してもオイルパンが耐えられ
るようになる。
(考案の効果) 本考案は、以上に説明したように、第1および
第2のサブフレームと、これら第1および第2の
サブフレーム上に位置し、第1のマウント部材を
介して上記第1のサブフレームに支持されるとと
もに他方第2のマウント部材を介して車体に支持
され、かつ下部にオイルパンが設けられたエンジ
ンを備えてなるエンジンのマウント構造であつ
て、上記第2のサブフレームは、上記エンジンの
オイルパン下方に位置するとともに、その上面部
の予じめ設定された所定の位置に弾性体が配置さ
れ、エンジンの上記第1のマウント部材による第
1のサブフレームに対する支持が完了した後、上
記第2のマウント部材による車体への支持までの
間、当該弾性体を介して上記オイルパンの下面を
支承することにより、上記エンジンの位置規制を
行うようになつていることを特徴とするものであ
る。
従つて、本考案によると、第1のマウンテイン
グ部材による第1のサブフレームに対する支持完
了後第2のマウンテイング部材による車体への支
持完了までの間、当該エンジンのオイルパン部分
を弾性体を介して第2のサブフレーム上に載置す
ることにより容易にエンジン自体の位置規制を行
うことができる。
従つて、何等特別な位置規制手段を必要としな
くなる。しかも、上記第2のサブフレームによる
エンジンの位置規制は、弾性体を介してソフトに
なされるから、オイルパン部分を損傷する恐れも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係るエンジンのマ
ウント構造を示す平面図、第2図は、同マウント
構造のエンジン位置規制部の断面図、第3図は、
上記第2図の位置規制部に設けられる弾性体の平
面図、第4図は、同正面図、第5図は、同弾性体
の第3図A−A線断面図、第6図は、上記弾性体
の作用効果を示すグラフである。 1……エンジン本体、2……オイルパン、3…
…車体側メインフレーム、5……第1のサブフレ
ーム、6……第2のサブフレーム、7……弾性
体、10……第1のマウンテイング部材、20…
…第2のマウンテイング部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1および第2のサブフレームと、これら第1
    および第2のサブフレーム上に位置し、第1のマ
    ウント部材を介して上記第1のサブフレームに支
    持されるとともに他方第2のマウント部材を介し
    て車体に支持され、かつ下部にオイルパンが設け
    られたエンジンを備えてなるエンジンのマウント
    構造であつて、上記第2のサブフレームは、上記
    エンジンのオイルパン下方に位置するとともに、
    その上面部の予じめ設定された所定の位置に弾性
    体が配置され、エンジンの上記第1のマウント部
    材による第1のサブフレームに対する支持が完了
    した後、上記第2のマウント部材による車体への
    支持までの間、当該弾性体を介して上記オイルパ
    ンの下面を支承することにより、上記エンジンの
    位置規制を行うようになつていることを特徴とす
    る自動車のエンジンマウント構造。
JP16472285U 1985-10-26 1985-10-26 Expired JPH0343855Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16472285U JPH0343855Y2 (ja) 1985-10-26 1985-10-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16472285U JPH0343855Y2 (ja) 1985-10-26 1985-10-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6272216U JPS6272216U (ja) 1987-05-08
JPH0343855Y2 true JPH0343855Y2 (ja) 1991-09-13

Family

ID=31094101

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JP16472285U Expired JPH0343855Y2 (ja) 1985-10-26 1985-10-26

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