JPH0343738A - 湿し水不要感光性平版印刷版の現像処理方法 - Google Patents

湿し水不要感光性平版印刷版の現像処理方法

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JPH0343738A
JPH0343738A JP17999189A JP17999189A JPH0343738A JP H0343738 A JPH0343738 A JP H0343738A JP 17999189 A JP17999189 A JP 17999189A JP 17999189 A JP17999189 A JP 17999189A JP H0343738 A JPH0343738 A JP H0343738A
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JP
Japan
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developer
development
plate
acid
developing
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Application number
JP17999189A
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English (en)
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Masabumi Uehara
正文 上原
Akira Nogami
野上 彰
Kazuhiro Shimura
志村 和弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、湿し水不要感光性平版印刷版の現像処理方法
に関する。 〔従来の技術〕 湿し水不要感光性平版印刷版(以下、「水なし平版」と
いう)としては、基板上に感光層及びインキ反撥層とし
てシリコーンゴム層を積層しt;構成を有するものが知
られている。そして、このような水なし平版から湿し水
不要の平版印刷版を作成するための処理方法として、特
開昭55−156947号により、画像部の感光層の少
なくとも一部を溶解し得る処理液を用いて、画像部の感
光層の一部又は全部を溶出させ、その接水又は水を主成
分とする溶媒の存在下で版面をこする方法が知られてい
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、このような現像処理方法には、画像部の
感光層の一部又は全部を溶出させる処理液には有機□溶
剤を用いるため、環境汚染や安全衛生上の問題があり、
また該処理液は循環再使用されるため、劣化を生じ、処
理性能が一定しないといった問題があり、さらに劣化し
た処理液を交換したり、補充液を補充する必要があり、
現像作業の管理が非常に面倒である。また、画像部のシ
リコーンゴム層を除去する工程で多量の水を消費する問
題がある。 本発明は、前記従来技術の有する技術課題を解決し、安
定かつ経済的な水なし平版の現像処理方法を提供しよう
とするもので、その第1の目的は、水を主たる溶媒とす
る現像液を用いて常に現像処理を安定に保ち得る水なし
平版の現像処理方法を提供することである。第2の目的
は、現像液管理と液交換の不要な作業性の向上した水な
し平版の現像処理方法を提供することである。第3の目
的は、補充装置及び現像補充液の不要な、安価な水なし
平版の現像処理方法を提供することである。 !$4の目的は、少量の現像液を用いても常に均一な仕
上がりを得ることができる水なし平版の現像処理方法を
提供することである。第5の目的は水資源の節減が可能
な水なし平版の現像処理方法を提供することである。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成する本発明は、自動現像機を用いて水な
し平版を自動的に搬送し、現像する現像処理方法におい
て、水を主たる溶媒とする、界面活性剤を含有する実質
的に未使用の現像液を、処理される該水なし平版1枚毎
にその版面に供給し、現像促進操作を付加して現像する
ことを特徴とするものである。 以下、本発明について詳述する。 本発明に用いる現像液は、水を主たる溶媒とするもので
あって、具体的には現像液の溶媒の50重量%以上が水
である現像液である。 本発明の方法において、水なし平版の版面に供給する現
像液は、実質的に未使用の現像液である。 ここで、実質的に未使用の現像液とは、未使用の現像液
と同等の現像能力を有する現像液を意味し、全く未使用
の現像液の外、未使用の現像液にその現像能力を低下さ
せない範囲内で使用済の液現像を混合して使用すること
も可能であり、例えば現像の際未使用液の供給と共に現
像液供給手段の一部から一度使用した現像液を版面に供
給して現像を行う等の方法をとることもできるが、全量
未使用液を使用することが最も好ましい。 本発明における現像液が含有する界面活性剤は、アニオ
ン、ノニオン、カチオン、両性のいずれのタイプでもよ
いが、好ましくはアニオン型及びノニオン型の界面活性
剤である。 アニオン型界面活性剤としては、高級アルコール(Ca
〜C2□)硫酸エステル塩類[例えば、ラウリルアルコ
ールサルフェートのナトリウム塩、オクチルアルコール
サルフェートのナトリウム塩、ラウリルアルコールサル
フェートのアンモニウム塩、r Tee’pol−81
J  (商品名・シェル化学製)、第二ナトリウムアル
キルサルフェートなど]、脂肪族アルコールリン酸エス
テル塩類(例えば、セチルアルコールリン酸エステルの
ナトリウム塩など)、アルキルアリールスルホン酸塩類
(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩
、イソプロピルナフタレンスルホン酸のナトリウム塩、
シナ7タリンジスルホン酸のナトリム塩、メタニトロベ
ンゼンスルホン酸のナトリウム塩など)、アルキルアミ
ドのスルホン酸塩類(例えば、c17H33CON(C
Hz)CHzSOJaなど)、二塩基性脂肪酸エステル
のスルホン酸塩類(例えば、ナトリウムスルホコハク酸
ジオクチルエステル、ナトリウムスルホコハク酸ジヘキ
シルエステルなど)がある。これらの中で特にスルホン
酸塩類が好適に用いられる。 ノニオン界面活性剤は大別するとポリエチレングリコー
ル型と多価アルコール型に分類することができ、どちら
も使用できるが、現像性能点からポリエチレングリコー
ル型のノニオン界面活性剤が好ましく、その中でもエチ
レンオキシ基(−CH2CH20−)を3以上有し、か
つHLB値(HLBはHydropb−ileLipo
phile Ba1anceの略)が5以上(より好ま
しくは8〜20)のノニオン界面活性剤がより好ましい
。 ノニオン界面活性剤のうち、エチレンオキシ基とプロピ
レンオキシ基の両者を有するものが特に好ましく、その
なかでHLB値が8以上のものがより好ましい。 ノニオン界面活性剤の好ましい例として下記−般式(1
)〜〔8〕で表される化合物が挙げられる。 CI )  RO(CH2CH20)nH(3)   
R−0(CHzCHO)m  (CH2Cl、O)nH
「6〕 HO(C2H,O)a −(C5H10)b −(C2
H,0)CH[:8)  HO−(CH2CH20)n
H〔1〕〜〔8〕式において、Rは水素原子又は1価の
有機基を表す。該有機基としては、例えば直鎖もしくは
分岐の炭素数l〜3oの、置換基(例えばアリール基(
フェニル等))を有していてもよいアルキル基、アルキ
ル部分が上記アルキル基であるアルキルカルボニル基、
置換基(例えばヒドロキンル基、上記のようなアルキル
基等)を有していてもよいフェニル基等が挙げられる。 alb 、c 、m、n 、x及びyは各々l〜4oの
整数を表す。 ノニオン界面活性剤の具体例を示す。 ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル、ポリオキンエチレンノニルエーテル、ポリオ
キシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステ
アリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル
、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ホリオギシエ
チレンホIJオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオ
キンエチレンポリオキシプロピレンベヘニルエーテル、
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ホリオキ
シエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンステアリルアミン、ポリオキシエチレンオレイルア
ミン、ポリオキシエチレンステアリン酸アミド、ポリオ
キシエチレンオレイン酸アミド、ポリオキシエチレンヒ
マシ油、ポリオキンエチレンアビエチルエーテル、ポリ
オキシエチレンラノリンエーテル、ポリオキシエチレン
モノラウレート、ポリオキシエチレンモノステアレート
、ポリオキシエチレングリセリルモノオレート、ポリオ
キシエチレングリセルモノステアレート、1ポリオキシ
エチレンプロピレングリコールモノステアレート、オキ
シエチレンオキシプロピレンブロックボリマー ジスチ
レン化フェノールホリエチレンオキシド付加物、トリベ
ンジルフェノールポリエチレンオキシド付加物、オクチ
ルフェノールポリオキシエチレンポリオキンプロピレン
付加物、グリセロールモノステアレート、ソルビタンモ
ノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウ
レート等。 ノニオン界面活性剤の重量平均分子量は300〜100
00の範囲が好ましく、500〜5000の範囲が特に
好ましい。カチオン界面活性剤はアミン型と第四アンモ
ニウム塩型に大別されるが、これらの何れをも用いるこ
とができる。 アミン型の例としては、ポリオキンエチレンアルキルア
ミン、N−アルキルプロピレンアミン、Nアルキルポリ
エチレンポリアミン、N−アルキルポリエチレンポリア
ミンジメチル硫酸塩、アルキルビグアニド、長鎖アミン
オキシド、アルキルイミダシリン、1−ヒドロキシエチ
ル−2−アルキルイミダシリン、1−アセチルアミノエ
チル−2−アルキルイミダシリン、2−アルキル−4−
メチル−4−ヒドロキノメチルオキサゾリン等かある。 また、第四アンモニウム塩型の例としては、長鎖第1ア
ミン塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキ
ルジメチルエチルアンモニウム塩、アルキルジメチルア
ンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム
塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルキノリニウム塩
、アルキルイソキノリニウム塩、アルキルピリジニウム
硫酸塩、ステアラミドメチルピリジニウム塩、アシルア
ミノエチルジエチルアミン塩、アシルアミノエチルメチ
ルジエチルアンモニウム塩、アルキルアミドプロピルジ
メチルベンジルアンモニウム塩、脂肪酸ポリエチレンポ
リアミド、アシルアミノエチルピリジニウム塩、アシル
コラミノホルミルメチルピリジニウム塩、ステアロオキ
シメチルピリジニウム塩、脂肪酸トリエタノールアミン
、脂肪酸トリエタノールアミンギ酸塩、トリオキシエチ
レン脂肪酸トリエタノールアミン、脂肪酸ジブチルアミ
ノエタノール、セチルオキシメチルピリジニウム塩、p
−イソオクチルフェノキンエトキシエチルジメチルベン
ジルアンモニウム塩等がある。(上記化合物の例の中の
 「アルキル」とは炭素数6〜20の、直鎖または一部
置換されたアルキルを示し、具体的には、ヘキシル、オ
クチル、セチル、ステアリル等の直鎖アルキルが好まし
く用いられる。)これらの中では、水溶性の第四アンモ
ニウム塩型のカチオン界面活性剤が有効で、その中でも
、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチ
ルベンジルアンモニウム塩、エチレンオキシド付加アン
モニウム塩等が好適である。また、カチオン成分をくり
返し単位として有する重合体も広い意味ではカチオン界
面活性剤であり、本発明のカチオン界面活性剤に音色さ
れる。その中で親油性七ツマ−と共重合して得られた第
四アンモニウム塩を含む重合体は好適に用いることがで
きる。 該重合体の重量平均分子量は300〜50000の範囲
であり、好ましくは500〜5000の範囲である。 両性界面活性剤としては、例えばN−メチル−N−ペン
タデシルアミノ酢酸ナトリウムのような化合物を用いる
ことができる。 これらの界面活性剤は0.5〜10重量%の範囲で含有
させるのが好ましい。 本発明の現像液は界面活性剤の他に有機溶剤を有合させ
ることが好ましい。 有機溶剤としては、シリコーンゴム層を膨潤させる有機
溶剤として、特開昭61−275759号公報に記載さ
れているものを含む各種の有機溶剤が用いられる。 例えば、パラフィン系炭化水素、例えばペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等、シクロ
パラフィン系炭化水素、例えばシクロペンタン、シクロ
ヘキサン、シクロへブタン、シクロオクタン、シクロノ
ナン、シクロデカン等の単一溶媒又は混合溶媒、又はこ
れらの混合物に相当する石油の分留製品、 ガソリン(沸点40〜220℃  C4〜C1留分)灯
  油(沸点150〜320’a  C1□〜C1fi
留分)軽  油(沸点200〜350’OC1□〜C1
,留分)重  油(沸点350°C以上C+ s”−C
36留分)これらの石油留分のうちで、ガソリン、灯油
のように比較的低い沸点を有する製品の方がシリコーン
ゴムによって吸収され易くシリコーンゴムの膨潤性がす
ぐれ、現像作用が容易である。 前記の石油留分を製品で挙げれば、例えばアイソパーG
1アイソパーH1エクソルD too、エクンルDII
O(エクソン化学株式会社製)等が有用な溶媒として使
用できる。この他のものとしては、例えばトルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン等の脂肪族
ケトン類、エチレングリコールジメチルエーテル、エチ
レングリコールジエチルエーテル、エチレングリコール
ジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジブチルエーテル等のグリフールエーテ
ル類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸ア
ミル、酢酸ヘキシル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸プ
ロピル等の脂肪族カルボン酸のアルキルエステル、エチ
ルセロソルフアセテート等のエステル等が挙げられる。 これらのシリコーンゴム層を膨潤させる有機溶剤の使用
量は、1〜65重量%、好ましくは2〜50重量%であ
る。 又感光層を溶解あるいは膨潤させる有機溶剤としては、
アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル類、カ
ルボン酸類等の1種まはた2種以上を混合して用いるこ
とができる。 上記のアルコール類としては、メタノール、エタノール
、n−7”ロバノール、インプロパツール、3−メトキ
シブタノール、エチルカルピトール、ブチルカルピトー
ル、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール等が挙げられる。 エステル類としては、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチル
セロソルブアセート、酢酸カルピトール等が挙げられる
。 ケトン類としては、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン等が挙げられる。 エーテル類としては、エチルエーテル、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン等が挙げられる。 これらの感光層を溶解あるいは膨潤させる有機溶剤の使
用量は、1〜65重量%、好ましくは2〜50重量%で
ある。 本発明の現像液には、上記の他に有機酸を含有させるこ
とができる。有機酸は、感光層中の染料の復色を防止す
るもので、好ましくはカルボン酸類として、蟻酸、酢酸
、プロパン酸、酪酸、アクリル酸、プロピオール酸、カ
プロン酸、シクロプロパンカルボン酸、安息香酸、2−
アミノプロパン酸、コハク酸、フタル酸、マレイン酸、
フマル酸、酒石酸、蓚酸、アセト酢酸、マロン酸、クエ
ン酸等か挙げられる。 水なし平版の版面に現像液を供給する方法としては、例
えばシャワーパイプやノズルを使って液を版面に噴射、
噴霧又は滴下する方法、或いは版面接触又は非接触の位
置に置いた現像液供給部材から現像液を版面に塗布する
ような形で供給する方法がある。 現像液供給部材と水なし平版を接触させ、現像液を水な
し平版上に供給する方法には、例えばスポンジ或は布な
どのような吸水性の部材で版面を擦ることにより供給す
る方法或はゴムのような非吸水性の部材、前記スポンジ
或は布なとのような吸水性の部材にかかわらず、二t1
らの部材をローラ状にし、搬送される水なし平版とロー
ラの回転を同調させながら供給する方法などか挙げられ
る。 又現像液供給部材と水なし平版とが非接触で現像液を水
なし平版上に供給する方法には、例えば細い間隙に現像
液をためておき、その中を水なし平版を通過させること
により供給する方法、或は現像液供給部材に表面張力に
より字状に垂11下がる現像液に水なし平版を接触させ
供給する方法、或は筒状の物に現像液を貯めておき、該
筒状の物の側面に細い間隙を作り、間隙に水なし平版を
通過させることにより、供給する方法などが挙げられる
。又、これらの現像液供給方法において、現像液は液状
のみならず泡状として水なし平版上に供給することがで
きる。 その他の現像液供給方法としては、フイルムベスなどに
現像液を付着させ、それを水なし平版上にラミネートす
ることにより供給する方法や、ワックス状の現像液を水
なし平版と接触させて供給する方法などが挙げられる。 又前記現像液の供給方法は、iつの方法のみを用いても
よいし、2つ以上の方法を組み合わせて用いてもよい。 これらの方法によって供給させる現像液の量は水なし平
版1枚当り一定量とする、水なし平版の面積に比例した
量とする、処理する水なし版の長さ又は幅に比例した量
とする等種々の規準によって決めることができ、又処理
する水なし平版の種類、或いは形成される画像の非画像
部面積等に応してこれを変えることもできる。自動現像
機の構造、処理する水なし平版のサイズの種類、印刷版
、現像液の性質等に応じて適宜選べばよいが1版当りl
a以下であることが望ましい。 又、現像液供給部は水なし平版の有無を検出するセンサ
ー等の検出機構に連動した制御機構を有していて、水な
し平版が現像部に搬入される前及び通過後は停止機構が
働くようになっていることが望ましい。 又使用時の現像液の温度は一般的には5°C乃至60°
C1好ましくはlOoC乃至45°C1より好ましくは
25°C乃至35°Cの範囲である。 現像液は使用液に仕上げらJまたものを貯蔵槽に貯えて
おき処理時に水なし平版上に供給してもよく、又原液と
希釈液、又は組成を異にする複数の液に分けて貯蔵槽に
貯え各液を版面上に供給し、或いは供給時自動的に混合
して使用液に仕上げて供給してもよく、自動的に混合し
均一状態として版面に供給してもよい。 本発明における現像促進操作には、現像促進する物理的
、化学的、電気的、機械的などのすべての手段を利用す
ることができる。 機械的促進手段としては版面を擦る方法、例えば回転す
るローラ状の擦り部材を用いて擦る方法、平板状の擦り
部材を回転することにより擦る方法、平板状の擦り部材
を前後及び/又は左右に移動させることにより擦る方法
、又はローラ状の擦り部材或は平板状の擦り部材を回転
しながら前後及び/又は左右に移動させることにより擦
る方法などが挙げられる。なお、これらの擦り部材は複
数個組み合わせて使用してもよい。これらの擦り部材は
、例えばブラシ、スポンジ、或いは布等を用いて作成す
ることができる。 その他の現像促進手段には、例えば高圧空気を吹きつけ
る方法、超音波を照射する方法、水なし平版に振動を与
える方法、特開昭58−42042号公報に記載されて
いるような電気化学的に現像する方法、マイクロウェー
ブの照射により瞬時に水なし平版上の現像液を加熱する
方法、或いは研磨剤粉末を含む処理液を用いて版面をホ
ーニングする方法などが挙げられる。 現像促進操作を付加する時期は、現像液を供給する前或
いは供給中或いは供給後のいずれの時期でもよいが現像
液の供給中或いは供給後に付加することが好ましい。 又、前記の現像液供給手段と現像促進手段とは一体化さ
れていてもよい。例えば現像促進手段が円盤状のブラシ
であり、現像液供給手段がノズルである場合、円盤状ブ
ラシの回転軸の中心にノズルを設置することもできる。 本発明において現像ゾーンを水なし平版が通過する時間
は20秒〜90秒であることが好ましい。 本発明の方法の実施に用いられる自動現像機は水なし平
版を自動的に搬送処理するもので、処理時水なし平版1
枚毎にその版面上に水を主たる溶媒とし、界面活性剤を
含有する現像液の適量を供給する手段及び現像を促進す
る手段を備えたものであれば、その形状、構成、構造等
は特に限定されないが、搬送形式は例えば搬送ローラや
エンドレスベルト等を用いた水平搬送型のものが好まし
い。又、本発明の方法に用いられる自動現像機は前記現
像処理工程の他に必要ならば現像処理工程後、現像停止
処理工程(停止処理液は使い捨て方式や循環使用の方式
を含む)、不感脂化処理工程の各々個々の処理工程、現
像停止処理工程とそれに引続く不感脂化処理工程、現像
処理工程と不感脂化処理工程と組合せた処理工程、或い
は現像停止処理工程と不感脂化処理工程とを組合せた例
えば特開昭54−8002号公報記載の処理工程等を含
んでいてもよい。又、現像処理工程及び他の工程は各々
複数であってもよく、例えば現像処理工程を第1の現像
処理工程及び第2の現像処理工程に分けてもよい。又、
上述の現像処理工程及び現像後の処理工程において使用
済みの不要な液は、廃液として処理されるが、−時的に
は廃液タンク等を設けることによって貯蔵されることが
望ましい。 本発明の現像液に適した感光層には、ジアゾ化合物、光
重合性化合物、光架橋性化合物等が用いられる。好まし
くはジアゾ化合物が用いられる。 本発明の感光層に用いられる感光性物質の例としては、
以下の感光性物質を用いることができる。 例えば、芳香族ジアゾニウム塩とホルムアルデヒドとの
縮合物で代表されるジアゾ樹脂である。特に好ましくは
、p−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒド又は
アセトアルデヒドとの縮合物の塩、例えばヘキサフルオ
ロ燐酸塩、テトラフルオロホウ酸塩、過塩素酸塩又は過
ヨウ素酸塩と前記縮合物との反応生成物であるジアゾ樹
脂無機塩や、米国特許3,300,309号明細書中に
記載されているような、前記縮合物とスルホン酸類の反
応生成物であるジアゾ樹脂有機塩等が挙げられる。更に
ジアゾ樹脂は、好ましくは結合剤と共に使用される。 かかる結合剤としては種々の高分子化合物が使用され得
るが、好ましくは特開昭54−98613号に記載され
ているような芳香族性水酸基を有する単量体、例えばN
−(2−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド、N−(
4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミ、ド、〇−m
−1又はp−ヒドロキシスチレン、o−m−1又ハp−
ヒドロキシフェニルメタクリレート等と他の単量体との
共重合体、米国特許4,123.276号明細書中に記
載されているようなヒドロキシエチルアクリレート単位
又はヒドロキシエチルメタクリレート単位を主なる繰り
返し単位として含むポリマー シェラツク、ロジン等の
天然樹脂、ポリビニルアルコール、米国特許3,751
,257号明細書中に記載されているようなポリアミド
樹脂、米国特許第3,660゜097号明細書中に記載
されているような線状ポリウレタン樹脂、ポリビニルア
ルコールの7タレート化樹脂、ビスフェノールAとエピ
クロルヒドリンから縮合されたエポキン樹脂、酢酸セル
ロース、セルロースアセテートフタレート等のセルロー
ス類が包含される。 また重合体主鎖又は側鎖に感光基として−CH=CH−
C−を含むポリエステル類、ボリア1 ミド類、ポリカーボネート類のような感光性重合体を主
成分とするものも挙げられる。例えば、特開昭55−4
0415号に記載されているようなフェニレンジエチル
アクリレートと水素添加したビスフェノールA及びトリ
エチレングリコールとの縮合で得られる感光性ポリエス
テル、米国特許2,956,878号明細書中に記載さ
れているようなシンナミリテンマロン酸等の(2−プロ
ペリデン)マロン酸化合物及び二官能性グリコール類か
ら誘導される感光性ポリエステルM等が挙げられる。 更に又、付加重合性不飽和化合物からなる光重合性組成
物も挙げられる。 ここで不飽和上ツマ−としては、アルコール類(例工ば
、エタノール、プロパツール、ヘキサノール、オクタツ
ール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール等)のアクリル酸又はメタクリル
酸エステル。 アミン類(例えば、メチルアミン、エチルアミンブチル
アミン、ベンジルアミン、エチレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、ヘキサメチルレンジアミン、キシリレン
ジアミン、ジメチルアミン、エタノールアミン、ジェタ
ノールアミン、アニリン等)とアクリル酸グリシジル又
はメタクリル酸グリシジルとの反応生成物。 カルボン酸(例えば、酢酸、プロピオン酸、安息香酸、
アクリル酸、メタクリル酸、コハク酸、マレイン酸、フ
タル酸、酒石酸、クエン酸等)とアクリル酸グリシジル
又はメタクリル酸グリシジルとの反応生成物。 アミド誘導体(例えば、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、メチレンビスア
クリルアミド等)。 エポキシ化合物とアクリル酸又はメタクリル酸との反応
物等を使用することができる。 光重合開始剤としては、次のようなものを使用すること
ができる。 ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエ
ーテル、α、α−ジメトキシーα−フェニルアセトフェ
ノン等のベンゾイン誘導体、ベンゾフェノン、2.4−
ジクロロベンフェノン、0〜ベンゾイル安息香酸メチル
、4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、
4.4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン等の
ベンゾフェノン誘導体、2−クロロチオキサントン、2
−イソプロピルチオキサントン等のチオキサントン誘導
体、2−クロロアントラキノン、2−メチルアントラキ
ノン等のアントラキノン誘導体、N−メチルアクリドン
、N−ブチルアクリドン等のアクリドン誘導体、α、σ
−ジェトキシアセトフェノン、ベンジル、フルオレノン
、キサントン、ウラニン化合物、ハロゲン化合物等。 又この光重合性組成物は、好ましくは結合剤が添加され
る。結合剤としては、ジアゾ樹脂と共に用いたものが使
用でき、更に好ましくは特公昭4917874号等に記
載されている側鎖にエチレン性不飽和結合を有する光架
橋性の共重合体が使用さ1する。 感光層には、上記以外に露光後或いは現像後に像を可視
化させるためための色素、例えば、ビクトリアピュアブ
ルーBOH(保土谷化学社製)、オイルブルー# 60
3(オリエント化学工業社製)等のトリフェニルメタン
系、ジフェニルメタン系色素等を含有している。 又感光層には塗布性を改良するためのアルキルエーテル
illえば、エチルセルロース、メチルセルロース等)
、弗素系界面性剤、ノニオン系界面活性剤(例えば、プ
ルロニソクL64(旭電化社製)等)、塗膜の柔軟性を
付与するための可塑剤(例えば、ポリエチレングリコー
ル、リン酸トリクレジル、アクリル酸又はメタクリル酸
ポリマー等)、安定剤(例えばリン酸等)を含有するこ
とができる。 本発明方法で処理される水なし平版に用いられるインキ
反撥層としては、シリコーンゴム層が用いられるが、シ
リコーンゴムとしては、次のような一般式
〔9〕で示さ
れる繰り返し単位を有する分子量数千〜数十万の主鎖中
又は主鎖の末端に水酸基を有する線状有機ポリシロキサ
ンを主成分とするものが好ましい。 一般式
〔9〕 ここでnは2以上の整数、Rは炭素数1−10のアルキ
ル基、ハロゲン化アルキル基、アルコキシル基、ビニル
基、アリール基、シラノール基(OH基)、であり、R
の60%以上がメチル基であるものが好ましい。なお上
記シラノール基(OH基)は主鎖中又は主鎖の末端のど
ちらにあってもよいが、末端にあることが好ましい。 上記シリコーンゴムに用いられるシランカップリング剤
(又はシリコーン架橋剤)としては、Rn5iX=、 〔式中、nは1〜3の整数であり、Rはアルキル、アリ
ール、アルケニル又はこれらの組合された一価の基を表
し、又これらの基はハロゲン、アミン、ヒドロキシ、ア
リーロキシ、チオール等の官能基を有していてよい。 等の置換基を表す。ここでR2、R3は上記のRと同じ
ものを表し、R2,R1はそれぞれ同じであっても異っ
ていてもよい。又Acはアセチル基を表す。)で示され
るシラン化合物である。 本発明に係る水なし平版のインキ反撥層において有用な
シリコーンゴムは、このようなシリコーン・ベースポリ
マーと、上記に挙げるようなシリコーン架橋剤との縮合
反応によって得られるものである。 上記シランカップリング剤の具体例としては、HN[(
CJ)351(OMe)i]z、ビニルトリエトキシシ
ラン、Cf2(CH2)3si(OMe)s、CHxS
i(OAC)x、R3(CH2)3Si(OMe)s、
ビニルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン等が
挙げられる。 前記のシリコーンゴムは市販品としても入手でき、例え
ば東芝シリコーン社製YE−3085等がある。 又その他の有用なシリコーンゴムは、前述の如きベース
・ポリマーと、次のような一般式〔10〕で示される繰
り返し単位を有するシリコーンオイルとの反応、或はR
の3%程度がビニル基であるシリコーンのベース・ポリ
マーとの付加反応、或は該シリコーンオイル同士の反応
によっても得ることができる。 一般式〔10〕 HR −(−si  O力「−+5i−Oテ「−i RR 〔式中、Rは一般式
〔9〕で示されるポリマーの置換基
であるRと同様であり、mは2以上の整数、nはO又は
1以上の整数である。〕このような架橋反応によってシ
リコーンゴムを得るためには、架橋反応を触媒を用いて
行う。この触媒としては、錫、亜鉛、コバルト、鉛、カ
ルンウム、マンガン、等の金属の有機カルボン酸塩、例
えばラウリル酸ジブチルスズ、スズ(II)オクトエー
ト、ナフテン酸コバルト等、或は塩化金酸等が用いられ
る。 又シリコーンゴムの強度を向上させ、印刷作業中に生じ
る摩擦力に耐えるシリコーンオイル得ルために、充填剤
(フィラー)を混合することもできる。予めフィラーの
混合されたシリコーンゴムは、シリコーンゴムストック
、或はシリコーンゴムディスバージョンとして市販され
ており、コーティングによりシリコーンゴム膜を得るこ
とが好ましい場合には、RTv或はLTVシリコーンゴ
ムのディスバージョンが用いられる。 このような例としては、トーレンリコーン社製Syl 
 orr 23.5RX−257,5H237等のペー
パーコーチインク用シリコーンゴムディスバージョンが
ある。 本発明に係る水なし平版においては、縮合架橋タイプの
シリコーンゴムを用いることができる。 シリコーンゴム層には、接着性を向上させるためにアミ
ノ基を有するシランカップリング剤を含有することがで
きる。 該シランカップリング剤としては、例えば次のようなも
のがある。 (a ) HzNCH2CH,NH(CHz)asi(
OCHs)x(b ) HzNCEzCHzNH(CH
z)3St(OCt(3)z(CH3)(C) H,N
(CH,)、Si(○Et)。 本発明に係る水なし平版に用いられるシリコーンゴム層
中には、更に光増感剤を少量含有させることができる。 本発明に係る水なし平版に用いられるシリコーンゴム層
は、シリコーンゴムを適当な溶媒に溶解した後、感光層
上に塗布、乾燥する。 水なし平版の支持体としては、通常の平版印刷機にセラ
I・できるたわみ性と印刷時に加わる荷重に耐えるもの
であることが好ましく、例えばアルミニウム、亜鉛、銅
、鋼等の金属板、及びクロム、亜鉛、銅、ニッケル、ア
ルミニウム及び鉄等がメツキ又は蒸着された金属板、紙
、プラスチックフィル人及びガラス板、樹脂コート紙、
アルミニウム等の金属箔が張られた紙等が挙げられる。 これらのうち好ましいものはアルミニウム板である。 上記接着性向上のための支持体自体に対する処理は特に
限定されるものではなく、各種粗面化処理等が含まれる
。 支持体には、プライマー層を有していてもよく、該プラ
イマー層には例えばポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹
脂、アクリレート系共重合体、酢酸ビニル系共重合体、
フェノキシm脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリアクリロニトリルブタジェン、ポリ酢酸ビニ
ル等が挙げられる。 又上記プライマー層を構成するアンカー剤としては、例
えば前記シランカップリング剤、シリコーンプライマー
等を用いることができ、又、有機チタネート等も有効で
ある。 本発明に係る水なし平版の版材を構成する各層の厚さは
、以下の範囲が好ましい。 即ち支持体は50〜400μm1 より好ましくは10
0〜300μm1感光層は0.05〜lOμm、より好
ましくは0.5−5μm、シリコーンゴム層は0.01
−LOpm、より好ましくは0.1〜1μmである。 本発明に係る水なし平版において、シリコーンゴム層の
上面には必要に応じて保護層を有していてもよい。 本発明方法の実施に用いられる自動現像機の好ましい例
として、第1図に示すような自動現像機が挙げられる。 第1図において、lは界面活性剤を含有する実質的に未
使用の現像液を水なし平版の1枚毎にその版面に供給し
て現像促進操作を付加して現像する現像部、2は現像後
の版を水洗する水洗部である。3a及び3bは現像液を
水なし平版に供給する現像液供給部材、4は未使用の現
像濃縮液を入れる現像液タンク、5は、希釈水を入れる
希釈水タンク、6,7は現像液を調合し現像液供給部材
3 a 、3 bへ送る定量ポンプ、8 a 、8 b
は現像促進操作を付加するための回転ブラシ、to、1
1は搬送ローラ一対、12.13はスクイズローラ対、
14は現像廃液を入れる現像廃液タンク、15はガイド
板、16はセンサ、17は水洗水タンク、18はポンプ
、19a 、19b 、19cはシャワーバイブ、20
は受皿、PLは水なし平版の搬送経路である。 このような自動現像機の現像液供給部材3a、3bから
水なし平版1枚毎に未使用の現像液をその版面に一様に
塗布し、回転ブラシ8a、8bで版面ヲこすり、スクイ
ズローラ12で版面の現像液並びに水なし平版の画像部
の感光層及びシリコーンゴム層の除去物をスクイズして
現像を終わり、次いで水洗部2で水洗処理する。 第2図に本発明の実施に用いられる自動現像機の好まし
い他の例を示す。 第2図において、21は現像部で第1図の現像部lと同
じ構造を有しており、22は水洗部で、版面をこするた
めのブラシローラ23を付加シタはがは第1図の水洗部
2とほぼ同じ構造を有している。 上記現像により、未露光部のシリコーンゴム層及び感光
層が剥離し、露光部はシリコーンゴム層が残っている印
刷版が得られる。 〔実施例〕 以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。なお、以下の実施例で「部
」とあるのは「重量部」を意味する。 実施例1 通常の方法で脱脂したスムースアルミニウム板上に乾燥
膜厚で30mg/dm”になるよう下記のプライマー層
組成物を塗布し150℃で10分加熱硬化させてプライ
マー層を設けた。 ブライマー層m戊物 エピコート1001(シェル化学製)100部分子量2
000の7エノール・ノボラック樹脂50部メチルセロ
ソルブ          1000部上記プライマー
層を塗設したアルミニウム板上に、下記の感光性組成物
を乾燥膜厚で5mg/dm”になるよう塗布し、乾燥し
て感光層を設けた。 感光性組成物 2−ヒドロキシエチルメタクリレートとメタクリル酸ベ
ンジルとのl : l(モル比)共重合樹脂100部 p−ジアゾジフェニルアミンの六弗化燐酸塩とホルムア
ルデヒドとの縮合樹脂    10部ビクトリアブルー
BOH2部 メチルセロソルブ           2000部次
に上記感光層上に、下記シリコーンゴム組成物を乾燥重
量で15mg/dm2になるよう塗布し乾燥してシリコ
ーンゴム層を設けた。 シリコーンゴム組成物 東芝’y IJ :l−7製Y F −3057100
部東芝シ!J :l−ン製T S L −818010
部アエロジルR−972(日本アエロジル(株)製)3
部 ジラウリル酸ジーn−ブチル錫      0.8部ヘ
キサン              1400部上記の
ようにして得られたシリコーンゴム層の表面に厚さ5μ
mの片面マット化ポリプロピレンフィルムをラミネート
シ、水なし平版を得た。この印刷原板にポジフィルムを
重ね80cmの距離から3kWメタルハライドランプを
用いて30秒間露光した後、ラミネートフィルムを剥離
し、第1図に示す自動現像機を用いて、下記現像液にて
現像を行った。現像条件は、液温30℃、60秒、水な
し平版の単位面積当りの現像液の供給量は300m+2
/m”とし、又水洗水槽14には水を1512入れた。 現像液(使用液) フェニルセロンルブ          10部パイオ
ニンA−44B(竹本油脂(株)製)  6部水   
                         
   84部かくして得られた版を湿し水供給装置をは
ずしたハイデルGT○(ハイデル社製)を用い、東洋イ
ンキ製造(株)製アクアレスファイブ墨TPMインキを
使用して印刷したところ、着肉性も良好で地汚れの発生
しない良好な印刷物を15000枚以上枚以上上ができ
た。 このような処理条件で1000枚の前記水なし平版を処
理したが、1000枚目の平版印刷版においても、印刷
時の汚れの発生等もなく、1枚目の版と同様の結果が得
られた。 比較例1 実施例1で用いた自動現像機において、一部を改造して
、希釈現像液lOQを用いて現像液をくり返し使用して
水なし平版を処理した以外は実施例1と同様に処理した
ところ、1枚目の版は印刷時汚れの発生等もなく、良好
な印刷物が得られたが、100枚目の版については、印
刷時に汚れが発生しIこ 。 実施例2 脱脂洗浄したアルミニウム板を3重量%塩酸中、温度2
5℃、電流密度3A/dm2の条件で5分間電解エツチ
ングして砂目立てを行ない、0.9重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液でデスマット処理しI;後水洗した。次いで
40重量%硫酸中30°C’、 1.5A /dm2の
条件で2分間陽極酸化処理を行ない水洗した。 更に1重量%ケイ酸ナトリウム水溶液中で85°Cの条
件で25秒ケイ酸ソーダ処理した後水洗を行なって支持
体を得た。 この支持体に、実施例1と同様に感光層とシリつ−ンゴ
ム層を塗布した後乾燥し、水なし平版を得 lこ 。 得られた水なし平版を実施例1と同様の方法で露光し、
下記の現像液で現像した。 現像液 アイソパーH(エッソ化学社製)     15部コハ
ク酸ジエチルエステル        5部ポリプロピ
レングリコール        5部フェニルセロソル
ブ           5部バイオニンA−44B(
竹本油脂(株)製)  5部水           
                    65部得ら
れた版を実施例1と同様に印刷したところ、地汚れの発
生しない良好な印刷物を1.5000枚以上得ることが
できた。又1500枚目の版についても1枚目と同様に
良好な結果が得られた。 実施例3 第2図に示す自動現像機を用いて、下記現像液を現像液
として使用した以外は、実施例1と同様に行った。 現像液(使用液) ベンジルアルコール           10部ソ 
ル フ ィ  ッ  ト              
                         
 20音6(クラレイソブレンケミカル社製) レオドール430(花王(株)製)        5
部ペレックスNBL(花王(株)製)      5部
水                        
        60部得られた版を実施例1と同様に
印刷してところ、地汚れの発生等もなく、良好な印刷物
を15000枚以上得ることができた。 〔発明の効果〕 本発明によれば、下記■〜■の効果を得ることができる
。 ■ 有機溶剤を減量できるので、環境汚染及び安全衛生
の問題を改善することができる。 ■ 循環使用しない新しい現像液を使い捨てにするので
、常に均一な仕上がりを得ることかできる。 ■ 現像液の水ないし平版の版面への塗布性が向上し、
より少量の現像液で現像することができる。 ■ 処理液の交換や補充が不必要であり、作業性が改善
される。 ■ 本発明方法を実施する自動現像機は補充装置か不要
であり、安価である。 ■ 水の消費量を減少できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の方法に用いられる自動現像
機の例を示す概略断面図である。 1.21・・・現像部 2.22・・・水洗部 3 a 、3 b・・・現像液供給部材4・・・現像液
タンク 5・・・希釈水タンク 8 a 、8 b・・・回転プラノ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 自動現像機を用いて湿し水不要感光性平版印刷版を自動
    的に搬送し、現像する現像処理方法において、水を主た
    る溶媒とする、界面活性剤を含有する実質的に未使用の
    現像液を、処理される該感光性平版印刷版1枚毎にその
    版面に供給し、現像促進操作を付加して現像することを
    特徴とする湿し、水不要感光性平版印刷版の現像処理方
    法。
JP17999189A 1989-07-11 1989-07-11 湿し水不要感光性平版印刷版の現像処理方法 Pending JPH0343738A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013154180A1 (ja) * 2012-04-13 2013-10-17 東レ株式会社 水なし平版印刷版原版の現像装置および現像方法ならびに水なし平版印刷版の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60140243A (ja) * 1983-12-27 1985-07-25 Toray Ind Inc 湿し水不要平版印刷版の現像方法

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